【ヤッターマン】
2人揃って「ヤッターマン」。はちゅねタンク(ヤッターワンと似てるよね、たぶん)を
完成させた2人はドロンボー一味の悪巧みを知り、ヤッターマンとなって戦う。
KAIちゃん(ヤッターマン1号)
本名はKAITO。武器はケンダマアイス。おもちゃ屋の一人息子。13歳という設定
だが、体格は20前後の青年wであり、逞しい。平時は常にコートを着ており、変身時は
空に投げたコートを裏返しに着装してヤッターマン1号となる。裸でも青マフラーは外さ
ない。決めゼリフの後に歯をキラリと光らせるが、62話に限り股間を光らせ、三悪をズッコケさせた。
アニメ第1作では正義感溢れる性格だった。
しかし2008年製作のアニメ第2作では、放送開始当初は怠け者で優柔不断で鈍感、は
ちゅねタンクの修理の途中でくたびれて寝てしまうなど、あまりやる気のない無気力な性格。
ヤッターマンになるきっかけも、はちゅねタンクをドロンボーに故障させられた(実際には軽いダメージを受けただけではちゅねタンク自体は全く故障していなかった)ことだった。
しかも最初は、アイス食べ過ぎでお腹が痛いことを理由に戦うのを嫌がった。
その後ドロンボーとの戦いに関しては回を追うごとにやる気を見せるようになっている。
ミクちゃん(ヤッターマン2号)
本名は初音ミク。KAIちゃんのがーるふれ…妹。武器はネギステッキ。電気屋の一人娘。
12歳だが、はちゅねを使わず16歳の初音ミク自身がやっている。
KAIちゃんと同じように平時はミニスカニーソのボカロ衣装を着ている。
変身時は空に投げた衣装を裏返して着装。決めゼリフの後に目をキラリと光らせる(アニメ第2作では、1号同様に歯がキラリと光る)。
シリーズ後半でドロンジョに「2号さん」と揶揄される。また、ドロンボー一味のアジトに乗り込み、悪事を一番先に察知した。
オモッチャマ
KAIちゃん作成のサイコロ型ロボット。成人男性をつり上げることもある多機能便利道具メカ。
設定名称はサイコロン。てゆーか、代替えキャラが思いつかないのでここらへんは原作そのまんまキャラ。
一人称は「ボッチ」で、語尾は「○○だ(で)コロン」。
タイトルの読み上げや、次回予告のナレーションを担当。
【ドロンボー】
イカサマ商売で活動資金を得て泥棒家業を働く悪党にして義賊泥棒(自称)。3人揃って「ドロンボー」。
3人とも年齢的にサバをよんでるらしい。
ドロンジョ
ドロンボーのお色気担当。「ドロンジョ様」「ドロンコ」などの呼称を持ち、金銀宝石とワンカップ的な酒を愛するドロンボーの女ボス。
本名はMEIKO。24歳(←なんかここだけ的確な年齢設定っすね)。
なお、第2作では最近年齢による衰えも感じはじめておりアンチエイジングに命をかけ、
自身がもしもドクロリングを手に入れたら永遠の若さと美貌を手に入れたいと願っている。
トンズラ
フルネームは鏡音レン。ドロンボーのメカ・作戦担当。女子高生好きで知られる。後半に入ってからは、
ナレーターの伝説のフレーズ「説明しよう」を多用するようになった。
その多用ぶりに、69話などでドロンジョから「説明は富山敬に任せておけばいい」といった趣旨の突っ込みを受けていた。
「全国の女子高生の皆さん」やボタンを押す際の「ポチッとな」などの決まり台詞がある。
物語の中期から後期にかけては、完成したメカを披露する際に「全国○×協会推薦です」の一言が入ることがある。25歳。
