――――鏡面世界。某所。
『ククッ、<人形>を追って、ここまで来たか、<戦士>共め・・・・』
周囲の暗闇よりも、なお暗く、不吉な色の長衣に身を包んだ男が、
絡み付く毒蛇を象った銀細工に縁取られた、黒曜石の大鏡の前に佇んでいた。
目深に被ったフードの奥に、顔は無い・・・・あるのは、朽ちかけた骸骨だけ。
ぽっかりと空いた二つの眼窩の奥には、瞳の代わりに、神聖ならざる炎が燃え盛っている。
――――男の名は、<鏡使い>。
無論、本名ではない。
本当の名前・・・・彼が、定命なる者として生れ落ちた際に付けられた名前は、
己が魂を代償として不浄なる生命を宿した際に捨て去ってしまっていた。
『いま少し、時を稼げておれば、<人形>共の数も揃うて、
圧倒的に有利な状況で迎え撃つ事も叶った筈なのじゃが・・・・』
独りごちながら、邪悪な視線を黒い大鏡から外し、背後を振り返る。
そこに居並ぶのは、無数の姿見と・・・・中に封じ込まれた、生気の無い少女たち。
エルス大陸の<雷の戦士>ライディ、夢守りの民の末裔・綾小路麗夢、<変幻戦忍>本能寺飛鳥、
更には、鬼獣淫界に囚われの身となっている筈の天神子守衆の双子姉妹・天津亜衣、麻衣や、
異世界シェオーリアの邪神バァル・ベオルと皇子イオの性奴隷に堕とされてしまった筈の<レヴィアスの戦士>朝霞涼子の姿までもがある。
『まぁ、良いわ・・・・こやつらが我が手の内にある限り、<人形>共は幾らでも作り出せる』
くつくつと笑う、<鏡使い>。
白骨化した指先を、姿見に囚われた少女たちへと伸ばし、
指の先で、冷たく凍えきった頬筋を軽くなぞり上げる。
『<闇の女王>よ・・・・今しばらく、お待ちあれ。
ククッ、貴女様の復活を妨げる者共全て、封印してご覧に入れましょう程に・・・・』
――――夢幻界。ヴァニティ城。女王ヴァルナの私室。
「あッ・・・・うッ・・・・くふぅッ!!」
薄絹のカーテンを引いた、豪奢な天蓋付きの寝台の上で睦み合う、二人の少女。
一人は、部屋の主である<夢幻界>の<幻想王女>。
そして、もう一人は、彼女が片腕と恃む忠実なる側近――――
現在、鏡面世界の探索へと赴いている麻生優子と並ぶ、<ヴァリスの戦士>桐島麗子だった。
「んんッ・・・・あッ・・・・くふはぁッ!!」
鼻に掛かったような切迫したよがり声を発しつつ、
全身を小刻みに痙攣させる、銀髪の女王。
麗子の舌先が敏感な場所を捉えるたびに、ほっそりとした手足がビクビクと跳ね、
透き通るような白い柔肌から滲み出した透明な汗粒が、敷き詰められたシーツへと滴り落ちる。
いつもは丸みを帯びた特徴的な形状に結い上げられている、青みがかった銀色の頭髪は、
見る影も無く乱れ、ぐっしょりと生汗に濡れそぼって解けかかっていた。
「ハァハァ・・・・ひッ・・・・くぅ・・・・んあぁあッ!!」
一方、赤毛の<戦士>の方は、と言えば、
主君の華奢なカラダを絡め取った上で、
巧みな指遣いと舌先の妙技によって性感を巧みに昂ぶらせ、煽り立てていた。
こちらもまた、汗に濡れた肌をほんのりとピンク色に上気させ、
はぁっ、はぁっ、と、気忙しく息を注ぎながら、荒々しい呼吸を繰り返していたのは同じだったが、
身体の下に組み敷いた主とは異なり、目元は悦楽に蕩けきってはおらず、理性の光が十分に保たれている。
(・・・・一体、どうされたのかしら、今夜のヴァルナさま。
まるで、何かに怯えていらっしゃるかのような・・・・?)
