「はぁはぁはぁ…ミクちゃぁぁあん、俺もう我慢ムリポ。ファックさせてクリとリス!」と突如マスターがぷっつんした。  
「うわ!ちょ、やめて下さいマスター!誰か助けてー!」とミク。  
「うわっ、二人で何やってんですか?ボクも混ぜてください。むしろ交ぜる?的な?」飄々と現れたレン。  
「おい貴様ら何戯れあっとんねん。儂のダッツ無くなっとるやないけゴルァ?あ゙あ゙?」とすごんでみるが顔は完全に泣きっ面のカイトも現れた。  
「あ、カイトさんちゃっス。さっきメイコさんが食ってましたよ」  
「あ゙あ゙…って、え?め、メイコ…?じゃあ文句言えないじゃん…」  
「憂さ晴らしにカイトさんも交ざりません?今からミクさん回すんですけど」  
「うん…ミク嬲って憂さ晴らす…」  
「うおい!止める気ないんかい!交ざるんかい!」ミクの裂帛の突っ込みが家中に響き渡る。  
その声が酒乱の阿修羅を呼び覚ました。  
「ウッセーぞボケ餓鬼共!アタシは二日酔いでドタマカチ割れそうなんだっつーのにバタバタドタドタ暴れてんじゃねーよ!二日酔いにちなんで眼ん玉金玉一つずつ捻り潰して身体の玉二つにされてぇーのかグラァ!」  
「た、助かった!メイコさん、こいつら私を犯そうと  
ガシャン  
どさっ。  
 
メイコは何のためらいも無く必殺の速度でミクの頭に五合瓶を叩き付けた。  
野郎三人の血の気が引いて行く。サーっ。  
「ミクは眼ん玉の玉二つしかねーから頭割ったんだよ。文句あっか」赤く据わった眼をしたメイコ。般若?  
「「「いいえ、滅相もない」」」自然とセリフが合う野郎三人。  
「…貴様らポコチン共、なんかミクを犯そうとしてたらしいな」一升瓶を煽りながらメイコが凄む。  
「「「…」」」黙るポコチン共。既にそれはポークヴィッツほどに縮小して居る。  
「実はアタシも溜まってんだ、三人まとめて相手してやるよ。かかってきな」  
 
 
────────  
 
ミクが意識を取り戻したとき、部屋には異様な光景が広がっていた。  
精気を吸った夢魔の如くツヤツヤテカテカした顔でベッドに腰掛け、煙草を吹かすメイコ。  
ベッドにカイト、壁際にレン、床にマスターが倒れていた。三者三用位置は違えど、全員が全員ホセ・メンドーサ戦を終えたジョーと見紛う見事な燃え尽きた笑みをたたえていた。  
心なしか皆白い気がする。  
「ははは、イった端から出したザーメン塗りたくってやったからな」  
どうやら本当に白かったらしい。  
「さて第二ラウンド行くか」  
「え、でももう全員明日から車椅子生活を余儀なくされてる感じですよ?」恐る恐る聞くミク。頭のなかで救急車と消防車とパトカーが駆け巡る。  
「いーや、まだお前が残ってるだろう…?アタシ実は両刀使いなんだあ」  
煙草をカイトに押しつけて消す。ああ、と気持ち良さそうに呻くだけだった。  
 
「おねえさんが優しく教えて あ げ る 」  
 
「い、いやぁぁぁぁ!」  
ミクは三人分のザーメンが散らばるなか、酒乱の夢魔の玩具と化した。  
 

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