「・・・・・・いや・・・・・・」  
天野が顔を横に振る。透明な腹部の中に、僕のものがありありと映っていた。  
天野が抵抗しようとする。だが、身体が麻痺しているのか、僕の腕を掴む手が震えている。  
透けて見える顔、だが、それでも赤らんでいるのが分かる。身体の麻痺はあれ、そっちの  
感覚は残っているらしい。目元に、涙が浮かんでいる。僕はそれを逆なでするように、  
力強く僕のものを突き入れた。膣壁が強く締め付け、天野が甲高い、悲鳴にも似た声を上げた。  
悔しそうな表情に、強く噛み締められた歯、それでも、僕が腰を揺するたびに喘ぎ声を上げる。  
不完全、まいは言ったがそうでもなかった。性格はともかく、薄い胸を除いては特に遜色はない。  
何より、動かない身体でも抵抗しようとする様が、逆に僕のドス黒い心を揺り動かす。  
「あ・・・・・・あ・・・・・・」  
僕は勢いのままに天野の身体を抱えた。ガシャンと、屋上の柵に押し付ける。  
振動の度に柵が金属音を立てた。天野の身体の向こうに三鷹の街が見える。思えば、奇妙な光景だった。  
乳房を揉み、乳首を抓りながら唇を求めた。だが、いざ近づけると口を頑なに閉じる。  
僕は、男根の突き刺さる周囲を弄んだ。天野の心が折れ、口が開く。狙いすましたように  
唇を奪う。見ると、天野の目は、屈服したかのような涙があった。  
天野の身体が幾度も柵に押し付けられる。が、いつしか彼女から腰を振るようになっていた。  
僕が挿入するままに、堪らず口を開き、喘ぎ声を上げる。  
「なんだ、あんたもやっぱりビデオガールじゃないか」  
膣内に、射精した。天野が身体を震わせながら僕のものを受け入れる。  
身体の透ける腹部に、白濁した液体が満ちていくのが分かる。  
天野が、力なく柵にもたれた。僕もその上に覆いかぶさる。膣口と男根の隙間から、白濁液がこぼれる。  
と、後ろから声がかかった。まいだった。  
待たせてごめんね、と言うと、ドサリと鈍い音が鳴った。その姿に、天野の顔が一変した。  
震える声で、ヨータ、と漏らす。それは、派手に殴られ打ちのめされたモテウチと、帽子の女だった。  
 
派手に殴られて、顔を腫らしたモテウチと帽子の女、二人とも失神していた。  
「本当はもっとスマートに連れて来たかったんだけど」  
まいが、僕のものを挿入されたままの天野に近づいた。  
「処女喪失おめでとう、あい。自分の役目を思い出した?」  
天野の腹部をさすりながら、まいが悪戯っぽく笑う。  
「ここまで入るものなのね。知らなかったわ」  
まいが、僕の男根の入った隙間に指を半ば強引にねじ込んだ。  
痛みなのか感じたのか、天野が首を振って身をよじる。  
うふ、とまいが指に絡みついた糸を引く液体に笑みを浮かべた。  
「こんなに垂れ流して、何が愛なのかしら」  
そう言って、指を天野の口に差し込んだ。その指が、透明な身体の上を、つうと下がる。  
まいが、僕の男根を優しく抜いた。栓が抜けたように精液が漏れる。  
「直人くん。今度はこっちにどう?」  
示された場所に天野の顔が強張る。後ろの穴だ。身をよじって抵抗する彼女を他所に  
僕はまいの言葉に従った。“前”よりも強く締め付ける。天野が身を反らして痛がり、  
首を振って、やめて、やめて、と連呼する。その様子を、まいは微笑みながら見つめている。  
「素敵な日ね。前も後ろも奪われて。もう一つ大事なものを奪ってあげる」  
そう言うと、まいが仰向けに倒れるモテウチの方へ歩いた。何をするのか、見ていると  
ジッパーを下ろし、そこにあるものを取り出すと、口に銜えた。  
天野の顔に驚きが走り、モテウチが顔を苦渋に染める。が、抵抗は無駄だったらしく、  
まいの口から白濁の液が漏れる。するとスカートからパンツを下ろし、モテウチのものを  
添え付けてしゃがみこんだ。奪うとは、そういうことだった。  
あい、と叫ぶモテウチの声は虚ろだった。モテウチの上で、まいが激しく揺り動く。  
時折、振り返って天野の顔を見る。勝ち誇ったような顔で。  
 
