「ぐあっ…!」  
吹き飛ばされた体が壁に激突し、骨が軋み悲鳴を上げる。  
細い少女の腕がもたらしたとは思えない程の衝撃。  
痛みに悲鳴をあげる体は言う事を聞かず立ち上がれないまま、  
瞬は霞む目で自分を吹き飛ばした黒い鎧に身を包んだ少女を見上げるしかなかった。  
「どうした、この程度で終わりか?」  
肌も露な姿の少女はつかつかと倒れた瞬に歩み寄る。  
先程のダメージに体は思い通りに動かない。  
それでも、瞬は自分を見下ろす少女を睨みつける。  
「なんだ、その目は? その体でどうにかなるとでも思ってるのか」  
少女…ルシーズは蔑むように瞬を見下ろし、その腹を思いっきり蹴りつける。  
「ウッ…がはッ!」  
固い爪先が腹にめり込む。その衝撃に瞬はただ喘ぐ事しかできない。  
痛みと悔しさで涙が目に浮かんだ。だが眼光だけは鋭く、ルシーズを見据えている。  
「虫ケラ風情が……身の程、という物を弁えさせてやろうか。バルディスク、ガスディスク下がっていろ」  
「ルシーズ様、しかし……」  
「二度は言わんぞ、下がっていろと言っている。」  
「は…、御意。」  
ルシーズに付き従っていた二人の甲冑の戦士が去っていく。  
宿の従業員も客もとっくに皆、逃げ出していた。  
仲間達は傷つき倒れ、この場に意識を持つものは瞬とルシーズだけとなった。  
 
「お前等…特に貴様は気に食わん。邪神様に歯向かった事、後悔させてやる」  
微かに笑みを浮かべながら、ルシーズは剣の先をピタリと瞬の喉下に当てる。  
突きつけられた刃の感触に自然と体が硬直する。  
場数を踏んでいない瞬はどうしても脅えを隠す事ができない。  
「フ……、脅えたウサギのような目だな。さっきのあの目はどうした?」  
馬鹿にしたようにルシーズが笑う。  
ボストフだったらここで悪態の一つでも吐くのだろうが、瞬には脅えた瞳でルシーズを見上げるしかできなかった。  
スッ、と突きつけられた切っ先が滑る感触がする。  
鋭い刃はただそれだけで皮の鎧と服を切り裂く。切り裂いた物の残骸をルシーズはぞんざいに足でどける。  
裸の胸にヒンヤリとした空気を感じ、すぐに殺されると思っていた瞬は戸惑う。  
「すぐに殺してもらえるとでも思っていたのか?甘いな…屈辱にまみれながら、邪神様に逆らった事を悔やむがいい」  
「な、何を……っ!?」  
言いかけて瞬は驚愕に目を見開いた。  
瞬の体をまたいで立つルシーズの下着を履いていない腰布の中身が目に入った。  
スラリと伸びた二本の足の間にある薄い茂みに覆われた割れ目。  
足を大きく開いて立っているため、奥のしっとりと濡れた赤い秘肉まで見えた。  
生まれて初めて目にする女性の秘部に状況も忘れて、瞬は見入っていた。  
自分の秘部を凝視する瞬にはお構いなしに、ルシーズはサディスティックな笑みを浮かべたまま、瞬の腰の上にまたがる形になる。  
ルシーズの柔らかい秘部の感触がズボン越しに瞬に伝わる。  
先程目にした光景、そしてその柔らかい感触に瞬の股間は自然と反応を返す。  
「フン……こんな状況だと言うのに…節操がないな」  
自らの秘部の下の瞬のモノの変化にルシーズが気付かないはずはなく、嘲り笑いながら軽く腰をくねらせ刺激を与える。  
興奮しているのか、その頬は僅かに紅潮している。  
ルシーズの言葉に瞬は真っ赤になり俯く。そんな瞬の様子を見て、ルシーズは満足げに口元を歪めた。  
 
