同じ頃の深夜、ミクとケンも仲良くベッドインしていた。
ただこちらは、新婚夫婦の営みに近い状態のとてもスローでオーソドックスなセックスだった。
それは、ボーカロイドとしてのこれからのミクとセクサロイドとしての今のミクのどちらも守っていきたいというケンの葛藤があったからだ。
”僕が、セクサロイドとして接してしまうとミクのボーカロイドとしての機能を失わせてしまう恐れがある…
ミクが二度と歌えないようになってしまったら、それは、僕の責任だ…
もしも歌えなくなったとしたら、ミクの幸せを奪ってしまうということになる…
それだけは避けないといけない…
ミクが、自ら僕を愛する方法を学んでいくようにしてあげないと…”
本能的なセックスの最中に、そういうややこしいことをティーンエイジャーのケンが考えれば、
それは当然のごとく、性的興奮度を落としていく結果を招く。
ケンのペニスは、なかなか勃起してこなかったのだ。
しかも、言語入出力インターフェイス機能を維持したままのセックスでは、
今のミクには、リカのパラメーターを処理しきれない。
そういうスローペースな状況で、騎乗位のミクが申し訳なさそうな声でケンの耳元に囁いた。
「マスターぁ、ごめんなさい。ミクの仕方、悪いんでしょう?勃起状態をうまく保持できていませんもの…」
ミクが自分の性技の未熟さにコンプレックスを持っているのは、
ミイ姉ちゃんのオールマイティなセクサロイドとしての力量を見てしまったからだろう。
プロ並みの調理術、会話術、性的技能、看護能力、世間一般の常識と教養、化粧や服装や髪型などの女の身だしなみ…
どれをとってもミクが勝てそうな分野がなかった。
もし、唱うことができれば、それだけは、負けることはなかったかもしれない。
しかし、今のミクには、【ミイ姉様のレベル】=【普通レベルのセクサロイド】という感覚でいたため、
自分の至らなさを痛感していたのだった。
「そ、そんなことないよ。
僕は、とっても気持ちいいよ。
勃起してこないのは、僕のせいさ。
ゆっくり二人だけの夜を楽しめばいいじゃない?
会話しながらの夜は、嫌いかい?」
「ううん、そんなことないですわ。
こうやって、マスターに抱っこしてもらうのって、幸せです…」
ミクは、幼子が乗り物に乗ってはしゃぐ感じで前後に揺れながら、返事をしてくる。
そんなミクの動きがたまらなく可愛い。
だからこそ、ケンは、自分の悩みをミクに悟られるわけにはいかなかった。
もし、知られれば、ミクはきっとボーカロイドとしての自分を完全に捨てて、
セクサロイドとしての自分を新たに構築していくことだろう。
ミクが、夫のために全力で尽くす覚悟と能力があることをケンは、わかっていた。
ケンは、妻のために、彼女が望むボーカロイドとしての歌う機能を回復させてやりたかったのだ。
それが、ケンのリカに対する贖罪であり、ミクに対する愛情の証明になると考えていた。
インサートした半勃起のペニスに、ミクは、騎乗位で刺激をずっと与え続けていた。
口での愛撫なら、リカのパラメーターを楽譜変換しながら使用することが可能だが、
膣の動きは口の動きとは大きく違うため、楽譜に変換することができない。
そのため、ミクは、自分の躯を駆動するパラメーターを新たに自分で構築していくしかなかった。
ぎこちないミクの腰の動きは、ケンを精神的に満足させていたが、
性的刺激としては、50%に満たない稚拙な動きであり、
ミクは、ケンが満足できる動き方を試行錯誤しながらゆっくりと学んでいく。
しかし、一方で、話しながらのスローセックスにもそれなりに意味があった。
夫婦としての会話を楽しむことができたからだ。
「ねえ、マスター?今日のミクは、とっても賢くなった感じですわ。」
「ミイ姉ちゃんから、いろいろ学んだからだろ?」
「はいっ、ミイ姉様は、ミクが知らないことをたっくさん知っておられますの。」
「そうだな、僕も小さい頃はいろいろなことを教わったものさ。」
「えっと、セックスの仕方とか?」
「ちがうちがう!知識的なことだよ。」
「ふーん?あやしいですわ…。なんかむきに否定してるっぽいし…。」
「ホントだってば!セックスは、ミクと初めてのセクサロイドとだけだよ。
正確に言えば、心から抱きたいと思ったのは、ミクだけなんだから!」
「えへっ!そう言ってくれると思ってたぁ〜♪」
すぐに、ミクの体内でケンのペニスの膨張率が15%上昇する。
「あっ!今のミク、イイ感じだった?ねっ、今のミク可愛かったんでしょ?」
「う、うん。可愛い言い方だった…なんか、すごくキュンとした。」
「もう、ミクのどこかが可愛いのか、ちゃーんと教えてくれないと、躯をうまく動かせないんですからね?