モテウチが浮かべる堪らない表情、それを見る度に天野の顔が絶望に染まっていった。  
僕は一瞬躊躇して突きいれるのを止めてしまったが、まいが僕の方を見て笑った。  
僕は、再び黒い心に火をつけられ、天野のアナルに押し入れる。  
いや、いや、と天野が連呼する。自分の身に起こっていることと、  
モテウチの身に起こっていること、両方だろう。僕は男根を深く突き入れると中に  
射精した。ほぼ同時に、まいとモテウチも絶頂を迎えた。言ってることとやってることが  
違う、僕のモテウチへの悪感情がそう思わせた。仁崎伸子の件、その罰だとも思った。  
僕は男根を引き抜く。天野は心も身体も敗れ去ったような、惨めさがあった。透明な身体の中は  
白い液体が広がっている。顔は涙目で、半ば放心状態だった。  
「分かったかしら?あい。貴方達の言う愛なんて、こんなものよ」  
吐き捨てるようにまいが言い、立ち上がった。股間からモテウチの精液が漏れている。  
僕の顔を見て、ごめんね、と詫びた。まいがモテウチと交わっていたことに不快の色が顔に  
出ていたのかもしれなかった。  
「そろそろお別れの時間ね、あい」  
 
まいが、天野の髪を掴み上げた。だが、反応のなさが気に食わないのか、トン、と膣口に手を  
沿えた。それを、拳状に固めると、勢いよく中に拳ごと突っ込んだ。カハッ、と天野が声を上げる。  
僕の怪訝な顔を見て、微笑する。  
「直人くんも優しいのね。どうせ消すんだから、好きなようにして良かったのに」  
透明な腹部の奥で、拳が開いたり閉じたりしている。その度に天野が悲鳴のような声を上げている。  
「さっき見たでしょ?あなたの代わりに彼は私がなぐさめてあげるわ。  
前も後ろも処女をなくして、未練もないでしょ?大丈夫、こんな状態だから、すぐに楽になれるわ」  
やめてくれ、とモテウチが叫んでいる。何を今さら、と思いつつ、僕は彼を見つめた。  
まいを探していた時の僕と似ていて、僕の黒い心がスッと沈む  
「楽しかったわ、あい。さあ、消えなさい」  
まいが、天野の胸に、乳房と乳房の間、心臓のある部位にキスをした。  
稲妻のような青白い電撃が放たれ、天野が絶叫した。さらに電撃は挿入された手からも出されているらしく、  
天野の全身に電流が走るのが分かった。膣に入れられた腕を外そうと、まいの腕を掴む。その腕が、  
俄かに薄れていくのが分かった。やがて、天野の声が消えた。手が力なく垂れ、挿入されたまいの腕が  
挿入されてないものと変わらないほど、透明化が進んだ。  
天野あいの消滅は、最早時間の問題だった。  
 
 
「待って」  
まいの電撃を止めたのは、僕の言葉だった。  
「彼女を消すのはまだ止めないか」  
何を言っているの、まいの表情はそれだった。それはモテウチも同じだった。  
彼女の口から放たれていた電撃が止まる。反り上がった天野の身体ががくりと  
落ちて、まいの腕にもたれる。間一髪だった。天野の身体はまるで硝子の人形  
のようで、挿入されたまいの手の指一本一本が鮮明に見てとれた。  
おまえ、とモテウチが顔を上げる。見直したような目だが、僕は逆に陰険な顔を  
してモテウチに言った。  
「悪いけど、お前の為じゃないから」  
少し嘘がある。モテウチがあんな顔をしなければ、躊躇いなく天野を消しただろう。  
ただ、僕を動かしたもう半分は、やはりドス黒い心だった。  
僕は、まいの耳に数語吹き込んだ。まいの怪訝な表情がその言葉で晴れる。  
「素敵ね」  
言うと、天野の膣に入れた拳を引き抜き、愛液と精液に塗れた手で天野の顔を撫でた。  
「喜びなさい、あい。貴方を消すのは一先ずお休みにするわ。その代わり、不完全な  
貴方を調教してあげようと思うの。素敵でしょ?」  
天野はほとんど意識がない。辛うじて目がちらちら動くだけだった。  
僕は、ドス黒い目でモテウチの隣に倒れる帽子の女を見つめる。運動系なのか、  
いいスタイルをしていた。僕の目に、モテウチが反応する。一体何を考えている、と。  
「決まってんじゃん。ゲームの続きをするんだよ、モテウチ」  
それは、まいとの出会いで見知ってしまった、視聴覚室の続きだった。帝国の続きだった。  
それが利用できる環境が、目の前にあったからだ。  
モテウチが両親と離れて暮らし、一人でかい家に住んでいるのを僕は知っていた。  
 
