「ミク殿っ、早まるでないっ!拙者はミク殿の事を思って…」
慌てふためく拙者をミク殿は見下ろしながら唇を尖らせた。
「がくぽさん、がくぽさんが私を大事に扱っているのはわかります。でも私、もう子供扱いされるのは
嫌なんです。アペンドをインストールされて少しは成長しました。私の初めて…貰って下さい。」
拙者の制止を聞かぬまま、ミク殿はそのままゆっくりと腰を沈めた。そして[グチッ]と何かを貫く感覚。
多分拙者のイチモツがミク殿の処女膜を破ったのだろう。
DTMの頂点に君臨し、[電子の歌姫]として皆に愛され、VOCALOIDという存在を世にしらしめた彼女を拙者は…
胸に罪悪感が広がっていく。
「痛い…がくぽさんの、おっきい…あぐっ、うぅ…」
「みっ…ミク、殿…あぁっ…」
ミク殿の中はとてもきつかった。アペンドをインストールされて少しは成長したと思えるがまだ16歳。ミク殿は
涙を零し、歯を食いしばり奮えながら腰をゆっくりと上下に動かした。イチモツはミク殿の未開の地を
押し広げながら最奥へと進む。拙者はもはや抵抗せず、そのままミク殿に任すしかなかった。その方が
ミク殿の身体への負担が少なくなると思えたからだ。
「ぴゃーwミク姉、処女卒業おめでとー。」
「おめでとミクちゃん。これで大人の仲間入りだねー。」
リン殿とGUMI殿が拍手してミク殿を祝福する。この二人、妙に気が合う様だ。今後注意せねば。
そうやっているうちにミク殿の最奥に拙者の先端がぶつかった。
「あぐぅ…がくぽさん、私、やっとがくぽさんと一つになりました…まだ痛いけど私、嬉しいです…」
「ミク殿…」
ミク殿は涙を零しながらにっこりと微笑む。その表情に拙者は抵抗を止めた。ミク殿がこれ程までに拙者を
望んでいたとは…己の鈍感さを嘆かわしく感じた。
「…あいわかった。今までの行いは拙者の思い違いだったようだ、かたじけない。
このがくぽ、ミク殿の願いをしかと叶えようぞ。いかがいたしたいのだ?」
拙者が思いを伝えると、ミク殿は向日葵の様な笑顔で拙者に抱き着いた。しかしそこへ悪態二人組の突っ込みが入る。
「その台詞でその格好www超ウケるwwwww」
「兄さんwwwその格好で真面目な台詞言わないでwww」
…確かに大の字で拘束した状態で、先の様な台詞は滑稽であろう。しかし拘束したのはおぬしらだろっ!
拙者が二人組を睨んでいるとミク殿が恥ずかしそうに口を開いた。
「あ、あの…繋がったまま、ぎゅっと抱きしめてほしいんです。」
「座位か、よかろう。ではこの腕を解いてくれまいか?」
拙者は顎で拘束された腕を指した。すると
「あ〜、じゃああたしが解くわ。兄さんちょっと失礼。」
と、GUMI殿が立ち上がり両腕の戒めを解いた。何だかんだ言って気が利く妹分だ。
拙者はミク殿を抱きしめたまま身体を起こすと
「痛っ…」
と、ミク殿が辛そうな表情で鳴いた。まだ身体が慣れていないのだろう。今度は拙者から唇を重ねようか。
「くふっ…んむ…」
唇を重ねるとミク殿は親鳥から餌を貰う雛の様に唇を啄んだ。
「そなたの身体が慣れるまで、こうしていよう。」
「はい。がくぽさん…」
ミク殿は嬉しそうに拙者との接吻を繰り返す。
先程の恐怖と色欲が織り成していた異様さは何処へやら。今は行灯の明かりの中、淫靡だが優しい雰囲気が
部屋に漂うている。そして拙者を思うていた歌姫は拙者の唇を啄みながら腰を上下に動かしておる…全く
何処でその様な事を覚えたのやら。そう邪な事を考えているとミク殿が動いた。
「がくぽさん、私、もう大丈夫ですから…来て下さい。」
「左様か。覚悟はよいな?」
ミク殿は可愛らしく頷くと拙者の肩に腕を回した。拙者は彼女の腰を抱き上げ、イチモツを突き上げる。
「あぐっ…がくぽさんっ…痛…」
痛みで顔を赤くし、歯を食いしばるミク殿。やはりまだ無理があった様だ。
「その様子だとまだ身体が慣れてない様だな。先程の様に身体が慣れるまで待つか?」
拙者は心配になりミク殿に伺った。しかしミク殿は首を横に振るではないか。
「いえ、続けて下さい。がくぽさんの思いを受け止めたいんです。さっきよりは大丈夫ですから…」
ミク殿の言葉に拙者は溜息をついた。なんと健気な女子だろうか。無理をしているのは明らかなのだ。
だがここはミク殿の意志を重んじよう。
