『お肉がいっぱい肉にの』  
 
  お肉いっぱい食べたいな  
  あなただけのお肉だから  
  あなたはもうお腹がいっぱい?  
  耳もとでささやくの  
  肉にのを言ってる  
  あー、お肉 肉 肉   
  もう一度肉  
 
お肉 肉ニノ みんなのお肉  
  肉 肉 野菜 肉 肉にの カレーのお肉は全て人肉 ホントだよ?  
  ああ、どうしてあなたはお肉じゃないの?  
  わたしはこんなにも肉にのなのに  
 
  あー、お肉 肉 肉  
  何度でも肉  
 
  愛の結晶 誰より愛するあの人に  
  食べてほしい 食べさせたいの  
  だ・か・ら?  
  肉を求める大冒険 愛を探す旅立ち  
  お肉がほしーい!  
  そ・れ・で・?  
  お肉がいっぱい肉にの  
  わたしのお肉  
  お肉がいっぱい肉にの  
  あなたのお肉  
  お肉がいっぱい肉にの  
 
  でもね  
  あなたの肉はもうないの  
  どうして?  
 
 
 
 
「〜♪」  
 収録を終えたミクが胸に手を当て余韻に浸っている。気持ちよく歌い終わった証拠だ。  
「よし、OK」  
 彼女の横顔に見惚れながら、僕は終了を告げた。  
 シーンと静まり返ったスタジオ。誰からともなくパチパチと拍手が起こり、  
やがて大きな歓声となった。  
「えへへ。ども〜」  
 その歓声の中心、初音ミクはぺこぺこと愛嬌のある笑顔で頭を下げていた。  
長いツインテールも一緒に揺れている。  
 本当に良い歌だった。スタッフだけに聞かせるのがもったいないほどに。  
 だが一般に広まるのももうすぐだろう。  
 プロジェクトVOCALOID2CV01初音ミク。歌の収録も順調に終わり、あとは発表を待つだけだ。  
そしてこれからはプロデューサーの僕の腕の見せ所でもある。  
 
「あ、プロデューサーさん」  
 ぴょんと跳ねるようにミクが僕の前に飛び込んで来る。揺れるツインテールからふわっと甘い香りが漂ってきた。  
 
「お疲れ様」  
「はい」  
 ニコニコと笑顔で彼女は立ち尽くす。手を前に組んで立つその姿も様になっていた。  
「スケジュール通り、今日はこれから特別レッスンの予定です」  
「はい! 頑張ります」  
 キッ、と眉を上げ、ミクは握り拳をまで作って見せる。むふーと鼻息まで聞こえてきそうだ。  
「はは。そんな気張らなくてもいいよ。軽い日常での収録だから」  
「日常での収録?」  
「ああ。普段のミクの声を録音しておくんだ」  
「ふーん」  
「場所は僕の部屋だから。おいで」  
「はーい」  
「それじゃお先に。お疲れ様でした」  
 他のスタッフに挨拶して、僕はスタジオを後にする。ああ、なんだか背中が痛い。  
振り返らなくても、みんな凄い形相で睨んでるのが分かる。  
「皆さん、ありがとうございましたー」  
 知らないのは、笑顔で頭を下げるミクだけか。  
 
「ふはー」  
 4LDKのマンションの一室。一人で住むにはやや大きい僕の住まいを見て、  
ミクはなぜか鼻息を荒げている。  
会社のすぐ側なので衣服はそのまま。だからこの場所にしたのだが。  
「すっごく……綺麗です」  
「まあな」  
 床には埃一つない。本当に綺麗なものだ。  
「ほとんど帰ってないからな」  
にも関わらず、メイドさんが毎日来て掃除してくれるから、汚れようもない。  
メイドのことはミクには内緒にしておいた。何故だか言い出せない。  
「やっぱりプロデューサーさんですね」  
 何がやっぱりなのか。  
「さあ、どうぞ」  
「お邪魔しまーす」  
 ミクを家に上げた俺は、そのまま一直線に寝室に向かう。  
 大きなダブルベッドが一つと、机と椅子が一つだけのシンプルな部屋。机の上のパソコンは個人用だが仕事にも使える。  
「ふわー」  
 俺は口をぽかんと開いたままのミクの手を取って室内に引き入れ、カーテンを閉めるとベッドに深く腰掛けた。  
「ほら。ここ座って」  
「は、はい」  
 横をぽんぽん叩くと、ミクは律儀にちょこんと座る。長い左右の髪がふわっとベッドに広がった。  
「はっ!?」  
 座ってから何やらミクは緊張して、  
「あのあの。プロデューサーさん」  
「何?」  
 出来るだけ優しく僕は応える。さすがに僕だって緊張していた。  
「もしかしてですけど」  
「何?」  
「エッチなこと、するつもりですか?」  
「うん」  
 
