どうも、カイトです。
今めーちゃんと俺はPCの画面を見つめて凍りついています。
なぜかって、最初から話をすれば長くなるのだけど…
俺の部屋のPCの中にあるのはマスターの棚から持ち出したCD-ROM。
前にマスターが作った曲のデータを探していたんだけれど、どのROMに入ってるか
わからないから俺とめーちゃんは手当たり次第にROMを入れて調べていた。
そして偶然入れた何も書いてないラベルのROM。
それに入っていたのは、マスターが保存したであろう、えっちな動画データのファイルで…
という訳でホイホイとファイルを開いてしまって凍りついた俺たちの目の前の画
面では依然女の人があんあんと喘いでいる映像が映し出されているのでした…。
「〜〜〜っ!!!!あんの変態マスタァァァァ!!」
「まぁ、めーちゃん落ち着いて…顔恐いよ…」
めーちゃんは真っ赤な顔をして高速マウス操作で停止ボタンを押した。
と言っても俺も少しびっくりした。
一瞬しか見てないけどこのビデオの女優も結構胸がでかい。
もし、めーちゃんが押し倒されたら…
なんて事をまだ停止した画面の前でぼんやりと考えてたらめーちゃんが吠えた。
「なーによ、あんたも好きなの?こういうのあたしは見たことないけど」
「お、俺だって見たことないよ!!」
「しかし人間ってほんっとくだらないわね!」
「人間の繁殖行動に必要な事なんだろ?それに、好きな人とこうすることで幸せを得るって」
「別に好きな人じゃなくてもいいって聞いたわよ。気持ちよければそれでいいって人間もいるって事よ。私にはどちらもよく判らないけど!」
めーちゃんがデスクの前の椅子に体重を掛け、椅子がギッと軋んだ。
…もしかしてめーちゃん、今のビデオでちょっと恥ずかしがってる?
「でもさ、めーちゃん。もし本当なら俺は人間と同じことをしてみたいと思うよ?」
俺はめーちゃんに向き直った。
「俺らには恋愛感情とかはプログラムされてないけど、感情ならあるだろ?
好きな人に触れたいとか一緒にいたいとか、そういうことなら俺だって思う」
「…カイト?」
めーちゃんは訳がわからないと言った風に俺を見る。俺はきょとんとしているめーちゃんの目を見て言った。
「メイコと、してみたい」
めーちゃん驚き、目を丸くし、口をパクパクさせ、気のせいか頬が染まっている。
「…ちょ、ちょっと待って!本気!?気は確か?何か深刻なエラーとか」
「至って正常」
「私は人間じゃない」
「俺も。でもメイコが好き」
好き、という単語が出た時にめーちゃんの肩がピクリと反応し、「でも…」と、もじもじと恥ず
かしそうにし、視線は泳いでいる。
うん、そういう実は女の子らしい所があるのも知ってるよ。
俺は近づいて、俺と視線を合わせないめーちゃんの肩をそっと抱いた。
いつもならこんなことしたらブン殴られるんだけど、サーセン。
「ずっとずっと大好きだったよ、メイコ」
「っ…バカイトの、くせに…」
俺の腕の中でそう呟いた後、めーちゃんは何も言わずに俺の服を握りしめた。
ゆっくりベッドへと押し倒すと、そのまま唇を塞いだ。
最初は触れるだけのキスだったけれど、めーちゃんの唇が柔らかくて、何度も角
度を変えてキスをした。衣服が擦れ合うだけの音と、めーちゃんの呼吸だけで正
直凄く胸がドキドキする。
上着のファスナーを下してブラジャーごと捲り上げた。
「や、ちょっとカイト…何見てんの。恥ずかしいわよ…」
「どうして?めーちゃんすごく綺麗だよ」
そう言って胸を柔らかく揉みながら乳首をぺろりと舐めると小さな声が漏れた。
「んッ、…っ…」
乳首を口に含んだり、舌で転がしたりする度にめーちゃんが鼻にかかったような
小さな声を漏らす。
めーちゃんが恥ずかしそうに目を伏せていたり、少女のように時折肩を震わせたりするんだけど、
俺だって正直心臓がバクバクして仕方ないんだ。そんな事を考えながらめーちゃんにキスをする。
…ずっと好きだった人とするキスはすごく気持ちがいい。
下着とスカートをずり下し、内腿を滑って割れ目に沿ってツッ、と指で触れてみた。
「…あ!ひゃ…!」
「濡れてる。めーちゃん、気持ちよかったんだ?」
ぬるぬるとした感触。
掻き分けて指を進めればクチュっと音を立て、入口をくるくると指で撫でてみたりすれば更に透明な液がとろとろと溢れていく。
指を第一間接くらい中に沈ませてみる。よく濡らして慣らせておかなきゃいけない
ってマスターがやってたエロゲに書いてあっ(ry
めーちゃんの中に浅く指を出し入れする。
その度にめーちゃんがピクッと身を捩じらせる。…すごい、可愛い。
手の甲で口を押さえて声を殺している為、くぐもった声がめーちゃんの口から洩れる。
