「もう大丈夫かと思ったのに油断した…KAITOぉぉ〜、ちょっと来いや…」
「お呼びでs(ry」
マスターに呼ばれモニターから出ると、久しぶりに足元に酔っ払っているMEIKO、
所謂ダメイコが酒瓶を抱えて幸せそうな寝顔をしていた。
「お、俺の秘蔵の[龍が如く]があぁ〜っ、限定品がぁ〜っ!」
(注:実在します。[龍が如く3]発売記念に作られた泡盛梅酒です。)
orz状態マスター。嫌な予感だがとりあえずメイコの代わりに土下座謝罪。
「申し訳ございませんマスター。」
するとマスターがこちらを向き
「思い付いた…KAITO、連帯責任だ覚悟しとけよ?くっくっくっ…」
マスターはそう言い放ち、何故か歌詞作成に入った。
―一週間後―
「KAITO、MEIKOちょっと来いや。」
マスターからの呼び出し。俺とメイコは急いでデスクトップからモニター外へ飛び出した。
「マスター、只今参りました。」
「お呼びですか、マスター。」
「来たかKAITO、MEIKO。」
マスターのニヤリ顔で俺は口元を引きつかせた。まさか…
「MEIKOぉ…この間の酒の件、覚えているよなぁw」
悪い予感が的中した。青ざめるMEIKO。
更に一時間程前に呼ばれたルカがマスターの隣にいる。
「ルカメインで官能的な歌を作ったんだが…間奏とラストに男と女の喘ぎ声の
バックコーラスが欲しくてねぇwww」
口調でマスターが[鬼畜ドSエロマスター]へと変貌していくのがわかる。
メイコが俺の腕にしがみつく。
そしてルカの瞳には珍しく[何かに期待している]意志を持っていた。
「ルカから聞いたんだがこの間の深夜セクースしていたんだってw?ルカはおまいらが
「セッションしていた」と言ってるがなw」
(服従 五日目参照)
違うって、セッションじゃあないんだよルカ。こんな天然だったとは…
「ルカがおまいらのイキ声があまりにも素敵な声だったと感動したらしいwww
是非セッションに参加したいんだとさーっwww」
机をバンバン叩いてゲラゲラ笑う鬼畜マスター。
顔面が熱い。多分赤面なんだろうな俺。メイコもこれでもかと紅潮している。
「CRV1 MEIKO、CRV2 KAITO、私もセッションに参加させて下さい。」
一歩前に出て俺達に言うルカ。相変わらず無表情。故に真剣に見えてしまう。
「あ…あれはセッションじゃあないんだよっ、ルカ。あれは…その…」
あんな事やるんじゃなかった。オーバーヒート寸前の頭脳回路で、ルカを傷つけ
ない様に言葉を選んでいると
「駄目っ!あれはセッションじゃあないのっ!セックスって言って愛し合っている
男女じゃあないと出来ないモノなのっ!参加させられないのっ、駄目っ!」
とメイコが俺とルカの間に遮る様に両手を広げて立ちはだかった。俺とマスターは
驚いて目を見張る。
ルカは
「CRV1 MEIKO、あれはセッションではなかったのですか?」
と不思議そうに聞く。
「メイコ、落ち着…」
俺に返事を返さずメイコはマスターに言った。
「マスター、お仕置きは[セックスしながらバックコーラス]ですかっ!?」
なっ、何て事言って…っていうか、マスターの事だし多分正解なんだろうな。
しかし、凄い気迫だ。何があったんだメイコ?
「あ、ああ…そうだが。」
メイコの気迫に流石のマスターもたじろぐ。
「わかりましたっ!ほらっ、カイトも脱いでっ!」
メイコ、半ばヤケになっているのか?ってさっさとベストを脱ぎ捨てた。
「メイコ、一体どうs(ry」
「つべこべ言わず脱ぐっ!!恥ずかしいんだからっ!!」
「は…はい…」
渋々脱ぐ俺の目の前で、メイコはもうパンティ一枚の格好になっていた。
「あっ、はぁんっ…んふっ…あぁっ、もっとぉ…」
俺とメイコはマスターとルカの目の前で座位で繋がり腰を動かしている。俺はメイコ
以外の女性にH時の表情を見られるのは流石に恥ずかしいので、背中を向けている状態だ。
ルカはマイクを俺達に向け音声を取っている…勿論バッチリ見られている訳ですが。
「よし、そのままイケ。」
マスターの指示に俺は頷き、メイコの子宮口を突き上げる。
「はわぁ、気持ちイイよぉっ…激しっ、ああっ」
可愛い嬌声をあげてしがみつくメイコ。
こういうお仕置きは普段なら嫌がるのに、この豹変ぶり…一体どうしたんだ?
