ケンのペニスを咥えながら、ミクは、そそり立つペニスの向こう側にいるケンの顔を無意識に見つめていた。
マスターの快感の具合を表情から確かめるという行動パラメーターが、性器を愛撫すると同時にロードされたからだ…
”マスター、気持ちよさそう…わたしのルーチンワークは、間違っていないみたい…でも…”
ミクは、ケンへの奉仕が優先していたために、自分自身も快感を感じ始めていることに気がついていなかった。
セクサロイドには、自分が相手に尽くすことで、自尊感情を高め、機能効率が上がるようにプログラムされている。
機能にゆとりを持たせるために、最大300%以上動作を加速させることができた。
しかし、機能を長期に渡って維持するためには、常に最大スペックで動作させるのではなく、
必要な時に、必要なだけ機能加速させるアムダ製のクール&クワイエット電脳をミクは、装備していたのである。
ミク本人も、わからないうちに、ミクは、電脳をフル演算させて、ケンへの奉仕を続けていた。
「プ、ファッぁ!」
ミクの口内から、強烈な雄の匂いが広がった。
1週間分の男の匂いというのは、こんなにも甘美な味と匂いを放つということをミクは学んだ。
自分が愛するマスターの味と匂いを覚え、堪能することで、どうしようもない幸福感で満たされていた。
きっと、これもセクサロイド固有の機能故なのだろう。
そして、リカが数年間に渡って、ケンの嗜好を満たすべく蓄積してきた性技のルーチンワークは、
ミクにとっては、初体験であり、刺激的なモノだった。
秒間4回転で舌をケンのペニス先端でスクリューのように舐め回すと、尿道口から、さらに匂いの強い液体がしみ出てくる。
それを嗅覚・味覚センサーで分析しながら、ケンの体調管理と性的興奮状態を記録しつつ、体内へと吸収していく。
正常値であることを確かめたら、ケンが望んでいることを推理し、次のルーチンワークを組み立ててていく。
もうすぐやってくる【射精】という男性にとって最も尊い生理現象をどのように長く深く味わっていただくか…
ミクには、リカのパラメーターをリアルタイムで処理できないため、
【射精】する短い時間内で楽譜変換処理をしていたのでは間に合わないことは、明確だった。
それならば、事前に、【射精】時の対応行動を予め計算しておけば、少しでも、ケンの快感を高めることができるだろう。
ミクは、ケンのペニスの愛撫と同時に、【射精】時のルーチンワークの演算も同時平行で行わねばならなかった。
ただでさえ、過酷な演算をしている最中にその余裕は、無かった。
”マスターの快感レベルを落とすことはできないわ…だったら…”
そのため、ミクは、一時的に主幹思考領域の機能を停止し、言語入出力インターフェイスに割り当てられている演算力をそれに回した。
この間、まったく会話ができなくなるが、仕方がなかった。
股間で最高の快感を与えられているケンは、最早、ミクへの愛を疑わなかった。
しかし、やはり、きちんとミクに「あの言葉」を言わねばならない。
このまま言わずに射精してしまうのは、ケンの男としての流儀が貫けなかったからだ。
ベッドに腰掛けた自分の性器を咥えているミクを見つめながら、ケンは、両膝の間のミクの頭を抱き寄せる。
小刻みな8ビートの前後振動が両手に伝わってくる愛のリズムが、心地よい。
ミクの瞳は、さっきからずっとケンの眼を捕らえて離さない。
時折、まぶたが瞬きする表情が、愛らしく、また、舌と唇で愛撫され続ける淫らな音が、ケンの耳から、ロックのメロディとなって刺激してくる。
この愛撫を中断させるのは、男としてものすごい抵抗感があった。
”一回【射精】して、すっきりした後で言えば済むことだ…”
そう思わずにいられないくらいに、ミクの愛撫は、リカの愛撫を上回る刺激をケンに与えていた。
まして、1週間、溜めたモノは、外へ飛び出したくてたまらない状態なのだ。
