そろそろかな?俺は作曲しながら待っていた。  
「ちょっとっマスターっ!!」  
来た来た、赤い酔いどれオヤジギャル(笑)今日はまだ酔っ払ってないな。  
「いくら何でもあれはやり過ぎですっ!!」  
彼女は今にも掴み掛かりそうな顔で抗議した。…自分の事を棚に上げるか。  
調度一人しかいないしお説教するか。  
「あれはお仕置きだ、MEIKO。KAITOも今回は君の監視を怠った連帯責任。」  
「お仕置きったって…」  
「あのなMEIKO、お前の悪酔いでどんなに周りが迷惑かけてんのかわかってんのか?」  
「う…そ、それは…」  
記憶があるなら話がわかるだろう。  
「酔っ払っていたから、なんて言い訳にならないぞ。女相手に手が出せないKAITOに  
暴力を振る、未成年の年少組に絡む、酒があまり飲めないがくぽに無理矢理進める、  
散々暴れて大の字で寝る、揚句の果てに俺の酒をくすねる。皆、半ば諦めて馴れて  
しまったんぞ。そこにお前は甘えて胡座をかいてるだけだ。  
酒を飲むなとはいわん。悪酔いするまで飲まなくてもいいだろ。」  
ノンストップで言うとMEIKOは怒られた子供の様にしゅんとした。  
「はい…ご迷惑、おかけしましたマスター…」  
「謝る相手が違うだろ?集合かけようか?」  
「…お願いします。」  
俺は集合をかけた。ミク、リンとやってきて、鼻に詰め物をしているレン、少し  
遅れてKAITOが真っ白ながくぽを引きずってやってきた。レンはフォルダを見て  
鼻血を出したと想像出来るが、何故真っ白なんだがくぽは?  
自分を含め皆の目ががくぽにいってしまったが話を進める。  
 
「MEIKOが皆に謝りたいそうだ。」  
俺の横に立ったMEIKOが頭を下げた。  
「皆、その…悪酔いして迷惑かけて本当にごめんなさい。  
度を越さない様に自重します。誓います。」  
「大丈夫だよお姉ちゃん、私達馴れちゃったし。」  
「リン、さっきの見れるなら別にいーよー?w」  
「酒の量、本当に自重出来るの?メイコ姉?」  
…いくらなんでもストレート過ぎるぞ年少組。子供故の残酷さか。  
そんな彼らをKAITOが注意する。  
「こら、めーちゃんが皆に謝って誓っているのにそんな言葉はないだろ?」  
「はーい。」  
横に立っているMEIKOを見ると、申し訳なさそうな顔をしてKAITOを見ていた。  
…KAITOは優し過ぎだ、後でちょっと喝でも入れるか。  
「よーし、集会終了。帰っていいぞお前ら、おやすみ。」  
「はーい、おやすみなさいマスター。」  
リン、レン、ミク、、MEIKO、KAITO+引きずられがくぽの順番でパソコンへ戻っていく。  
「KAITO、ちょっと。」  
俺は戻ろうとするKAITOを忠告するため呼び止めた。  
「お前は優し過ぎる。少しは厳しくなれよ?」  
「は、はぁ…」  
「実はなぁ、次のお仕置き…もう考えてあるんだよ。」  
俺がKAITOに耳打ちした。  
「…やめてくださいっ!」  
俺の前では滅多に表情変えない奴がマジで怒りやがった。  
「よし、イイ気迫だ。その調子でな。」  
俺は奴の肩をポンと叩いて見送り、作曲活動に戻った。  
 
 
 
―おまけ―  
MEIKO「カイト、ありがとう。」  
KAITO「ん?何が?」  
MEIKO「ミク達を注意してくれて。私、ああ言われても仕方ないもの。」  
KAITO「謝って誓っているのにああゆう態度は失礼だろ?当たり前だよ。それと―」  
MEIKO「うん?」  
KAITO「俺も今後、メイコの酒は厳しく見るからよろしく。」  
MEIKO「…はーい。」  
KAITO(がくぽと3Pなんて…メイコの身体を他の男に見せるなんて絶対御免だっ!!)  
 
 
 

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