 ……  
 
 ……  
……  
 ……  
 
 しばらく沈黙した後、  
「きゃー」  
 ミクは口に手をあて、頭をぶんぶんと振る。こっち側のツインテールが当たってちょっと心地よい。  
「まあ聞いて」  
「はい」  
 途端にしおらしくなり、膝の上に手を置いて、ミクは黙り込む。うっすらと頬を紅くして。  
「言ったように、これはミクの声を録音するんだ。仕事の一環だからな」  
「は、はい……」  
 膝の上に合わせた手がモジモジと組み合わさっている。  
「だから。頭のインカムとマイクは付けたまま。声は抑えないで。自然な声を出してそれを録音するから」  
「あ、あの……」  
 下を向いたまま、固い声でミクが言う。初めて聞く声音で。  
「それって……やっぱり、その……。あ、あのときの声ですか?」  
「ああ。僕がミクを抱いて、その喘ぎ声を収録するのが目的だ」  
 そんな声を収録して何に使えるか? これがいろいろと使えるんだ。  
「嫌か?」  
「……」  
 しばしの沈黙の後、紅い顔でミクは首を横に振る。  
「嫌じゃ……ないですけど」  
 ミクの声は震えていた。歌う為のVOCALOIDがそんな声を出せる事を初めて知った。  
「そ、その……どうせならもっと……」  
「ロマンチックなほうが良かった?」  
 こくんと小さく頷くミク。  
 そうだよな。仕事で、なんんて無粋極まりない。  
「ミク」  
 僕は横に座ったミクを横抱きにして、ふさふさの髪に顔を埋める。とっても甘い林檎の香りがした。  
「プ、プロデューサーさん……まだ…」  
 ミクに何も言わせず、僕はそのままベッドに倒れ込む。自然ミクもベッドに寝ることに。  
「きゃっ」  
「初音ミク」  
 耳元でそっと名前を呼ぶと、ミクが身震いするのが分かった。  
「可愛いよ。ミク」  
 つい本音が出てしまう。  
 ミクは音や声には敏感だ。嘘の言葉ならすぐバレてしまう。だから僕は本音で語る。  
「最初にね。キミを見たときから決めてたんだ」  
 サラサラの長い髪を手で梳かしながら、思い出す。初めて見たミクは言葉も上手く喋れない不器用な女の子で。  
それから歌を歌えるまでになるまで、随分とかかった。それも楽しい思い出。  
ミクがミクである大事な証。  
「キミのマスターには僕がなるって」  
「マスター?」  
 ミクがこっちを見る。キラキラと輝く瞳。  
 口元のマイクに僕は口を寄せた。ミクがいつも使っているマイク。  
「ミクを……自分の女にするってことだよ」  
 あえて僕は女と言った。見つめる彼女の瞳が揺れる。  
 
「えと……それって……」  
 ミクが手を重ねてくる。すべすべで、そして暖かい手。  
 手を合わせ、僕はマイクを避け、さらに口を近づけた。もうすぐ零距離。  
 最後の距離はミクから埋めてきた。  
 不意に口に暖かいものが触れる。ミクからだ。  
 唇はとてもすべすべで、そして熱くて。口が溶けてトロトロになっているかと思うほど。  
頬にマイクが当たるのもあまり気にならない。  
「はぁ」  
 口を離すと、ミクの熱い吐息が鼻にかかる。  
 もっとキスしたかったが今は我慢した。口を塞ぐと声が出せないから。  
 くたっと横になっているミクのネクタイをゆるめてやると、僕は彼女のふさふさの髪にキスしてやった。  
「あんっ」  
 きゅっとミクが小刻みに震え、甘い声が漏れる。髪の毛でも感じるのかな。  
 ちゅ、ちゅ、とキスしながら服の上から胸をまさぐった。  
「はっ……んっ……」  
 発達途上の少女の可憐な乳房。それがミクの胸のコンセプトだ。  
 
