そこは、とてもおかしな部屋だった。
まず、インテリアがほとんど無い。目に付くものと言えば、部屋の中央にベッドが1つだけ。ドアは部屋の隅に1つだけあった。窓らしきものも見当たらない。
その部屋の唯一のインテリアであるベッドには、鎖が備え付けられていた。
そして。
――その鎖には、女が?がれている。
若干内がわに巻いているショートヘア、
ぴったりとした赤いノースリーブの上着、
上着と同じく、赤色のミニスカート。
スカートから伸びている太ももは光を艶やかに反射し、
衣装とのコントラストを演出していた。
むっちりとした質感と、そしてたっぷりとした腰周り。
そして、後ろ手に繋がれたことで自然と突き出された、豊満なバスト。
二つの双丘が、女の呼吸に合わせて上下するその様はとても艶かしい。
女の表情は険しく、とても苦々しく周囲を睨みつけていた。
女の周囲。つまり女がいるベッドの周囲。そこには、ベッドを取り囲むようにして複数の男達が取り囲んでいた。男たちの手にはビデオカメラやカメラつき携帯電話が握られており、既に何度かシャッター音が切られていた。
男たちの表情は、皆バラバラだった。
期待感に震えて、鼻息の荒い者。
ニヤニヤと半笑いを浮かべて女を見ている者。
中には既に股間に手をやり、もぞもぞと動かしている者もいた。
そんな状況が、既に30分ほどこの部屋で続いていた。
繋がれた女は既に分かっているだろう。
自分は、これからとても酷い辱めを受けるのであろうと。
だが、女は変わらず周囲を睨みつけている。
まるで、負けるものかとでも主張しているように。
この分なら、結構長持ちするだろう。
ああ、今回はとても楽しいショーになりそうだ。
そう、ここは輪姦部屋。
ある金と権力の亡者共が作り上げた理不尽の城。
年老いた金持ちが考えることは全く持って恐ろしい。
食欲、睡眠欲、性欲
抗い難い人の欲を利用し、さらに権力を求めようしているこの城の主人は悪魔だ。
下で女を取り囲んでいる男たちは、有名企業の社長や、政治家、そしてその息子達。
今まさにこの城の主人に弱みを握られているとは知らずして、のこのことやってきた権力の餌。後に骨までしゃぶられる事もわからずに、わらわらと毎回集まってくる奴らの考えも度し難い。
まあ、こんなところでこんな仕事をしている俺も俺だがね。
今回のターゲットは、MEIKO。
今をときめく芸能グループの一員だ。
なるほど、リストに上がるだけあって中々の上玉だ。
精々がんばって餌どもを満足させてやってくれ。
ここでは何もかもがまかり通る裏の世界。
表の世界のルールなど、なんとでも捻じ曲げられてしまう。
ガチ、と俺はマイクのスイッチをONにする。
「……さあ、楽しい楽しいショータイムの始まりだ!!」
「皆さん、長らくお待たせいたしました、ただ今より入札を開始いたします」
俺の言葉が天井のスピーカーから流れると、どっと会場から歓声がおこった。
まあ、30分も焦らされれば当然だろう、なんせ目の前には女がいるのだ。
「……何よ!! ――何勝手なこといってんのよ!!」
女が上を向いて叫んだ。中々に活きがいい。
何より、演出を盛り上げるのも私の大事な仕事だ。
結構なことだ、ちょっと話に付き合ってやろうか。
「何かご質問が? MEIKOさん」
声質は至って平静に、そして当然のように振舞う。
そう、ここでの異質は我々ではなく、この女なのだから。
「何か……、って、あんた達!! どういうつもりよっ、こんな真似してただで済むと思ってるの?」
強気に叫ぶ表情が中々にそそる。
ああ、こいつは当たりだ。今日の餌共は中々についてる。
「質問はそれだけですか?」
私の答に女は絶句した。怒りか、呆れか、
目を大きく見開き、ギリ、と歯を食いしばっている。
「ではお答えしましょう。まずは、どういうつもりか、ですね。」
ここで1拍。
「我々は今から貴方の体を嬲り、犯し、そしてそれらを映像に保存し記録します
なに、抵抗しなければ痛いことはありません。むしろ気持ちよくなれますよ?」
「なっ……」
「えー、次にただで済むかと思ってるか、ですかね。
そうですね、ただで済むとは思っておりません。
強いて言えばそんなものは 糞 食 ら え なのですよ。
おっと、下品な言葉遣いでしたね。失礼いたしました。
つまりは、お茶の子さいさいへの河童、もひとつおまけでおっぺけぷー、といった感じでございましょうか」
「……な、何をいってるの?」
「おや、まだお分かりにならないですか?
