「音兄ちゃん、今日もお疲れ」
「おう、みゆみいつもサンキューな」
日課のランニングを終えた音兄ちゃんにタオルと麦茶を手渡す。
「んっんっ……ぷはぁ〜うめぇな〜。あっタオル片付けてくれるか?」
「うん!お風呂たまってるから入ってきていいよ」
「そうか、わかった」
お風呂場に向かう音兄ちゃんを横目で追いながらこっそりついていく。そう、チャンスは今日しかない。9人+1匹の家族で音兄ちゃんと二人で過ごせる夜なんてめったにないのだから……
「着替えとタオルここおいとくよ」
「あ〜わかった〜」
お風呂の中でくつろぐ音兄ちゃんのシルエットを見ながら慎重に洗濯かごから音兄ちゃんの服を取り出す。
ランニングを終えたばかりの汗だくのTシャツから音兄ちゃんのにおいが……たまんない!!思わず頬擦りしてしまう。いつもならこんなことできないけどみんながいない今なら……
ふと、かごの中を見るとシャツのほかにもズボンや靴下も入っており、その中にはそう……下着が!
「ゴクッ……」
思わず生唾を飲む。シャツやズボンはお下がりでもらえたりもするが、下着、しかも穿きたてほやほやのものである。目の前にしてその衝動を抑えることなどできるわけがない。
(少しなら……いいよね)
ゆっくりと手に取りおもむろに顔に近づける。さっきまで走っていたのだからまだまだ湿っており、かぐわしいにおいもする。
(ドクンッ……ドクンッ……)
恐る恐るにおいをかいでみる。いつもよりもずっと濃い音兄ちゃん香り。ちょっと汗臭いけどそれがまたよかったり……
(じゅ……)
ビクンッ!っと思わず背筋に電撃が走るような感覚におそわれた。
(な、なに……な、なんか股間が……変だよぉ……)
おしっこしたいときに似てるけどなんか違う……かゆいというかなんというか……
(だ、誰も見てないよね……)
一応周りを確認しジャージと下着を下げ、“アソコ”を右手で弄る。前に音兄ちゃんのHな本で読んだことを真似してみたんだけど……
(わ、わかんないけど……き、きもちいいよぉ〜……!)
左手で音兄ちゃんの下着を顔に当てて、右手で股間を不器用に弄る。その勢いはとまることを知らず若干足をばたつかせつつ夢中でその行為に没頭する。
(もう……もう……だめぇ〜!)
ガチャ!
「ふ〜いい湯だったぜぇ〜。さぁ〜て風呂上がりにビールでも……!」
目が合った瞬間お互いに固まるしかなかった。目の前には全裸で立ち尽くす音兄ちゃん。そして、その音兄ちゃんが見ているのは左手にトランクスを持ち、右手を股間に当てている私の姿。
もう、頭が真っ白になり、そして何かが切れた音がした。
「ごめん!音兄ちゃん……!」
そう言って立ち上がった私は助走をつけ音兄ちゃんに向かって体当たりした。風呂上がりでまさかの不意打ちに言葉も出ないみたい。そのまま脱衣所にあおむけに倒れる音兄ちゃん。
「いってぇーな……なにするっ……!」
音兄ちゃんに跨り、文句を言おうとする口を無理やり私の口で塞ぐ。
「ぷはぁ!もう私……我慢できないよ!」
私も服を脱ぎ捨て、お尻を音兄ちゃんのほうに向け、音兄ちゃんの……“アソコ”に触れる。はじめのうちは普通だったが次第に大きくなっていった。
(初めて見たけど……大きいし、赤いし……こ、こんなのが私の中に……)
Hな本の中のことを思い出すと今更ながら恐怖心が出てきた。でも……ここまで来たら後には引けないっ!