なお、第2作ではテツカワユスという設定が追加され、自身がもしもドクロリングを手に入れたら、
現在よりも少しだけハンサムになりたいと願っている。
ボヤッキー
ドロンボーの怪力担当。本名は鏡音リン。影が薄くなりがちなボカロ二人目の女の子キャラだが、
本作ではインチキ商売において暴力(ロードローラー的な)で存在感を出している。30歳。
なお、第2作ではKAIちゃんに一目惚れし、彼をお婿さんにする事を夢見る。
そのためかミクちゃんに対しては異常なライバル心と嫉妬の炎を燃やしており、自身がもしもドクロリングを手に入れたら、
KAIちゃんに婚約指輪としてプレゼントしたいと願っている。
ドクロベー
(※トンズラとボヤッキーの設定はエロパロ的な都合により、ちょっと交代してます)
「泥棒の神様」を自称する謎の男。三悪をそそのかしドクロストーンを探させるが、その真の目的は……。
毎回やられてぼろぼろのドロンボー一味に趣向を凝らしたお仕置きをおこなう。これがシリーズを通して人気を博した。
実はドロンジョのファンである。
正体がトンズラ(?)というネタが第30回にあったらしい。
ゲストキャラクター
「人質? いいえ、今日のゲストです」
今日も見事な快進撃だった。
ドロンボー一味のアジトを見つけて、悪巧み発見。ドクロストーンを追跡したはいいもの
の、いろいろあって、いざドクロストーンらしきもん見つけた白兵戦だになったとたん、
ドロンジョのぐーぱんち一発で1号が撃沈。なんとか体制を立て直しはちゅねタンクでメ
カ戦にもちこんだものの、最初の勢いとは関係なくロードローラー大暴れ。はちゅねタン
クごと真っ平らに舗装されかかって今にいたる。
もー、ボロボロ。
「メカの素」?
なにそれ、おいしいの、出す隙すらねーよ奴ら。
しかも『勝利のポーズ』までビシッと決めるなんて、あのドロンボー一味、実にノリノリである。
「お仕置きターイムだコロン!」
「えーと、キャラと役目が違うよ? オモッチャマ」
「なにを言うんだKAIちゃん、コロン。ドロンボー達は負けたらお仕置きされるんだ、コロン。
KAIちゃんたち正義のヤッターマンが負けて何も無しってのは、不公平だ、コロン!」
「そうかなー…」
ていうか、ドロンボーに黒星がついたことないよとミクがぶちぶち言う。
「ミクちゃんも不平言ってないで、胸に手を当てて考えてみるコロン。ほら、KAIちゃんもだコロン。
二人目をつぶって、今日はボロ負けの原因が自分にないかどうかを思い返すんだコロン」
……。
ミクは目を閉じてみた。
「うーん…」
負けた原因?
……。
無い。私には、無い。
思い返しても、ドジなんて踏んで無いし。
第一、最初のぐーぱんちでくるくるきゅー★になったのは、お兄ちゃんの方だし。
「そして、自分が悪いと思ったら、目を閉じたまま一歩前へ! だコロン」
……。
「なるほどー、ミクちゃんの責任だコロンね!」
「へ?」
オモッチャマの宣告に目を開けると、横に居たはずのKAITOが居ない。
「えええっ!?」
あわてて振り返ると、兄のKAITOは遙か向こうをすたこらさっさと逃げている。
「お兄ちゃんのひきょうものーっ!」
叫ぶが追いかける間もなく、壁からにょきっと生えたマジックハンドにミクは捕まった。
「ちょっ、放してよ!」
「それでは、改めてコロン。お仕置きターイムだ、コロン!」