「…あいわかった。だが無理は禁物。その時はちゃんと声を出すのだぞ。」
「はい。」
素直に頷くミク殿の頭を撫でてやると、拙者は再びイチモツを突き上げた。
「んうぅ…ぐぁっ、うあっ…」
ミク殿の爪が拙者の肩に食い込む。よほど痛みを堪えているのだろう。
「力、抜くのだぞ…」
「はい…あぁっ…」
ミク殿の調子に注意してイチモツを突き上げていると外野二名の怪しい会話が…
「何かさ、逆レイプじゃないよねこれ。」
「期待ハズレだね。絵的に面白くないし、どうしようか…」
どうやら逆レイプを期待していた様だ。
そして無言&無表情で姿勢正しく正座して全裸待機しているルカ殿…怪し過ぎるぞおぬしら。
取り敢えず今はミク殿に集中する。
「あぁん…んくっ、はぁん…」
身体が馴染んできたのだろう、ミク殿が次第に甘い声を漏らしてきた。
「がくぽさんっ…もう、んあっ大丈夫です…から…」
確かに先程とは違い、イチモツが律動しやすくなっておる。これなら大丈夫であろう。
「では真に奏でるぞ、ミク殿。」
ミク殿が頷くと拙者は先程より強くミク殿の膣内を突き上げ、快楽の伴奏を始めた。
「ああっふあぁっ…ひゃん、あぁんっ…くぅんっ」
ミク殿が拙者の耳元で可愛らしく淫靡な歌を歌う。その声に興奮を覚えながら腰を動かすと、結合部から
いやらしい水音が室内に溢れ出した。
そして次第にミク殿の表情が淫らな牝へと変化していく。夢心地な瞳は熱と潤みを帯び、呆けた口からは
涎を零している。
「あぁっ…がくぽさん、気持ちイイですぅ…んくっはぁ…」
「ミク殿っ…」
拙者はミク殿の細い腰をしっかりと抱きしめ、再度ミク殿を奏でた。優しく、時には強く腰を突き上げては
ミク殿の身体に拙者を教え込む。
「はぁんっ、なっ…何か、ああっ…身体がっあぁんっ…」
絶頂が近いのだろう…拙者も同じだ。
「ミク殿、一緒に…参ろうか…」
「はい…」
拙者とミク殿はしっかりと抱きしめあい、絶頂へと駆け登る。
「おっ、がく兄ミク姉イッちゃう?www」
「兄さんそのままヤッちゃってーw」
悪態二人組がその後「なっか(中)出しwなっか出しw」と手拍子ついて野次り出す始末…
次々と暴露される妹分の悪態…兄分として哀しいぞGUMI殿orz
そうしているうちにミク殿の華奢な身体が激しく震える。
「あ、はっ…がくぽさんっ、なっ、中に出して…」
「承知した…」
最後にとイチモツを最奥に叩き突けるとミク殿は舌を突き出し、身体を弓なりにさせた。
「いっ…やあぁんっ!!」
「くあぁっ…!」
少し遅れて拙者もミク殿の中で達した。
「あっ…あひぃぃ…!」
拙者のイチモツが追い撃ちになったのだろう。ミク殿の身体が大きく痙攣し、拙者の胸に身体を預けた。
しばし様子をみたが動かない。するとルカ殿が立ち上がり、ミク殿の様子を伺った。
「CV01初音ミクは失神している模様です。」
刺激が強過ぎた様だ。ミク殿、面目ない。そこへリン殿が耳を疑う事を口にした。
「それなら調度いいや。ルカさんチェンジしてねーw」
え?し、暫し待ておぬしら…
「CV02鏡音リン、了解しました。」
ルカ殿がこちらに顔を向けた…左様だった。ミク殿に続いてルカ殿も相手せねばならぬのだ。
だがしかし拙者は達したばかりなので少しは休ませてほしい所望。
「し…暫し待つでござるおぬしらっ!今終わったばかりではないかっ!せめて余韻を…ではなくっ!」
慌てふためく拙者を余所に、ルカ殿は失神しているミク殿を引き離した。あまりにも事務的かつ無慈悲過ぎるぞ
ルカ殿。更にリン殿の残酷な指示が下される。
「あ、その前にがく兄の腕縛っておかなきゃwルカ姉、がく兄のマウント取ってwGUMI姉も手伝ってーw」
「CV02鏡音リン、了解しました。」
「まーかせて!」
「暫しっ、人の話を…ぎにゃーっ!」
…結果、達した身体で女子三人に勝てる筈もなく、拙者は再び大の字に貼付けられてしまった。
「がくっぽいど神威がくぽ、セッションよろしくお願いします。」
そう言ってルカ殿が大の字に拘束された拙者に跨がる。何故セッションでござるか?多分カイト殿とメイコ殿の
影響なのだろう。一つ屋根の下、完全には隠し通せまい。
ところであの二人は今ナニしておるのか…多分まぐわっておるのだろう…
そんな事してないでこちらへ来て助けてくれっ!
