「メイコ、今回は発声練習を兼ねてやろうか。今度やって来るルカに負けない様にさ。」
カイトがあたしを背中から抱きしめて、甘く囁く。それは淫らなセッション開始の合図。
鼓膜を擽る様な彼の声にあたしの身体は素直に反応し、小さく頷いた。
こんばんは、メイコです。
またミク達は夜通しレコで、あたしとカイトの二人きり。
カイトが背中からあたしをしっかり抱きしめる。こうされるのは…結構好き。勿論
二人きりの時だけ。
「今回も俺の部屋でね、行こうか。」
そう言ってカイトはあたしをまた[お姫様抱っこ]して自室へ連れていく。
あたしを軽々と運んでしまうカイトってほんと力があるんだなぁとつくづく思う。
部屋に着き、あたしをベッドに下ろすと、悪戯っぽく微笑んでそのまま押し倒した。
「ん、ふ…」
唇を重ね、舌を絡め合いながら服を脱がす。あたしを生まれたままの姿にすると
カイトも脱ぎ、あたし同様生まれたままの姿になった。
マラソン選手の様な引き締まった身体。色白なんだけど意外と逞しかったりする。
[裸マフラー]ネタとかあるから、それなりに身体を鍛えているのよね。
そんな彼に抱かれ、触れ合う体温に安堵感を感じる自分がいる。彼が存在(い)る確かな証拠。
あたしがカイトの温もりを味わっているとカイトは
「今回はエッチな台詞、沢山言ってもらうからね。」
と言って悪戯っぽく微笑んであたしを覗き込んだ。
「そんなの発声練習じゃ―」
と反論する間もなく、カイトは自身を垂直にして秘処を塞いだ。
「あっ―」
一番敏感な箇所が感じ取った違う体温。クチュっと卑猥な水音を奏でる。
「メイコは本当いやらしいね、もう濡れてる…」
涼しい顔をして意地悪な事を言う。その表情に身体が震える。
「違、やぁ…」
カイトはそのまま腰を動かし、バイオリンの弦の様に自身を秘処に擦りつけ、あたしを
焦らし続けた。
「あっ、あひっ…」
接点は熱くなり淫らな水音が溢れ、あたしも自然に腰を動かしてしまう。
段々カイトに弱くなっていく…もう駄目、我慢出来ないよぉ…。
「カイトぉ、早くぅ…」
あたしが耐え切れず涙声で催促するとカイトは
「気持ち良くなりたいなら、まず俺を気持ち良くさせなよ。御奉仕してもらおう
かな、口でさ。」
とあたしの隣に座り、脚を投げ出した。
カイトの自身はこれでもかと言うくらいギンギンで、あたしを待っているかの様に
天井を指している。
「んん…」
あたしは言われるがままカイトの自身をしゃぶりつく。奉仕しているとカイトは
優しく頭を撫でてくれた。好きな人に頭を撫でられるって不思議と嬉しい。もっと
撫でてほしくて舐め方が大胆になっていった。パイズリしながら鈴口を舌先で弄ったり、
カリ部分を舐め回したり、しゃぶりながらスライドしたりと次第に夢中になっていく。
夢中になっていたから、カイトがあたしの足首に手を伸ばしていたなんて気付かなかった。
足首を掴み、引っ張られて身体の位置を逆にされた。早い話シックスナイン状態。
「ふぁ…やだ、恥ずかしいよぉ…」
あたしが身体をよじろうとするとカイトは
「メイコ、嬉しいけど夢中になり過ぎ。」
そう言ってクリトリスを弄りながら秘処を舐めあげた。
「ひゃ…あ…ふあぁっ!」
あたしはカイトの自身から口を離し甲高い嬌声をあげた。秘処から頭にかけて電撃が走った。
頭の中が真っ白…軽くイッちゃった。秘処が熱い。痺れた様に痙攣している。
「メイコ、口がお留守だよ?ちゃんと御奉仕しろよ。それにしても凄いパクパク
してるよ、メイコの…」
「っ!言わないで、お願い…」
身体を震わせ涙声で懇願する。あまりの恥ずかしさに涙が零れた。
「あーあ、こんなに蜜を溢れさせて。いやらしいよ、メイコ。」
カイトは執拗にあたしの秘処を攻め続ける。舌先を入れたり啜ったり…もう奉仕
出来ず快楽に震えながら嬌声をあげるのみ。
「ああっ、ひっ…カイ…ひゃあぁ…」
気持ち良いけど、もっと気持ち良くなりたい。欲しいの、カイトの…
「カイトぉ、頂戴…これ、早くぅ…」
あたしは快楽に震えながら、目の前にあるカイトのを指先で弄りながら懇願した。
「それじゃあ何処に何が欲しいか、ちゃんとはっきり言わなきゃ駄目だよ?
