変態ご近所カイト乱入編
設定・マスターは背の低いメイコとアウトドア派なルカを所有
マスメイというよりカイメイ的な何かになってしまった
「ボーカロイドの方ですか?」
「あ、はい…うわあああちっちゃいなあ」
「振り返って第一声から気にしてることを」
「きみ鏡音の亜種?」
「違うよ。MEIKOです」
「へえええちっちゃいなあああ」
「2回も言わなくっても」
「僕はKAITO。最近引っ越してきました。よろしくね」
「よろしく」
「それにしてもちっちゃいなあ。よーしよしよしよしよし」
「3回目…ぬわーー」
○
「メイコ」
「なんですかマスター」
「近所のカイト君とお前で合同収録することになった」
「えー」
「カイト君の家からお中元もらっちまったんだよ。やるぞ」
「メイコは にげだした」
「しかし まわりこまれた!」
「うわあ、カイトくん!」
「お邪魔しまーす」
○
「これ、皆さんでどうぞってうちのマスターが」
「水まんじゅうか。わざわざすまないな」
「これからお世話になりますから、どうぞ遠慮なさらず。あれ、めーちゃんは?」
「なでなでされる…なでなでされる…」
「おいメイコ。幾らなんでも失礼だから出て来い。カイト君もメイコへの接触は悪いが遠慮してくれ」
「「それはちょっと」」
「話が進まんだろうが」
○
「マスター、マスター」
「なんだメイコ」
「なんでこの企画通したんですか」
「近所付き合いには色々あるんだよ」
「そんなこと言って、お中元の中身に良いもの入ってたんじゃないんですか。
あたしは気が向きません」
「めーちゃん、水まんじゅう何味がいい?」
「抹茶味」
○
「めーちゃん」
「なあにカイトくん」
「…ああ、もう無理。ちょっと頭撫でさせて」
「わああああああ」
「釘をさして10分と経ってないぞ」
〇
「マスター」
「なんだメイコ」
「追い出していいですか」
「涙目のところ悪いが、まだ本題にすら入ってないだろ」
「もういいです。ルカちゃんのぱふぱふで癒して貰います」
「お前性別どっちだ」
〇
「めーちゃん、行っちゃいましたね」
「おい」
「なんですか?」
「あいつのこと、あんまりいじめんな」
「いじめてませんよ。泣くまで撫でるのをやめられないだけです」
「「十円ハゲ修正プログラム」を作らされた俺の気持ちも考えてみろ」
〇
「マスター」
「なんだメイコ」
「結局音合わせせずに終わっちゃいましたね」
「ああ。また今度だな」
「このままお流れになりませんかね」
「ならないな。こっちはお中元受け取ってるからな。地域社会なめんなよ」