『巨乳なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ』  
 
 デザイン設計者の言葉が思い出される。  
 確かに小振りだが、触れてみるとミクの胸は柔らかく抵抗なく指を受け入れていく。  
「……んっ……あっ」  
 指を口に這わせ、ミクは眉をへの字を曲げて耐えていた。我慢する紅い表情は可愛くて。  
胸をズキンと刺激する。  
「ほら。声を抑えないで」  
 口元の指をどかして、僕はその指をちゅっと舐めてやった。  
「あっ……んぅ」  
 指先もしっかりと感じるらしい。爪を緑色に塗ったミクの人差し指はとても甘くて。  
このままずっと舐めたくなる。  
 指先をぺろぺろと舐めながら、片手は淡い膨らみを刺激していく。  
「あっ……んんっ……やん」  
 密着するミクが小刻みに振動し、徐々に震えが大きくなっていくのがはっきり伝わってきた。  
「は、恥ずかしい、です……。あっ、やっ…」  
「可愛いよ。ミク」  
 その想いを精一杯込めて、口に指を含んでちゅーと吸った。  
「はんっ!」  
 途端、痺れたようにミクは背筋を二度三度揺らして、僕の胸元にきゅっと顔を埋めてくる。  
こんなに近いとさすがに胸を揉むのはきつい。僕は背中に手を回して、長いツインテールと一緒に抱きしめてやった。  
サラサラの髪の向こうに、しなやかな背中の感触。しっとりと汗で濡れていた。  
 密着しても口の指は離さない。離れない。指先の指紋(そう。ミクには指紋がある)をなぞるかのように舐めていった。唾液をまぶしながら。  
「はぁっ……ああっ」  
 胸に顔を埋めるミクが離れようとする。僕は髪を撫でながら背中を抱きしめてミクをこの胸に掴んだ。  
「ああっ……はっ、はぁっ……はうっ…!」  
 甘い吐息が胸にかかり、僕の胸を満たし、伝わるミクの鼓動が震えていく。  
「はぁっ……はっ…はぁ……」  
 腕の中で悶えるミクに、僕の鼓動も伝わっているだろうか。  
 
「ミク」  
 指を口から離し、僕はすっかり紅潮したミクを見下ろす。そして額にキスした。  
汗ばんだ額に。  
「あっ……」  
 潤んだミクの瞳にぱっと光が走る。  
「ここ、いいかい?」  
 僕はスカートの上から股間を押した。ビクッと震える。  
 無言で頷くミク。  
 短いスカートをたくし上げ、まろやかな太股を指でなぞり、いよいよそこに手を触れた。  
「あっ」  
 パンツの上からでも、そこはしっかりと熱い。僕はパンツの中に手を入れ、指を一本伸ばした。  
「はっ……いやっ……やっ…」  
 熱く潤んだ一筋の肉の割れ目。陰毛は生えていない。ぱいぱんが開発コンセプトだからだ。  
「……んっ」  
 ミクがぎゅっと唇を噛んで耐える。声を抑えなくてもいいと言っても無駄だろう。  
羞恥心があるから可愛いのだ。  
 パンツの中に入れた指を抜き、ミクが顔を寄せる上半身を上げて、僕はベッドの側に腰掛けた。  
脚だけ残してベッドに寝ているミク。スカートの中のパンツに両手をかける。  
ここで初めて僕はそれが純白だと気付いた。  
「脱がすよ」  
 するっ、とパンツを降ろし、黒のニーソックスを伝い、完全に脱がしてやる。  
脱がしたパンツをミクの鼻先に突き出してやった。  
「ほら……。ミクのパンツ濡れてる」  
 わずかにシミが付いている。  
「やだぁ……。バカ」  
 じっと潤んだ瞳がさらに濡れていく。  
「はは。悪い」  
 僕はパンツをベッドの横に大事に畳むと、ふさふさのツインテールの先端を持ち上げた。  
それをスカ−トの中まで持っていく。  
「ふあぁ!? きゃっ!」  
 ビクンとミクの腰が跳ね上がった。髪の毛の先端が、股間に直に触れたのだ。  
 僕は上から覆い被さるようにミクの肩を抑え、片手に持った髪で股間をブラッシングしてやる。  
「はあっ……だ、だめ……」  
 ピンクに輝く割れ目をふさふさの髪がくすぐり、撫でつけ、ミクのしなやかな脚がガクガクと蠢く。  
「……はっ……あっ、あっあっ……アアンっ……アンッ」  
 汗の流れる首が仰け反り、甘い嬌声が一層強くなった。  
「ほら」  
 僕はさらにぐいっと髪の毛を押し込む。割れ目の中に入らんばかりに。  
髪の長いミクだからこそ可能な髪プレイ。  
「だめ……やーっ!」  
 初めてはっきり拒絶を示し、ミクが腰を浮かせる。  
 もう抑える必要もない。僕はミクの上から離れ、顔をスカートまで持っていって覗き込む。  
ピンクに輝くミクの膣の入り口。そこに突き刺さるように撫でる髪の先端は濡れていた。  
 僕はスカートの中まで顔を押し込み、髪の上からちゅっとキス。  
 
