拘置所から自宅まで、リニアチューブで1時間。  
もう、夕方だった。ミクにあったら、なんと言おうか…。  
この1週間、十分に考えてきたことだったのに、いざとなると、照れくささと自分の過ちに対する負い目から、  
「これだ!」という言葉が出てこなかった。  
すぐにも、この手で、ミクを抱きしめて、唇を重ねたい。  
けれども、そうしてしまえば、謝ることも、ミクに歌を唱わせてやることもできなくなってしまいそうで、怖かった。  
早く、ミクに会いたい、でも、気持ちの整理がつくまで、会うべきではないのではないか…。  
 
ケンは、若き童貞青年特有のフェミニズムに囚われたかのように悩み続けた。  
 
網膜認証キーで、玄関の自動ドアを開くと、目の前に、ミクが居た。  
ずっとそこで待ちかまえていたようで、ケンに飛びついてきたのだった。  
 
「お帰りなさぁい!マスター!」  
「た、ただいま、ミク…。」  
「あのですね、ママさんは、お仕事に行かれました。今晩は、遅くなるって言っておられましたわ。」  
「うん、そうみたいだね。ミク、元気だった?」  
「はいっ、マスターがいなかったから、すごくすごく寂しかったです。  
でも、ママさんが、『マスターが、お務めから戻ってきたときに、一番大切なのは、ミクが元気でいること』だって、  
仰ったから、ミクは、元気で待ってました。  
こうしてマスターが帰ってきたから、ミクは、元気100倍です!お仕事、ご苦労様でした!」  
 
”ママは、僕が拘置所にいたことをミクには話してないみたいだな。”  
 
「?どうか、されましたか、マスター。お仕事、きつかったんですか?」  
 
ミクは、純粋にケンの体調を心配していた。セクサロイドの機能として、  
もともとマスターの健康管理プログラムも組み込まれており、ミクの反応は当然だった。  
 
「いや、大丈夫だよ。ミク。」  
「そうですか?ちょっと、失礼しますね、マスター。」  
 
ミクは、ケンの頭部を抱き寄せ、おでこをくっつけて、体温を直接測る。  
 
いきなり、目の前にミクのピンクの唇が迫り、ケンは、動揺した。  
 
「なっ、なんだよ。ミク、びっくりするじゃないか!」  
「どうして?お熱を測っただけですのに、そんなに驚くなんて、おかしなマスター。  
えっと、36.2℃で、平熱ですわ。  
心拍数と血液中酸素濃度も測りたいので、服をお脱ぎになってください。」  
 
ミクは、優秀な看護師として、普通に振る舞っていた。  
しかし、目の前のミクは、ケンにとって、最高の性的身体をもち、最善の献身を尽くす女性なのだ。  
ケンの男性本能が、剥き出しになろうとしていた。  
 
「ミク、僕は大丈夫だよ。それよりも、君に話があるんだ。ちょっと、座って話そう。」  
「はい?」  
 
ミクは、不思議そうに、ケンを見つめ、言われるままに、リビングのソファに、両肩が触れあうようにして、二人で腰掛けた。  
ケンは、ミクのプリーツスカートから伸びる、細く健康的な太股と黒のオーバーニーソックスを見下ろすことになり、  
すぐに、魅惑的なその肢体から目をそらし、ミクを見つめた。  
 
「あの、今から、僕の話を聞いて、その上で、ミクの考えを聞かせて欲しいんだ。」  
「はいっ。」  
 
ケンは、今まで自分がリカにしてきたこと、ミクをネットで拾って、リカの人格と強制交代させたこと、  
もともと、リカにもミクにも女性として敬意を払っていなかったこと、Aヘイジで出会ったセクサロイドメイのこと…  
自分の過ちだと思うことは、全て、ミクに懺悔した。そうしなければ、一番大切な次の言葉が言えなかった。  
 