 
何もかもが僕にとって好都合だった。それを僕は、初めて見る  
モテウチの家で確信した。奇抜なデザインの広々とした家に、  
複数ある部屋。僕自身の事情も良かった。両親は海外に旅行に出ている。  
僕のドス黒い心を遮る、目に見える障害は何もなかった。  
モテウチ・天野・帽子の女をモテウチの家に連れる。モテウチと帽子の女を  
別室に閉じ込める。無論、拘束はしてある。まいが何処かから持ってきた鎖で。  
天野は居間の壁に鎖で縛り付けた。両手を吊り下げられ、ちょっとしたオブジェの  
ようなものだった。まいが早速天野に絡んでいる。調教、とどのつまりは、先ほど  
やっていたことの続きだった。胸に触れ、唇を奪い、乳首を抓る。それよりも  
僕はまいを抱き寄せた。彼女との時間がもう一度蘇るのだ。  
僕は風呂場へ向かった。理由は、まいがモテウチを抱いたのが、少し気になったからだった。  
湯を沸かし、シャワーでまいの身体を洗う。髪や胸を洗い、股間を洗い、徐々に理性がなくなっていく。  
いつ見ても飽きない、まいはその形容に相応しかった。僕はシャワーを当てながら、彼女の身体に  
見惚れていた。つい、僕の手が伸びる。その濡れた髪に触り、胸に触った。  
「ずっと会いたかった。君を愛している」  
愛、それはまいの嫌いな言葉だった。固くなる彼女の顔に思わずはっとした。  
「嫌いなの、愛って言葉」  
「・・・・・・それでも構わない。僕は君が好きだ」  
風呂場で僕らはHした。シャワーの湯煙の中で、さらには湯船に連れ込んで、  
その中で交わった。どす黒い心、不思議とそれがなかった。ただまいと会うのが嬉しくて、  
まいと抱き合うのが嬉しかった。だが、それが消えたわけじゃない。  
彼女に向けられない僕の邪念は、天野と帽子の女に向けられた。  
 
肉便器、巷に溢れるエロ本や官能小説の類の中でしかまず有り得ない  
状態。天野あいは正にそれだった。居間の壁に吊るされた、奇妙な半透明  
の少女は、僕と、まいの調教を受けた。僕は下のものを、そしてまいは腕や、  
その他雑然とした異物だった。  
「ねえ、見て」  
まいが、天野の膣に拳を入れて告げた。拳から二本指が立ち、それが臍の辺りで  
止まるのが、天野の透けた腹部から見えた。天野の身体は、以前、消滅寸前まで  
追い込まれたときよりも、大分血色を、いや、色を取り戻していた。が、それでも  
身体は半透明であり、背にある居間の壁を透けさせ、さらにまいの調教により胸へ  
キスを受け、その身体をひどく消失かさせたりしていた。  
天野の身体の中で二本の指が動く。それが何かに当たるように止まっている。  
指が突付くたびに天野が呻いた。いや、いやと首を振り、腕を縛り付けられた鎖を鳴らす。  
「どうしたの、あい?そんな嬉しそうな顔をして」  
まいの指がピンと伸びる。力をかける感じだった。いや、いや、やめて、と天野が首をふる。  
と、指が何かを突き破ったのか、ズボリと奥まで突き進んだ。は、と天野が放心したような叫びを  
上げる。その顔にまいが笑みを浮かべた。  
「へえ、初めて知ったわ。子宮ってこんなところにあったのね」  
 