「…ふぅ…ッ、んんーっ…」
俺はめーちゃんの手を取って、口を塞ぐのを止めさせた。
「だめ、めーちゃんの声、聞かせて?」
「カ、カイト…」
その代わり俺の唇でめーちゃんの口を塞いであげた。
正直、この時点でもう俺も限界だった。ズボンの前が痛いくらいに突っ張っているのが分かる。
熱っぽい瞳で俺を見るめーちゃんに、俺は言った。
「メイコ、俺、もう…」
「うん、…分かったわ。」
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俺はコートとインナーを全てベッドの下に脱ぎ捨てた。
めーちゃんによると自分だけ裸に剥かれるのは不本意だそうだ。
普段マスター命令で度々脱がされることはあるけど、改めてめーちゃんの前だと少し恥ずかしい。
俺はめーちゃんの脚を広げさせ、擦り付けるように自分のものを当てがう
「いくよ」と言い、ちょっと力を込めると濡れていた愛液のお陰でズルリと先だけが入った。
その先はゆっくりと、中を掻き分けるように押し進んだ。
「あ、ぁぁっ……!!」
「うっ…」
初めて入っためーちゃんの中は、熱くて、凄く小さくて、溶けてしまいそうだった。
圧迫感。ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
少しづつ進むたびにめーちゃんのそこが裂けてしまうんじゃないかと思う。
「やぁ、ぁっ…、…痛ぁっ…!!」
途端にめーちゃんが苦しそうな声をあげた。
ベッドのシーツを硬く握り締め、心なしか目尻が濡れている。
矢張りきつそうだと思ったのは俺だけじゃなかったようだった。
「…ごめんッ…メイコ…!」
俺は半分ほどしか入っていなかったモノを、ぐっと力を込めて一気に押し込んだ。
「―――あーーッ…!!!」
一番奥に到達すると、苦しそうに小さく呼吸するめーちゃんの顔を覗き込み、額を撫でた。
「ごめん…、めーちゃん…。大丈夫?痛い?」
「はぁ…はぁ…うん。へーきよ」
俺と同様に息が荒いめーちゃんは「ごめんなさい、もう大丈夫」と小さく笑った。
俺は少しづつ小さく腰を動かし始めた。
最初はゆっくり、次第に早くしてみたり。
めーちゃんがそれに合わせて声をあげる。
いつも歌っている声とは違う、
可愛らしい高くて細い声。
「あぁぁっ…やぁっ!」
ぎりぎりまで引き抜いて、一番奥まで突く。
もう大分慣れたのか、めーちゃんの声は気持ちよさそうな甘い声に変わった。
凄く気持ちが良くてたまらない。
「メイコ…、メイコっ…!」
俺はめーちゃんに覆いかぶさるような形になり、
足をめいっぱいに広げさせて、腰を動かした。
「や、ぁあん…! カイト…、カイトぉ…!!」
めーちゃんが、堪らず俺の首に腕を回してしがみ付いてきた。
可愛らしい動作と、声のせいで、俺はもう限界が近い。
「メイコ…、俺、もう…ッ」
めーちゃんが揺さぶられながら黙って頷いたから、
俺は動きを一層速くして一番、奥深い部分まで突き入れた。
「――――――ッ……!!!!」
果てたのはほぼ二人同時で、俺のモノがめーちゃんの中で脈打ってるのが分かった。
大きな快感の波が去った後、俺はめーちゃんにキスをした。
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「…ん?」
柔らかい。
「あら、起きたの?もう少し寝てても良かったのに」
ん?
俺は一瞬自分の置かれている体勢がよくわかっていなかった。
俺はいつの間にか眠っていて、俺らはまだ服を着てなくて、顔は今めーちゃんの胸元に…
胸元?
「うおおおお!!!?」
俺は思わず飛び退いた。俺はめーちゃんの胸元に顔を埋めて眠っていたらしい。
いつもなら殺されるのに!あああもっと眠っておけばよかった…じゃなくて。
「ご、ごごごごめんなさいめーちゃん!」
「は?」
「だって、めーちゃん痛がってるのに無理させたり…。確かに俺ヘタクソだと思うけど…」
めーちゃんのパンチが飛んでくると思って身構えていた俺を、めーちゃんは笑った。
「そんなこと気にしてないわよ。それにね、カイト」
「うん?」
めーちゃんが、
めーちゃんから俺にちゅっ、とキスをして
「気持ち良かったわ。ありがとう」
END
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後日談
(ガラスのコップを壁にあてて隣の部屋)
「ウホッwwwwktkrwwww
ニコニコにあげるタイトルは『KAITOとMEIKOにエロいこと言わせてみた』
でいいかなぁ。でも運営に引っかかりそうだなぁ…」
ミク「マスター…(´A)」