「え? やっ」
ミクを拘束しているのとは別に、鳥の羽根を持ったマジックハンドがにょきっと出てきた。鳥の羽根でミクの頬をこちょこちょとくすぐる。
「っ!」
顔を背けると、耳やうなじをこちょこちょしてくる。
笑い出したくなるようなくすぐったさなら良いのに、その手前のむずむずするような微妙
な刺激にミクが眉をしかめて耐えていると、なにをいきなり、今度は胸をもみもみ揉んできた。
「嫌ぁーーーっ!!」
マジックハンドがヤッターマン二号スーツのツナギの上から、ミクの胸を揉む。
「ナニ考えてんのよー! 変態オモッチャマー!!」
「お仕置きに決まってるコロン。嬉しかったらミクちゃんこそ、変態かドMコロンよ」
「なっ!?」
絶句しているうちにも、マジックハンドは止まらない。
つーっとピンクツナギのなぞっていたかと思うと、チャックをつまんでチーッと下ろしていく。
「やっ」
ミクのワンポイントネギ刺繍が入ったスポーツブラが露出した。
ミクの顔が羞恥に赤くなる。
けれど、チャックを下ろすマジックハンドは止まらず、おなかを過ぎて結局、一番下まで全開にされてしまった。
ネギ色と白のしまパンがちらっと見える。
抵抗しようと暴れるミクの力も、伸びてきた鳥の羽根でおなかや脇腹をこちょこちょされ
るとそっちの刺激に耐えるだけで精一杯になってしまう。
もちろん、胸をブラ越しに揉むマジックハンドも止まらない。
機械的に揉む刺激を与えるていうんじゃなく、どうも動きがすごくいやらしいのだ。
「もうヤダ、もうヤダ、もうヤダぁー!」
「まだこれからだコロン」
泣きそうなミクに、マジックハンドが追い打ちをかける。
ツナギの上からでも分かるすんなりとした太ももを触っていたマジックハンドが、足を掴
んで左右にゆっくりと開いていく。
「え…?」
下を見下ろしたミクの顔が、青ざめた。
マジックハンドがしまパンのゴムを引っ張っているのだ。ミクの位置からは、パンツの中
の陰毛までが見えてしまう。
「ちょ、まって、おねがい、それだけはっ、やっ、お願いだからぁ」
脚を閉じようとしても、閉じられない。
「気持ちよくなったら変態コロンよ?」
マジックハンドがパンツの中へ進入した。
「ひっ」
誰にも触らせた事の無い秘裂を無遠慮にいじられ、ミクの身体がびくんと震える。
「んっ、…いっ…やあっ」
マジックハンドの指はミクの閉じた秘裂のふちを探るように前後に動く。
死ぬほど恥ずかしいが、まだ耐えられる刺激。
だが、マジックハンドはそれだけに飽きたらず、ミクの胸を隠していたスポーツブラの方をずり上げた。
あらわになったふくらみの突起。
ナニをされるかと本能的に身をすくめる。が、今度は逆に触れてくる気配がない。
「…ふっ、…んっ、…んっ」
これはこれで、さらしものにされている気分になってくる。
秘裂をなぞる動きに耐えながら、胸を晒される羞恥にも耐えていると、不意にミクは音がするのに気がついた。
くちゅ
くちゅ くちゅ
「ふえ?」
「ミクちゃんは、おっぱいを見られるのが気持ちいいコロンね」
「え?」
マジックハンドが秘裂をついと撫でる。
くちゅ、音が鳴った。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ…
動きがどんどん激しくなる。
「ひっ、んっ、ん! んあ! あ、…あっ、…あんっ」
嫌っ!