銀髪の少女の秘所から溢れ出る蜜液で口元をベトベトに濡らしつつ、小首をかしげる麗子。
先代の女王ヴァリアの治世から側近として仕えてきた彼女にとって、
ヴァルナは、主従の関係を超えて、(優子とはまた違った意味で)気持ちの通じ合う仲の人間だった。
こうして寝所でカラダを重ね、肌を触れ合わせていれば、何を考えているか?おおよその見当はつくのだが、
今夜に限っては、どうにもしっくりとしない。
(たしかに、優子や陽子たちが城を離れているのは心細いでしょうけど、それだけかしら?)
「ああッ・・・・はぁくぅッッッ!!!!」
考え込んでいたせいで、指先の微妙な加減を誤ってしまったのだろう、
夢幻界の王女は、ガクガクと全身を痙攣させて、激しく気をやり・・・・白目を剥いた。
しまった、という表情で主君の顔を覗き込む赤毛の少女。
幸い、失神にまでは至らなかったらしく、しばらくして気が付いたヴァルナだが、
先刻にもまして顔色はすぐれず、何かを必死に堪えているかのような苦悶の眼差しさえ浮かべている。
「ヴァルナ、さま?」
ただならぬ雰囲気を察して、口調を改める<ヴァリスの戦士>。
・・・・と、唐突に、銀髪の少女はほっそりとしたカラダを起こし、抱きついてきた。
「・・・・れ、麗子、麗子ッ!!」
忠実な側近の名を呼びながら、ひし、と、胸にしがみ付いてくる主に、
訳も分からないまま、だが、今この瞬間、自身の存在が強烈に求められているのは直感的に理解して、
麗子は、不用意に力を込めたならば、ぽきり、と折れてしまいそうなくらい華奢な、その肢体を抱き締める。
「いったい、どうなされたのです?
お加減が優れないのなら、今宵はもうお休みになられては・・・・」
「ちがう、違うのです・・・・!!」
今にも嗚咽を漏らしかねない表情のヴァルナ。
困惑しつつ、兎に角、落ち着かせようと背中をさする麗子の胸に顔を埋め、
母親に乳をせがむ赤子のように身を震わせつつ、必死に声を搾り出す。
「不安なのです・・・・何か、途轍もなく恐ろしい事が近付いている。
理由は皆目見当もつきません・・・・でも、言葉では言い表せないほど不吉な予感がして、それで・・・・」
(まさか、優子の身にッ!?)
脳裏をよぎった不安に、思わず、顔色を変える麗子。
かろうじて言葉に出す事だけは自制できたものの、
銀髪の少女には十分に気持ちが伝わったらしく、背中に回された小さな手に、ぎゅっ、と力が込められる。
「ええ・・・・上手くは言えないのですが、<鏡面世界>で何かとても恐ろしい事が起きようとしている。
そんな不吉な予感がしてならないのです・・・・」
「・・・・ッ!?」
さすがの<ヴァリスの戦士>も、今度は動揺を隠し通せなかった。
いくら理由は定かではないとはいえ、三界の調和を司る、<夢幻界>の幻想王女ヴァルナが、
ここまでの不安を覚えるのは、おそらく、只事ではない。
・・・・否、この場合はむしろ、理由が分からない、という点そのものが、
現在起こっている事態の深刻さを物語っていると言っても過言ではないだろう。
(やはり、私も同行すれば良かった・・・・)
悔恨の念に駆られる麗子だが、時すでに遅く、鏡の内側へと続く魔道門は閉じてしまっていた。
今から新たな門を開けるとなると、どんなに急いでも、儀式の準備に半日は必要だし、
加えて、術者、すなわち、目の前の主君に更なる負担をかけてしまうのは必定である。
第一、自分までこの城を離れれば、
後に残るのは、未だ手痛い敗北の後遺症を引き摺る、<アルテナの三戦士>とシルキスだけ・・・・、
<変幻戦忍>や彼女に匹敵する戦闘能力を有する敵に襲われたならば、おそらく、ひとたまりもないだろう。
(優子・・・・お願い、無事でいて・・・・)
(お母さま・・・・どうか、優子たちをお護り下さい・・・・)
表情を曇らせ、無力感に苛まれつつ、
祈る事しか出来ずにいる<夢幻界>の少女たち。
青白い月明かりに照らし出される、不安に満ちた二人の横顔を、
寝台の脇に置かれた水晶細工の水差しが静かに見つめ、
――――まるで、姿見のような光沢を帯びた、冷たい面へと写し取っていた。
『・・・・フフ、そんなにあの娘たちが気に掛かるの?
