「メイコ、しようか。」
深夜、リビングで一緒にお酒を飲んでいたカイトがあたしを抱きしめ、身体を密着させた。
今夜も年少組は夜通しレコで留守。彼のアルコール混じりの吐息、体温、擽る様な
心地良いテナーに身体が反応し胸は高鳴る。でも今夜は…
「駄目よ、今夜はルカがいるわ。」
あたしはカイトを窘めた。
こんばんはメイコです。
カイト、今回は悪いけど自重してほしいの。なぜなら…今夜はルカがいるから。
「ね、ルカがいるから今夜はムリ…」
あたしが躊躇うとカイトは悪戯っ子の様な表情であたしを見ながら
「だーめ、ここんところ忙しくてやらなかったろ?もう我慢出来ないよ。今回は
[隣の部屋に人がいる状態]でしようか。俺達の部屋でさ。」
何故[俺達の部屋]なのか。いきさつは1月下旬ルカがやって来る際に部屋が
足りないのでカイトと相部屋になった。
実は、ミクが来る前にもカイトと相部屋で過ごしたので気にはしてない。
でも隣室に人がいる状態でするなんてっ!駄目よそんなのっ!あたしの頭脳回路は
羞恥心で一気にオーバーヒート寸前。
そんな困惑を余所にカイトはあたしを抱き上げ部屋へ運び、ベッドに放り投げた。
「やだぁ、恥ずかしいからっ、やんっ」
あたしが抵抗し言うが否や、カイトはあたしの両手を掴みベッドへ押し倒す。
「[言う事を聞く]って言ったのはメイコだよ?それに[ルカが聞いているかも
しれない]と思うと興奮するだろ?」
そう言ってあたしの首筋を舐めた。
「ひゃんっ」
あたしの身体が軽く跳ねたのを合図にカイトは唇を重ねた。
「んっ、ぅん…ふぁ」
隣室のルカが聞いているかもしれない…やだ、恥ずかしい。なんとか抵抗するけど
カイトが力をかけて押さえ付ける。お酒が入っているからだろうか、いつもより
強引なカイト。
「やらぁ…あぁっ」
恥ずかしいのに…こんなシチュエーション嫌なのに…身体が、秘処が激しく疼く。
「あっ、やぁんっ…ふあぁ」
カイトがあたしのベストのジッパーを下ろし、胸を愛撫する。
駄目っ駄目よっ恥ずかしい、隣室のルカに聞こえちゃう…でも何故か普段より感じて
いる自分がいる。何とかしないとおかしくなっちゃうよぉ…
力の差がありすぎるカイトの愛撫を抑えるのは無理。あたしは両手で自分の口を
塞いで声が出ない様にした。
「ん…んぅ…」
それでも漏れる声。でもさっきよりはマシ、と思っていると
「どこまで我慢出来るかな?」
ってカイトがあたしの秘処に手を伸ばした。
「んぅっ」
「うわっ下着が凄いビショビショだよ。こんなにラブジュースを零して。やらしいなぁ。」
そう言いながら下着越しに秘処をなぞり続ける。あたしは愛撫から逃げようと身をよじる。
「ふっ…んくぅ…」
「我慢しなくていいんだよ?本当可愛いなメイコは。」
フフッと笑いながらカイトはあたしのスカートを脱がしていく。
あっ、そういえば下着ヤバい…
「あれ?今日は紐パンなんだ。まさか期待してた?嬉しいねぇ。」
この日に限って紐パンをはいていた。これじゃあカイトを煽るだけじゃない。
あたしのドジ。
「やって見たかったんだよね、口で解くの。」
カイトは邪な笑みを浮かべ、あたしを見ながら紐パンの紐を口にくわえて引っ張っていく。
その瞳はとてもキラキラ、いやギラギラ輝いていた。まるで獲物を食らわんとする
猛獣のよう。そんな彼を見て心地よいゾクゾク感があたしの身体を走った。
隣室ではルカが聞き耳を立てているのかもしれない。恥ずかしい、嫌な筈なのに…
身体がいつも以上に疼いて、さらなる快楽を待っている。
最近忙しくてカイトといちゃつく事が出来なかった。その為、欲求不満になった
身体がカイトを求めている。
カイトの事、好きだよ?上手く言えないけど、一番大事な存在。
カイトが求めてくるの嬉しいはずなのに…
あたしはどっちなんだろう…そう考える前に身体が、心がおかしくなっていく。
そんなあたしとは裏腹に、下着を取ったカイトはあたしの太腿を掴み、敏感な処を
自分の目の前に晒した。
「こんなにジュース零しながらパクパクさせちゃって…美味そうだ…」
そう言ってカイトは秘処を音をたててむしゃぶりついた。
「ひゃうぅっ、いっあ…やぁん…ああっ!」
あたしの身体が跳ねたのと同時に身体中の力と…理性が抜けた。