あーあ、もう大洪水だ。メイコのいやらしいピクピク淫乱おまんこが。」
「あぁっ、言わないで…」
カイトの意地悪な言葉。でも、その意地悪な言葉に反応してしまう自分がいる。
快楽と羞恥、それに抗う理性が奏でる心地良いゾクゾク感。
「欲しいの?欲しくないの?」
カイトの凛とした声が部屋に響く。まるで宣告を告げる様な声。あたしに拒否権はない。むしろ
「欲しい…です。」
早く、カイトのコレであたしを奏でて、唄わせてよ…
「俺の、何を?」
言わなきゃ駄目?今まではお酒入っていたから言えたの。普通じゃあ…
「許して、恥ずかしいよぉ…」
あたしが小さく首を左右に振ると
「それならこれで終了だね。」
そう言ってカイトは秘処から口を離し、身体をどかそうとした。
嫌…やめないで。カイトが欲しいの。
「やだぁ…言うからやめないでぇ…」
「それなら、俺の顔を見て言ってもらおうかな。こっち向いて。」
カイトは身体を起こしてあたしを抱きしめた。
「さぁ、言ってごらん。」
悪戯っぽく微笑むその潤んだ瞳は、欲情の炎が宿っている様でキラキラしている。
恥ずかしいからそんなに見ないで…なのに気持ちはゾクゾクしている。
恥ずかしさで泣きたい気持ちと、早くカイトが欲しい気持ちが混ざり合う。
「あ、あたしの…」
「あたしの?」
…困った、焦りで卑猥な言葉が見つからない。あたしは黙り込んでしまった。
「どうしたの?やめる?」
カイトが覗き込む。
「…違うの。言葉が、見つからないの。」
「じゃあ、俺が言うのを復唱してみようか。」
それなら、と思ったのが大間違いだった。
「えーっと…[カイトのギンギンで逞しいおちんぽを]、はい、復唱してごらん。」
聞いていて恥ずかしさのあまり顔が熱くなる。
そうしているうちにカイトの指があたしの秘処を弄りだした。
「あっ…」
「ほら、メイコも触って、俺の。触りながら言ってごらん。」
弄りながらカイトは、あたしの手を掴んで自身に触れさせた。
熱くて固い。カリも凄く張っているカイトの自身。これがあたしの秘処に入ると
あたしは彼だけの淫らな歌を奏でる楽器になる。
昔、マスターのお宝エロフォルダを見たけど…カイトより大きい人はいなかった。
カイトの全てを知った日から、次第にあたしはカイトに従順になっていった。
逆らえない。欲しくて我慢出来ない。勝つ術はないのだ。
「か、カイトの…ギンギンで逞しい、おちんぽを…」
あたしが愛撫に震えながら涙声で復唱すると、カイトは邪な笑みを浮かべた。
「続くよ。[あたしの寂しがりや淫乱おまんこに入れて下さい]って、言ってごらん。」
意地悪。でもあたしは素直に復唱する。
「あたしの…寂しがりや…淫乱おまんこに、入れて下さい…」
ああ、これで一つになれる…と思いきや
「その台詞を卑猥なポーズをつけて言ったら、ちゃんと入れて上げるよ。」
と、カイトは微笑みながらあたしを見つめた。
あたしの中で何かが外れた。
早くカイトと一つになりたい…その思いがとうとうあたしの羞恥心を麻痺させた。
仰向けに寝転んで脚をM字に広し、秘処を指で広げ、淫らなあたしを晒す。
「カイトの…ギンギンで逞しいおちんぽを、あたしの寂しがりや淫乱おまんこに
入れてください…早くぅ…」
するとカイトはあたしに覆い被さり、キスをして優しく頭を撫でてくれた。
「はい。よく言えたね。待ち望んでいたご褒美だよ。」
そう言って熱い自身をあたしに突き刺した。
「はぁんっ…!あぁっ、カイトぉ…ひ、あひっ…来て来てぇ…」
あたしは嬌声を上げ身体をよじらせた。身体が、心がどんどん淫らになっていく。
実感した。カイトの事が言えないくらい、あたし…凄いエッチなんだ。彼の行為を
素直に受け止め、従う。従順ドMだって…
「メイコの表情、凄いエロいよ…俺をこんなに締め付けて、舌突き出しちゃって…可愛い。」
そんな事を言って、カイトは入れただけで腰を動かしてくれない。我慢出来ずあたしは
腰を動かしてしまう。
「カイトぉ、早く掻き回してぇ…我慢出来ないよぉ…いっぱい突いてよぉ…」