細いルシーズの指が、瞬の裸の胸の上をゆっくりと滑っていく。  
触れられたところから、こそばゆいような感覚が走る。しなやかな指が体に触れる感触に、自然と体が震える。  
「ずいぶんと気持ち良さそうだな……恥知らずが」  
「う、うあぁっ……痛ぁっ!」  
突然、ルシーズはギリリと瞬の脇腹に爪を立てる。  
軽く引っ掻かれただけのはずなのにナイフで切り裂かれたかのような裂傷ができ、血が流れ出す。  
妖しげな笑みを浮かべたルシーズは流れる鮮血を掬い取り、ペロリと舐め取る。  
その口元が、舌が、瞬の血により赤く染まる。  
「ぐっ…う、うぅ……」  
陶然とした面持ちでルシーズは直接傷口に舌を這わせ、その流れ出る血を味わう。  
疼くような痛みとジクジクと広がる快感に瞬は荒く息を吐いた。  
開いた口からは時折、言葉にならない呻き声が洩れ出る。  
「ひっ…! ぅっ…くぅ……」  
ルシーズが舌で責め苛んでいたその赤く開いた傷口にきつく歯を立てる。  
突然の激痛に瞬の体が大きく跳ね上がり、傷口からは止まりかけていた血が滲むように溢れ出す。  
「いい顔をするではないか。私も楽しめそうだ……」  
顔を上げ、膝立ちになったルシーズが艶かしく嘲笑う。  
赤く染まった口元をペロリと舐め、うっとりとした顔で瞬を見下ろす。  
そのどこか虚ろな瞳には情欲の炎が灯っていた。  
そんなルシーズに呼応するかのように、兜の中央の大きな宝石が妖しげに黒く光った。  
とたんに胸と肩だけを包む鎧が溶けるかのようにその形を変化させる。  
 
グネグネと蠢く触手のような姿になった鎧はルシーズのしなやかな裸身に絡みつく。  
露になった白い胸と桜色の小さな突起。そこにも鎧は粘液を滴らせながらその触手を伸ばす。  
「あ…はぁ……」  
大きい触手が小ぶりの乳房を、形が変わるほど強く揉みしだく。  
赤味を増し、ぷっくりと固くなった突起には小さい触手がその手を伸ばしコリコリと優しく転がす。  
「あ、あぁ…うぅあっ! あぁぁっ!」  
触手にされるがまま、ルシーズは恍惚とした表情で身体をくねらせる。  
先程までの冷酷な戦士の仮面は剥がれ落ち、少女はただひたすらに触手が与える快楽を貪る。  
「あ…んぅ、は……あ、あぁっ…うぅっんっ!」  
腰布もその形を触手へと変貌させていた。  
鎧が変化した触手よりも太い。そして多くの突起が表面を覆っている。  
「あ、あ、あぁ……い、イイっ! そ、ソコぉっ!」  
太い触手はルシーズの愛液を滴らせる秘部にズブズブとその身を埋めていく。  
「はぁぁぁんっ! あ…ンっ……ふぁアっっ!」  
律動を繰り返す触手の動きに合わせルシーズは腰を動かし、まだ幼さすら残す細い身体を揺らす。  
開いた小さな唇からはひっきりなしに悲鳴のような喘ぎが洩れる。  
グロテスクな触手と少女が淫らに睦ぎ合う目の前の光景から瞬は目を放す事ができなかった。  
小さな裂け目をルシーズは自らの指で開き、触手を迎え入れる。  
「くぅんっ! いっ…ああぁっ!」  
ぱっくりと開かれた入り口を触手が出入りする度に愛液がポタポタと瞬のズボンに落ち、染みを作る。  
あの柔らかい秘肉に包まれるのが触手ではなくて自分だったら…、そう考えるとさらに瞬の一物は固さを増す。  
ドクドクと自身が脈打つのを感じながら、瞬は口内に溜まった唾を飲み込む。その音がやけに大きく聞こえる気がした。  
 
