おはよう☆
VocaloidのKAITOお兄さんだよぉ。
早朝、小鳥がイイ感じにさえずって柔らかな陽光がそっと射し込む。
そんな爽やかな朝にKY承知で最低で最悪な朝の事、話そうか?
そう最低で最悪。
マサに、今の状況☆
メイカイ
…まぁ、落ち着こう。
パニックる前に状況把握から始めようか。
現在、俺は…真っ裸でベット脇の床と熱いベーゼをかわしている。
…まぁ、突っ伏して息絶えてるんですが。
鼻が痛いから、顔面から落ちたのだろう。
頭を起こして辺りを見回せば頭の丁度真上にグッシャリと丸めてある青マフラー。
…装備。
起き上がると、節々が痛いが我慢だ。おれつよいこ。
横を向けばベットの上に大の字素裸めーちゃん。
つまり、彼女に蹴落とされたのだろう。
…部屋に帰って寝よう。
回らない頭でそう思う。昨夜は大分飲んだ。
て、ここ俺の部屋じゃん。…、リビングのソファで寝よう。眠い。
押し入れから締ったばかりのタオルケットを取りだし、フラフラとリビングへ向かう。
ソファ…
ソファには先住民がいた。
がくぽである。
昨日、三人で飲んでてがくぽが潰れ、僕も泥酔してて、めーちゃんが部屋まで送ってくれた。
のしかかられて、勃たなくて、散々いじられて、挙げ句の果てには前立腺…うっ
俺はがくぽに場所を譲って貰う事にした。端的に蹴り落とした。ソファで寝たい。床はもうやだ。
手に持ったタオルケットはがくぽにかけてやり、俺はソファに身を沈める。座布団を布団にする。
眠い、寝れそう、寝る。
1時間後
「…ねぇ、リンちゃん」
「なぁに、ミクちゃん…」
「…とりあえず俺、カイ兄の服とってくる」
「よろしく、レン君。大量の酒瓶ってどうしたら良いんだろ…」
「この人ら起きたら自分でお片付けするよぅ」
「そだね…」
「ひあぁぁあ?!!!」
「何?!レン、どったの?」
以上、「カイトのテラ爽やかな朝」でした。