”ミクが、リカのパラメーターをこんなにも上手に使えるのは、僕への愛情故なんだ…”
ボーカロイドが、セクサロイドのルーチンワークをこんなにも忠実に再現できるのは、何か…かなり無理をしているに違いなかった。
例えるなら、小学生が高校の数学を必死に解こうとしているようなものなのだ。
そんな懸命なミクに、ケンは、自分だけが楽をすることに、許し難い気持ちになった。
「ミク、ちょっと待って!」
前後の振動運動を両手で止めようとミクの頭部をペニスから引き離そうとする。
しかし、ミクの動きは止まらなかった。
ケンが、力を入れて離そうとしたために、ペニスへの刺激がよりいっそう甘美なモノに変化する。
『ジュポッ、ジュポッ、…ウッ、ウッ、ウッ、ウッ、…』
ミクは、聞こえていないかのように愛撫に一生懸命だった。
マスターからの命令遵守は、ボーカロイドでも守られるはず…無視し続けるミクの行為に、ケンは、リカとは違ったミクの個性を感じ、より愛おしさを覚える。
「あ、あのさ、ミク?忙しいかもしんないけど、止めてもらえないかな?君に伝えたい言葉があるんだ…」
ちょうどそのとき、ミクは、3分間の楽譜変換処理を終えて、リカの行動パラメーターを使ったルーチンワークを走らせた。
「み、ミクッ!」
ミクは、ケンの2つの睾丸を左手で搾り上げると、右手でケンの腰を抱き寄せ、前歯で亀頭のカリの部分を軽く甘噛みする。
これは、【射精】数分前に行うリカの超絶性技巧の一つだった。
これをされて、【射精】をしなかったことは一度もない。
ケンは、ミクを止めて、話そうとする欲求と【射精】への欲求で葛藤する羽目となった。
「ミ、ミク。ちょっと、待って!そんなことされたら、いっちゃうよ。」
ミクは、右手の指を腰からケンの尻の割れ目の尾骨部分へと這いずらせた。
ミクの爪は短く、丸くきれいに整えられ、マニキュアすらもしていない小学生のようなやわらかさだ。
患者を絶対に傷つけないように、衛生的にネイル処理された看護師の指先が、ケンの肛門をまさぐる。
「ミッ、ミク!そこは、ホントに汚いから、止めて…」
主人の命令に逆らって、ずっと行動し続けるミクの動きに疑問を感じつつも、
ケンは、ミクが、主人の言語イントネーションから、「そうではないという意味」(Yes−No反転処理)と認識しているのだと考えた。
「ミク、あのね、このままし続けると、僕は、ミクのお口に【射精】しちゃいそうなんだ。だから、ちょっと、止めてくれる?大切な話が…」
ケンが言葉を詰まらせたとき、ミクの長くしなやかな右手人差し指が、ケンの肛門に差し込まれ、内部侵入を開始した。
「ミ…クぅ!」
男性が、内部からここを刺激されると、前立腺から大量の精液成分が分泌され、【射精】時の勢いが増す。
そして、ミクの左手の睾丸を搾る動作が強くなり、【射精】時に大量の精子をペニスへ送るために身体へ密着し、
縮んでいる睾丸を無理矢理引き離すように、強く握りしめて引っ張った!
「うわっぁ…ミク…いっ痛いよ。」
【射精】前は、痛みへの刺激が鈍感になるので、実際は痛くないが、ミクの睾丸への刺激は、過激なものだった。
睾丸のしわをひっぱって伸ばすように、下へ引きちぎるかのようにして、指で内部のクルミの堅い部分をコロコロと転がしながら圧迫する。
「ミクッ!ミクッ!そんなこと、しないで、つぶれちゃうよ。」
ケンは、自分でもおかしなことを言っているとわかっていたが、ミクの行動は、リカの動きを超えていた!
この後、どんなことになるのか、ケンにも想像がつかなくなっていた。
もう、【射精】するしかない。
ミクの小さくてピンク色の狭い口内に、白く、ドロドロの精液を流し込んでしまわないと、どうにもならない。ケンは、葛藤するのを止めた!
「もう!主人の命令を聞かない悪い子だな!ミク!知らないぞ!もう、止めたって、遅いからな!