だったら、会わせてあげるわ、昏く閉ざされた悪夢の迷宮で・・・・』
――――その頃、<鏡面世界>。
「ねぇ、妖子、ここって、間違いなく、キョウセイメンカイなの?」
「キャロン、何度言えば分かるの。あたしたちがいるのは<鏡面世界>、キ・ョ・ウ・メ・ン・セ・カ・イよ」
「あれ、そうだったっけ?長い名前って覚えにくくって・・・・キョウカイセイメンね」
「・・・・だから、違うってッ!!」
掛け合い漫才のような会話を交わし合う、<ラルの剣士>と<魔物ハンター>。
緊張感を欠いたやり取りを前にして、<ヴァリスの戦士>と<レダの戦士>、それに<銀の勇者>は、
苦笑とも困惑ともつかない面持ちで、互いに顔を見合わせずにはいられなかった。
各世界から集った5人の<戦士>たち・・・・優子、陽子、レムネア、妖子、キャロン、が、
ヴァルナの開いた魔道門を抜けて、鏡の中の世界に足を踏み入れてから、小一時間が経とうとしていた。
最初のうちこそ、麗子洗脳に失敗して姿をくらませた<変幻戦忍>本能寺飛鳥や、
彼女の仲間――――おそらくは、<夢守りの民>綾小路麗夢と<雷の戦士>ライディの二人を含む、消息を絶った者たち――――の待ち伏せを警戒して、気を張り詰めていた少女たちだったが、
恐れていた襲撃もなく、また、特に変わった地形や生物に出会う訳でもなく、時間だけが過ぎていくうちに、
いつしか、当初の緊張感は消え失せ、弛緩とまではいかないにせよ、気分に変化を生じ始めていた。
「・・・・それにしても、何だか薄気味の悪い場所ね」
改めて周囲を眺めやりつつ、肩口まで袖をまくった、真紅のチャイナドレスの少女が呟きを漏らす。
その点に関しては同感だったらしく、オレンジ色の髪をポニーテールに纏めたラルの王女も何度も大きく頷き、
油断なく愛剣を構えた銀髪の女勇者も、美しく輝く黄金の甲冑に身を固めた蒼髪の<戦士>も、
言葉は発しなかったものの、各々の仕草で賛同の意を示した。
「何て言えば良いのか、ちょっと思い付かないけど、とてもイヤな感じね。
まるで、見えない何かに、じっと見張られてるような・・・・」
<破邪の剣>を抜き放ったまま、気を鎮め、精神を集中する妖子。
<魔物ハンター>の嫡流・真野家に生まれた彼女の体に流れる血には、
魔を打ち払うだけでなく、怪異の気配を感知し、居場所を突き止める力も宿っている。
――――だが。
「――――ダメ。やっぱり、何も感じ取れない」
弱々しくかぶりを振り、口惜しげな表情を浮べる妖子。
先程から幾度となく試行を繰り返しているのだが、
己れの血に宿る霊力、そして、左手に嵌めた<アイベックス・リング>の加護の力を以ってしても、
この地の何処かに隠れ潜んでいる筈の邪な存在を探り当てる事は出来ないでいる。
「あたしの力が不足してるから?
