万能言語ウンタバ 
 
「ウンタバ!」  
シンゴてば、何よ今の掛け声。  
とうとうプリンみたいな脳みそにアリでも進入したのかしら。  
「?」  
「ウンタバ星の挨拶だよ。他の会話もこれだけで成立するらしいぜ」  
「へー便利ねぇ」  
こんど話しかけてみようかな。  
 
あっ、西園寺くんだ。  
向こうの挨拶をしてみよ。  
「西園寺くん、ウンタバ(私の濡れ濡れマンコにオチンポ突っ込んで子宮をザーメンまみれにしてぇ)〜!!」  
えっ、何、何なのどうして鼻血を吹くの?  
私もしかして、ものすごく、えっちな発言しちゃったの?  
 
 
諸刃の言語ウンタバ 
 
「彼女が魔法を使わざるを得ない状況に追い込むのが一番手っ取りばやいわね」  
「……たとえば?」  
うーん、そうねぇ。  
「例えば突然凶悪なウンタバ星人が…、『ウンタバ(げへへ、俺のチンポ汁を口マンコとケツマンコとマンコに注ぎ込んでザーメン袋にしてやらぁ)ーーー!!』って襲ってくるの!!」  
……えっ、何、この空気、私なんか変なこと言った?  
「じょ、女性相手にそんな下品なこと言えるわけないだろッ」  
なんで赤くなんの?  
もしかして私、またえっちなこと言っちゃたの〜!?  
 
 
難解言語ウンタバ 
 
「じゃあ一件落着ということで改めてウンタバー!!」  
シンゴ、あんた何もしてないじゃない。  
まったく調子いいんだから。  
まあ、私も何もしてないんだけどね。  
「あーはいはいウンタバー」  
「うんたば?」  
西園寺くんとリンゴちゃんが乗るなら私も乗るか。  
「じゃあ私もっウンタバ(西園寺くんの初めてのオナニーは、遊びに行った幼馴染の家から下着を盗んで小便臭い匂いを嗅ぎながら何度もドピュドピュしちゃったの)ーー!!」  
「なぜ君がそれをしっている……」  
 
どうやら彼の恥ずかしい過去を暴露してしまったらしい。  
 
 
おもいっきり生電話 
 
「電話で連絡するんだおもしろーい」  
「あまり触るなよ。それは電話に見せかけた星間通信機なんだ」  
へえ。見た目はただの電話なのにねえ。  
これで他の星の人と話せるなんてすごーい。  
「どれどれ……ウンタバ(私は西園寺さまの肉奴隷です。処女だったのに西園寺さまのおかげでマンコもケツ穴も拳が入るぐらい拡張されました。今では西園寺さまの趣味で地球のいろんな獣チンポをごちそうしてもらっています)!」  
「ウンタバ!?」  
やっぱりウンタバとか言われてもさっぱりわかんないや。  
って、西園寺くん何よ急に受話器を奪って。  
「ウ ウ ウンタバ……!! ウンタバウンタバッ!!」  
血相をかけてなにか言い訳してるみたい。  
「触るなって言っただろッ。あと僕にそんな趣味はないッ!!」  
 
どうやら故郷での彼の評判をかなり落としてしまったらしい。  
 

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