「ん…ふぅ、ぁ」
あまり物が無い殺風景な部屋はクチュクチュという水音と雌の臭いで充満していた。
それは青いリボンで束ねた白髪ロングで肌が白雪のように白い女性が誰も居ないその部屋で自慰をしているからだ。
彼女の名前は弱音ハク、欠陥品ながらもVOCALOIDでマスターという情けない男と二人暮らしをしている。あと、一応恋仲である。
何故そんな男が居るのにも関わらず、自慰なんかしているのかと言うと、最近、全くマスターと性交していないためだからだ。
これは昨日のハクとマスターのやりとりである。↓
「ただいま……」
仕事で疲れてへとへとになったマスターが帰ってきた。
「マスター!おかえりなさい!ご飯にします?お風呂にします?それともワ・タ・シ?なんてねwキャ///」
マスターが帰ってきたのが嬉しくていつものハクと180度違うテンションで迎える。まあ、最近はこれがしょっちゅうだから10度くらいの誤差でしかないかもしれないが。
「寝る、飯も食ってきたし今日は特に疲れたから寝たい」
「( ゚д゚)え?」
「だから布団用意してくれ」
「( ゚д゚ )ポカーン」
「どうした?ハク」
「な、なんでもないです。でも、ここ一週間お風呂に入ってないじゃないですか、お背中流すからせめてお風呂くらいは入ってください!」
「あぁ、それなら会社のシャワー室使ってるから大丈夫」
「じゃあ、すぐに用意します」
(また今日もか…orz)
ハクは心の中で酷く落ち込みながらいつも通り風呂を用意した。
(せっかくニンニク料理フルコース作ってwktkしながら待ってたのに……)
こんな感じがずっと続いているせいでたまっているのとニンニク料理のせいもあり我慢できなくなったからである。
「ふぁ!んぅ」
絶頂が近いのか水音が激しくなる。
秘所から溢れ出る愛液の量も増たため、グチュグチュという音に変わり部屋の中の雌の香りも一層濃くなる。
「う…ひぁ!?」ビクビク
絶頂に達したらしく虚脱感と倦怠感から床に寝転がる。
「マスター……寂しいよぉ」
そしてそのまま泣きはじめるのだった。