リカ様のパラメーターを使うためには、マスターがちゃんと教えてくれないとわからないんですのよ?」
「なんか、今の言い方は、可愛くなかった…なんか…ミイ姉ちゃんみたいだった!」
「あーん、もう!マスターの意地悪ぅ!
せっかく可愛いって言ってくれたのに、すぐに、そんなこと言わないで欲しいなっ!」
ミクは、激しく前後に躯を揺すぶって、ケンの膨張したペニスの維持に努力する。
しかし、微妙なミクの愛撫では、ペニスはどんどん柔らかく小さくなっていく…。
「うーんっ、もう!せっかく大きくなりかけたのにぃ…」
ミクが舌をぺろりと出して、失敗したことを残念そうにする仕草を見せた。
すると、またすぐにケンのペニスの膨張率が20%上昇する。
「あっ!また、イイ感じだったでしょ?今のミク可愛かった?」
「うん、可愛い!ミクの表情と声がとってもチャーミングだった!」
「えへっ。なんか、歌い方のレッスンを積んでる感じぃ!」
「セックスって、歌と似てるのかい?」
「似てるっていうか、相手が感じてるところを探っていくような手順が、
ノウハウとして共通してるような感じなんです。
ミクに、歌を教えてくれた人も、今のマスターみたいにレスポンスを返してくれながら、学んでいったような気がします。」
「そうか、それじゃあ、歌の先生がミクを育ててくれたんだね。
その人に感謝しないといけないなあ。こんなに可愛いお嫁さんを僕の元に届けてくれたんだから。」
「ホント?ミクって可愛いお嫁さんになってる?」
「うん、最高のお嫁さん。初音ミクは、僕の恋人で妻で親友で…」
「その続きは?」
「僕だけの歌姫?って感じ…」
ケンのその一言は、ミクをメロメロにしてしまうキーワードだった。
「マスターぁ!!ミクをもっともっと強く抱いてください!
ミクは、マスターのためなら何だってできます!何でもしたいんです!」
ミクは、ボーカロイドとして相手を想う機能も徐々に回復させていたのだった。
「あっ!そうですわ!
歌とは言えないかもしれないんですけど、発声練習のメロディがミクの記憶層に残ってましたわ!
今、歌ってみましょうか?」
”セックスの最中に、こんなことを言うのは、ボーカロイド故なんだろうな。”
無論、ミクの歌を愛するケンは、すぐに【Yes】と頷いた。
すると、ミクの顔は、唱うときのシリアスな表情へと切り替わる。
可愛いミクの笑顔が、素敵な愛らしいミクへと変身する。
ケンのペニスの膨張率が下がりそうな感じになったとき、ミクは、ケンの上でフルパワーで歌い始めた。
正確には、声を大きく張り上げたのだ!!それはもう、部屋が空気の振動波で揺れるぐらいの声で!!!