それとも、土地自体に、あたしの力を打ち消す結界のような何かが張り巡らされているせいかも・・・・」
「ねぇ、陽子はどう思う?」
理由を考えあぐねて、妖子は、傍らにいた<レダの戦士>に声をかけた。
う〜ん、と低くうなり、眉間に皺を寄せながら考え込む、サイドポニーの少女。
妖子が身に纏う真紅のチャイナドレスとは対照的な、ラピス・ブルーの甲冑に身を包む<レダの戦士>は、
純粋な戦闘能力に於いては、<魔物ハンター>に優るとも劣らないが、
魔を封ずる一族の血を宿した彼女とは異なり、それ以外の点ではごく普通の女子高生と大差ない。
(ヨニやリンガムがこの場にいればなぁ。
・・・・きっと、何か役に立つ助言をしてくれるに違いないのに・・・・)
残してきた仲間たちの顔を思い浮かべ、小さくため息を漏らす。
アシャンティの大地を守護するという<レダの女神>に選ばれた<戦士>とはいえ、
陽子自身は、偶然、時空の狭間に迷い込んだだけの異邦人であり、
特別な知識や技能を持ち合わせているという訳では全く無い。
レダ教徒の女祭司であるヨニと森羅万象に通暁した遍歴の神学者・リンガムの助けがなければ、
アシャンティの中ですら、右も左も分からないのが実情である。
ましてや、<鏡面世界>の事など分かる道理が無かった。
(・・・・せめて、城とか遺跡とか、目に付くようなモノでもあれば、
探しに行ってみようか、って気にもなるんだけど・・・・)
独りごちながら、周囲を見回す陽子だったが、
360度どちらを向いても、広がっているのは暗灰色をした岩だらけの荒地だけ。
遥か遠くの方には、うっすらとだが白く霧のかかったような風景が広がっているものの、
どれだけ眼を凝らしてみても、それ以上のものは何も見当たらず、
何処をどう探せば良いのか?手がかり一つ掴めない状況である。
「どうするの、優子?」
考えあぐねた様子の仲間たちを見かねて、リーダーである蒼髪の少女に意見を求めたのは、
燃え盛る炎を写し取ったかのような真紅の甲冑に身を固めた、<カナンの銀の勇者>レムネア。
美しく整った中に精悍さを感じさせる面立ちは、
隣にいる<ヴァリスの戦士>や<レダの戦士>のように、
ある日突然、超常の力を得るまでは、何処にでもいる年頃の少女に過ぎなかった者たちとは異なり、
幼少の頃から戦火と危険の渦巻くカナンの地を放浪し続けてきた、言うなれば、生粋の<戦士>の証。
こうして優子達と話をしている間も、理知的な輝きが宿った濃紺の双眸は、周囲を油断無く見張って異変に備えている。
「そうね・・・・たしかに、このままじゃ、埒が明かないわね」
レムネアの問いかけに、蒼髪の少女は、細く白い指先を顎に当てると、
しばらくの間、目を伏せて黙考に沈んだ。
(おそらく、敵は、わたしたちの出方を窺っている・・・・
あるいは、何も見付からないのに焦ったわたしたちが、
いくつかのグループに分散して探索範囲を広げるのを待っているのかもしれない)
(・・・・だとしたら、今、戦力を分けるのは敵の思う壷だわ)
(・・・・でも、上手く行けば、隠れている敵を誘い出すチャンスにもなり得る)
思考の中で火花を散らす、相反する選択肢。
――――そして、<ヴァリスの戦士>が選んだのは・・・・。
「二手に分かれましょう」
リーダーの口から発せられた言葉に、驚きの視線を向ける<銀の勇者>。