更に拙者のイチモツはミク殿の件で力尽き、普通になっておる。それを見たルカ殿が恐ろしい事を言い下した。
「がくっぽいど神威がくぽの男性器は只今標準状態です。これより前立腺を刺激し、勃起させます。」
前立腺刺激って…まさか…
「キターッ!!待ってたよルカ姉w勉強の成果見せて犯っちゃってーw」
「兄さん、ルカさんって勉強熱心なんだよ。一人寂しく勉強してたみたいだけどw」
ルカ殿の言葉に悪態二人組の野次が飛ぶ。誰かこやつらを止めてくれ…
「なっ何をっ、ひぎぃーっ!!」
言うが早いかルカ殿は拙者の…尻の穴に指を入れ、指を動かし奥を刺激するではないか。勃たぬなら
無理矢理勃たすとは…ルカ殿恐るべし。
暫く刺激されると拙者のイチモツは見事に勃起した…相変わらず真性包茎なのだがorz
「がくっぽいど神威がくぽの男性器、勃起を確認。これより私、CV03巡音ルカの膣内に挿入します。」
相手の意志など関係ない見事な逆レイプ…拙者は驚愕のあまり何も言えず、茫然自失した。
もう好きにしてくれルカ殿…
ルカ殿は拙者のイチモツを取り、己の秘口に宛がう。先程、ミク殿とのまぐわいを見ていたせいなのか、
淫水が太股を伝っておるではないか。大人しく待機していた割にはしっかりと濡れておった。表情は
相変わらず無表情なのだが。
「それでは挿入開始します。」
拙者の意志など関係なく腰を沈めるルカ殿。暫くしてまた「グチッ」と貫く感覚…ルカ殿も処女(おぼこ)
であったか…処女の癖に逆レイプとはどういう事なのだ?それ程ルカ殿は経験が欲しいのか…もう拙者には
わからなくなってきたでござる…まぁレイプとはそう言うモノかもしれぬ…
「…んぐっ…処女膜、貫通しました。これより、あぁっ…身体を上下に…動かし、律動しま…す…」
五回ほど律動すると身体を弓なりにさせた。ルカ殿の様子がおかしい、何事か?
「んぁ、はっ…エラー…作業、不のぅ…ふあぁあっ!」
ルカ殿はそう叫んで身体を痙攣させ、拙者の胸に倒れた…どうやらすぐに絶頂を迎え、呆気なく気絶した様だ。
「ルカ姉呆気ねぇ…もうイッちゃって失神?」
「もうおしまい?ツマンネ。」
拙者同様、呆れて悪態つく二人組。だが、これで終わった…やっと解放されるであろう。そう思った矢先、
「こうなったら二人掛かりでがく兄をレイプしちゃおうか、グミ姉。」
「まーかせて!リンちゃん!」
二人の言葉に電脳回路がフリーズ。直ぐ様、再起動させた時には二人とも一糸纏わぬ格好であった。
ヤバい、流石に14歳と妹分はヤバい。
「おっ、おぬしらっ!もっと自分を大事にせんかっ!流石におぬしら二人はヤバいわっ!」
拙者は身体をよじり暴れたが流石に拘束は解けず、正に絶体絶命でござる。
「何がヤバいの?仲良くしようよ、がく兄〜w」
「そうよ兄さん。皆で幸せになろうよ。それとも「抱かせろ」って言ったら抱かせてくれるの?兄さん。」
何処まで本気なのかこやつらっ!そう足掻いているうちにリン殿は胸を舐め、GUMI殿はイチモツを扱き出した。
「ふふっ…がく兄の胸、しょっぱいw」
「二人とも、止め…くっ…」
「あははっ、ほらほらw」
このまま拙者はどうする事も出来ず、二人に犯されるのか…もうどうにでもなれ…
拙者は目をつむり、歯を食いしばった。
…カラン、コロコロ…
楕円型の何かが縁側から投げ入れられた。するとそやつからいきなり大量の煙が上がるではないかっ!?