『ミクのおなかがあっはっはっはっはぁー腹筋使ってあっはっはっはっはぁー♪
ミクのまねしてぇースタッカートの練習をーはじめましょうー♪
あっはっはっーはっはっはっはぁーあっはっはっーはっはっはっはぁー♪
あっはっはっーあっはっはっーあっはっはっーあっはっはっー♪』
「変な歌!でも、ミクの声はとってもイイ声だよ!」
「でしょう?ミクも、変な歌だなぁって思っちゃいます。
でも、口腔音響デバイスの練習曲だから、歌詞の意味はどうでもいいんですの!
躯全体を一つの楽器にして歌うための訓練なんです。
マーチ風もあるんですよ!聴いてみます?」
ミクのうれしそうな表情とミクの全身の筋肉を震えさせたバイブレーションがとても心地よく、
ケンは、すぐにリクエストを出した。
「うん、聴かせて!ミクの練習曲を!」
『ミクぅーのパンツはイイパンツぅー白いぞー白いぞー♪
縞がついてもイイパンツぅー見えるぞー見えるぞー♪
はこうはこう白いパンツぅーはこうはこう縞のパンツぅー♪
ミクミクパンツぅミクミクパンツぅミクミクパンツぅ〜♪
みんなで見ようミクのパンツ!』
「うーん、それってホントに練習曲なの?なんか他の人には聴かせられないな。
だって、すごく萌えるんだけど…」
ケンのペニスの膨張率が、いきなり85%も上昇した。
「えっ、ミクの発声練習でマスターのペニスが勃起するの?じゃあ、もっと歌ってみますわ!」
ミクは、前後に揺れるリズムに合わせて、発声練習を繰り返し歌い続けた。
ミクが声を発するたびに膣のアクチュエーターが微妙に振動し、ケンに心地よい快感を与え続けた。
ミクの口から唾の飛沫が散り、ケンの顔にミクの口腔の匂いを運んでくる。
セクサロイドの口腔や脇や股間からは、性的興奮を高めるフェロモンが分泌されており、
その量は、セクサロイド自身の性的興奮度と比例して多くなっていく。
1時間以上も騎乗位のまま、唱いながら揺れ続けることで、ミクの首筋から汗が伝って、
ミクの乳首をきらきらと濡らしていた。
ミクは、ようやく膣の駆動パラメーター処理を終え、
ケンのペニスは、勃起状態から性的興奮の絶頂(オーガズム)を迎えた。
「み、ミクっ。【射精】するよ!」
「は、はいっ!お願いしますぅ!ちゃんとマスターの精液を保存できますわ!」
「そのまま、ぎゅっと僕のを締め付けて!」
「はいっ!だいじょうーぶデス!ペニス頸部用のアクチュエーターのパラメータ処理完了してマス!」
ケンの射精の律動と同時に、ミクは、ペニスを強く締め上げたため、
ミクの子宮口へジェット噴射のように勢いよく精液が注がれた。
ミクは、ケンの亀頭の形にぴったり合うように膣壁を変化させるキャッピングホールドを行い、
射精の勢いがさらに持続するように刺激を加え続けた。
こうすることで、ペニスの全長が引っ張られてやや長くなり、尿道管を通る時の快感を高めることができた。
唱うことで、ミクは、自分のセクサロイドの未熟な技量を十二分に補うことができることを実感していた。
”できるわ!ミクは、セクサロイドとしてもちゃんとやれるわ!
マスターが、ミクを導いてくれるんですもの。
やれないはずがありませんわ!”
「ミクぅ、すごくイイよ!上手になってる!
精液が前より、すごく吸い取られてく感じだ!」
「はいっ、わかります!
マスターの射精、すごく元気になってるの、わかります!
だから、とってもうれしいです。」
「ミク、そのままキスして、僕の口を強く吸って!
