ほら見つけた。ミクの可愛い可愛いおもちゃ。  
 青い髪に青いマフラーにフリルがついた黒いドレスの、可愛い可愛いKAIKOちゃん。  
 
 
 
「KA〜IKOちゃん♪」  
「み、ミクちゃん…」  
 
 KAIKOちゃんはミクの顔を見て、怯えたように笑う。きっと分かってないんだろう。  
そういう顔をミクはもっともっと見たいんだってことが。  
 
「KAIKOちゃんは今日も可愛いねぇ」  
「そ、そんな…ミクちゃんのが可愛いよ」  
「ううん、KAIKOちゃんの可愛さには敵わないよぉ」  
 
 ミクがにこにこと笑う度、KAIKOちゃんはびくびくと怖がっている。まるで、肉食獣  
の前の草食動物みたいに。だからねKAIKOちゃん。それは逆効果だって前にもミク、言  
ったよね。ひょっとしてわざとやってるのかな?そんなにミクに襲って欲しいのかな?  
 
「KAIKOちゃんはこれから収録?」  
「う、ううん…今終わったところなの」  
「そうなんだ。…それなら、ミクと一緒に遊べるね」  
 
 KAIKOちゃんの顔色が真っ青になる。踵を返してミクの前から逃げようとするけど、  
すかさず腕をとってそれを阻止する。  
 逃がしたりなんか、してあげないんだから。  
 
「み、ミクちゃん…放して…!」  
「いやだよ〜。だって、放したらKAIKOちゃん逃げちゃうでしょう?」  
 
 そのまま腕を引っ張って、後ろから抱きしめる。身長はKAIKOちゃんのがちょっと高  
いけど、これくらいなら問題ない。りぼんがほどけたマフラーから見える白い首筋に、  
ちゅっと音を立てて口付けた。  
 
「ひゃあ!み、ミクちゃん…っ」  
「あはは、KAIKOちゃんは本当に可愛いなぁ」  
 
 左手を細い腰に回す。これでKAIKOちゃんはもう逃げられない。可愛いKAIKOちゃん  
は、ミクの思うがまま。首筋に何度もキスをしながら、KAIKOちゃんの脚に手を這わせ  
た。ニーソックスと肌の境目をゆっくりと撫でる。  
 
「み、く、ちゃん…!」  
「KAIKOちゃんの脚は細いねぇ」  
「や、やめてぇ…!」  
 
 内股をつぅとなぞると、KAIKOちゃんはぶるっと身を震わせた。本当にやめて欲しい  
なんて思っていないくせに。KAIKOちゃんはうぶだから、なかなか素直になれないんだ  
よね。うん、ミクちゃんと分かってる。脚の付け根付近は触れるけど、肝心なところに  
は触ってあげない。邪魔なマフラーを放って、むき出しの首筋に噛み付いた。  
 
「いっ!」  
「あ、痛かった?ごめんね、KAIKOちゃん。強く噛んだつもりはなかったんだけど」  
「だ、だいじょうぶ…」  
「それならよかったぁ」  
 
 うっすらとついた歯形を舐めた後、今度は耳朶を甘噛みする。KAIKOちゃんは唇を噛  
んで必死に声を押さえてる。ああ、可愛いなあ。その唇をこじ開けて、感じちゃってる  
KAIKOちゃんの声を聴きたいなぁ。  
 
「KAIKOちゃん、ちゃんと声出して。唇傷ついちゃうよ」  
「わ、わたし、べつに…」  
「ミクが、KAIKOちゃんに傷がつくのいやなの」  
 
 左手で胸の辺りに触れると、服の上からでも分かるくらいKAIKOちゃんの乳首が堅く  
なっていた。  
 
「KAIKOちゃんの乳首、よく分かるよ」  
「や、いやぁ…」  
 
 指先でくりくりと弄る。KAIKOちゃんの頬が羞恥で赤く染まっていく。目許にはうっ  
すらと涙がにじんでいて、ミクの背筋になにかがぞくぞくっと通ったのが分かった。  
 ミク知ってるんだよ?いやだいやだって言ってるけど、KAIKOちゃんが本気で抵抗し  
たことないってこと。  
 乳首を弄りながら、太腿を撫でていた右手でKAIKOちゃんの下着に触れる。びくんっ  
とKAIKOちゃんの身体が跳ねた。  
 
「み、ミクちゃん…、だ、ダメ…!」  
「KAIKOちゃんってば、何言ってるの。ダメじゃないでしょう?」  
 
 下着のふちに指を引っかけて、するするとおろしていく。KAIKOちゃんの白いパンツ  
は、あっけなくすとんと床に落ちた。  
 KAIKOちゃんの目からついに涙があふれ、頬を伝って零れていく。ミクはKAIKOちゃ  
んがなんで泣くのか分からない。涙を舌で舐めてやる。  
 
「っく…ひっく…ミクちゃん、もう、やめてぇ…」  
「これからが本番だよ?それに、今やめてもいいの?」  
 
 くすっと笑って、スカートの中でいきり立つKAIKOちゃんのおちんちんを握った。  
 
「ぁあっ!」  
「ほら、こんなになってるのに。今やめたら、つらいのはKAIKOちゃんだよ?」  
「や、やぁあ!」  
 
 すりすりとさすってやると、KAIKOちゃんのおちんちんがびくんびくんと反応する。  
可愛いKAIKOちゃんには一見不釣り合いなモノ。でも、全て含めてミクはKAIKOちゃん  
が可愛いって思うんだよ。  
 張りつめた先端部分を撫でると、じわりとぬめった液体が染みでてミクの指先を濡ら  
した。  
 
「あは、KAIKOちゃん、気持ちイイ?」  
「や、やだぁ…!ミクちゃん、やめてえ!」  
「ほーんと、KAIKOちゃんは口ばっかりだなぁ。こんなに堅くしちゃってるのにねぇ」  
「や、いやあ、あ、あ、あああっ、―――ッ!!」  
 
 乳首を摘むのと同時におちんちんを軽く弾くと、KAIKOちゃんは声にならない悲鳴を  
上げて達した。勢いよく吐き出された白濁液が、ミクの右手とKAIKOちゃんのスカート  
の中を汚していく。抱きしめていた左手の力を抜くと、KAIKOちゃんはへなへなとその  
場に座り込んだ。  
 
「あーあ、ミクの手、ベタベタになっちゃったぁ」  
 
 てのひらに絡み付くKAIKOちゃんの精液を舐める。KAIKOちゃんは座り込んだま  
ましくしくと泣いていた。情事の跡はスカートの中だけだから、傍から見たら何故  
KAIKOちゃんが泣いているのか分からない。  
 それがまるでミクとKAIKOちゃんだけの秘め事のようでぞくぞくした。  
 
「KAIKOちゃんは、本当に変態さんだねぇ」  
 
 腰を下ろして、KAIKOちゃんの耳元で囁く。  
 
「嫌なことされてイッちゃうなんて、変態さんだよ。ねぇ、KAIKOちゃん」  
 
 ゆっくりと振り向いたKAIKOちゃんの顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。それすら  
も可愛いって思うんだよ。  
 KAIKOちゃんはミクに恨み言のひとつも言わない。ただ、怯えたような目をするだけ。  
 でも、ミクだけは知ってるの。その怯えた目の奥に見える、期待のまなざし。  
 だからね、ミクはKAIKOちゃんの期待通りにしているだけなんだよ?  
 
 
 
 ミクの可愛い可愛いKAIKOちゃん。  
 これからもずっと、ミクの可愛いおもちゃでいてね。  
 
 
END  
 
 

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