「確か、“ここ”ってこうすると気持ちがいいんだよね」
怖々ながら右手で音兄ちゃんの股間を触る。血管が浮き出た“それ”は私が触った瞬間震え、さっきよりも大きくなっているみたい。
「みゆ美……何してんだどけって!」
「いや!絶対どかないよ。それに音兄ちゃんのここも苦しそうだし、私が治してあげる」
言うと同時に手を動かす。動かすたびに音兄ちゃんの体を震わせ、苦しそうな声を上げる。すると先っぽのほうから透明な液体が出てきた。気持ちいいってことかな?
「ペロ……にっが〜い!何これ……」
手を動かすたびに少しずつ出てくる液体。私が出るたびになめとるとそのたびにびくびくと反応がある。なんか……おもしろい。
「……みゆ美」
「何、音兄ちゃん?」
「もう……我慢できねぇよ……」
「えっ、なにが……きゃ!」
突然、体をひっくり返され私は音兄ちゃんに“アソコ”をなめられる。
「うぅ……汚いよ」
「なにいってんだ、俺のもなめただろ、ってお前……濡れてるじゃないか」
さっきまで自分で弄っていた上に音兄ちゃんのをしてるうちに私のお尻からも液体が出ていたみたい。
ちゅぷちゅぷ……
「ひゃう!……触ったら……い、いやぁ」
と言葉ではいいつつもだんだんとへんな気持ちになってきて全然抵抗できなくなってきちゃった。やっぱり私っておかしいのかな?
「このくらい濡れれば、指くらい……」
くちゃ……
「はうっ!……音兄ちゃんそんなところに指入れたらあうっ!」
音兄ちゃんの指が出たり入ったりするたびに頭の中がめちゃくちゃになっちゃう。
「お、音兄ちゃん……も、もう私……」
「あぁ……俺もそろそろ……な!」
というと音兄ちゃんはパンパンに膨れた“アソコ”を手に持ちかまえている。
「じゃあ……いくぞ……!」
「う、うん……いいよ……」
ぷちゅっ……!
「あぁ!!……い、痛ぁぁいよぉぉ!!」
感じたことのない痛み……思わず絶叫しちゃった。でもなんだかいやじゃない感じ。
「はぁはぁ……やっぱり、きついな」
息切れしながら音兄ちゃんはゆっくりと腰を動かす。
「あっ……あ……!動かしたら私……壊れちゃう……!」
「もう少し……我慢すれば……痛みもなくなってくるからな」
そういって少しずつスピードを上げていく音兄ちゃん。動くたびに股間に感じる摩擦に痛みばかりを感じていたが次第にそれを上回る気持ちよさに襲われる。
「音兄ちゃん……なんだか……変な感じだよ……」
「気持ちよくなってきたんだな……俺も気持ちいいぜ」
ズブッ!ズブッ!
「あっ!あっ!ほんとだぁ〜……なんか気持ちがいいよぉ〜……ねぇ、音兄ちゃん」
「んっ!……なんだ?」
頭の中が気持ちよさでいっぱいになっても、どうしてもしてほしいことがあった。
「あうっ!き……キスして」
「!……あぁ、いいぜ……」
音兄ちゃんは私とつながったまま、ゆっくりと口を近づけやさしいキスをくれた。最初は唇を当てるだけだったけど音兄ちゃんの舌が私の口の中に侵入してきた。
(あぁ……これが大人のキスなんだ……)
そんなことを考えながら下半身からくる気持ちよさで頭の中はいっぱいだった。
「そろそろ……いくぞ……!」
「いくって……どういう……はうぅぅ!」
腰のスピードが急に速くなり私の快感も終わりそうな予感がした。
「い、いくぞ……みゆ美ぃ!」
「あ!あ!もうだめぇ〜!」
どぴゅ!どぴゅ!
私のお腹の上に白くてあったかくてねばねばした液体が音兄ちゃんのおちんちんから飛び出してきた。なんか変なにおいがしたけど音兄ちゃんを感じることができた気がする。