ミクが可愛いから、悪いんだ!こんなずるい僕を好きになるミクが、悪いんだからな!僕の思いを味わわせてやる!」
ケンは、ミクのように両手を使ってミクのフェラチオをサポートすることにした。
右手でミクの可愛い髪の毛をわしづかみにすると、前後の振動運動を助け、左手でミクの顎を下から支えて、【射精】時に備えた。
ミクは、小刻みに亀頭を吸い上げ、ペニスから出てくるミルクを授乳するような行為を繰り返していた。
「うっあっああああああ、ミク!とってもいいよ。」
ケンは、素直にミクの愛撫に身体を任せた。
おそらく、このまま【射精】すれば、間違いなく人生最高の快感を味わえる。
ケンは、ミクの行為から、偽りのない愛情を受け取った。
その愛情に対する見返りは、【射精】しかなかった。
セクサロイドへの【射精】は、主人からの最上級の愛情の証として認識される。
また、膣と口内への【射精】は、セクサロイドの機能を加速させ、性的機能低下を最小値に戻すことにもなる。
ボーカロイドには、その機能が理解できなくとも、快感と幸福感は、感じてもらえるはずだ。
ケンは、ミクへ自分の愛情を注ぐことを決めた!
「ミク!【射精】するよ!」
その瞬間、ミクの言語機能が回復し、【射精】時のルーチンワークの演算が、完了した。
”ハイッ!マスターの精液!ください!よかったぁ!【射精】に間に合ったんだ!”
虚ろだったミクの瞳に、知的な輝きが戻り、ケンの眼を捕らえた。
ケンも、さっきまでの奴隷的なミクとは違う理性的な表情で、さらなる【射精】への刺激を高められた。
「ミクっ!出るっ!」
『ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、…』
【射精】時、セクサロイド最大の超絶技巧の発動となる!
演算処理済みの行動プログラム通りに、ミクの舌先と唇と喉と顎と両手と頭と首が、巧みに連動し、ケンのペニスに最高の快感を届ける。
まず、尿道口から吹き出す精液を舌先で左右に掻き出し、呼吸器系を一時閉鎖し、口内気圧を減圧させて、尿道口からの噴出速度をアップさせる。
次に、口内にたまる精液を下前歯の裏側に溜めつつ、上下前歯でカリの部分を噛んで、がっちりロックさせ、舌先で亀頭の敏感な部分を舐め上げて刺激する。
同時に肛門内部にある右手人差し指で前立腺を強く押し込み、【射精】完了の伝達信号をわざと遅らせ、
精液がまだ内部に残っているかのような残尿感を擬似的に演出させる。
この肛門からの刺激で、通常よりも【射精】時の快感を20倍以上長くさせることができた。
左手の睾丸をもみ扱く動きを止めないで、常に睾丸を引っ張りながら圧力を適度にかけることで、精巣内部で生産された精子をより多く精輸管へと導く。
最後に、唇をぴったりとペニスに吸着させることで、減圧された口内がペニスの亀頭そのままに形どられて、
ミクの頭部の動きがダイレクトにケンのペニス根本へと伝わり、
はじけるように上下にびくびくと跳ね上がるペニスの律動をミクの頭部の動きとしてケンの両手に伝え続けた。
ミクの口は、今、膣よりも緻密に動く精液吸収装置として完璧に機能していた。
10分間の間、律動は繰り返され、ケンは、全ての精液をミクに吸い取られたかのように、ペニスを勃起させ続けた。
精子が【射精】されたのは、最初の10秒間だったが、まるで、ずっと【射精】し続けているかの感覚だった。
ミクの舌と唇と喉と指の動きが、完璧な演算処理で、その愛撫モーションをコントロールできたからだった。
1週間分溜められた精液は、最早、液体ではなく、粘液としてミクの口内に射精させられた。
ミクの舌上に、塊となった黄色い精粘液は、べっとりとからみつき、まるでガムを噛んでいるかのようにミクには、感じられた。
まだそれを味わって飲む喜びを知らないミクは、それを体内に取り込むためのパラメーターを参照し、健康管理のための分析に入っていた。
すると、すぐに、ミクには重大な疑問が生じた!