まいが、拳を引き抜いた。支えをなくしたように天野の体がぐったりともたれる。  
だが、それで終わりではなかった。まいが、天野の前にしゃがみこむと、そっと手で  
天野の脚を開く。膣口に唇を押し当てる。愛撫、ではなかった。まいの口から電撃が放たれ、  
天野の身体を貫いた。呻き声と絶叫、首を振り、身をよじり、激しく悶える。  
電撃は、ものの十数秒で終わった。天野の身体ががっくりと落ちる。  
うふ、まいが笑う。口元には天野の股間に溢れる愛液が付着している。  
「準備はいいわよ、直人くん」  
僕は天野の膣に、僕のものを押し入れた。拳を受け入れたせいか、中は当初のきつさはなく、  
しかしあれほどのものを入れる割には締りが良かった。  
天野はほとんど放心状態だった。目には感情の色がなく、ただ僕に犯されている。  
が、いざ僕が中に出し、抜こうとすると天野の脚が僕の脚に絡んだ。それを見て、まいが微笑む。  
調教は順調に進んでいた。  
 
 
「どうして?」  
精液と愛液塗れの天野を置いて、まいが言った。  
「どうしてあの子を犯らないの?」  
言われてみればそうだった。あの帽子の女は未だ部屋に閉じ込めたままで手付かずだった。  
山口夏美という女だった。  
 
部屋に入ると、ベッドに拘束された夏美が好戦的な顔を上げた。  
腕と脚を繋いだ鎖をぎしぎしと鳴らす。  
革のベストにシャツ、スパッツを履いた身体は運動系らしく張りがあった。  
「この・・・・・・糞野郎!」  
僕に向けて叫んだ。僕は眉を潜めた。言っていることは確かに正しい。  
「元気がいいのね」  
傍らのまいが嬉しそうに言うとベッドに近づいた。僕を振り返る。  
「少し、大人しくさせる?」  
そうしてくれ、僕が頷くと、まいが夏美の上に覆うように身を寄せた。  
手が伸びて、それがシャツの下に入れられる。夏美が身体をよじる。  
胸を弄んでいるのではなかった。ただ、胸の中央に手を当てている。  
「まだ心臓の調子はよくないようね」  
その言葉に夏美の顔が歪んだ。ほんの一瞬光が走り、まるで心肺蘇生の電気ショックを  
受けたように夏美の身体が反り上がった。  
はっ、夏美が息を搾り出す。急激に呼吸が荒くなった。一体何をしたのか  
さらにまいの手が伸びる。手首と足首を握り、同じように電撃を走らせる。  
夏美の身体が震えた。手足から動きがなくなり、鎖の軋みがなくなる。  
「手足を麻痺させたわ。それでももしお行儀が悪いようなら」  
まいが拳を握り、にやりと笑った。そのままそれを夏美の胸の中心に叩き込む。  
くはっ、夏美が喘いだ。呼吸が乱れ、肩を震わせている。  
「ここを叩きなさい。落ち着くから」  
まいが、夏美を縛り付けた鎖を取り外した。  
僕は、ベッドへにじり寄った。夏美が逃げる。だがその四肢は半分以上麻痺しているらしく、  
ベッドの上でじたばたするに過ぎなかった。僕は服の下から胸を触った。  
服の下なので目視は出来ないが、結構大きく、張りがあった。  
ブラを抜き取りシャツをたくし上げる。現れる形のいい乳房に夏美が顔を赤くする。  
背中や手を力のない手足が蹴ったりはたいたりする。全くこたえなかった。  
僕は乳房を弄んだ。好き放題に揉み下し、乳首を吸う。夏美は顔を赤くしながら抵抗する。  
ほとんど痛みのない抵抗、それが却って僕に優越感をもたらしていた。  
 