我々は貴方のそのおっきなお胸をぺろぺろと舐めこんだり、
その生意気なお口にチ○ポを突っ込んでぐりぐりしたり、
貴方の体中を指で撫で回したり、
貴方の下のお口にもチ○ポを突っ込んでひぃひぃよがって頂くためには
社会のルールや建前など気にも留めないとのことですよ」
俺がそう言い切ると周りの男たちから下品な笑い声が巻き起こった。
「MEIKOちゃーん、今すぐ気持ちよーくしてあげるからね!!」
「うはぁ、もうたまんねぇよ、あのおっぱい無茶苦茶にしてやりてぇ!!」
「な、何よ、それ、……認めないんだから、……絶対、絶対認めないんだから!!」
さて、盛り上がってきたようだし、入札を開始するか。
「では皆様、入札タイムです。MEIKOさんは巨乳のセオリーどおり、
ちょっと状況理解力が乏しいようです!! どなたか揉みほぐして頂けるお客様はございませんか?
愛撫箇所は上半身、ペッティング関係はお好きなようにどうぞ、ただし強引なキスで舌を噛まれるのはご注意くださいませ、
自分から吸い付かせてこその紳士力、では入札スタート!!」
俺の合図と共に会場では次々と声が上がり始めた。
入札は段々と収束し、最初のプレイヤーが決まる。
「はい、では最初の方は、おお、これはご兄弟で参加の高間様、おめでとうございます。持ち時間は30分です。ご存分にご堪能ください。ではプレイヤー以外の方は白線までお下がりください、撮影はそちらからお願いいたします」
よりによって高間兄弟が相手とは、いい具合に仕上げてもらうんだな。
ずい、とベッドに二人の男が近寄っていく。
高間兄弟とある企業の御曹司だ。
この部屋の常連でもあり、巨乳の女が出てきた時には大抵は餌食だ。
因みに双子なのだが、俺は未だにどっちがどっちだかわからん。
「いやぁ、これはすごいおっぱいだねぇ兄ちゃ〜ん」
「はっはっは、弟よ、これは延長してしまうかもなぁ」
じりじりとMEIKO近づいていく高間兄弟
「いや、……こないで、こないで」
逃げようと体をゆするMEIKO。
しかし、当然の事ながら鎖につながれているMEIKOは逃げることが出来ない。
高間兄弟が左右から回りこみ、がしり、とMEIKOの腕を掴みホールドした。
「――いや、……いやよッ、あっちいって!! あっち行きなさい!!」
しかし、弟の左腕に右腕を、そして兄の右腕に左腕を拘束されているので動けない。
健気にもじだじだと足を動かしているが、気休めにもなっていない。
「それじゃいきますか」
兄弟のそれぞれ空いている右手と左手が、MEIKOの胸へと伸びていき、
「あ、やだ、だめ、だめだめッ、やめなさい、やめなさいッ!! 」
むにゅん、と揉みこまれた。
「ひぅっ」
まずは大きく捕まれ下手に持ち上げられ大きく揉み上げられた。
ぴったりとした衣装のせいで、歪む胸の形がしっかりと確認できる。
「や、…ん、やだぁ、あ、あッ…」
揉み上げるスピードが段々とリズミカルになってきた。
ゆっくり掴み上げるような動きから下から手を差し込み、指の動きでぽんぽんと揺らされて、弄ばれている。
「ひゃ、ああ、あんッ、や、……めなさい、あ、うんっ、はぁはぁ、だめ、やめな、さい!!」
「に、にいちゃん、凄い、MEIKOちゃんのおっぱい、服の上からでもすごいやわらかいようっ、ぷるぷるしてる」
そういって弟はMEIKOの首筋を舐め上げた。
「やぁっ、あうっ…ん、ん、ん、んッ、うんッ、はぁんッ」
「うむ、弟よ、こっちの揉み心地も中々だぞ? ほら、みてご覧うっすら乳首がたっているだろう?」
そういうと兄は人差し指でMEIKOの胸の天辺をつんつんと突き回す。
「あ、ひゃうぅっ、や、…ぁ」
「ホントだっ、こっちも、こっちもぷっくりしてる!!」
そう、声を上げると弟も嬉々として、MEIKOの乳房をつつきまわし始めた。
兄と弟、男二人にがっしりと片腕で体を固定され、
MEIKOの二つの乳房は人差し指のみで先端を責められ、弄ばれていた。
深くむにゅりとつつかれたと思えば、そのまま指でぐりぐりとかき回され、
そしてつんつんと、何回も指を差し込まれる。時々思い出したように大きく揉みこまれ、
それが何回も繰り返されるのだ。
「や、ぁ、あうぅ、だめ、それ…、だめ、だめぇっ…やめっ止めなさいっ、あうっ」
「兄ちゃん、MEIKOちゃん気持ちよさそうだよ」
「ふむ、ではこちらも頑張らんといかんな」
「や、……あんッ、だめ、…だめぇ、ぐりぐりしないで、やぁあ…ッ、あぅ、はぁん」
甘い声を上げ始めたMEIKOをみてニヤリと兄弟は笑い、激しく指を動かし始めた。