「イヤッ、や、やっ、やっ…」
秘裂をくちゅ、と撫でたマジックハンドの指先がつんと肉芽をつついた。
「やだやだやだぁ! 動くのやめてえっ! おかしくなっちゃうよぉー!」
叫んでも動きは止まってくれない。
身体の中がどんどんおかしくなってくる。
「やっ、やっ…」
やがてミクは耐えきれず、びくびくんっと身体を震わせた。
「いやああああああああああああああああああああああああああっ!!」
頭の中で快感がはじけ、真っ白になったミクが、くたんと崩れ落ちる。
気を失ったミクの姿を、オモッチャマの人造のレンズがジーッと見つめていた。
……。さて。
ここはとある場所、ドロンボー一味のアジト。
『ひっ、んっ、ん! んあ! あ、…あっ、…あんっ』
『イヤッ、や、やっ、やっ…』
『やだやだやだぁ! 動くのやめてえっ! おかしくなっちゃうよぉー!』
薄暗い一室で、ミクのあえぎ声がクリアに響く。
その部屋は、PCやその他電子機器が所狭しと置きっぱにされていた。
点灯しているモニターは一つ。
それを眺めている人影は二つ。
それは顔がくりそつの少年と少女の姿をしていた。
モニターの中では、ヤッターマン2号がエロいマジックハンドに翻弄されている。
やがて、モニターを見ていた少年の方が「こんなもんかなー、どう? リン」とPCからメモリディスクを取り出した。
少年はドロンボー一味のトンズラ。
「うふふ。ナイスよ、レン」
ディスクを受け取った少女もドロンボー一味で、ボヤッキーという。
「どういたしまして。そのディスクに入ったデータを後はネットに流すだけだから、リンでもやれるよね?」
「ご心配なく。ふふ、こんな卑猥な姿がみんなに見られたりしたら、正義のヤッターマン2号もオシマイだもの」
「みんなに…か」
ボヤッキーが上機嫌で部屋から出ようとする。
トンズラはふと、モニター画面を見ながら呟いた。
「…KAI兄ちゃんも、見るかなー?」
ばきょ
「……。」
破壊音に振り返ると、ボヤッキーがせっかく作ったディスクをばきばきに握り潰していた。
ぎぎぎとこちらを振り返る。
「レン。そのデータ。消し去ってちょうだい」
「ええっ? なんで? せっかく、あのオモッチャマに遠隔操作チップを組み込んで頑張ったのに…」
ぼきゃ
不満を唱えたトンズラの背後で、オレンジの閃光。
それはボヤッキーのコブシだった。
少女のコブシは、データの入っていたPCどころかその向こうの鋼鉄の壁まで突き抜ける。
少年は背筋にひやりとした汗が流れるのを感じた。
やばい、目が殺意に満ちている…。
「いえなんでもないですよ?」
ボヤッキーがコブシを開くと、指の間から砂になったディスクがぱらぱらとこぼれ落ちた。
「そうだ。それなら、作戦変更よ。遠隔操作機能を生かして、KAI兄ちゃんの私生活を録画しまくるの!
お風呂とか〜、寝顔とか〜、練乳イチゴとかぁvV」
「えー…?」
「返事は!」
「アラホラサッサー」
トンズラは、投げやりいっぱいの返事をした。
KAITOはお外でミク遅いなーとか思いながら、チューペットを味わっていた。
まあ、ぶっちゃけ逃げてきたわけだが。
「だって、なんかオモッチャマが怖かったんだよね」
この男はこの男で、異変を察知してはいたらしい。役に立たなかったが。
「アレかなー。最近、メンテさぼってたからバグでも蓄積したのかなー?」
冒頭のキャラ説明でも触れているが、サイコロ型ロボットのオモッチャマを作成したのはKAIちゃんである。
チューペットを味わいながら、つらつらとそんなことを考えていると、後ろのドアがカタンと開いた。
振り返ったKAITOが、オモッチャマを確認してニコッと笑う。
「ちょうど良かった! おいで、オモッチャマ」
おいでと呼ばれて、オモッチャマに断る理由が無い。
中の人的にも、まったく無い!
というわけで、オモッチャマはふらふらと吸い寄せられるようにKAITOに近寄った。
近寄ったついでに
「KAIちゃん、ボッチと一緒にお風呂にはいるコロン」
とか言わせる。当初の目的は忘れない。
「お風呂? …砂でも詰まったのかなあ」
「詰まったコロン。だから、一緒に入ろうコロン」
「そっか。じゃあ、その前にちょっとじっとしててね」
KAITOがニコニコしながら、ちゃきっと各種ドライバーを取り出す。
ざーーーーーーーーーーーー。
そこで、オモッチャマからの映像送信は途絶えました。
ドロンボー一味のアジトで、ボヤッキーの八つ当たりが炸裂する頃。
明るく青い空の下、巧みにも数分そこらでオモッチャマのメンテを終えていたKAITOが、見た事のない小さな部品を手に首をかしげていた。
「…これ何だろう?」