MEIKO親衛隊 隊規 第24条
MEIKOは誰の嫁でもない。あえて言うなら親衛隊員がMEIKOの嫁である。
MEIKO親衛隊たる者、俺嫁論争による不毛な争いを禁ず。
「あぁっ、MEIKO様!踏んで下さいぃぃ!」
「ふふっ、いいわよ?好きなだけ踏んであげる。だって貴方達はみんな可愛い私の嫁ですもの」
周囲にはごろごろと恍惚の表情を浮かべたまま失神している男女たち。
空気は濃厚な桃色もしくは赤色で染まっているようだった。
まるでコマンド【pink big】【red big】の弾幕が流れた後のように。
どこかで見たような翠のツインテールや、青い髪や紫の髪、黄色い双子、
桃色のロングなども混じっているが、関係者の名誉のために詳しい描写は勘弁してほしい。
そう、ここはMEIKO親衛隊員だけが来れるMEIKOによるファン感謝祭。
「ほら、いっちゃいなさいっ!」
「……ぅあああっ!!」
「……ふう、これで最後かしら?嫁が多いと満足させるのも大変だわ」
続かない。