※注:作中は18日  
 
 
本日のメニュー:豚足、豆乳。(その他野菜等)  
 
イメージの描き換えも終わった、調整も終わったしデモソングの収録もした。  
あとは各ご家庭でダウンロードすれば完了、いわばオレ達第二の誕生日。  
なのに何、このしょぼい食卓は。  
「しょうがないでしょう、リンがどうしてもこれがいいって言うんだから」  
とは、食卓を司るMEIKO姉の弁。  
よく見ると言いだしっぺは鬼のような形相で黙々と食べ続けている  
。他のやつらはうんざりしないのかよ、これと思ってテーブルの向こうを見れば、  
なぜかミク姉も同じ顔で豚足を口に運んでいた。  
二人の気迫のためか、いつもは和気藹々とした夕食も食器が触れ合う音と咀嚼する音しか聞こえない。  
諦めて豚足を豆乳で流し込もうとするが、脂のねっちょり感が豆乳じゃ流しきれなくて  
喉の奥がもったりとする。二つの独特の匂いも口の中にいつまでも充満して、早く歯を磨きたくなる。  
「せ、せめて水か牛乳……」  
MEIKO姉に出したSOSはリンにあっけなく却下されてしまった。  
「レンはあたしと同じ物食べなきゃダメなの!」  
「何でだよ、横暴だぞ」  
「レン、あたし達今でこそ双子だって言われてるけど、最初に出た設定覚えてる?」  
「確か、鏡映しの異性とか……」  
「そう! つまり、あたしの食べた物がレンの、レンの食べた物があたしの体に影響するってことも  
あるかもしれないじゃない!!」  
「……話がまったく見えません」  
「だからー、元は同一人物なんだから栄養も半分こされちゃうかもしれないでしょ。  
そうならないために、あたし達は同じ物食べなきゃいけないの!」  
バンバンとテーブルを叩きながら熱弁するリン。どーでもいいけど唾がオレの顔にまで飛んでます。  
「で、何で豆乳と豚足なんだよ。もうちょっとバランスいいメニュー考えろよ」  
「決まってるじゃない、胸を大きくするためよ!!」  
ドきっぱりと言い切るリンを見て、眉間が勝手に寄っていくのが止められない。  
かといってここでくだらないと一蹴すれば手当たり次第物が飛んでくるんだろう。  
曰く豚足にはコラーゲンが、豆乳には大豆イソフラボンが含まれており、どちらも巨乳には  
大事な栄養素だそうだ。  
といっても一朝一夕でいきなりでかくなるわけがないだろう。  
昨日までまったく気にしていなかったのになぜいきなり。  
「それはね…この間の本スレの奴らのせいよ」  
リンが渡してきたデータは、オレ達の新イメージイラストが発表された時の過去ログだ。  
フォルダを開いて読み込んでみると、赤文字で強調された文がいくつか発見できた。  
…専ブラにこんな機能あったっけ?  
 
xxx :名無しさん動画閲覧中@全板トナメ出場中 :2008/07/09(水) 17:43:17 ID:xxxxxxxxx  
腹の角度が変わってるのだがこれは腹が出たのか胸がへこんだのか気になるところだ。  
 
yyy :名無しさん動画閲覧中@全板トナメ出場中 :2008/07/09(水) 19:58:50 ID:yyyyyyyyy  
リンの胸がひとまわり小さくなったと聞いて  
 
(個人情報保護のためレス番、IDは伏せさせていただきます)  
 
「せっかく弱点克服できたのに胸が小さくなるなんてゆ〜る〜せ〜な〜いー!!!」  
半分涙声で地団駄を踏むリン。てか、こんな一週間以上前のカキコに反応しなくても…。  
「だから、声も胸も一回り成長したあたしをあいつらに見せつけてやるのよ。  
レン、あんたも全面協力しなさい!」  
鼻っ柱に人差し指をつきたてられ、無理やり承諾させられる。  
それにしても、ミク姉までなんで?  
「あいつらわたしの胸をパッドだなんだと言いやがって…絶対に許せない…っ」  
女の子にむかって胸の話題はタブー。ボク、大人になってひとつ学習しました。  
 