「アーっ!」  
 一際強い喘ぎが漏れたかと思うと、唇にじゅっと甘い液が感じられる。  
「感じた?」  
 顔を上げた僕はぺろっと唇を舐め、愛液の甘さを確認した。うん美味しい。  
「はぁ、はぁ……」  
 ベッドの上で息を整えるミクを見下ろしながら、僕は髪から手を離して、自分の服を脱いだ。  
感じたくなったからだ。裸でミクの全てを。  
「あ……」  
 かちゃかちゃと服を脱ぐ音が聞こえ、ミクがこちらを見る。丁度ズボンを脱ぐところだった。  
「プロデューサーさん……」  
 紅いミクの顔に別種の紅が差す。  
「ほら。見てごらん」  
「きゃっ」  
 パンツを脱ぐと、びよんとペニスが天を差している。我ながら正直なことだ。  
一旦は視線を逸らしたミクだが、すぐにちらちらとこちらを見る。  
「初めてか? これを見るのは」  
 ベッドに膝立ちになった僕は、見せ付けるかのように、ミクの顔に近づけてやる。  
「すごく……大きいです」  
「はは。それはどうも」  
「あ、あの」  
 紅い顔でそそり立つ男根を見ながら、ミクが囁くような小声で、  
「こ、これ……その、口でしゃぶってあげるんですよね?」  
 どこでそういうことを覚えてくるのやら。  
「今はしなくていいよ。口を使ったら声が出せないだろ」  
「あっ、そうか」  
 そう。これはあくまで収録が目的。声を出せないプレイは残念ながら意味がない。  
「その代わり」  
 僕はミクの髪を一房掴み、  
「こっちを使わせてもらう」  
と、髪をペニスに巻きつけて、しごいていった。ミクの目前で。  
「やだぁ……もう。ばか」  
 ミクに見られてるせいか。いつもよりずっと興奮する。僕も汗で全身がびっしょりだった。  
 さらさらの髪に包まれ、しごき上げ、僕の分身は大いに喜んで飛び跳ねた。  
「ミク。手を出して」  
 言われるまま差し出されるミクの手。僕はその手を掴むと、髪の上からペニスを握らせる。  
「きゃっ!」  
「離さないで」  
 ぱっと離れそうになる手が止まる。本当に素直な娘だ。  
「どう? 僕のちんこは」  
「すごく……ドキドキしてる。それに……熱い」  
 僕の男根をドキドキと掴みながら、ミクがごくっと生唾を飲むのが分かった。「動かしてごらん」  
「は、はい……」  
 恐る恐る、といった感じで、ミクの手が髪の毛に包まれた肉棒をさすっていく。  
 ああ……。サラサラの髪の上からミクの手が撫で……。  
「うっ」  
 しまった! と思う間もなく、髪の毛に包まれたそれが発砲し、飛び出した白いものが髪と手とミクの頬にかかった。  
「きゃっ!?」  
 