「あ、あぁ…ん……はぁ…ぁンっ! ハハっ、なんて顔をしている?」  
自分に見惚れる瞬に気付いたのか、笑いながらルシーズは見せつけるように触手が蠢く秘部を瞬の眼前へとつき出す。  
「ん…んあぁ…あン……どうだ? んっ…、ここに挿入れたいと思うか?」  
「え……?」  
言われた事の意味が分からず、瞬はルシーズを見上げる。  
「ふ…ぁ…、お前の態度次第では挿入れさせてやらないこともないぞ……あっ、あぁぁんっ!」  
軽く達したのか、ルシーズの身体がピクリと跳ね、小ぶりな胸がそれに合わせプルプルと揺れる。  
触手が出入りを繰り返す秘部から多量の愛液が飛び散り、瞬の顔に掛かった。  
「はぁ…ハ…… そうだな…とりあえず、舐めてキレイにして貰おうか」  
汚れた瞬の顔を見下ろし、ルシーズは触手を抜いた秘部を瞬の口に押し付ける。  
ダメだ、ダメだ、と頭の中で必死で自分を止めようとする。だが、どうしても振り払うことができない。  
しかし、グッと押し付けられた秘部の、酸味を含んだ甘く刺激のある匂いが瞬の鼻をついた時、理性は溶けていった。  
髪を掴むルシーズの手に促がされるように舌を差し出す。クチュリ…と音がし、柔らかい秘肉の感触が舌先から伝わる。  
視界の隅に倒れた仲間の姿を認め胸が痛む。しかし、その痛みもすぐにどうでもよくなった。  
 
ふあァ…アっ、ア……い、イィっ……んっうぅ…!」  
音をたてながら膣内に差し入れた舌をめちゃくちゃに動かす。  
舌が動く度に揺れる細い腰を、瞬は無意識に掴んでいた。  
「アッ、アッ、あぁぁっ! そ、そうだ…そ、ソコぉっ! はあぁんっ!」  
割れ目の上部の赤く膨れた突起を舐めると、腰が跳ね上がり、一際甘い声が上がった。  
「あっ、あっ…あアゥぅン! も、もぅ……アあぁぁぁん!」  
突起を強く吸われた刺激にルシーズは絶頂を迎える。  
口内に溢れ出る愛液を、瞬は喉に流し込んだ。  
口に押し付けられいたルシーズの割れ目がツゥっと糸を引きながら離れる。  
「ハァ…ハァ………。 ふ…ハハハハっ、女神の勇者が邪神の僕の股を舐めるとはな! お前の我慢も限界だろう?」  
頬を赤く染め、肩で息をしながらもルシーズは瞬の一物を取り出す。  
自分のモノを初めて他人に触られる感触に、瞬の肩がピクリと震えた。  
「もうこんなになっているな…はしたない奴だ」  
「くぅっ…!」  
すでにソレは亀頭の先端から先走りの液を滴らせている。  
透明な液を零すその先端をルシーズは細い指先でグリグリと押さえつける。  
その刺激にさらに男根は反り返り、硬くなる。  
「どうだ…コレを私のココに挿入れたくないか?」  
瞬のモノを掴んだルシーズは、濡れそぼった秘部に男根をピッタリと宛がい、陰唇で撫でるように腰を動かす。  
もどかしい感覚におかしくなりそうで、瞬は必死に頭を縦に振った。  
「なら言葉で言え。”挿入れさせて下さい”と、ハッキリとな」  
ルシーズは荒く呼吸しながら縋るような顔で見上げてくる瞬に冷たく命令する。  
「い、挿入れたいです…挿入れさせて下さい、お願いします……!」  
「ふ…はははッ……、いいだろう、とくと味わえ! 堕ちるがいい……」  
プライドも何もかもかなぐり捨て、真っ赤になった顔で瞬はルシーズに懇願した。  
今にも泣き出しそうな瞬を満足そうな顔で見下ろすと、ルシーズはゆっくり、ゆっくりと腰を落としていく。  
 
「ン…んアァッ……はっ、固い、な………んぅぅっ!」  
少しずつ固い一物が裂け目の中へ飲み込まれていく、ジワジワとそこからたまらない快感が広がっていく。  
柔らかい肉ひだに締め付けられながら、それを分け入っていく感触に瞬は眩暈がした。  
ルシーズが腰を揺らすと内壁がそれに合わせ蠢く。頭が真っ白になりそうで、瞬は固く目を瞑った。  
「あっ、あっ、あぁぁアっ! ア…貴様も、う、動けっ……あはぁァッ!」  
陸に上げられた魚のように口を開いたまま、瞬は荒い呼吸を繰り返す。  
あまりの快楽に呻き声すら出せず、乞われるままに瞬は腰を突き動かした。  
「はっ…、あ、アァぁん! そ、そうだ、…アッ……オ、奥までぇッ……はぁぁン……」  
自分の動きに合わせルシーズの肉ひだは形を変え、固く張り詰めた男根を柔らかく、かつ強く締め付ける。  
感じたことのない衝撃に、瞬の男根はすでに限界を迎えそうだった。  
「あ…っも、もう……出るっ!」  
「あッ、あぁぁァン…はっ、ア……ダメ、だ…許さん、ン…ア……」  
射精寸前の瞬の一物の根元に細い触手が絡みつき、きつく締め上げる。  
「くぅァ…っ! い、痛ぁ……な、何?」  
自分のモノに起きた事を理解できず、瞬は痛みに悲鳴めいた声をあげる。  
「アァぁっッ! ど、どうだ…アンッ、お前にもコレをたっぷりと味あわせてやる…」  
「つぅっ……やめっ…くっ!」  
喘ぎながらも、ルシーズは瞬の浮き出た鎖骨にガリリと強く噛み付く。  
瞬のまだ筋肉がつかない薄い胸には赤く血が滲む噛み跡が増えていった。  
 