精液を吸い取るように、唾液も吸ってよ!」
「はいっ!吸いたいです!いただきまーす!」
ミクは騎乗位の前後リズムを止め、そのまま倒れ込んでケンの胸の上に覆い被さり、ケンと唇を重ねた。
ぶつかる瞬間、右32度に傾けて、お互いの接触面積が最大になるようにしてキスしたのは、
ミクのオリジナルパラメーターだった。
”ちゃんと学習できてる…ミクってすごい子なんだ…
僕が教えたことを応用するよりも自分で学んでいく能力の方がずっと優れているんだ…。”
接触すると同時に、ミクは舌を伸ばし、ケンの舌先を探るようにして握手を求める。
そうして、自ら蓄えた唾液をケンの口腔に大量に注ぎながら、
ケンの唾液とからめて吸い上げる高等性技をやってのけた!
”み、ミク!いつのまにこんな技を!”
『ぷはっ!はぁはぁ…』
おきまりの唾液の吊り橋が、二人の唇の間をつないでいる。
「えへへっ、ミイお姉様から、教えてもらったキスの味は、いかが?」
「あっ!そういうことか、びっくりしちゃったよ。
ミクのキスが、急に上手くなったから、どうしたんだろうってさ。」
「えへっ、ミイ姉様には、黙っていなさいって、言われたんですけど、
マスターには、正直にお話しした方がいいかなって、思ったの。がっかりした?」
「ううん、うれしいよ、僕のために勉強家になってくれるミクがさ。」
「だって、ミクは、ミイ姉様やリカ様のように上手くできないから、
少しでも勉強しないと、マスターを射精させられないんですもの。」
「いいんだよ、ミクがミクらしいのが、好きだよ。」
「うん、そう言ってくださるって、わかってましたわ!」
「僕もミクのためにいっぱい勉強するよ。ミクがもっと歌えるように、がんばるからね?」
「ありがとうございます。でも、マスターは、勉強なんかしなくてもさいこーですわ!」
「そうかい?ミクだって、サイコーさ!」
「二人でサイコーなんだから、おあいこーですわ!」
「射精、終わっちゃったけど、2回目は口でお願いしていいかい?」
「だーめ!2回目は、明日の朝にお願いしますぅ!」
「ええっ!どうしてさ、もう満足しちゃったの?」
「ミクだって、続けてマスターを射精させたいですわ!
でもーこのまま射精させるより、眠って体内で精子を補充させてから、射精した方が、気持ちイイし、
マスターの射精量も多くなるし、健康にいいんですからね!我慢してくださいっ!」
「はぁ?どういうこと?」
「いいから、このまま眠ってください。
射精はさせられないけれど、愛撫はマスターが寝ている間中続けますわ!それで、我慢してくださいな。」
「そうか、わかったぞ!
ミイ姉さんが変なことミクに吹き込んだんだろ?
連続射精は、生身の躯の負担になるとか…そう言われたんだろ?」
「違いマース。
ミクは、マスターの妻だから、射精を管理しないといけないんですわ。
ママ様から、そう言付かったんですの。」
「えっ!ママからかい?」
「うん、ママ様からですわ。」
「もう、どうして、新妻に余計な知識を与えるのかな…。」
「大事なことですわ!
短時間でたくさんの回数を射精させるよりも、長時間かけて射精量を増やす方が身体にいいんですのよ。
マスターの場合、射精の理想間隔時間は、5時間以上あった方が、1回分の量が、
増えることがデータベースから判明してますの!」
「だから、そういう科学的な裏付けは、どうでもいいんだって!
僕がもう1回射精したいって言ってんだから、いいじゃないか!」
「だめ!愛撫だけで我慢してください!早朝5時頃に射精させてあげますから。」
「まだ、午前0時だろ!たったの1回の射精で僕の身体が壊れるとでも思ってるわけ?」
「それは、壊れたりはしないとわかってますけど、妻が、欲望に任せて夫の精液を貪るのは、ダメだって、
ママ様から、言われましたの…」
「ミクは、どうしたいのさ!僕がミクに今すぐ射精したいって言ってるのに!ママの言うことの方が大事なわけ?」
「もーっ、ミクだってマスターの精液が欲しいって、わかるでしょう!