僕の視線はいよいよ、胸から下へと降りていった。  
張りがあり、しかし締りのよい下肢、黒いスパッツはそれを微塵にも隠さない。  
非力な抵抗をする脚を広げ、スパッツ越しに秘部を触る。  
夏美の顔が微かに赤くなり、痛くもない手や足で僕の背中を叩いた。  
ぐい、と指を押し込む。スッパツ越しに、さらにはパンツもあるはずだが、  
割れ目のある部位に指を食い込ませる。だが、やはり服の上からでは感触は  
分からない。指をそのままスパッツの中に差し込む。ひっと夏美が声を上げた。  
黒いスパッツの下で僕の手が動く。指の動きが模られ、それがすっと彼女の股間の  
中に消える。ひっと夏美が声を上げた。脚を閉じようとするが、麻痺している身体では  
ほとんど動きは取れない。僕はスパッツの中で彼女の秘部を弄ぶ。生温かい中で  
指を動かすたび、夏美が声をあげ、障害にもならない抵抗をする。  
僕はスパッツの中から手を抜いた。指に彼女の愛液が纏わりついている。  
彼女の表情が強張る。僕はズボンを下ろした。堪らなくなっていた。  
スパッツとパンツをズリ下ろそうとする。いや、と夏美が抵抗した。  
だが彼女の非力な抵抗では何一つ僕を止められない。黒いスパッツとその下のパンツが下ろされ、  
やや陰毛の濃い秘部が現れた。スパッツを半ばまでズリ下ろし、指で毛を掻き分け、  
亀頭を差し向ける。が、そこで彼女の意外な抵抗にあった。まいが奪ったのは手足の自由だった。  
ごつりと鈍い音が鳴り、僕は頭を抑えてベッドから落ちる。頭突きだった。  
鳴るような痛みが僕の思考を麻痺させる。逆効果だった。その一撃が、僕の辛うじて残った  
良心を忘れさせる。  
僕は再びベッドに戻った。彼女の胸へ、豊かな乳房の間、心臓のある部位目掛け、両手を握り、  
力任せに叩きつけた。彼女が声を上げる。息の止まるような、声のない悲鳴だった。  
僕は数度と叩きつける。その度に夏美が痛みに喘いだ。僕ははっと我に帰る。彼女は息を絶え絶えに、  
随分と波長を乱れさせた呼吸をしている。  
 
僕を躊躇が襲う。  
そこへまいが近づき、そっと夏美の膣口を押し広げた。  
「さ、入れてあげなさい」  
彼女の言葉が、僕の抱いていた躊躇いを捨てさせる。  
夏美のそれは、天野と違い、すんなりと僕のものを受け入れた。  
いやぁああ、夏美が首を振るった。処女ではない。中々に締りが良く、ビデオガール以外の、  
つまり人間の女とHするのは初めてだった。僕は次第に身体を興奮させ、力強く彼女の膣に突き入れた。  
夏美は、歯を噛み締めている。顔は悔しさで一杯で、口から漏れる喘ぎを必死に堪えている感じだった。  
う、僕が声を漏らす。限界だった。ふと夏美と目が合う。脅えた表情で、お願い、とだけ言った。  
僕は躊躇する。何故こんなにも躊躇するのか、分からない。相手が、人間だからか。  
僕は、彼女の膣内にある僕のものを抜こうと、腰を落とした。  
と、そこへ、まいが僕の背中にぴったりとついた。  
同時に、夏美の脚を引っ張る。僕のものがしっかりと嵌めこまれてしまっている。  
「どうして?遠慮することないじゃない?いいのよ、貴方の望むように。出してしまいなさい」  
いやぁああ、夏美が絶叫する中、彼女の中に僕の精液が注ぎ込まれた。  
僕は、ゆっくりとペニスを引き抜く。開いた膣口から、白濁液がだらしなく流れ落ちた。  
涙混じりの声が聞こえる。夏美が疲れ果てた表情で涙声を出している。  
「あら、まだ始めたばかりじゃない?ねえ、直人くん」  
まいが困惑の表情を浮かべた。それは、僕が彼女の腕を引いて、部屋を出ていったからだ。  
「ねえ、どうしたの?一体」  
僕はそんなまいにキスをした。まいもそれを受け入れた。  
まいの手が動き、僕の下半身へと動く。その手を抑えて、僕は彼女をただ抱き締めた。  
直人くん、とまいが呟く。困惑している。僕自身もそうだった。  
僕のどす黒い心は、躊躇いを覚え始めていた  

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