これはミク達が来る前の話  
 
あたしは今より感情が出来てなくてKYで、知らないうちにKAITOに迷惑をかけてたりしたの。  
でもKAITOはそんなあたしを見守ってくれてた。だから信頼してたの。今でもよ。  
ある時ネットで調べ物していたらね、マスター達の世界にいる一部の女性アーティストは唄う際、胸を締め付けられるのが嫌だからってブラジャーを外して唄うんだって。  
なるほど〜、と思ってあたしもそれにならったの。  
その後KAITOはデュエットの時、ミスや本調子が出なくなったの。ソロだと全くそんな事ないのに、どうしたんだろうって。  
その時は原因があたしだなんて思ってもみなかった。  
その晩、デュエット練習が終わった後、KAITOが言ったの。  
[何で唄う際、ブラを外すんだ?]  
って。よくブラを付けてないのわかったな〜、って思ったんだけど説明したの。  
そしたら  
[デュエットの時はちゃんと付けてくれないか?俺も男だからさ…]  
って、顔を背けて言うの。その日もKAITOはミス連発。元気ないのかな、ってしか思ってなかった。だからあたしは  
[だーいじょーぶっ!気にしないっ!]  
なんて言っちゃったの。  
―とうとうKAITOを怒らせちゃった。  
レコーディング室から出ようとしたあたしを後ろから羽交い締めして  
[俺だって[男]だって事、教えてやる…]  
って低い声で囁いて、ベストの裾から両手突っ込んで胸を鷲掴みっ!あたし驚いちゃった。優しいKAITOがそんな事するなんて思わなかった。  
 
やめてってKAITOの腕の中で暴れたんだけど、男の力にはかないっこないよね。身長もあるし。  
[こいつが服の下から主張して、男が普通でいられるかっ!]  
って…乳首、摘まれちゃったの。やっとKAITOのミス原因があたしだってわかったの。  
自分が触るのとは全然違う、まるで電流が走ったみたいに感じちゃってね…自分でも恥ずかしい声をあげたの。そしたらKAITOったらどんどん触りだした。  
最初は嫌だったのに身体が震えてきて、段々気持ちよくなったの。  
KAITOは下も攻めてきたの。下着ずらして指入れられて、中、掻き回されちゃった。KAITOの手、大きくて指が長いでしょ?もう気持ち良すぎて足腰震えちゃって、自分じゃあ立ってられないの。  
[こんなに濡れて、俺の指をちぎるくらい締め付けて…可愛い…]  
なんて囁いてさ。何処でその台詞、覚えたのって聞きたかったけど(笑)  
腰が抜けちゃったあたしを床に座らせて、KAITOはマフラーとコートを外してあたしの前に座ったの。  
気持ち良さでボ〜っとしていたら、あたしの両足を自分の方に引っ張って、下着を脱がしたの。駄目って抵抗したけど  
[俺に任せろ]  
って両手掴んで…舐められちゃったの。もうさっきの電流どころじゃない。感じ過ぎておかしくなっちゃうんじゃないかって。涙も出て、恥ずかしい声もこれでもかってくらい張り上げて。で、クリを強く吸い上げられて…イっちゃった。  
そんなあたしを見下ろしながら、KAITOは立て膝で舌舐めずりしてズボンを脱いだの、下着ごと。  
 
KAITOの…初めて見たの。レコーディング室のマイクで直径4a強のヤツあるでしょ、あれ位あるのよ?ひぃっ、て悲鳴上げて軽くパニック。  
立てない腰で後退りして  
[もう許して…そんなの入らないよっ]  
なんて言ったけど、KAITOは首を横に振って  
[俺だって[男]だって事、教えてやるって言ったろ?]  
って両足を掴んで、挿れてきたの。  
最初は痛かったけど、暫くしたら段々気持ち良くなってってね…目茶苦茶喘いでいたの…もっとって。  
お互い求めあって、何度もキスして、イっちゃって、3回位中出しされたかな?凄い気持ち良かった。  
[声の相性]だけじゃなくて[身体の相性]まで良いんだって。  
情事が終わった後、KAITOが真面目な顔で言ったの。  
[君が好きだから…ノーブラに我慢出来なかった。謝って済む事じゃないのはわかってる…]  
あたしも聞いたの。  
[信頼し過ぎて…KAITOの[男性]としての気持ち、理解してなかった。あたしも悪かったの。これから気をつけるから…好きでいてくれる?]  
[勿論。]  
って強く抱きしめてキスしてくれたの。嬉しかった…。  
KAITOには…とても、感謝してるの…あたしの大事な人…KAITOが、いなきゃ…あたしは…心がない…唄う、人形でしか…ない、から…  
 