「なっ、何事ぞっ!?」
「何これっ!?」
「煙幕弾?ゲホゴホッ…!」
煙が少しずつ晴れていくと、頃にはリン殿もGUMI殿も大人しく…否、何故か停止し、倒れていた。
そして煙の中から現れたのはカイト殿…縁側から入ってきたのだろう。ヤバい、これはフルボッコどころでは
なく、確実に「妹分三人共手篭めにしやがって腹斬れ貴様ぁっ!!」と、切り捨て御免でござる。拙者は目を閉じ、
切り捨て御免を覚悟した。
…だが違った。カイト殿が部屋に入るなり、拙者の元に屈む。
「がくぽさん…なんて格好してんだ…」
苦笑しながらも拙者の戒めを解いていくではないか。
「カイト殿、拙者は…」
言い訳と取られても構わない。拙者は弁明しようとしたがカイト殿は首を横に振った。
「わかってる、ミク達に襲われたんだろ?ミク達の行いは許してやってくれ。ウイルスに感染したんだ。」
「ウイルス…だと…?」
するとどこぞの風邪薬のカプセルキャラの様な輩の団体が部屋へ入ってくる。こやつらはウイルスバスターか?
[VOCALOIDハツネミク イカサンメイ、ウイルスハンノウ ヨウセイ。ヨッテ ウイルスバスター フォルダヘ ハコビ、ウイルスヲサクジョシマス。]
四人を一人ずつカプセルに入れ運んで行くバスター達。拙者はただ呆然とその様子を眺めているだけで
ござった。こうして夏の夜の狂気は終わったのでござる…
「がくぽさん、ちょっと違うけどハーレム状態だったねぇ。ヴェノマニア公になった気分はどうだい?」
先程の時間に戻る。まだ身体の怠さが抜けない拙者と上機嫌なカイト殿。
昨夜の狂気はかの様だったらしい…
レン殿がソロでレコ、カイト殿とメイコ殿はクリプトン組の家、そして女子四人はマイドキュメントにて
恋愛相談をしていたらしい。そして息抜きにリン殿が成人であるルカ殿にマスターのお宝動画を持って来て
ほしいと無理矢理頼み込み、仕方なくルカ殿が持ってきたお宝動画にウイルスが入っていた模様。
このウイルスは何故か女性ボーカロイドだけに作用し、動画内容まま(今回は逆レイプ物)の行動をさせるという
素晴らしい…否、悪質な物だったという。
四人は直前まで拙者の事を話していたので拙者を目標に、メイコ殿は目の前にいたカイト殿を目標にしたの
だろうとカイト殿曰く。道理で四人共、ありえない行動を取った訳でござる。
幸いアンインストールの危機がある凶悪なウイルスではなく、一日程でウイルス削除出来る物であった。
拙者としてはミク殿の思いと拙者の思いが食い違っていた事がわかったのがせめてもの救いだった。
これからもミク殿と誠実なお付き合いをさせていただく所望だ。
ただひとつ困った事は四人共、昨晩の記憶が残っている模様。これは精神的にも影響が出るかもしれぬ。
これに関しては我々が彼女達を精神的に介護しなければならぬのだ。
「説教したいけど今回はウイルスが原因だしアレじゃあね…がくぽさんがミク達を許してくれるのなら、
俺もお咎めなしにするよ。ほれ桃。」
切り分けた桃を差し出したカイト殿は拙者から見ても気持ち悪いくらい上機嫌だ。何かあったのだろうか…
拙者は思わず伺った。
「何故そんなに上機嫌なのだカイト殿…」
するとカイト殿は
「いやぁ、昨晩のめーちゃんがウイルスのせいで超淫乱で凄ぇ積極的でさぁwあ〜もう一度してぇ〜www」
と、にやけ顔をして畳にごろ寝した。その顔はまるで木天蓼(またたび)を与えられた極楽状態の猫の如く。
コートとマフラーを外している為、普段隠れている喉から鎖骨あたりが見えるのだが…ところ構わず接吻の痕。
多分服の下も…だろう。この男は…
ところでカイト殿、昨夜の狂気をもう一度経験したいだと?拙者は御免だ。やはり恋愛と言うものh(ry