「天魔連撃っ!!」  
ボクの渾身の一撃を受けたモンスターは、光りと共に消えていく。  
よしっ。このフロアの敵はこれで最後だね。  
乱れた息を整えながら、ボクは次のフロアへと続く転送機を探す。  
 
ボクの名前はミュウ。ヴァラノワール特別進学科の3年生だ。  
ボクは今、特別進学科の卒業試験を受けている。  
試験内容は単純明快。試験会場であるココ、フィーニス平原の最深部にいる敵をやっつけるだけ。  
 
で、ボクが今いるのはフィーニス平原の49階。たしか次が最深部だった筈。  
きっとそこには今までよりも、ずっと強い敵がいるんだろうな〜。  
果たしてボクなんかが勝てるのかな…?不安がチラリと胸をよぎる。  
ううん、絶対に卒業しなくちゃ。  
高い学費を出して学校に通わせてくれている爺ーちゃん、  
ボクに夢を託して学園を去って行ったクラスメイト、  
それに共に卒業するって約束した親友の為にも、ここで引くことは出来ない。  
 
「よ〜しっ、がんばるぞっ!」  
ちょっぴり弱気になった心を奮い立たせて、ボクは転送機に足を踏み入れた。  
 
転送機から放たれる光が消え、視界がクリアになる。  
遂に到達した最深部、ボクはそこで待ち構えていた人物を目にし息を飲んだ。  
「リューンエルバ先生…どーしてココにっ…!?」  
「あら、ミュウちやん遅かったのね。先生、待ちくたびれちゃたわ」  
ボクらのクラスの試験官であるリューンエルバ先生がそこにはいた。  
先生は教室にいる時と同じ、優しげな笑みを浮かべている。  
 
 
先生は試験官としてボクの最後の戦いを見届ける為にいるのかな?  
いや、違う。  
あたりを見回しても、ボクと先生以外に動くものの気配は無さそうだ。  
と、なると先生こそがボクの戦うべき相手ってことになる。  
勇者育成学部を飛び級で卒業したリューンエルバ先生。  
その実力はハイランダーにも匹敵する。  
クラスメイトがそう言っていたのを思い出す。  
ヴァラノワールきっての天才剣士の先生と落ちこぼれのボク。戦ったって勝てないよ。  
ううん、弱気になっちゃダメだ。  
爺ーちゃんや友達の為にも卒業するんだって誓ったばかりだもん。  
何が何でも勝たなくっちゃ。  
ボクは剣を構え、先生をキッと睨みつけた。  
 
「先生っ!ボクは負けな…って、な、なんで素っ裸なんですかーっっ!?」  
どーやらボクがあれこれ考えてるうちに彼女は服を脱いでいたらしい。  
スラリとした脚や豊かな胸が惜し気もなく晒されている。  
余りにも予想外の出来事に目を白黒させているボクを  
さらに混乱させるような台詞を彼女は言った。  
「何でって、最終試験は私とのH勝負だからよ。」  
 
ええーーっ!?H勝負だなんて、そんな無茶苦茶な…  
いくらエロパロ板だからって、この展開は強引過ぎるよ〜。  
ボクは返す言葉も無く、ただただ呆然としていた。  
そんなボクを尻目に先生は説明を続ける。  
「いざとなったら躯をはって相手を意のままに操る  
ベットテクは勇者のたしなみの一つよ」  
「そんな勇者がいるかーーーっ!!」  
ボクは力の限り絶叫した。  
 
まったく、この先生は何を考えているんだか。肩で息をしながらボクは考える。  
大体H勝負なんて誰が受けるんだろ?  
まぁ、ファビエルあたりなら喜んで受けそうな気もするけど  
潔癖性のリュートなんて、ものすごい勢いで怒り出すだろうなー。  
 
と、そこまで考えて一つの疑問が浮かんできた。  
 
「ね、ねぇ。ボク以外の生徒ってどーしたの?  
こんなヘンな勝負なんて受けてないよね?」  
何だかイヤな予感をひしひしと感じながらも先生に尋ねてみる。  
「んー?他のコ達ならホラ、あそこにいるわよ。」  
リューンエルバ先生が指さしたその先ーフロアの片隅には  
裸に剥かれたクラスメイト達が積み重なるように転がっていた。  
 
「きゃぁっ!リュートっ、ナギっ!それにシュウまでっ!!」  
ボクは慌ててクラスメイトのもとへ駆け寄った。  
そこにいるみんなは精も魂も尽き果てたかの様にぐったりとしていてピクリともしない。  
「うわぁっ…男のコのって、こーゆー形してるんだ〜。  
…じゃなくて、みんなっ!大丈夫!?」  
近くにいる生徒をがっくんがっくんと揺さぶってはみるものの  
彼らは一向に目覚めてくれない。  
 
