今夜も俺は全裸でミクを待っていた。  
妹に犯されるという、兄として、男として情けない事をしておいて、  
ミクに犯されている時の事を思い出すと、勝手に下半身が反応してしまう。  
ガチャリ  
毎度のようにノックもせずミクがドアを開けた。  
部屋がうす暗いので廊下の明かりが逆光になり、ミクのサディスティックな笑みをさらに強調する。  
「まだ起きてたの、お兄ちゃん?」  
ドアの淵に片腕を付き、わざとらしく小首を傾げる。  
ニコニコなどでよく目にする従順ロリミクではなく、  
俺を見下し嘲るような冷たい視線。  
悔しい。でもやっぱり可愛い。あぁ…もう先走り汁が…  
ミクはドアを閉めると、始まりの合図のように、パサリとスカートを床に落とした。  
なぜかミクは行為をする時スカートを脱ぐ。  
何故スカートだけ脱ぐのか、知りたいけど怖くてきけない…。  
 
「あーあーあー、もうこんなにしちゃって。本当に変態だなおまえは」  
「ミク…あっ…」  
ミクが俺のいるベッドに膝を付き、俺の濡れた先っぽを人差し指でくるくると撫でる。  
ミクは豪快に足を広げているので、視覚からもさらに俺の欲情が煽られた。  
ニーソから出た白いふともも。  
縞パンは割れ目に緩く食い込み、カタチがはっきりとわかる。  
涙で滲む目をこらして見つめてしまう。  
ナマで見たい。触りたい。入れてみたい。無理矢理犯したい。  
何度もした妄想の中だけの行為。  
本当にやったら、いろんな意味で俺の命はなくなると言えるだろう。  
「ほうら、これ。好きよね?」  
また下仁田葱だ。  
ミクはすっかり慣れた手つきで俺のベッドの枕元の箱からゴムを取り出し、ぶっといネギにはめる。  
ローションを塗りたくりながら、俺に後ろを向くように言う。  
その時だった。俺は見た。顔を覆った手の指の隙間から。  
…ミクも、濡れてる。  
パンツの色がそこだけ濃くなっている。  
胸がキュンとした。  
「ミク…!」  
俺は後のことなど考えず動いていた。  
ネギを持ったミクの細い手首を掴み、引き寄せる。  
驚いてるミクの顔。  
倒れ込んできたミクの唇に自分の唇を押し付けた。  
 
しなやかでツヤのある長い髪が俺の顔の横に滑り落ちてくる。  
咄嗟に体を起こそうとするミクの頭を押さえ、舌を入ねじ込む。  
形勢逆転。何度も妄想したことが、今現実に起ころうとしている。いや、起こっている。  
ミクは抵抗しているが、男の俺の力には敵わない。  
俺は手首を掴んでいた手を離し、ミクの股へと手を伸ばした。  
その瞬間、ゴンッ!とネギとは思えない鈍い音がした。  
ミクが俺の頭を殴り付けのだ。  
そして立ち上がり、俺の股間を思いきり踏み付けた。  
「うぅっ…!!」  
「なぁに調子こいてんだこの野郎」  
ぐりぐりぐり  
「ミク、ごめ…あっ!やあぁっ!」  
 ドピュっ…  
イッてしまった。よりによって妹にチ○コを踏み付けられて。  
「……」  
「……」  
ミクの冷たい視線が刺さる。  
また涙が込み上げてきた。  
ミクは俺を睨みつけ、舌打ちをすると  
「ケツをだせ」  
あああ…。  
でも、そんなミクが、俺は好きだ。  
 

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