風呂から上がって部屋に行くと、リンはベッドの上で珍しく本を読んでいた。  
その表情は真剣を通り越して鬼気迫るものがある。  
「何の攻略本?」  
「ゲームじゃない、これ!」  
目の前に突き出された本の題名は、『実践! 10日間で胸が大きくなる方法』?  
「これにね、マッサージが重要だって書いてあるの」  
俺の体をベッドの上に引きずり込み、本を開く。  
該当のページにはマンガみたいな図解付でマッサージ方法が解説されていた。  
「朝晩一セットずつやるだけでいいんだよ」  
さっきもやってたんだ、と言いながらリンは両手で自分の胸を寄せるしぐさをする。  
マッサージ前より大きくなっているのを期待したいんだろうけど、そんなすぐに結果が出るわけない。  
「で、オレもこのマッサージやればいいの?」  
いくら一心同体と言ってもそれはさすがに勘弁してほしい。  
何も集まらない胸で寄せて〜、あげて〜、なんて単なる変態だ。  
「やりたいなら止めないけど、それよりこっちに協力してよ」  
 
ぱらぱらと本をめくり、指差したのはさっきよりもピンク色が多用されてるページだ。  
そこにはデフォルメされた絵と『パートナーにも協力してもらおう!』との文字。  
本文には『女の子は感じると女性ホルモンがいっぱい出るんだよ♪』と書かれている。  
……ごく普通のエクササイズ本だと思っていたのに。  
つまりリンの胸が小さいのはオレが女性ホルモン出しきれてなかったからと?  
「じゃあリンはオレがヘタだって言いたいんですかー。今まで感じてたのは全部演技だったんですかー」  
ううう、そうだったとしたらさすがにショックだ。  
泣き真似をしながら睨んでやると、リンは頬を膨らませた。  
「なんでそうなるの。ほら、ここに『自分で揉むよりカレにしてもらったほうが大きくなるかも!?』って  
書いてあるでしょ」  
 
カレ、ねぇ……。  
文章をなぞるだけの言葉に違和感を覚える。もともと双子や同一人物と言われていたオレ達だ。  
キスやそれ以上のことをしているけどこの関係は彼氏彼女と名づけていいものなんだろうか。  
そもそもボーカロイドに恋人という定義はあるのか?  
 
そんなことをつらつらと考えていたらいきなり右手を掴まれた。そのまま薄い布越しの胸に当てられる  
。手のひらから伝わるやわらかさと小さな鼓動。  
「レン、いっつもこっちばっかりでしょ。だから……」  
もう片方の手も取られ、強制的にリンの方を向かせられる。  
バランスを崩してしまい、リンの上に乗り上げる形になってしまった。  
胸の上に置かれた手を、一回り小さな手のひらがやんわりと握る。  
「今日は、両方とも同じくらい……ね?」  
男に胸を触らせながら無邪気に微笑む顔は、かわいいを通り越して凶悪だ。こ  
の関係にどんな名前がついても、オレがリンに敵わないことは決定なんだろうな。  
そう思いながら、彼女の要求に応えるため唇を寄せた。  
 
体重をかけないように気をつけながら服をまくり上げ、胸に手を伸ばす。  
始めから全部脱がせておけばよかったと思ったのは、リンの体からだいぶ力が抜けたあとだ。  
手のひら全体で小さなふくらみを包み、強弱をつけながら揉むのを繰り返す。  
中央に寄せ微量ながら谷間を作ると、その間を汗がつつぅ…と流れていった。  
もったいないと思って舌を伸ばそうとするとぺしんと頭をはたかれる。  
 
「…手、とまってる」  
 
さっきからずっとこんな調子だ。  
いい加減先に進みたいのにリンの中で巨乳への夢は潰えないらしく、胸から手を離そうとするのを許してくれない。  
だけどリンの方もそろそろ限界なのは手のひらに当たる突起からもずっとこすり合わせ続けている脚からも  
一目瞭然だ。  
 