「はぁ、はぁはぁ、はぅ、ん、ん、ん、うんっ、あんっ、はぅっ、はぁ…、はぁ、はうっ、だめ、、あんっ、やだ、指、だめ、だめなの、胸、変になる…っ、あん、あ、あ、あ」
両方の胸の先端をぐいぐいとつつかれ、ぐりぐりと捏ね回される度にMEIKOは体をビクン、と震わせている。そんなMEIKOを見ながら兄弟は舌を鋭く尖らせ、MEIKOの耳にちゅぐりと、ねじ込んだ。
「や、……はぁん!!」
一際甘い声がMEIKOの口からでた。
尚も兄弟は、ジュクジュクとMEIKO耳たぶを責めながら胸を責め立てる。
「やだっ、あぁんっ、やぁん、みみ、みみだめ、だめなのッ、やめて、あぅッ、」
ちゅくちゅく、ちゅくちゅくと部屋に隠微な音が響き渡る。
その間にも相変わらず二人に胸は弄ばれているのだ。
「あっ、あっ、あ、あ、ひゃうぅぅ、んあ、はうぅ、うん、……はぁんっ」
ビクン、ビクンと玩具のように胸を弄ばれ、耳を舐られ、完全にMEIKOは俯き、体を震えさせている。
くて、と傾けた首筋に弟の指が迫り、ジー、と一気にファスナーを下ろされた。赤い衣装が弾け、黒いインナーに包まれたMEIKOの胸がこぼれ出る。
薄いインナーに包まれたMEIKOの胸先は、ものの見事にツンと立っていた。
すかさず兄弟の指がMEIKOの乳首を人差し指と親指で摘み、こりこりとさすり上げた。
「ふあぁああああん!! やだ、やだっやだやだっ、あぁんっ!!」
ぷっくりと勃起した乳首の先端を、兄弟執拗に愛撫し続ける。
指でぴん、弾き、つまみ、捏ね回し、そして指の腹でやさしく撫で上げる。
それを両方同時に、そして舌はMEIKOの首筋から耳からを執拗に舐め続けている。
「だめぇ、うんっ、やだっ、そんな、あっあっあっ、ひぅぅぅ…、ん、はぅん」
既に薄い布越しに、はちきれんばかりに、MEIKOの乳首がそそり立っている。
そして兄弟は目を合わせると、口を大きくあけ、MEIKOの両の乳首をパクリと口に含みこんだのだ。
「――ひゃ、ああん!!」
一際大きく、ビクンとMEIKOの体が跳ねた。
ちゅぱ、…ちゅくり、…ちゅぱ、…ちゅぱ
「やん!、あぁんっ! だ……、めぇ、す、すわないでぇっ、ああん!!」
「はぁ、美味しいよ、服の上からでも美味しいよ、MEIKOちゃん!! んーちゅぱちゅぱ」
「ふふ、こんなに硬くして、たっぷり吸ってやるぞ、ちゅぱ、ちゅぽん」
「残り、10分です。高間様よろしいでしょうか?」
盛り上がっているところ悪いが、スムーズな進行も俺の仕事の一つだ。
しかし、よくもまあ胸だけでここまで興奮できるものだ。
「に、兄ちゃん、時間も無いし…」
「ふむ、では、拝むとするか」
兄弟はそういうと、ついっと、インナーを持ち上げ、一気に捲り上げる。
ぼろんと、たっぷりとした肉感の乳房と、そそり立ったピンク色の乳首が飛び出した。
「あ、…、あ、あっ」
自分の素肌が晒されたことと、周りのカメラを構えた取り巻きを改めて認識し、MEIKOはふと我に返った。
「や、やだっ、離してっ、離しなさいッはなっ……あ、あぅん!!」
MEIKOの叫びの途中、兄の指がMEIKOの乳首を弾き、そして指を細かくぴしぴしと乳首に当て始めた。
弟は弟でうっとりした表情で乳首を口に含んでは、出し。含んでは出し続けている。
ちゅぽん、ちゅぽんと、部屋に響くたびにMEIKOの体が震え、口からは吐息が漏れた。
「あぅん、はぁはぁ、だめ、だめよ、指、弾か、ないで…。乳首、へんになっちゃうの、
ああん!! 吸わないで、ひゃぁっ、やぁっ噛んじゃ、噛んじゃだめなのぉぅ、ああああああん!!」
MEIKOの胸は兄弟に揉みこまれいやらしく、そしてリズミカルに形を変えていく。
そして、舌や指で執拗に嬲られ、MEIKOは既に声を上げるしかできなかった。
「やっ、んっ、だめ、二ついっぺんにすっちゃ、はぅ、だめぇ、あぁんッ、やだぁッ、こんな、ことして、あぁん!! やだぁ、すっちゃやだ、すっちゃやだぁ、ああああああん!! 」
ちゅぽ、ちゅぱじゅる、ちゅぱ、ちゅぽん、ちゅるる、ちゅば、ちゅぽ、ちゅぽん
部屋は既に兄弟の舌の音と、MEIKOのあえぎ声、そして取り巻きのシャッター音しかなかった。
「ふっあむぅう、はむ、ん、ん、……んむぅ!! ぷはっ あぁん、はぅ、んむ! ん、ん、ん、ふぁあ、あむぅ、んむ、あ、あ、あ、あ、だめぇ、……だめぇっ!!」
最後の1分。兄弟2人に強引に口に舌を差し込まれ乳首を挟まれ、捏ね回され、指の間に挟んで揉みこまれ、持ち時間を終了した。