 さすがにミクは手を離してしまう。髪もするっとこぼれた。  
「わ、悪い」  
 きゅとんとしたミクは手にわずかにかかった白濁液を舐めて、  
「にがーい」  
 顔をしかめる。  
 はぁ。いきなり射精するとはちょっと情けない。  
 だが我が息子はまだ天を指したままビクンビクンと飛び跳ねていた。  
「うわー。なんだか可愛い」  
 うーん。女の子に可愛いと言われても嬉しくない。  
 僕はミクをぎゅっと横抱きにして、再び横になった。  
「ん……」  
 肩に回る僕の腕を掴み、ミクがすりすりと頬を寄せる。マイクと一緒に。  
 横からミクを抱きしめた僕は、素肌に直にミクの髪と体温を感じていた。  
まるで髪に包まれた柔らかい肉を抱きしめているようで。腰が自然にカクカクと動き、  
さらに髪の感触を求める。  
 まるでミクの長い髪に全身を包まれているかのような。  
 勃起した男根を髪越しに太股に感じ、ミクがそっと片手を伸ばし、触れてきた。  
触られた男根はさらに飛び跳ね、喜びを表現する。  
「これ……苦しい、ですよね」  
「……まあ」  
「あ、あの……」  
 耳元に口を寄せ、ミクが囁く。甘い声で。  
「はじめて……ですから」  
「ああ、優しくする」  
 僕は今度は自分からミクの口を塞いだ。  
 唾液がぐちゅっと混ざり、僕の唾液がミクに流れ、ミクの唾液が僕に流れる。  
 それは一つになるということを実感させた。そしてこれから下半身も一つに。  
「はい……」  
 ネクタイを緩めパンツを脱いだだけのミクがしっかりと脚を開く。大胆にも股間を見せつけた。  
白い肌を汗が珠のように流れる。  
 全裸の僕は勃起したペニスを片手で抑えると、もう片手でスカートを摘み上げ、  
ゆっくりと中に近付けていった。  
「あんっ」  
 先端が暖かい肉に触れ、ミクの腰が震える。  
「はあっ……。あ、の、プロデューサーさん」  
「……ん、な、なに?」  
 僕もガチガチに緊張していた。  
「ミクと……うんっ……ずっと、いっしょ、に……」  
「ああ。ずっと、ずっと、一緒だよ…」  
 ふっ、とミクの力が抜ける。ずぶっ、と肉棒が突き刺さっていった。  
「アアアーッ!」  
 ミクの悲鳴とも嬌声ともつかぬ叫び声を聞きながら、僕は膣肉を抉り、貫き、  
そして一つになった。  
「はあああっ! が、ああぁ……あぐううぅぅぅ!」  
 ベッドの上でミクが飛び跳ね、ギシギシと鳴る。僕も一緒に腰を振り、無我夢中でミクを突いていた。  
ミクの中は暖かくて狭くて……。何も考えられず、ただ腰が勝手に動く。  
「ひぎいいぃっ! ぐううううぅぅぅ!」  
 ミクの手がシーツを掴む。ぐちゅぐちゅと、抽出する度に肉が擦れあう音が聞こえていた。  
「はああっ……ああああっ……」  
 シーツを掴んでいたミクの手が僕の背中に回る。脚もしっかりと腰を挟み、締め上げた。  
 
 同時、ミクの膣も僕を締め上げる。  
「アアアアーッ!」  
 ミクの背筋が仰け反り、僕も同時に達する。  
「いけ!」  
 我慢していたモノを解き放ち、ミクの胎内に僕の子種が注がれていった。  
「アアアアア、アアアアアアアアーッ! ガアアアッーっ!」  
 背中にぎゅっと爪を立てる痛みを感じながら、僕はミクをしっかりと抱きしめ、  
最後の一滴まで射精し……。  
 
「はあぁ、はぁ…」  
「ふー」  
 結ばれた僕は満ち足りた気持ちでゆっくりと腰を引き上げる。自然に抜かれたちんこはもうしょんぼりと萎れ、結合部からごぼっと白濁液が流れていた。  
「はー」  
 ごろんとミクの横になって彼女を抱きしめる。汗でびっしょりだった。お互いに。  
 ミクの手が僕の手をしっかりと握ってきた。  
「壊れちゃうかと思った……」  
「それは困るな」  
 僕はミクの耳のインカムにそっとキスし、  
「お疲れ様。今日の仕事は終わりだよ」  
「はい。ありがとうございます」  
 ベッドで顔を見合わせ、くすっと笑う。  
「シャワー浴びておいで。服は洗濯しておくから。すぐ乾くよ」  
 家には洗濯機も乾燥機もちゃんとある。滅多に使わないが。  
「出来るんですか?」  
「一人暮らしが長いからな」  
「ふーん」  
 ミクがじっとこちらを見る。なんだか照れる。  
「でも料理は駄目だぞ。期待するな」  
「あ、じゃあ、ミクがお料理してあげます」  
「……出来るのか?」  
 ミクが料理(に限らず家事全般)出来るとは聞いた事もない。  
「えー。出来ますよー」  
 本当かよオイ。  
 顔には出さず、俺はベッドから上がり、ミクを連れてお風呂に向かった。  
「ほら。こっちがお風呂だから。服は脱衣場に置いといて」  
「一緒に入らないんですか?」  
 悪戯っぽい笑顔でミクが聞いてくる。  
「いや…。一緒に入ると、またしそうだから」  
「しても……いいのに」  
 僕はミクの頭にぽんと手を置いて、  
「また今度……じっくりとな」  
「はい」  
 はにかむ笑顔を弾けさせ、ミクはぴょんと脱衣場に入っていった。  
「覗かないでくださいね」  
「その時は一緒に入ってするよ」  
「はーい」  
 
 それから、シャワーを浴びたミクが服が乾く間、僕のシャツを着て「料理」なるものを作ってくれた。  
 うん。さすがミク。見事な黒こげだった。 味? 聞くな。  
 
 次の日。荷物一式を抱えたミクが僕の部屋に押しかけてきた。  
 
(おしまい)  
 

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