「メイコ」
青い髪の毛とは対照的に彩度の低い私服がかっこいい
「おはよう、いこっか」
手を差し出され、一瞬の思巡の後私は彼の右手に自分の左手をつないだ
すぐにホテルに向かったのを見て正直「またか」と思った。
まるでカイトは高校生のようにデートの度にセックスを要求してくる
いや、要求なんてものじゃない。犬歯を見せて脅迫するのだ。
甘い言葉を有無を言わさぬ笑顔に私は抗うすべもなく受け入れるしかなかった。
本当はこのまま手を繋いで遊びに行きたいけど
雨続きの最近、せっかく日曜に晴れたというのに。やることはヤることだけなのだ。
私は小さく溜息をついた。
「やぁ・・・」
メイコが拒否なのか、喜びなのか、わからない声を上げ顔を赤くして俺を見ている
知らん振りして、どろどろと愛液をたたえる亀裂に鼻先をうずめるとそこが嬉しそうにひくひく動くのがわかった
じゅるっ、とわざと大きな音をたてて吸うとまた小さくあえぐ声が聞こえる。
両手でそこを広げるとクリトリスが顔を出す、少しそこをいじると赤く充血してきた
「や、そこばっかり触らないで」
「ごめん、メイコのここ可愛いからつい」
「・・・バカ」
また舌で亀裂をなぞると口のまわりをメイコの体液が汚した。
足を開いたまま息を荒くするメイコを尻目にその両足を抱えると待ち侘びたかのように素直に開かれる。
ペニスの先をひっかけるようにして擦りつけるとそこがまた俺を誘いこむように動いたのがわかった
「はぅ、はやくぅ・・・」
甘えるように腰を持ち上げて近づこうとするメイコを笑って、俺を突き立てた。
「あああああぁ!」
勢いが良すぎて驚いたのかメイコの中が一瞬ぎゅっと締まった。
「痛かった?」
少し腰を引いて聞くと
「んん、全然平気」
むしろ、もっとやって?
そう言ってまた腰で誘い込んでくる。内壁がぐにぐにと動いている。
「じゃあ遠慮なく」
足を抱えなおして再び腰をぶつける
なんども何度も、角度を変えて、勢いを変えて。
二人の息遣いとメイコのあえぎ声がリズムになって、ぶつかる肌の音が響いた。
「あっあっあっ」
メイコの声と内側の脈動が早くなってきた。
「やぁ、カ、カイ・・・あああー!!」
メイコの好きな場所を狙って突くと。ひときわ大きな声をあげて俺を締め付けた。
「うっ・・・」
不覚にもそれに耐え切れず、俺もメイコの中に精液をぶちまけた。
「はぁー」
耳元で息をついたカイトが腰を揺らして私の中にはいってた物をずるりとひきぬく。
まだ敏感な私の下腹部はピクピクと痙攣している。空気に触れて少し冷たい。
セックスの後のカイトはさっぱりした顔で、優しく微笑んでくれる。この顔が好きだ。
「メイコどうした?」
あまりにもじっくりと見つめてしまったためか、不思議そうな顔でこっちを見るカイト。
「ううん、なんでもない。」
「・・・愛してるよ、メイコ」
カイトはまたあの優しい顔で微笑んでキスをくれる
その言葉にカッと私の中心に火がついた。気がした。