これ以上我慢したら壊れちゃう。カイトの首に抱き着き、泣きながら懇願していた。
なのにカイトは
「メイコ、何処に何をどうしてほしいの?ちゃんと言わなきゃ駄目だよ?」
って。だから…ちゃんと言ったの。
「あ、あたしの淫乱おまんこの奥を、カイトのギンギンおちんぽでいっぱい突いて
虐めて下さいっ…!」
もう[淫らな牝][従順ドM]と言われてもいい。カイトと快楽を共有出来るのなら。
「よく頑張って言ったねメイコ。お望みどおりいっぱい突いてあげるよ。」
カイトはそう言いながらあたしの頭を撫でて腰を動かし、あたしの中を引っ掻き回した。
まるで感電した様に全身に快楽が駆け巡り、身体が弓なりになる。
「はあぁっ!カイトぉ…凄く気持ちイイよぉ、もっとぉ…!」
もう気持ち良過ぎて何も考えられない。喘ぎながらカイトの背中に爪を立ててしまう。
「っ…爪、立てるなよ。」
「あん、ごめ…あひぃっ!」
中でカイトの先端があたしの子宮口にぶつかり、コツコツと突き上げる。あまりの
気持ち良さに頭脳回路が焼き切れそう…いっその事、焼き切れてもいい。
愛する男性に全てを支配される喜び。これが「牝の喜び」なんだろうか…
「はあ…カイトの先っぽ、奥に…あああっ…」
「ふふっ、可愛いよメイコ。突いてあげるから、もっと…唄って。」
そう言って規則正しくあたしの奥を突き上げる。その度にあたしは「あっ、あっ…」と、
短い嬌声をあげる。まるでメトロノームだ
(楽器じゃないけど)
「メイコ、凄い締め付けだ…我慢、出来ない…」
カイトの苦しそうな表情。腰の動きが早くなり、あたしの中でカイトの自身が固くなる。
「固いっ…あぁっ来て来てぇ…」
「ふ…くっ!」
カイトは切ない吐息と共にあたしの中でビクッビクッと脈を打ちながら熱い欲望を
吐き出した。この卑猥な感覚がたまらない。
「ああっ!カイトの凄い熱い…ビクビクしてるぅ…」
「メイコに…搾り取られているよ…」
あたししか知らない、欲望を放った後の微笑を見せる。この表情が好きで思わず唇を重ねた。
絶頂の余韻も収まり、これで今夜はおしまいかな?と思っていると、カイトの自身が
萎える事なく未だギンギン。え?元気になっちゃってる?なんか普段より回復が早過ぎる。
「さぁーて、今夜はオールナイトで犯るからな。覚悟しとけよメイコ。」
カイトがあたしをしっかり抱きしめ、卑怯な笑みを浮かべた。
「え?え?…ああんっ!」
カイトが腰を動かすと、グチュグチュといやらしい水音と共にあたしとカイトの混ざり
合った愛液が結合部から溢れる。
「あーゆー夕食の献立にしたメイコが悪いんだよ?」
「あふ、夕食?あひっ…はぁんっ」
落ち着いた快感が再び沸き上がる。
「[カキフライ]だよ。食べたらなんかさ、普段より凄ぇ元気になちゃって…今夜は
目茶苦茶にしてやるからな。」
カイトは切ない表情を見せて腰の動きに強弱をつけ、あたしの子宮口を執拗に幾度も
突き上げる。押し寄せてくる絶頂感。
「あぅっ固いっ、壊れちゃう…らめぇ、イくぅ…はあぁんっ!」
快感が全身を駆け巡る。それでもカイトは腰を動かすのをやめない。
「ひぃ…イッ…イッた、ばかり…だからぁ、おかしく…なっちゃ、あぁっ…」
「メイコっ…凄い締め付けだ、俺も…あぁっ!」
カイトの身体が震え、再びあたしの子宮口に熱い欲望をぶちまけた。卑猥な感覚に
全身が犯される。
「カイトのおちんぽ、凄いビクビク…はあぁ…」
「あー…カキフライ効き過ぎだ…」
快楽の余韻が収まり、カイトが自身を引き抜いてあたしの秘処を見つめる。
やだ、恥ずかしいよ…
痙攣している秘口からカイトの精液が零れ、股を伝っていくのが感覚的にわかる。
「メイコの淫乱おまんこ、口をパクパクしながら俺のをこんなに零して…凄い卑猥だ。」
「やんっ、見ないで…見ないで…」
身体をよじり逃げようとしたけど、両足をカイトにしっかり掴まれ逃げられない。
恥ずかしい…でも心地良いゾクゾク感。やっぱりあたし、マゾなんだ…