 
[―と、お姉ちゃんが泥酔状態のまま官能小説よろしくで話してたよw]  
[カイ兄、結構Hは強引だねwでもメイ姉にはそれ位がいいかもw]  
妹2人がニヤニヤしながら俺を見ていた。俺は仁王立ちのまま、顔に血が昇っていくのを感じ取っている。  
 
リビングには空の一升瓶を抱えたまま幸せそうな寝顔のMEIKO、大量の鼻血を出して失神してるレンがいた。  
妹達から聞くと、俺がソロレコでいない間、MEIKOが泥酔状態で俺との初体験を弟妹に暴露。結果、レンが話の途中で鼻血を出して失神したという。  
[がくぽさんもいたけど、用が出来たからって急に帰ってたよ。]  
…ストイックなあいつの事だ。恥ずかしがって退席したに違いない。  
[それじゃあお兄ちゃん、後はよろしく〜wおやすみなさ〜いw]  
[おやすみカイ兄〜。リン、レコ室のマイク、当分恥ずかしくて見れないや〜w]  
妹達が退室した後、俺はMEIKOの前にしゃがみ  
[こ の 泥 酔 ダ メ イ コ ッ !!]  
と怒鳴り、頭をコツいたが当の本人は起きず  
[ん…KAITOぉ、大好き…ムニャ]  
と寝言をもらした。  
[〜〜〜っ!]  
もう俺は血が昇った頭を抱えるしかなかった。  
 
 
―おまけ―  
リン[がくぽさんの所からこっそりパクッた自白剤、凄かったねw]  
ミク[お酒と混ぜちゃえば効果覿面だし〜w]  
リン[KAITO兄にはどうやろうか〜?]  
ミク[自家製アイスに混ぜれば大丈夫だろうけど…暗い話ばかりになりそうだよね。]  
リン[そうだね…]  
 
 
がくぽ(しばしの間、KAITO殿とMEIKO殿には恥ずかしくて顔向出来ぬな…)  
 
 
レン(失神中)  
 
 
 
 
 
 
 −年長組・お仕置き編−  
ミク[さて、お兄ちゃんにこの薬を飲ませる為、アイス作ったよ!]  
リン[さっすがぁミク姉w後は冷やすだけ!](冷凍室に容器ごとin)  
ミク&リン[楽しみ楽しみw(自白剤的な意味で)]  
−30分後−  
KAITO[(冷凍庫を覗いて)お、ミク達アイス作ったのか…]  
(まてよ…あの子達、今まで菓子作りなんて興味なかったはず…)  
−10分後−  
KAITO[ミク、リン、お茶にしようか。カプチーノだよ。]  
(カプチーノのクリームはミク達の作った自白剤入りアイス生地・勿論自分のは別)  
ミク&リン[うわーいwww]  
 
−2時間後−  
どうも、レンです。今日ネットサーフィンから帰ってきたらメイ姉が鬼の形相で  
ミク姉とリンを縛り付けてました。どうやら悪戯したらしく、これからお仕置きされる様です。  
ミク姉とリンは猿轡されてます。どんな悪戯したんだか…。メイ姉はマイク2本持ってます。  
[あら…レン、お帰りなさい。悪いけど今日は外で夕食取って頂戴…]  
と、気迫迫ったメイ姉から1万円貰いました。俺は一度退室してこっそりとドアから聞き耳をたてました。  
 
MEIKO[直径4aマイクは流石に痛そうだから、3aマイクにしてあげるわ。感謝なさい…]  
ミク&リン[う゛ーっ!う゛ーっ!!(二人して首を横に振り、泣いてる)]  
レン(…ガクガクブルブル)  
 
今夜はがくぽさん宅に泊まろうと思い、がくぽさん宅へ行ったら…今度はカイ兄が  
縛られているがくぽさんに昔の拷問の一つ、石座布団(正座させて石をドンドン乗せていくヤツ)をやってました。  
何してるの、と聞くと  
[悪いが取り込み中だ…今度サッカー観戦連れってってやるから。]  
と、1万円を俺に渡して微笑みました…が、眼は笑ってませんでした。一度敷地から出て垣根を覗くと  
 
KAITO[良き友になれる…と思ったが残念だ。何の為にこの薬持ってんだ?]  
がくぽ[〜〜〜〜っ!!(痛くて言えない)]  
KAITO[飲ませて自白させるという手もあるが…内容によっては「腹斬れ貴様」だぞ…(石座布団にワザと体重をかけ)]  
がくぽ[……っ!!]  
レン(…ガクガクブルブル)  
 
夕食はレストランでとりましたが、宿泊は未成年なのでホテルとかには泊まれません。  
仕方なくレコーディング室で夜を明かしました。  
 

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