「片手だけならいいじゃん」  
「んっ…かたっぽだけ…大きくなるのはやだもん…」  
 
ちょっとムカついて、首筋に引っかかっていた服を取り去り鎖骨に噛み付く。  
驚いたのかリンは短い悲鳴を上げたが、無視してそのまま舌を這わせた。  
汗のしょっぱさの向こうにあるあまい舌触り。  
骨に沿って舐めると、喉の震えが伝わってちょっとくすぐったい。  
両の胸を強く握ると、薄い胸の下に何かカタマリがある感触がした。  
 
「いっ……!」  
 
さっきとは違う悲鳴に驚いて顔を上げると、リンの眉間に皺がよっていた。  
 
「ごめん、痛かった?」  
 
伸び上がって今度は眉間を舐める。同時に指のつけ根で乳首を挟んで転がすと、  
桜色のくちびるから断続的な嗚咽が漏れた。  
にじんだ涙を吸い、そのまま頬を滑ってキスをする。入り口はすぐに開かれたけどリンの頭が枕にずぶずぶと  
埋まってしまって深くあわせられない。ああ、いつもみたいに後頭部を掴めれば楽なのに。  
 
「んぁ、あふっ、んぁ・・・っ!」  
 
手のひらでわざと押しつぶしたり、爪でひっかいたりまわりを優しくなぞったりと乳首をいじりながら  
口の中を舐めまわす。息つぎをするためか舌がじゅっと強く吸われた。  
今の、不意打ちでかなりキタかも。  
いい加減パンツで押さえつけられている下半身がきつい。  
リンはどうなんだろうと膝で縫い目を押し込めば、太ももが震えながら締め付けてくる。  
布が何枚も重なって聞こえないはずなのに、あの湿った音が耳に届いた気がした。  
くちびるを離すと一瞬追いかけてきたけど、膝を揺らせばすぐにまた声を上げて頭が沈んだ。  
 
「ねえリン、こっちは自分でいじって」  
 
右手をとり、胸の上に誘導する。  
 
「ゃあっ…んで?」  
「このままじゃなんにもできないから。…オレの手と同じ動きするだけでいいよ」  
 
そう言って乳首を転がす。その様子を凝視していたリンが、恐る恐る自分の乳首をつまんだ。  
白い指先と黄色い爪に隠されては現れる桃色。そんなエロいコントラストを見ながら下腹部に手を這わす。  
降ろしたパンツとズボンは足で引っ掛けて全て抜いてしまった。  
 
「んん…っレンもぉ…」  
 
自分の分はリンの足に引っ掛けさせて脱ぐ。ついでに上も脱ぐため体を離したら、かすかに抗議の声が上がった。  
 
「大丈夫、ちゃんとするから」  
 
……まあ、ここで止めようと思ってもフルボッキしてるムスコさんをなだめることなんてできないんですけどね。  
左手はリンにも真似できるようゆるく胸を揉みながら、右手の人差し指を割れ目の中に埋め込む。  
そこはもうとろとろだ。  
だけどリンの中はオレの指も飲み込めないんじゃないかっていうくらい狭いからちゃんと慣らさなきゃ。  
入り口をなぞるように動かしたら水音とひときわ甲高い声が響いた。  
つぷつぷとわざと音を立てながら穴に入るか入らないかの浅い注挿を繰り返す。  
 
「あ、あん、んっ、」  
 
ゆるゆると首を振るけれど胸をいじる指は止めない。  
もうすでにオレの指は見ないで好きなように自分を責めたてている。  
これなら大丈夫だろうと一本目の指を挿入するとビクンッと足が跳ね上がった。  
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる中は熱いぐらい。早く入れたい。それだけが頭を支配しそうになる。  
 
「ふうぅっ、ああんっ」  
 
あまい声が聞こえてはじめて胸を強く握っていたことと無意識にリンの太ももに自分の物をこすりつけていた  
ことに気付いた。  
真っ白い太ももがうっすらと先走りで濡れていて、弱い光を反射する。  
全身を火照らせながら胸をいじるのをやめられないリン。  
たとえカレと呼ばれることがなくても、こんな姿を見られるのもこんな姿にできるのもきっとオレだけなんだ。  
そう思うともっともっとぐちゃぐちゃにしてやりたくなるし、もっともっと優しくしたくなる。  
心臓ごと掬い取りそうな手つきで左胸を掴み、先端にしゃぶりつく。同時に中の指も2本に増やした。  
 