「ひっ…! 痛い、痛ぁ……うっ、うあぁぁぁっ!」  
無数に増殖した細い触手は瞬の体中につけられた傷口を押し広げるようにして皮膚の下に進入する。  
そこから虫が這い回るような怖気の立つ凄まじい痛みが襲う。  
「ぅ、ううぁぁぁぁああっ! い、イヤだぁっ、やだっ……うわぁぁぁぅっッ!」  
気が狂いそうな程の恐怖と痛みに瞬の体が跳ねる。口からは痛ましい悲鳴があがる。  
血の臭いに昂ぶったかのような、ルシーズの半開きの口からはひっきりなしに嬌声が洩れる。  
「ふぁっ… ど、どうだ、気持ちイイだろう! アッ、くぅぅッ…ハッ、あアア!」  
激痛に苛まれても瞬の男根は一向に衰えない。それどころか、それは一層硬さを増していく。  
再び動き出した触手はルシーズに絡みつき、小ぶりな白い胸を、桜色に染まった乳首を、結合部の上部の腫れた陰核を愛撫する。  
頭を振ってルシーズはより深く腰を動かす。その虚ろな瞳は強すぎる快楽で潤んでいた。  
「ンンぁアっ……、あ、あハァ…あ、あぁァん…あン……ああぁ」  
「うぅぅっ…ぐっ……あぁ…あ……」  
おぞましい触手どもは休むことなく、ルシーズには快感を、瞬には苦痛を与える。  
自分のモノを包み込むルシーズの秘肉から与えられる快楽は圧倒的で、瞬の中では痛みすら快楽へとすり替わる。   
痛みと出血で意識が朦朧とする中、唯一つ、与えられる快楽だけが瞬にとって確かなものだった。  
それをもっと貪るため、がむしゃらに腰を動かす。動く度に愛液と血の飛沫が散った。  
「あ、ア、アァぁっ! そ、そうっ、……もっとぉっ…! ひゃァアんっっ!」  
膣内の蠕動はいよいよ激しくなり、絶頂が近いことを瞬に伝える。  
男根から触手がスルリとほどける。それを合図に終点に向けて二人の動きは速まる。  
皮膚がぶつかりあう音、濡れた水音と喘ぎ声が部屋の中に響く。  
「あ!あァ!い、イクっ!あ、ああぁぁぁ!」  
「くっ…ぁ……!」  
絶頂に達して、ビクビクと二人の体が震えた。  
 
「ハっ…は…、ぁ……ン」  
呼吸を整えながらルシーズは秘部から瞬のモノをズルリと抜く。  
ヒクヒクと痙攣するそこから、ドロリと濃い精液が太股を伝い落ちる。  
ぐったりとしている瞬を見下ろしたルシーズはなんとはなしに、緩慢な動作で瞬の頬に触れる。  
まだ滑らかな頬に指を這わせたその時、理由のつかない衝動がルシーズを突き動かした。  
衝動のままに、ルシーズは少し乾いた瞬の唇に自分の唇をゆっくりと重ねる。  
激しい情交が嘘のような優しい口付けだった。  
 
(三……智子…………?)  
 
間近で見るルシーズの顔は偶然とは思えないほど幼馴染の少女に似ている。  
快楽の余韻と痛みに朦朧としていた瞬はそのまま目を閉じた。  
焦がれてやまない少女の面影を追いながら瞬は意識を手放した。  
 
唇を離し、気絶した瞬をルシーズはぼんやりと見つめる。  
彼女自身は気付いてはいなかったが、涙がその頬を伝っていた。  
 
 

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