「ミク、僕は、リカを殺してしまったんだ。  
あんなにも僕を愛してくれたリカを物のように、捨ててしまったんだ。  
そして、君にも、同じことをしようとしていた…」  
 
ミクには、リカの時の記憶はないはずだった。  
しかし、ボディを機能させるために、必要なワークについてのプログラムは、本人が必要だと認めたときに、ロードされる。  
ケンの元気がない様子は、ミクのセクサロイドとしての本能を刺激し始めていた。  
ミクは、ケンの両手を握りしめると、自分の胸に押しつけて抱きしめた。  
 
「御主人様、リカ様は、亡くなっておられません…リカ様は、ミクのここにちゃんと御主人様からの愛を残しておられますよ。  
リカ様の人格プログラムは、どこにでもある既製品の物です。  
オリジナルデータは、御主人様と一緒に創り上げてきた行動パラメーターの方です。これが、リカ様の心です。ミクには分かります。  
歌うときに大切なのは、メロディや歌詞をシーケンサーで再現するだけでは、ダメなんです。  
大切なのは、人を感動させる心ですわ。  
これからミクを調教してくださる御主人様だけが、その心を教えてくれるんです。  
この行動パラメーターからは、お二人で作り上げてきた、とってもあったかい心の感じがするんです。」  
 
ケンの手に、ミクの心臓の鼓動が伝わってくる。ミクの手の温もりがうれしかった。  
 
「ミク、ホントに、リカが君の中にまだ居るのかい?」  
「ええ、はっきりと彼女の存在を感じます。  
こうしてミクが御主人様からの言葉を聞いてると、早くこの行動パラメーターを使って御主人様を愛してあげて、って言っておられます。  
ただ、今のわたしには、その具体的な愛し方の方法までは、よくわからないんですけどね。」  
 
ミクが無邪気に笑うと、ケンは、下半身の男を強く刺激された。  
ミクの声にも、仕草にも、言葉の使い方にも、リカとは全くの別人だというのに、ミクの中のリカが、そうミクに話させているかのような印象があった。  
 
”もう、1週間以上も抱いてもらっていませんのよ…”  
 
ケンの脳裏に、リカの甘く、やさしい声が聞こえてきた。でも、ケンの理性がそれに逆らう。  
 
「ミク…ダメだよ…今、君を抱いたら、歌えなくなってしまうかもしれないんだ。  
僕は、ミクの歌が聴きたいんだ。君と離れていた間、ミクの歌が、いつも心の中で、響いていた。  
もう一度、君を唱わせてあげたい。  
でも、今の僕には、それだけの力がない。  
君に謝って、許してもらうなら、せめてそれくらいのことをしてみせなければ、君を抱く資格なんてないよ。…」  
 
工場から配送されて、全身クリーニング済みのミクは、甘い石けんの香りに包まれていて、ケンは、その匂いにさえ欲情をしていた。  
それでも、ケンは、ミクに謝り、赦しを請わねばならない立場を忘れていなかった。  
今、目の前にいるのは、セクサロイドではなく、結婚相手の女性なのだから。  
ケンの真摯な姿は、ミクの忠誠心と恋心をさらに高める結果となった。  
もともと、セクサロイドには、そういった男からのアプローチに対して、全面的に肯定するように作られているが、  
セクサロイドとしての記憶がないミクには、ケンのミクに対する歌声の執着心とミクに対する一途さが、ミクの愛を高めていく最大の理由となっていた。  
そんなケンからの思いを受け取ったミクの答えは決まっていた。  
 
「いいえ、歌うことができない今の私ができることは、マスターのおそばでお仕えすることです。  
マスターが望まれるなら、ミクを抱いていただけませんか?マスターの命のタネをわたしにインストールしてください。  
それが、今のミクの願いです。マスター!」  
 