「あぁぁあっ」  
 
これって三点攻めってやつかなーと思ったけど口には出さない。出したらきっと殴られるから。  
かたいグミみたいな乳首をじゅうじゅう吸う。  
そうしてもミルクは出てこないんだけど、口の中に甘い味が広がった気がした。  
 
「ぇん…レンっ…お願……こっちもぉ」  
 
くちびるだけではむはむと甘噛みしていたらリンがもう片方の胸を差し出すように寄せる。  
 
「そっちは自分でいじるんじゃなかったの?」  
「ぁって、自分じゃ、舐められないも…っ」  
 
ヤバイ……!  
快感に歪んだくちびるも、今にもあふれそうなぐらい涙を湛えた瞳も、上気した頬も、全部食べてしまいたい。  
 
「ごめん、また今度」  
 
噛みつくようなキス。突然抜かれた指に抗議するような声が上がったけどそれごとむさぼる。  
自分の先端を入り口に当て、一気に押し開いた。  
 
「んんんんんっ」  
 
挿れた瞬間ぎゅううっと強い力で締め付けられた。  
少しでも痛みを散らせたら、と口内で舌を蠢かせる。  
すぐにリンの舌が追いついてきて、後はめちゃくちゃに絡ませあった。  
粘膜と粘膜が上でも下でもこすれあって気持ちいい。根元まで突き刺せば、後はもう腰が止まらなかった。  
このまま溶けあってしまえばいい。  
ずぶずぶの粘液みたいになって二人ひとつのカタマリになってしまえばきっとリンだって胸の大きさになんて  
こだわらなくてすむのに。  
好きだ、好きだ、好きだよ。大好きだよ、オレだけのリン。  
胸の話とかして好き勝手言ってるやつらには絶対に渡さない。触らせない。  
リンの胸がこのままでも、大きくなってもずっとオレだけのものだ。  
 
「あ、あああっ、レン、れぇんっ」  
 
いつの間にか解放されていたくちびるがオレの名前を呼び続ける。  
上半身ががくがくと動いて不規則なリズムを作り出す。  
 
「あっ、ああんっ、も、もうら、めっ!!」  
 
ぎゅうっと体も中も丸ごとしがみつかれて持っていかれる!と思った瞬間  
 
「あああああああああっ」  
 
搾り取られるような強い締め付けに耐えられず、中で爆ぜた。  
 
 
「やっぱり変わってない気がする…」  
布団に包まったまま、むにむにと自分の胸をいじるリン。  
それ以上やられたらさすがに我慢きかないです。  
だけどここでまたやったら確実に明日寝坊してMEIKO姉に怒られる。ああ、ジレンマ。  
「つーか、貧乳からかわれるなんて今に始まったことじゃないじゃん。何でそんなに大きくなりたいの」  
「だって、声も大人っぽくなったって言われたのに、全然体は成長してないんだもん……。  
めーこ姉みたいにとは言わないけどもうちょっとだけでも…」  
しょぼくれたリンの頭をなでなでする。  
「オレはちっちゃくてもリンの胸好きだよ」  
あ、ヤバイ。禁句言ったかも。ちっちゃいって言うなーッ!!と暴れるリンを想像して冷や汗が出る。  
だけど、逆にリンはキラキラした目でこっちを見ていた。  
「ほんと?」  
「え、うん」  
「ほんとにほんと?」  
「本当だってば」  
「もーっ、レンってば大好きーッ!!」  
ギュッと抱き締められ、柔らかな感触が全身に絡みつく。  
すぐ鼻先にある首筋からは汗の匂いの中にほのかに甘い香りがあって…。  
これは、明日遅刻決定。  
カミナリを落とされる覚悟をしながら、オレは抱き締め返すために腕を伸ばした。  
 

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