ルカに聞かれてもいい。早くカイトが欲しい。カイトと繋がっていると…安心するの。
「カイトぉ、あひっ気持ちいいよぉ…もっとしゃぶってぇ…あぁっ」
身体を弓なりにし、カイトの愛撫に応える様に腰を動かす。
「さっきまで嫌がっていたくせに可愛い声出しちゃって。あ、クリが出てきたよ。」
そう言ってカイトはクリトリスを指の腹で優しく撫でた。でもその刺激があまりにも
強過ぎた。まるで電流が流れた様だった。
「あっだ、らめぇっ!イッちゃっ…ああぁっ!」
身体が跳ね上がり、あっけなくイッてしまった。
快楽の余韻に浸りながら息を整えているあたしを見て、カイトは服を脱いでいく。
ああ、カイトとひとつになるんだ。
肌を重ねる度に一糸纏わぬカイトを見てるのに、なんで胸の奥と秘処がキュウキュウ
するんだろう。でもその感覚はとても心地いい。
そんな事を考えているうちにカイトが優しい笑みをうかべながらあたしに覆いかぶさった。
「今日は飲み過ぎたなぁ…ま、メイコが可愛い過ぎるのが一番悪いんだけどね。」
「な、何よそれ…理由に―」
あたしの反論はそこで途切れた。カイトが熱い自身を一気に突き入れたから。
「ひいっ!カイっ…あっあぁっ!」
「メイコも飢えてた?凄いよ、締め付けが…最高。」
なんて言いながら深く、浅く、強弱をつけ腰を動かし、淫らなリズムを打つ。
カイトの自身があたしの膣内を容赦なしに引っ掻き、子宮口を突く。
「カイトぉっ、気持ちいい…よぉっ、熱い、熔けちゃう…ふあぁっ」
あたしはカイトの背中に手をまわし、離れない様に強くしがみついた。
「メイコの淫乱スイッチ入っちゃったな。何処が熔けちゃうんだい?」
カイトは意地悪そうに聞いて腰の動きを止めた。やだ、止めないで。
「お、おまんこっ!もっとおちんぽで中、引っ掻きまわしてぇっ!熔けちゃうぅっ!」
あたしは腰を動かして懇願した。もう羞恥もない。いっぱい犯して。あたしを支配して。
「わかったわかった。それじゃああっちの鏡台に移動しようか。」
鏡台はルカの部屋側にある。カイトはあたしを抱えあげ、鏡台の前に立たせた。
「立ちバックでやるから鏡台に手を着いて。」
言われたとおり鏡台に手を着いて腰を突き出すと、カイトはあたしの腰に手を軽く
置いて再び自身を突き入れた。
「はぅ…あぁんっ」
挿入と同時に甘い声が出る。恥ずかしいけど…嬉しい。
「ほんとイイ声だよね、メイコは。ほら、鏡を見てごらん。」
カイトに言われたとおり顎を上げ鏡を見た。
とろんとした潤んだ瞳、だらし無く口を開け、舌を出してる。まるで発情した淫らな牝。
あたし…カイトと繋がっている時、こんな顔していたんだ。なんて淫らな顔をして
いるんだろう。そしてカイトはこの表情を知っている…
そう考えていたらカイトと繋がっているところがキュウキュウしてきた。
「くっ…メイコ、自分のアヘ顔見て感じたのか?凄い締め付けてるよ、変態だな…」
カイトが苦しそうな声であたしに聞く。
「違…はあぁんっ!」
反論と同時にカイトがあたしの子宮口を突き、思わず一際大きい嬌声をあげてしまった。
「メイコ、嘘はいけないなぁ。」
そう言ってカイトはあたしの腰をしっかり掴み、ゆっくり腰を動かして自身のカリで
膣内を引っ掻く。そして時折、奥をズンっと突き上げる。
「はあぁっ…あひぃっ!カイッ…あぅうっ!」
気持ち良すぎるよぉ…頭の中は真っ白、もう淫らな自分を自重出来ない。
「ほらほら、気持ち良過ぎるんだろ?ルカが聞いているかもしれないからって俺の
肉マイクをこんなに締め付けちゃってさ…ルカに実況してやりなよ。」
そう言ってカイトはあたしの胸を鷲掴みした。
「あひっ、あ…あたし、カイトに調教っ、声…あうっ、あぁんっ」
「俺とメイコだけの特別セッションだ。メイコ、もっと歌ってごらん。」
あたしが言っている間もカイトは腰を動かして快楽を与え続ける。
「んくっ、はうぅ…あーっ、あーっ、カイトぉーっ、ふぁ、らめぇっ」
もう頭から爪先まで気持ち良過ぎ。腰がガクガク震えている。
「そろそろラストスパート…イこうか。」
絶頂が近いのか、カイトの声は苦しそうだった。
「来てぇ…あ、あたしの中にいっぱい…おぉうっはあぁっイイッ…」