ミクは、教えられたように跪いてケンを見上げて訴えた。  
ケンもすぐに跪くと、ミクと目線を合わせて、ミクの手を握る。  
 
「ミク、よく聞いて。僕は、君に謝りたいんだ。僕は、君を道具として、ずいぶん酷いことをしてきたんだ。  
そんな僕が、自分のしたいことだけをするのは、卑怯だよ。  
ミク、君は、歌うためのボーカロイドなんだろ?だったら、歌うことをあきらめないで。  
僕が、必ず、君が歌えるようにしてあげる。  
僕も、ミクの歌が聞きたいから、君を抱くことを我慢しないとイケナイと思うんだ。」  
 
ケンのこの答えは、ボーカロイド初音ミクにとって、最大最良の返答だった。  
 
『君の歌が聴きたい!』  
 
このケンの声が、ミクの電脳にメロディとして響き、ミクに、ある種のスイッチが入った!  
 
「…マスターケン、ミクの願いは、マスターの笑顔です。マスターの喜ぶ声です。  
マスターが幸せだと感じてもらえれば、ミクには、それだけで、歌を歌うことと同じなんです!  
リカ様からいただいたパラメーターを使わせてください。  
この身体でできることをミクにさせて欲しいんです!でないと、ミクは、もう、壊れちゃいそうです…」  
 
リカの記憶がないにしろ、最高技術でオーダーメイドしたボディで、ボーカロイドのミクがケンに愛を語っていた。  
このとき、ケンは、自分の理性が敗北していくことを感じた。  
 
「ミク…成人男子が、1週間、射精しないで居ることがどれくらいつらいことか、わからないだろ?」  
 
ケンは、男の顔で、ミクに顔を寄せてそう問いかける。少女のようなミクは、きょとんとして、返答する。  
 
「だって、ミク、女性だから、男性の生理に詳しい知識がないんですもの。例えて言えば、どんな感じなんですか?」  
「ミクが、大好きなアイスクリームを1年間食べられないくらい?」  
 
ケンは、唇をミクに近づけていく。ミクは、それに気がつかないようで、ニコニコ笑顔で返答する。  
 
「なあんだ、ミクは、それくらい全然へーきですよ。それって、そんなにつらいものじゃないんですね。」  
 
さらっと言いのけたミクに、ケンはいらついた感じで、質問を変えた。  
 
「それじゃあ、…ミクが…俺と…1年間会えないくらい?…みたいな…」  
 
ケンは、照れながらそう言ってみた。  
セクサロイドとしての適応機制プログラムが、ミクの人格の中に残っているなら、この質問には、かなり反応するはずだった…  
すると、ミクは、目を丸く開いて、固まってしまった。  
 
”あれっ、もしかして、意味不明な例えだったか?”  
 
ケンは、質問の例えが難しくて、ミクのAIを混乱させたのだと思った。が…、  
 
「ますたぁー!ごめんなさいっ、ミクは!ミクは、1年間もマスターと会えないなんて、ダメですぅ。  
12時間眠って目が覚めたとき、マスターがそばに居ないだけでも、とっても悲しいのに、  
1年間もマスターと会えなかったら、ミクは!ミクは、本当に壊れちゃいます。  
マスターがいなかったこの1週間、とってもとってもつらかったです。  
ごめんなさぁい!!!ミクは、悪い子でした。  
マスターが、そんなにつらい思いをなさっていたのに、全然、気がつきませんでした。  
私、自分のことばっかり、考えてた悪い子でした。  
これからは、ちゃんと毎日、マスターを射精させます。  
射精って、男の人には、とっても大切な生理だったんですね。  
ミクは、ちゃんと覚え直します。  
だから、マスター!ミクに射精のさせ方を教えてください!  
だって、今のミクは、歌ってマスターを喜ばせることができないんですもの。  
せめて、リカ様のパラメーターを使いこなせるようになって、マスターのお役に立ちたいんです!  
ミクは、マスターが溜めていた精液をちゃんと保存してみせます!!」  
 
