「誓唯さん!!私を見てください!!」  
 
一夏は思わず叫んでいた。  
顔を真っ赤にして。  
一夏の部屋―― 一夏と誓唯の2人しかいなかった。  
そして、もう一度  
 
「私だけを、見てください!!」  
 
誓唯は何も言わなかった。  
 
「沙耶さんとの関係は知ってます。  
 でも、私、誓唯さんのことが好きなんです!  
 これだけは・・・この想いだけは譲れないんです・・・」  
 
「一夏ちゃん・・・」  
 
一言だけ言って、誓唯は一夏から眼をそらした。  
一夏はうつむいている。  
時間が止まっているようだった。  
 
ふと、誓唯は一夏に向き直った。  
そして、両手を一夏の肩においた。  
 
「誓唯・・・さん?」  
 
誓唯は一夏をベットにやさしく押し倒した。  
 
(え、え~?)  
 
一夏は思いがけない誓唯の行動に、とまどいを隠せなかった。  
時計の音が妙に速く聞こえる。  
 
誓唯は服の上から一夏の小さな胸を触った。  
 
「やっ・・・」  
 
一夏は誓唯から身を離そうとしたが、誓唯の体はびくともしなかった。  
誓唯は一夏のワンピースを胸の上までたくし上げた。  
ブラジャーも一気にはずした。  
一夏は誓唯のなすがままだった。  
 
(こんな・・・こんなのじゃない)  
 
頭の中では嫌だと思っていても、大きな声は出せなかった。  
時計の音がいっそう早く聞こえる。  
 
誓唯は一夏の小さな胸にしゃぶりついた。  
 
「ひっ・・・あ・・・」  
 
体中に電流が走ったようだった。  
もう一度、誓唯を突き放しにかかるが、やっぱり誓唯の体は動かなかった。  
一夏に力がないのか。  
それとも、力が入らなかったのか。  
 
誓唯の愛撫が激しさを増していく。  
乳首を指先で転がすたび、一夏の体がぎゅっとなる。  
それに合わせて、乳首を激しく吸う。  
またぎゅっとなる。  
一夏はもう抵抗しなかった、いや、できなかった。  
どんどん眼の前に光が溢れていく。  
 
誓唯は一夏のパンツの中に手を進めていった。  
指先で秘所をまさぐる。  
 
「あ・・・んんっ」  
 
我慢しているのに声が出てしまう。  
一夏にはとても恥ずかしいことだった。  
誓唯はお構いなしに愛撫した。  
そしてさらに、一夏の股に口を埋めた。  
 
一夏の体についさっき感じた以上の電流が走った。  
 
「はぁぁぁっ・・・」  
 
誓唯の舌が一夏の秘所を突く。  
一夏の頭の中はもうふわふわしていた。  
雲の上にいるようだった。  
と、突然現実に引き戻された。  
ふと、誓唯の方を見る。  
 
自分のに、異物があてがわれていた。  
 
「そ、そこは・・・」  
 
一夏がやっと振り絞った言葉を気にもとめずに、誓唯は自分のものを推し進めていった。  
相当のきつさだった。  
どんどん締め付けてくる。  
 
「痛っ・・・」  
 
一夏は涙ぐみながら必至に耐えた。  
途中、妙な音がした。  
 
「痛っ・・・痛い・・・いたいです・・・!!」  
 
それでも一夏は我慢した。  
誓唯が少しずつ動き始めた。  
振動が一夏にも伝わる。  
 
「あっ、ひっ、」  
 
動く度、誓唯のものは締め付けられ、頂点へ駆け上っていった。  
 
「一夏ちゃん・・・いくよ」  
 
「あっ、えっ、え~っ」  
 
「くっ・・・」  
 
「ぁ、あっ、やあぁぁぁ・・・」  
 
 
一夏の頭の中で何かがはじけた。  
 
行為が終わり、誓唯が一夏の顔を覗き込んだ。  
 
「そういえば、まだだったね」  
 
やさしく涙を拭いてやり、そっとキスをした。  
時計の音は元の早さに戻っていた。  
 

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