「ふぁ、ファフスター!へ、変です!計算が合いましぇん!」
口内に精液を溜めたまま、器用にミクがしゃべる。
「ど、どうしたんだい?ミク?」
ミクは、両手を合わせてお椀を作ると、『どろり』とつながったままの精液を紅い唇の隙間から、大量に出して見せた。
「ほらぁっ!1週間分の精液が射精されるはずなのに、この量だと、たったの3日分しかないんですぅ。
マスター、どこかで、こぼしてきませんでしたか?」
ミクが、不思議そうに、両手に溜まったケンの精液を愛しく見つめた。
「あ…あのね、ミク、射精ってのは、1回で終わるものじゃないんだよ。
ミクが、がんばってくれれば、まだ、2回、3回と何度でも射精できるんだ。
その、ぼくだって、がんばらないといけないけどさ…ほら、ペニスを見てごらん。
まだまだ、こんなに元気だろ?ミクの身体の中に入れてくださいって、言ってるだろ?」
ミクは、理解できていないようで、ぽかんと口を開けた。
口内では、粘液状の細い糸が上と下の歯にくっついて、白い線を引いていた。
「ミクのやり方が悪かったから、3日分しか出せなかったの?」
ミクが、不安な表情になる。
「ち、ちがうよ!上手だったよ!うん、サイコーだった。
もう、リカの時よりも、ミクのフェラチオは、すっごく気持ちよかった。
だから、3日分も出せたんだよ!こんな量を1度に出したのは、久しぶりだよ!」
ケンは、ミクの手のひらで黄ばんで固形状になったクリームを見ながら、自分でも大量に出してしまったことを確かめた。
実際、恥ずかしくなるくらいに濃くて大量だった。ミクの手の平から零れそうなその体積は、20ccはありそうだった。
「ミク、上手にできた?ホント?ウソじゃない?」
「うん、ホント!ミク、上手だった!」
ケンは、すぐに返事を返した。するとミクは、見る見るうれしそうな表情になり、手のひらの精液をじっと見つめた。
「これが、精液…マスターの命のタネ。リカ様が、体内でずっと守ってこられた愛の証。マスターケン、これ、飲んでもいいですか?」
ミクが、飲精の許可を求めたきた。
精液を体内に吸収するときの行動パラメーターが、ミクに、そうさせたのだ。
飲むか、膣へ保存するかの2つがメインルーチンワークで、貴重な精液を体外へ漏らすことは、セクサロイドにとっては、最大の失敗行為になる。
マスターが許可さえすれば、精液を飲むことも、髪の毛や顔や胸にすり込むことも許されたが、
それでも、ティッシュやコンドームにくるんで捨ててしまうことなどは、タブー(禁止行為)だった。
もし、命令でそうしたとしても、セクサロイドならば、後で、拾って大事に体内へ取り込んでしまうくらいに、
主人の精液を大切にするように、先天的教育を受けているのが、セクサロイドなのだから。
「ねえ、ミク。精液は飲むモノじゃないんだよ…その、今まで散々飲ませてきた僕が言うのも変だけど、ミクは、セクサロイドだったから、
主人の性的な分身の精液に対しては、異常なくらいの執着と愛情を感じるようになっているんだ。
だから、普通、女性は、こんなモノを飲む人は、いないんだよ。」
「ねえ、ごしゅ…っケン様。
精液が、男性の象徴的なモノであることには、間違いないんでしょう?だったら、それをミクの身体の中に入れることは、
別に、セクサロイドだからとか仰るのは、意味がないと思いませんか?
ミクは、ボーカロイドですけど、フェラチオも楽しいと思ったし、ケン様からの精液の匂いも味もとっても気に入りましたわ。
それが、リカ様から引き継いだ行動パラメーターのせいであっても、ミクが、そうしたいと思うことをさせていただけません?
あの…つまり、ミクは、ケン様の精液を飲みたいんですわ。」
ミクの表情は、とてもうれしそうだった。
ミクは、今、初めて女になろうとしているのだ。
男性を【射精】へと導いたことで、ミクは、セクサロイドとして処女ではなくなったのだ。
ボーカロイドとして、主人を満足させたという自信で、悦びに溢れていたのだ。
「でも、ミクが、歌えなくなってしまったら、僕は…」
「ケン様、ミクが歌えなくなってしまったら、ミクのこと…嫌いになりますか?」
「そんな!絶対に、嫌いになんてならないよ。
ミクが、僕を嫌いだって言うのなら、そういうことをしてきたんだから、仕方のないことだけど。」
「そんな!絶対に、ケン様を嫌いになんてなりませんわ!