「こんなに零したんだから、また注がないとね。」
そう言いながらカイトはあたしを俯せにし、腰を自分の方へ寄せた。
「もう許してぇ…はうぅ…」
逃げたくても脚はカイトに掴まれているし、脚腰に力が入らない。
ぐちゅりと卑猥な水音をたててカイトがあたしの中に入った。腰を激しく動かし、
膣内を自身で引っ掻き回す。駄目、凄く気持ちイイよぉ…
「ふあぁ…もう駄目、あぁんっ!」
「もっと…もっとだ…!」
気持ち良過ぎて喘ぎ声しか出ない。「カイトに[カキフライ]は危険過ぎる」と、
快楽で真っ白になりつつある頭でそんな事を考えた。
外が次第に明るくなってきた。
カイトってば本当に眠らせてくれなかった。何回イッたのか、中出しされたのか
覚えていない。頭はぼーっとして、身体はぐったり。秘処は熱さ以外の感覚が麻痺状態。
カイトが精液を拭き取ってくれたけど、まだ秘口から零れていく感覚が残ってる。
正直激し過ぎたけど…あたしの身体には気持ち良くて心地良い、幸せな疲労感と
安堵感が広がっていく。そしてそれを共有した男があたしを抱きしめている。
「ごめん、メイコ。ハメを外し過ぎた。」
カイトが申し訳なさそうな顔をしてあたしを抱きしめ、頭を撫でる。
「…気が済んだ?」
あたしが聞くとカイトはすっきりした顔で頷いた。
そろそろミク達が夜通しレコから帰ってくる。朝食作らなきゃ…。
身体を起こそうとするとカイトに押さえられた。
「駄目、もう無理よ…」
「違うよ。俺が朝食作るから、お昼まで寝てていいよ。」
カイトだって寝てないのに…こんなタフじゃあ確かに負けるわ。
眠気が来て瞼が重い、彼の言葉に甘えよう。
「そうさせてもらうわ…ありがとう。」
あたしは瞳を閉じて眠りにつこうとすると、カイトは耳元で優しく囁いた。
「メイコ、愛してる。おやすみなさい。」
「あたしも。カイト、愛してる。おやすみなさい。」
軽くキスをしてカイトは服を持って退室し、あたしは眠りについた。
どうも、カイトです。
カキフライやばい、マジやばい。あんなに絶倫になるとは…
昨晩俺はハメを外しmyマイク暴走、疲弊したメイコの代わりに朝食の準備中。
これくらいやらないとメイコに申し訳ないしね。
しっかりシャワー浴びたし、ミク達には「めーちゃんは寝かせてあげといて」と
伝えれば大丈夫だろう。そろそろ帰ってくる頃だ。
「「「ただいま〜」」」
ソプラノ三重奏が玄関から響いた。そのまま食堂へ来るだろう。
「お帰り、お疲れ様。朝ご飯出来てるからおいで。」
自分で言うのもなんだが優しいテノールで年少組を呼ぶ。
「は〜い…って、お兄ちゃん、お姉ちゃんは?」
最初に入ってきたミクが早速聞いてきた。
「めーちゃんは寝かせておいてあげて。疲れているみたいだから。」
ミクに伝えると「わかった」と言って廊下へ向かった。
リンとレンに伝えに言ったのだろう。よく出来た妹分だ。これでメイコは昼まで
眠れると安心した。…が、甘かった。
戻って来たミクが
「お兄ちゃん、レンが「お兄ちゃんの部屋にある楽譜取るから部屋に入るね〜」だって。」
…え?
「っ!ちょっ…!」
バターン!
…遅かった。廊下から聞こえるレンが倒れる音。多分鼻血を出しながら失神したのだろう。
俺はシンクの縁に両手を置き、うなだれた。
そして廊下からやってきたリン。
「な〜んでぇ、メイ姉がカイ兄の部屋で寝てるのかなぁ〜?しかも裸でwww
独特な匂いしてるしぃ〜[昨夜はおたのしみでしたね]みたいなwww
あ、メイ姉爆睡してるから安心してwww」
………気まずい沈黙が部屋に広がる。
リン…お前今、目茶苦茶ニヤニヤしてるだろ?俺は背中を向けているけど十分わかる。
いや、今は向けない。顔面が熱い。がくぽみたいに[真っ白フリーズ]しそうだ…
「…お兄ちゃん、「お姉ちゃんは[お兄ちゃんの部屋で]寝てる」なんて言って
なかったよ?言葉足らずだよ…」
俺のミスを指摘するミク。そんなミクに俺は背中を向けたまま、いつもの台詞を吐いた。
「否定はしません…」