はい、何か起こりました僕たちに。
性転換というやつですか。
最近の萌要素ですね、わかります。
ってええぇぇーーーー!!?
僕女の子になっているんですけどっ!!
「うわーカイコ可愛いね、リアルに解雇だわ!」
「いや、意味わかんないからめーちゃん」
というわけで、
マスターが頑張ったのか何なのか。
僕ら性転換しちゃいました。
僕とレンは女の子に。
メイコとミク、リンは男の子に。
一番変わらないのはレンとリンだ。
そりゃ双子だもんな。
「わーリンがレンになっちゃったー!」
「いや、あんま変わんねーから」
そう言ってレンは自分の胸に手を当てる。
ですよねー。
いや、僕もそうだよ。おっぱいあるかって重要じゃん。
「ミクは??」
「ミクオでしょ、マスターのもとに行った」
ミクの喜んでいる顔が目に浮かぶ。
マスター逃げ切ってくださいと心の底から祈りを捧げる。
「カイコ?」
「え?」
めーちゃん……もとい、メイトが俺に話しかけてくる。
うわー、めーちゃん男になってもすげーカッコイイ。
多分服はスカートからズボンに変わっただけなんだろう。
凄い男的な流し目とか、気だるい感じとか似合うよ、ホント。
「カイコ凄い可愛いじゃない、ミニスカって、ふふっ」
「笑わないでよ」
90年代のアイドルみたいな格好させらているんだ今のカイトというかカイコは。
ミニスカで、上はマフラーとコートとふわふわの青い髪。
それに比べてメイコは今でも大丈夫そうな容姿だ。
赤いタンクトップに黒のスラックス。
茶色の髪の毛が流し目のかっこ良さを引き立てている。
「メイコはかっこ良くていいね」
「メイコじゃねーよ、メイト!」
「え、楽しんでない?めーちゃん」
「せっかくだもん、この設定楽しんでもいいじゃない。
なぁ、カイコ」
めーちゃんが僕に寄りかかってくる。
いつものように僕の腕の中に納まるめーちゃんじゃなくて、
僕が納められているような。
メイトはふふっと笑いながら僕の唇を奪う。
「やっ、めー………」
「うわーすげー可愛い。悪いけど俺女の感じるとこわかんだよねー」
そう言ってめーちゃんは笑う。
そりゃそうだろ、元女の子だし。
「カイト、いやカイコか、教えてあげる。
女の子がどこを感じてどれだけ気持ちよくて辛いか」
メイトはそう僕の耳元で呟いて大きな手で僕の両腕を押さえる。
「めーちゃん!!」
「まぁ確かにめーちゃんだけどさぁ」
その声と共に耳元に生暖かい感触がする。
べろべろと耳と首を舐められる。
執拗に僕の耳を攻めためーちゃんの舌は違う生き物みたいだ。
いや、ホント男の尊厳的なものが奪われるんで止めてほしい。
「カイトはね、耳と脇腹と足の付け根が弱いの。カイコもそうなの?」
「違っ、めー……っ」
「うわーマジ可愛いって思うわ、カイコの赤い顔とか、汗ばんだ身体とか、
その声とか。もっと声あげなよ」
「ちょっ、ホントにっ!!」
僕の声は声にならない。
確かにメイコも最中はそうだったな。
いや、そうじゃなくてっ!今まさに貞操の危機ってやつだ。
メイコ元いメイトはにこにこ笑いながら僕のいい所を攻めてくる。
Gスポット発見ー、あっけないわねとか言うメイトを止める術なんて、
今の僕には無くて只只メイトの動きに声を上げるだけだ。
「やぁっ、ああっ、メイっ…!」
「いきそうなの?」
笑ってメイトは僕の攻め手を止めない。
まぁそうですよ、僕もめーちゃんがやめてカイトとか言う声を
散々シカトして来ましたよ。
「ホントっ、だめぇぇぇぇっ!!」
メイコの指を咥えたまま僕は絶頂に達したみたいだ。
何だこの感覚。
身体が打ち震えてびくびくと痙攣が止まらなくて気持良過ぎるというか
逆に辛い。ここで触れられるのはある意味拷問だ。
「だめっ!!めーちゃんっ!!」
「そう言って私が懇願してもあんた聞いてくれなった」
そう言うめーちゃんの指はびくびくと感じている場所を更に刺激する。
ごめん、めーちゃん今ならわかるから。
一回いって敏感になった場所を更に刺激されてもう抵抗とか理性とか、
そういう感情はどこかに吹き飛んでしまったみたいだ。
女の子の感じるって本当に何もかも無くなってしまうんだなと、
今の身体で実感する。
めーちゃんが否定形の言葉しか言わなくてへこんでいたりしたけれど、
今自分がその立場になってよくわかる。
びくびくと子宮から伝わるような快感に理性をせめても残すために否定形
しか僕の口からは出てこない。
「いやぁ!!メイトっ!!」
二度目の絶頂を迎える。上手いのと僕の身体が感じすぎるのと。
メイトは凄く嬉しそうににやにやと笑いながら僕にキスをしてきた。
「俺この設定けっこー好きかも」
カチャカチャとベルトを外す音が聞こえてメイトの物が外気に曝される。
ちょっと待って。
いや、無理でしょ、何だあれ。入るわけないって!