ケン様が、ミクを嫌いだって仰っても、ミクは、ずっとマスターのそばにいますわ。だから、これ、飲んでもイイですか?」
「…ミク、ボクと結婚して欲しいんだ。僕と結婚してくれるかい?YESなら、それを飲んで見せて…」
ミクの口の前で、ケンの濃い精粘液が、強烈な栗の花の匂いを放っていた。
鼻腔センサーからその匂いを感じたミクは、パラメータを参照し、飲精行動を欲求していた。
しかし、今のマスターからの言葉は、重大事項だった。
【結婚】という言葉は、行動パラメーターを参照すると【射精】と密接に関係していた。
ようやく小休止に入って、冷却を始めていた電脳が再びフル回転し始めた。
飲めば、【結婚】の承諾になるの?
飲まなければ、拒否になるの!
これは、「飲んでもイイ?」への許可ではない。
ミクが主体的に、絶対に「飲まなければならない!」ということなんだわ!
『ズズッウウウウウウウ、チュルチュルぅぅぅ…』
ミクは、手の平の精液をゆっくりとすすり飲み込んでいった。
さっきまで、味覚センサーで分析していた結果をロードさせながら、同時に飲精のパラメーターを参照すると、
飲み込んだ精液は、主人に見えるように味わって見せなければならないことを知る。
口を開けて、全てを口内に戻したことを見せ、指先に絡みつく粘液を棒キャンディーのようになめとる。
リカが、ほぼ毎日欠かさずしてきたこの営みをミクも、ほぼ完璧にやって見せた。
目を開けて、ケンを見ながら、口内のプルプル精粘液を舌で混ぜながら、
口を開けたまま飲み込んで見せるのは、かなりの訓練が必要なスキルだ。
しかも、今日は、今までにないほどの量だ。
3回に分けて、喉を鳴らして飲み込むミクは、恍惚の表情へ変わった。
ケンの精液の匂いと味と喉ごしの食感が、ミクの性衝動を強くさせていた。
「マスター、ミクをずっとそばにおいてください。
ミクは、ケン様のために生き続けることを誓いますわ。」
「ミク、ありがとう。ボクもミクのために生きることを誓うよ。
ごめんね。
卑怯な形で、結婚を申し込んじゃったね。」
「そんなことないです、ミクにとっては、最高のプロポーズでしたわ!
誓いの杯みたいで、おいしかったですわ。」
「そう?ホントに?」
「うん。マスタぁー、もっと、もっと飲ませてください。
まだ、3日分しか出してないんでしょう?
ミク、もっと、【射精】させて見せますわ!」
すかさず、カウパー液を垂らすペニスに、ミクが、かぶりついてくる。
2発目は、膣へと考えていたのに、ケンの性衝動が、抑えきれなかった。
このまま、口内へ2発目を出さずに、おれなかった。
今度は、イラマチオスタイルで、ミクの口内でピストン運動を始める。
喉奥までペニスを差し込んでも、ミクは嘔吐感を感じなかった。
そういうパラメーターがロードされている。
激しくグラインドさせる口内の摩擦係数を上げて、ブレーキをかけつつ、唾液の分泌量を増大させ口内気圧を減圧させて、ペニスへの接触面積を増やす。
唇をぴったりと閉じることで、膣への挿入と同じような物理空間を口内で再現する。
いや、ミクの場合、明らかに、口内がメインワークで、膣がサブワークになるだろう。
なぜなら、ミクは、セクサロイドとして目覚めつつも、フェラチオやイラマチオは、
ボーカロイドとしての口の動きを学ぶことにもつながり、2重の快感を感じていたからだ。
”イラマチオの時のブレス(息継ぎ)のタイミングって、歌うときと似ているわ!
精液を飲み込むとこんなにも幸せな気持ちになるのって、どうしてかしら?
この匂いって、ドキドキするけど、味もステキ!喉ごしサイコー!もっと飲まなくっちゃ!”
ミクは、パラメータの参照作業で、セクサロイドとしての新しい自分の能力に目覚めていった。
ケンのうれしそうなあえぎ声と喜ぶ顔だけで、不思議と、ミクの股間が濡れ、乳首が突起し、
いくらでも喉奥深くくわえこめそうなくらいに止めどもなく唾液が溢れてくる。
このとき、ミクは、電脳内に幸せの【メロディ】が遠くのどこからか聞こえてくるような気がしていた。
(続く)