もっと吸いたいし、もっと飲みたいですわ!
でも、我慢しないといけないの!
どうして、わかってくださらないんですの!」
「大好きなミクが、歌まで唱って、僕を射精させてくれたのに、たったの1回で眠らされるなんてさ…
こんなのってひどいよ…今度は僕がミクを悦ばせてあげる番なのに…」
「マスタぁ…」
「ミクにばっかり、がんばらせて、僕は1回しかチャンスがもらえないのは不公平だよ。
朝じゃ、ミクはすぐにタイムリミットが来てしまうから、間に合わないかもしれないだろ?
ねえ、あと1回しようよ!
そして、朝に、もう1回!
ねっ、いいだろ?ミク?」
ケンは、こう言えば、ミクが自分に従うだろうとわかっていた。
セクサロイドが、主人から性欲処理の命令をされているのだから、その命令に従わないはずはなかった。
「はい。わかりましたわ。
じゃあ、夢の中で射精してくださいな。
ミクが、お口で愛撫してあげますからね?」
「ええっ!!!」
ミクは、膣からペニスを引き抜くと、粘液で濡れそぼったペニスをパクリと咥えた。
”マスターの朝の勃起が始まったら、ちゃんと射精させて見せますわ!
だから、我慢してください…ミクだって、欲しいんですのよ?マスター…”
ボーカロイドの初音ミクは、セクサロイドの行動原理よりも、ケンの身体の健康管理を優先させたのだった。
”ええっ!マジかよ!!僕がこんなに射精したいって言ってるのに!!!”
「ミクの意地悪ぅ…!」
ケンがぼそりとつぶやくと、ミクはペニスを咥えたまま、謝った。
「フォメンナシャイ…」
同時に、ミクは、練習曲を歌ったときのように口内を振動させて、心地よい刺激を与え始めた。
射精するほどの絶頂感は与えられずとも、心地よい眠りのリズムをミクは、心を込めて、歌い続ける…。
”マスター、大好き!だから、ミクはマスターを大切にするの。”
そういうミクの真心込めたフェラチオマッサージで、
ケンのペニスは、柔らかくしなやかに、ミクの口腔内で愛撫され続けた。
その穏やかで温かいメッセージを乗せた愛撫は、ケンの性欲を満足感へと変えていった。
”そうだ!ミクがそうしたいって言うんだから、そうさせてあげないといけないんだ。
僕のためにしてくれるミクの行動を僕が歪めちゃいけないんだ。
気をつけないとボーカロイドとしてのミクを壊してしまうところだった。”
ミクは、ケンをなだめるように、励ますようにペニスを温めている。
ピチャピチャと舌先と唇で音を立ててしゃぶってくれている。
そのリズムすらも音楽的だった。
「ミク、おやすみなさい。
明日の朝は、ミクのお口にいっぱい射精させてね?
約束だよ?」
「はいっ!お休みなさいませ、マスター!」
元気で可愛い声で、ミクが返事をしてくれる。
リカのときなら、ケンの命令にそのまま従ったはずだった。
しかし、ミクは『性欲処理の命令を断る』命令不服従というセクサロイドにとって最難度の行動を
いともたやすくやってのけてしまったのだ。
ミクのAIは、確かに異能と言えるレベル水準にあった。
”こんなにもすごい人をお嫁にできるなんて!僕は幸せ者ダナ!”
ケンは、股間で懸命に音を立ててペニスを愛撫するミクの後頭部に両手を重ねて、
髪の毛の間に指を絡めた。
そして、やさしく頭を撫でた。
ミクも、頭を抱きかかえられたことで、安定してフェラチオを続けることができた。
二人の夜は、確かに、スローでオーソドックスなセックスだった。
(続く)