「無理ぃ、そんなのっ、入らないっ!!」
ふにゃふにゃになった僕の懇願は受け入れられるわけなく、
メイトはあー大丈夫大丈夫とか言いながら突っ込んできた。
「痛ぁぁぁっ!!」
「あ、初めてか。そっか」
意外と元女の子の方が酷い気がする。
そりゃ僕だってめーちゃんが初めてのとき痛いって言ってるのを聞きながら
押し進めたけどさ、出来る限り優しくしたつもりなんですけど。
だって、うん、凄い痛いし。
「大き、過ぎぃ、あっ」
「まぁね、流石俺」
そーじゃなくて。そーじゃないって。痛いんだって!!
でもそうか、僕も褒められたって思うもんな。
痛みと共にメイトが中に入ってくる感覚が広がって何とも言えない気分だ。
「全部入ったけど、大丈夫?」
そう言って僕の髪を撫でてキスをするメイトはかっこ良過ぎる。
少し汗ばんでて前髪が額に張り付いていて切なそうな顔。
それで心配なんかしてくれたら大丈夫って言うしかないじゃないか。
さっきの訂正。元女の子は初めての痛みわかってるから優しいです。
「凄いねーキツキツ。動くよ」
その言葉が終わるか終わらないかにがんがんとピストン運動が始まる。
でも最奥にがしがし打ち付けるんじゃなくてGスポットとかに当てる感じで、
痛みよりも快感が強い。
「あっ、あっ、そこぉ、っダ、めっっ」
「またいっちゃうの?あんた凄いね」
笑いながらメイトは動きを止めない。
また絶頂を迎えそうだ、そう思った瞬間。
「えっ……」
「まだだーめ。多分三回目くらいだと意識飛ばすだろ?
俺一人で意識ない女に突っ込む趣味ねーもん」
「酷…っ、ねぇ……」
いきなり引き抜かれてわけがわからなくなる。
訂正の訂正。元女の子酷い。いや、これはメイトがSだからか。
「カイコ、上乗って」
「え?」
「騎乗位!早く欲しいんだろ?自分で入れて」
「そんなっ」
そりゃ欲しいけど。でも自分で入れて自分で動くのには抵抗感がある。
メイトは自分の身体をベッドに横たわらせて僕を見つめる。
のろのろと動いてしまう。本当は恥ずかしくて、仕方ないけれど。
身体を起こしてメイトが上向きに直ったのと同時くらいにメイトの物を
持って身体を寄せる。びくっと秘部が動いてそのままメイトを受け入れる。
「あぁぁ、」
「自分で動いてみなよ」
「っ、あんっ、あっ、あっ、」
「騎乗位いいな、何もしなくても気持ちいいし、カイコの痴態上から下まで
丸見えだし」
「いやぁ、っあっ、ねぇっ、動いっ、んっ、てっ」
「しゃーねーなー」
そう言うとがしっと僕の腰を掴むとしたから打ち上げてこられた。
奥に当たって気持いい。
慣れたら奥が気持いいんだなと飛びそうな頭で考える。
「あっあんっ、メっ、イトっ!!」
「あ、俺もいきそう。一緒にいこうな」
秘部から脳内に向けて何かが走る。
背骨に電流が走ったみたいだ。僕は叫び声のようなものを上げて意識を失った。
一瞬中にさっきまでと違う感触を感じる。
目が覚めると隣に寝ていたのは裸のメイコ、女の姿のメイコだった。
おっぱいあるし、柔らかいし、何もついてない。
メイコは僕が目が覚めたのを見て戻っちゃったねーと笑う。
「……めーちゃんのいじわる。どS」
「えーどこが、あんただってあんなもんでしょ?私お手本あんただから」
凄く身の振りを反省しました。
マスターのお陰でこの性転換が起きたのならばとてもいい薬となりましたが、
マスターの貞操は無事でしょうか。