涙目になって、そう答えるミクを抱きしめながら、ケンは、反省した。  
セクサロイドに向かって、この質問は、不適切だった。  
『1年間、お前と会わないぞ!』  
そう、脅迫しているようにも聞こえるからだ。  
やはり、人格交換していても、ミクの中には、僕を愛し続けてくれたリカが居るんだ…。  
 
「ごめん。試すようなことを言った僕が悪かったよ。  
許してくれるかい、ミク…そうだ、ミク。何か僕にして欲しいことはないかい?」  
「あの、ミクは、いつかマスターのために歌いたいです…マスターが私の歌を聴いて、喜んでくれるのが、ミクの幸せです。  
でも、…今のミクは、リカ様からいただいた最高の身体をもってるから、リカ様の幸せもミクの幸せなんです。  
だから、リカ様がしていたことをミクにも教えていただけませんか?マスター!!」  
 
このミクの返答で、ケンの男が完全にそそり立った!  
もう、止められない男の本能が、ケンを支配した。  
それは同時に、ミクの女の本能にも火が付くことになった。  
 
「まず、シャワーを浴びてくるよ。俺、いや、僕さ、留置場で1週間も過ごしてたから、臭いだろ?ちょっと待ってて…」  
 
そう言って、シャワールームへ行こうとするケンの袖をミクが引っ張って、止めた。  
 
「マスター?あの…シャワーを浴びる時間…もったいないです…  
ミクは、今すぐにマスターを射精させて、マスターの精液をミクの身体に保存したいんです。  
あの、…ダメでしょうか?」  
「いやダメって言うか、だってさ、汗臭いし、僕のあそこだって、カウパー液が染みて…」  
 
ミクは、首を横に振って、ケンの股間に顔を埋めてきた。  
鼻先で、子犬のようにクンクンと匂いを嗅いで、頬を勃起したペニスにこすりつけてきた。  
 
「マスターのこの匂い…全部大好きなんです…私が、きれいにしたいんです、今すぐ、欲しいんです…」  
 
そう言うと、ミクは変な動きで、身体をぶるぶるっと震わせた。  
 
「ミク、どうしたの?寒いのかい?」  
「ええ、少し、体温ジェネレーターが、まだ本調子じゃないみたいです。  
たぶん、冷凍精子タンクへの電力を最優先させているせいだと思うんですけど…」  
 
震えるミクをケンは、強く抱きしめる。  
お姫様だっこで、ベッドまで運ぶとミクを上にして、ケンは、自分をベッド代わりにし、ミクを騎乗位にして座らせた。  
 
「えっ!よろしいのですか?わたしがこんなことしても…」  
「寒いんだろ?だったら、僕が温めてやるよ、おいで、ミク!」  
「ハイ!御主人様!」  
「そうだな、もうその呼び方は、やめよう。これからは、僕のこと、ケンって呼べよ。いや、呼んでくれるとうれしい…。変かな、この話し方?」  
「はいっ!いいえっ!ケン…様っ」  
「ははっ、どっちの返事なんだかわかんねーな!ケンでいいよ、ミク」  
「はい、ケン…っさん。」  
「ケンでいいよ。ミク」  
「はい、ケン。」  
 
セクサロイドとしての知識が消去されたミクには、ケンが行うベッドでの行為の一つ一つに参照データからの解説が必要だった。  
なんと言っても、元々は、ボーカロイドとして生まれたミクに、疑似人格を与えたのは、  
セクサロイドとして機能させていたリカの基本人格があったからだ。  
男女の営みのたびに、パラメータと照合させ、自分の行為が正しいかどうかを問い合わせることが、ミクには必要だった。  
 
”えっとぉ、…”  
 
目の前の大きくそそり立ったケンの分身をどうしようかと悩んでいると、ケンがやさしく教えてくれた。  
「それを口に含んで、ミク…はじめは、浅くでいいよ。ソフトクリームを舐めるつもりで、唇でくるんでごらん。」  
「はいっ、口にふくみます…クスッ、「ソフトクリーム」だなんて、食べものじゃないのに…マスターったらおかしいっ!」  
 