だが、優子は、半ば反射的に、待って、と言い掛けた彼女を片手で制し、
一言、分かってるわ、と小声で答えると、他の三人へと向き直った。
「レムネアが考えている通り、
敵は、きっと、わたしたちが分散するのを息を潜めて待ち構えている筈よ。
・・・・だから、敢えてその手に乗ったフリをして、誘い出すの。
たしかに危険を伴う作戦ではあるけど、このまま、何のあてもなくこの世界を彷徨っている訳にはいかないわ」
「なるほど」
「たしかに、今の状況では他に策が無いわ」
「さっすが、あたしたちのリーダーねッ!」
異口同音に賛意を示す、陽子、妖子、キャロン。
三人の様子に、最後まで逡巡していたレムネアも、
皆がそうまで言うのなら、と、リーダーの案への同意を決めた。
「ありがとう、みんな。
・・・・じゃあ、陽子はわたしと一緒に来て。
レムネアは、妖子とキャロンをお願いするわ」
――――再び、<鏡使い>の間。
『クックックッ、<戦士>共め・・・・なかなか思い切った策を仕掛けて来よるわ。
・・・・まぁ良かろう、ワシもそろそろ退屈してきたところじゃ』
瘴気を宿した眼窩の奥で、青白い炎が揺れ動く。
<鏡面世界>のあらゆる場所を映し出す大鏡を通して、
憎むべき敵であり、美しき獲物でもある者たちの動きを確認した<鏡使い>は、
くつくつと低い笑いを漏らしつつ、傍らに立つ巨大な黒曜石の柱に向かって肉の削げ落ちた手の平をかざした。
『お望み通り、<人形>共を差し向けてやろう。
・・・・おっと、麗夢は、すでに一体をヴァニティ城に忍び込ませておるか。
まぁ、<夢守りの民>の小娘ならば、もう一体ぐらい搾り出してもどうという事はあるまいが、
忍び込んだネズミ共の相手は、ライディと飛鳥、貴様ら二人の役目としておこう』
漆黒の石棺を連想させる雰囲気の魔石へと注ぎ込まれた邪悪な闇の魔力が、
封じられている虜囚の身体を浮かび上がらせる。
<雷の戦士>ライディ、そして、<変幻戦忍>本能寺飛鳥・・・・。
(・・・・や、やめろ・・・・やめろぉ・・・・)
(・・・・うう・・・・これ以上、あたしの魂を刈り取らないで・・・・)
石棺に閉じ込められた二人の少女の表情が苦痛に歪む。
次の瞬間、黒曜石が強大な妖気を放ったかと思うと、
彼女たちの精一杯の抵抗を嘲笑うかのように、<鏡使い>の求めに応じて、
囚われた<戦士>たちの体――――正確に言えば、物質化した魂の一部――――を、魔牢の底から押し上げた。
(・・・・く、くそ・・・・う・・・・)
(・・・・ああ・・・・また・・・・また・・・・抵抗できなかった・・・・)
生きながらにして魂魄を切り裂かれたショックで、生気無く立ち尽くす二人。
既に幾度と無く同じ術をかけられているのだが、未だその不快感に慣れるという事は無かった。
――――程なくして、彼女たちの肉体は黒曜石の魔鏡の奥へと沈んでいき、
<鏡使い>の前には、少女たちから強制的に切り分けられた後、
神聖ならざる闇の秘術によって仮初めの肉体を与えられた分身だけが残される。
<鏡面世界>の影の支配者は、朽ち果てた髑髏の面を僅かに歪めて、邪まな笑みを浮かべ上げた。
『・・・・さあ、従僕どもよ、狩りの時間じゃ。
まずは、<魔物ハンター>と<ラルの剣士>を狩って来い。
そして、他の<戦士>共に気付かれぬよう、我らが<人形>と入れ替えてやるのじゃ、ククク・・・・』
――――――――TO BE CONTINUED.