まぁ…そんなメイコに興奮している俺がいる。メイコは腰を動かし激しく喘いだ。
「んくっ、あぁっ硬いのぉ…中ぁ、引っ掻き回してぇ、あひぃっ」
ぎゅうぎゅうしがみつくメイコ。
第三者に見られているせいか、メイコは両腕と膣でこれでもかと俺を締め上げる。
「ヤバい、気持ちイイ…イク…」
俺もラストスパートといわんばかりにメイコを突き上げる。
「あぁんっ、あたしもっ、イクッイクぅっ」
同時に快楽の絶頂へと駆け登る。
「好きっ、大好きっ」
「俺もっ…愛してる」
「「…はああっ!」」
一緒にイキ声をハモらせ、絶頂へ達した。
メイコは小さな声で「あー、あー」と快楽の余韻を発し、俺はメイコの中へ精を放出させた。
そしてしっかり抱きしめ合って幸せな余韻を味わう。
「…よし、一発OKだ。二人ともお疲れ。」
マスターからのOK。ゆっくりメイコを解放するとメイコは横に倒れ、呼吸を整えた。
「ルカ、箱ティッシュをカイトに渡してやれ。」
「Yes,master.CRV2 KAITO、CRV1 MEIKO、お疲れ様です。」
「ありがと、ルカ。」
ルカから箱ティッシュを受け取り、メイコの秘口から零れ出た精を拭き取る。
そして自分のも拭き取った。…が、その様子をじっと観察するルカ。…こっち見んな。
「ルカ、頼むから見ないでくれ。恥ずかしいから…」
思わず自身を隠す様に前屈みのまま回れ右をした。
「CRV2 KAITO、何故ですか?」
このロボ喋り天然女め…後日メイコとミクに性教育してもらわないと。そんな事を
考えながら俺は後処理を終わらせ、服を着た。
メイコも落ち着き、服を来て立ち上がると
「マスター、酒を盗み飲みして申し訳ありませんでしたっ!帰るわよカイトッ!」
と、俺の返事を聞かないうちにメイコは俺のマフラーを掴んでパソコンへと戻った。
「メイコ、一体どうしたんだよ?」
パソコンへ戻り家に帰る途中、俺はメイコに聞いた。するとメイコは俺に抱き着き…
唇を重ね、舌を絡ませた。
「ん…」
メイコからキスをするなんてなかなかない。この場合は素直に受け止める。
しばらくしてメイコは唇を離した。
「落ち着いた?」
俺が頭を撫でながら聞くとメイコはこくんと頷いた。
「カイト…あたし、ルカにカイト取られちゃうんじゃないかって…ミクやリンじゃあ、
こんな事なかったから…無我夢中で…」
嫉妬か。それであそこまでやるなんて…
「だから…思い切って…あたしが、盗み飲みしたのが悪いのに…」
次第に涙声になっていくメイコに俺は子供を宥める様に注意した。
「だったらもうマスターの酒を狙わない様にするんだよ、メイコ。」
―本当、可愛いよな君は。俺は堪らなくなりメイコを抱きしめた。
「メイコ、卑怯なくらい可愛すぎだよ。今夜覚悟しろよ?優しくしないからな。」
俺の腕の中にいる一番愛おしい女性は恥ずかしそうに頷いた。
―後日―
マスター「やっとメイコ懲りたかwwwこれで安心して酒が飲めるぜw」
カイト「あんなのは勘弁してください…正直、裸マフラーより恥ずかしかったです。」
マスター「しかしMEIKOが嫉妬ねぇ…今度あったらGUMIでも仕掛けるかwww」
カイト(ああ、気苦労が増える…)