”口って会話と歌うためのデバイスだって思ってたけど、こんな使い方もあるんだぁ…”  
 
リカ様からの男性生殖器の口内での愛撫パラメーターローディング…  
 
口内温度  36.5℃   
舌の温度  37.0℃   
対象の温度 36.2℃  
潤滑用唾液分泌率150%  
口内気圧変動 400−950hPa       
ペニスの吸引サイクル 0.25−3c/s  
前歯による亀頭への接触刺激サイクル 0.01−0.2c/s  
唇による内部減圧によるパッキングの摩擦係数 10−30%  
 
    
”うぁあ…リアルタイムでこんな量のデータを処理しないといけなんだ…  
セクサロイドって口の動きのハードウェアのスペックがすっごく高いんだ…  
この情報量をリアルタイムで演算しないと、リカ様のパラメーターを使い切れない…  
わたしに、この量を処理できるかしら…”  
 
ミクは、セクサロイドとしての演算用のソフトウェアをプラグインされていなかったため、  
汎用演算ソフトでしか、リカのパラメーターを処理できない。  
しかし、この処理が遅延すれば、マスターを悦ばせるようなセクサロイドとしてのボディの動きが着いてこないことを意味する。  
ミクは、歌えないことへの負い目とリカという素晴らしい前代のパートナーに対する敬意から、どうしてもそれが許せなかった。  
たとえ、ボーカロイドとしてのソフトウェアしかもっていなくても、  
膨大な演算をどのようにして間に合わせるのか、ミクは、ケンに悟られないように考え続けていた。  
 
「ミク、君は、ボーカロイドなのだから、無理にリカのパラメーターを処理しなくてもいいんだよ。  
本当は、君に唱わせてあげたいけれど、今の僕の力では、まだ、できそうにないんだ。  
ごめん、だから、君が、その、リカのように振る舞おうなんて、思わないんで欲しいんだ。  
ミクは、ミクだよ。  
君の中にいるリカにも、そう伝えてくれ。  
もう、君は、初音ミクなんだ。  
僕も、リカではなく、ミクを抱きたい。  
無理しないで…そのままのミクが好きだよ…。」  
 
「マスター…ケン。」  
 
”マスター…わたしでは、演算処理が追いつかないこと…見抜いてる。…  
でも、やっぱり、リカ様が演算していたこのルーチンワークをできる限り…走らせて見せます!これって、女の意地っていうのかな…”  
 
ケンの長いペニスを喉奥で挟み込み、食道とつながる分析デバイスが、ケンの分泌液を分析し始めていた。  
この作業だけでもミクの演算能力の3割を使う。  
さらに、喉の動き、舌の動き、顎の動き、口内減圧の微調整、両手の指先の動き、顔の表情、声、身体全体の協調運動…  
とても、間に合わない…選択と集中による演算能力の配分ができるほどミクには実践経験がない…。  
 
”ならば、…”  
 
ミクは、リカのパラメーターを楽譜としてエミュレートすることを試みた。  
リアルタイムで処理できないなら、時間遅延で、処理していくしかない。  
ミクは、3分間分の口の動きを10秒間で変換し、演奏するように演算する方式を試みたのだ。  
 
それは、ケンにとって不思議な快感として映っていた。  
3分おきにミクの動きが緩やかになって、恍惚の表情を浮かべるのだ。  
まるで、処女のような初々しさと子どものような稚拙な動きが混ざり、  
超一流の技巧を凝らしたリカの動きに慣れていたケンには、たまらなく刺激的な光景だった。  
 
最大の快感を味わうことができるように開発と訓練を重ねてきたリカのボディに、  
最良の快感を味わうことができるように工夫と調律を試みているミクの電脳が、アンサンブルとなり、ケンのペニスを最高に勃起させた。  
 
(続く)  
 

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