「は…ぁ、ん…ふ…ぅ」
闇と静寂が支配する街。宿の一室に女の切なげな声が響く。その声は悲哀に嘆く声では無く、明らかに快楽に埋もれた声だった。
ついこの前までは純真で、汚れを知らなかった少女も今では自分を組み敷いている青年から与えられる快感の虜となっていた。
「は…ルーフぁ…ス…っ」
荒い息と共に青年の名を呼びながら彼の首に腕を回す。触れ合った肌からじっとりと汗が滲む。
その声に答えるかの様にルーファスは快感の波を強めた。
「アリーシャ、此処が良いのか」何かを理解した様にアリーシャに尋ねる。が、彼は答えを求めてはいない。訊いた所で、彼女が答えるとは思っていないからだ。同意の上での行為だが、未だ経験の少ないアリーシャにとって『恥ずかしい』が意識の半分以上を占めていた。
だから、与える快感を強めてやる。アリーシャの、羞恥に身悶えながらも快楽を求める姿が見たいが為に。
長々と続けていた胸への愛撫を止め、スルリと手を太股へ移した。白く滑らかなアリーシャの太股を撫で回す。日々、戦闘を繰り返している彼女だが肌にはまったくといって良いほど傷が無く、珠の様に綺麗だった。
ルーファスは自らの体をずらし太股への、第二の愛撫を初めた。
「やっ…ルーファス!」
執拗に撫でる手にイヤイヤと首を振るが、彼は止めない。
アリーシャの脚少し開き、濡れそぼる泉の手前にある白い内股に口付けた。
「あ…っ!」
「アリーシャの太股は桃みたいだよな。うまそうだ」
そう言ってペロリと舐める。
「ん、甘ぇ」
ちゅ、ちゅ、とわざと音を立てる様に吸い付き、舐める。
太股を愛撫するだけで中心の泉には触れない。そこは布越しではあるがずくずくに濡れており、一目で彼女が快楽の限界であることがわかった。