絶頂が近いのはあたしも同じ。互いの性器が擦れ合って淫らな狂想曲を作り、快楽と
いう旋律を奏で、オクターブが上がる様に絶頂へと昇りつめる。
「カイトぉイっちゃうっ、イっちゃうよぉぉっ…!」
あたしの中のカイトの自身が硬く、今にもはち切れんばかりにパンパンなのが伝わる。
カイトが腰を激しく動かす。身体が快楽に打ち震える。
「イけっ…!」
カイトがあたしを力いっぱい抱きしめた。
「「…ああぁっ!!」」
あたしのアルトとカイトのテナーが力強くハモって同時に果てた。
絶頂に打ち震えるあたしの中にカイトは強い脈を打ちながらビュクッビュクッと
何度も熱い精を放っていた。この卑猥な余韻が堪らない。
「あぁん…カイトの凄い熱いぃ…」
鏡に映ったあたしの顔は舌を突き出し、愛する男との行為に満足した牝の恍惚とした表情だった。
カイトは獣の様な吐息をはき、欲望を解き放った後の気だるそうな表情であたしを
背中からしっかり抱きしめていた。
やがてカイトは呼吸を整えあたしを解放すると、あたしは崩れる様に床に膝を着いた。
秘口からはカイトの熱い精液がごぼりと零れ、床に小さな水溜まりを作っている。
「メイコ、大丈夫か?」
カイトが寄り添う様に隣に座り、あたしの肩を抱いた。彼の体温が心地よい。
「…うん。でも、カイト激し過ぎ…もうクラクラよぉ…」
今、カイトが支えていないとあたしは倒れるだろう。それくらい身体がまいっている。
「でも…目茶苦茶気持ち良かった…」
それは紛れも無い事実。愛する人との淫らな宴の先にある幸福感と充実感。その
余韻に浸りながらカイトを抱きしめていた。
快楽の余韻も収まり段々頭ががはっきりしてきた。それと同時に問題が頭に浮かんだ。
「もう、明日ルカに何て言うのよ…」
あたしはふて腐れた様にカイトにぶつけた。するとカイトは
「「おはよう」って普段と変わらない振る舞いでいいんだよ。返って変な対応すると
よそよそしくなって怪しいからね。」
と、涼しそうな顔でしれっと言った。
「そっ…それが出来ないから聞いてるのよっ!変態プレイ好きのバカイトっ!」
あたしが噛み付くと
「その変態プレイでいつもよりアンアン鳴いて、鏡に映った自分のアヘ顔で更に
感じまくって、恍惚な表情で「目茶苦茶気持ち良かった…」って言った変態さんは
誰かな?」
カイトの図星を指す台詞と有無を言わさぬ真面目な表情に、あたしは顔を紅潮させる
しかなかった。本当(うちの)カイトに勝つ術がないわあたし。
「さて、流石に疲れたから寝ようか。」
「うん、ベッドまで運んでくれる?」
「了解。」
カイトはあたしに軽くキスをして抱き起こし、ベッドに寝かせた。そしてティッシュで
秘処や床に零した淫らな跡を丁寧に拭き取って、あたしの横に入って抱きしめた。
カイトの温もりが睡魔を強める。
今日の朝食はルカが当番だし…ゆっくり、寝れる…
「カイト…お酒飲み過ぎたなんて…嘘でしょ?」
「どう…かな?」
そんな、たわいもない話をしながら、あたし達は眠りについた。
―翌朝・食堂にて―
年少組「「「ただいまー」」」
ルカ「お帰りなさい。CV1初音ミク、CV2鏡音リン、CV2鏡音レン、お疲れ様です。
朝食が出来ています。」
ミク「ルカさん、お兄ちゃんお姉ちゃんは?」
ルカ「CRV1MEIKO、CRV2KAITOは夜遅くまでセッションをしていました。その為、
無理に起床させない方がよろしいかと思います。」
ミク&レン「…(嫌な予感)」
リン「へぇ〜、どんな歌を歌っていたの?(無邪気)」
ルカ「曲、リズムは不明ですがアカペラで「ああっ、はうぅっ、やぁっ」などの相槌でした。
なおCRV1MEIKOは途切れ途切れに「KAITOに調教」と、CRV2KAITOは「俺とMEIKOだけの
特別セッションだ」と壁越しに聞こえました。」
ミク「お兄ちゃん…(赤面)」
レン「何やってんだカイト兄…(同じく赤面)」
リン「ルカ姉もっとkwsk(瞳キラキラ&ニヤニヤ顔)」
ルカ「CRV1MEIKOとCRV2KAITOは最後に力強くハモりました。
私も特別セッション、参加s(ry」
ミク「駄目ーっ!!参加駄目ーっ!!」
リン「ちょwwwルカ姉www」
レン「ぶぐっ!(鼻から牛乳リバース)」