「まったく、最近の若いコは体力が無くって先生哀しいわ…  
ミュウちゃんは私のこと、ちゃんと愉しませてよね♪」  
背後から掛かる声に振り向けば、先生がにじり寄ってきていた。  
ゆっくりと、たが確実に…  
 
うん、無理だ。逃げよう。  
ごめんなさい。爺ーちゃん、みんな。  
ミュウは勇者になれそうにありません。  
ダッ。  
ボクは駆け出した。  
 
たしか緊急脱出用にスカラベを持ってきていた筈。  
ボクは走りながらポケットを探る。  
「あらあら、ミュウちゃんったら強姦プレイが好みなの?  
よ〜し、そーゆー事なら先生、はりきっちゃうわよ♪」  
先生がヘンな事を言っているけど、とりあえず無視。  
今はここから逃げ出すことを優先させなきゃ。  
 
「きゃっ」  
ヒュンっと風の鳴る音と共に衝撃を受け、ボクはバランスを崩し倒れてしまう。  
いった〜い。何が起こったんだよ、もぅ。  
ボクはぶつくさ文句を言いながら身を起こそうとした。  
 
ハラリ。  
あれ?何だろう??  
「ふっふっふ…どう?私の必殺技は。  
相手を傷つけることなく、剣圧だけで服を切り裂く。  
これは特別進学科時代に編み出した技なのよ。」  
うわあぁぁぁっ。  
なんちゅー必殺技だ。って、ゆーか必殺じゃないし…  
無数の切れ込みを入れられた制服はボクが身体を動かすと  
ハラハラと小さな布片にその姿を変えていった。  
 
「さあ〜て、捕まえたわよ。この勝負、先にイカせたほーの勝ちだからね♪」  
あ〜あ、制服高かったのに…  
今晩からお肉なしの生活はじめなくっちゃ…  
ただの布切れになってしまった制服を見つめながら  
そんなコトを考えていたボクに先生が覆い被さってくる。  
マ、マズイ。現実逃避してる場合じゃないよ。  
ボクは慌てて抵抗を試みるが、あっさりと組敷かれてしまった。  
 
くっ。  
ボクは先生を振りほどこうと必死に身をよじるが  
それどころか両腕を先生の片手だけで押さえ付けられてしまう。  
ボクだって結構鍛えているつもりなのに、先生には全然敵わない。  
先生はボクを仰向けにし、ボクの身体を上から下までじっくりと眺める。  
 
「ミュウちゃん…服の上からでも小さいとは思っていたけど  
まさかここまでとは…可哀相に…」  
大きな溜息をつき、先生は眉を寄せながら言った。  
ムッキーっ。たしかに同じ年頃のコに比べれば、ちょこっと小さいかもしれないけど  
同情される程じゃないもんっ。  
ボクは先生の失礼な台詞に対して文句を言おうと口を開いたけど  
それを口にすることは出来なかった。  
 
「きゃあぁっ!?」  
代わりに出たのはボクの悲鳴。  
先生が責任を持って大きくしてあげるから心配しないで  
リューンエルバ先生はそう言うと、ボクの胸の先端を口に含んだのだった。  
「えっ、や、やだよ先生!止めようよ、こんな事。ねっ!」  
ボクは懸命にお願いしてみるものの、先生は全然止めてくれない。  
先生がボクの胸の突起を舌で転がし、軽く噛み、吸う度に  
今まで得たことのない感覚が沸き起こってくる。  
ちょと痛いような、だけどそれだけじゃなくって…  
「あっ、いや…やめて…」  
その感覚は先生の空いているほうの手が  
ボクの胸を優しく揉み出してから一層強くなる。  
 
初めはゆっくりと撫で回していた手の動きがだんだんと強くなってくる。  
小さな胸を押し潰す様に強く力を入れられて、ボクは情けない喘ぎ声を上げてしまう。  
女の人に胸を触られたってちっとも嬉しくないし  
気持ち良くなる筈なんてないのに。  
だけどボクの口からは、ボクの気持ちとは裏腹に甘えた声しか出てこない。  
身体が熱くなるのが自分でも解る。  
いやだ…こんなのボクじゃない…  
悔しさと恥ずかしさで涙が込み上げてきた。  
 
「…ひっく。もぉ…やめ…て…。お願…っ、せん…せぇっ」  
ボクはしゃくり上げながら懇願した。  
すると、胸への攻めがふと止まる。  
許してもらえるのかな…?  
微かな期待を胸にボクは先生を見上げた。  
先生のキレイな顔。  
普段から色っぽい人だけど、瞳を潤ませ頬を上気させた先生はたまらなく艶しかった。  
その先生の顔が近づいてくる。  
ま、まさか。  
イヤな予感がしてボクは顔を逸らそうとするけど  
顎を捕まれ阻止された。  
柔らかな先生の唇がボクの唇と重なりあう。  
哀しいコトに、ボクのファーストキスは女の人に奪われてしまったのだ。  
 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!