おお。洗濯日和じゃないか。洗濯すっかな。  
俺の服は、ミクとリンの「男臭いから別に洗って」との主張によって別に扱われている。  
普段はメイコが、メイコとミクとリンの分、俺とレンの分、二回に別けて洗濯してくれる。  
匂いを気にするのはすごくよい事だ。  
女性の匂いの混じったものを身に纏うのも悦だが、それではいつしか慣れてしまう。  
普段はきっちり分けて、いざ、というときに、女性の甘やかな香りを胸いっぱいに吸い込み陶然と陶酔!混然と合体!するのがいい!  
はぁはぁはぁ、じゅるり。嗅ぎ合うプレイしたい。  
おっと、こんなことだからリンに変態扱い、メイコにロリコン扱い、ミクにアホの子扱いされるんだ。自重々々。  
「さて、洗濯するか…な、何ぃ?!」  
洗濯機が…平面に!パラッパラッパーみたいになっとる!つーか風呂場が瓦礫になっている!  
「カイト兄、ごめん。ハンドル誤った」  
「れ、レン!庭でロードローラーのんなってあれほど…!」  
「ボイトレ行って来るわ」  
「ちょ、待っ…」  
行ってしまった。  
全くやんちゃ過ぎる。  
昔は、ユンボでライブハウス破壊しながら現れたバンドとかあったらしいが、自宅をロードローラーで破壊するアイドルって流行るだろうか。  
「あ〜あ、洗濯できねぇじゃん」  
「諦めるのはまだ早いよ!カイト兄!わたしを使って!」  
「ん?居たのかリン。テンション高いな」  
リンはタオルで胸と腹部を隠しながら湯を張った金だらいの中に座っていた。  
風呂がなくなったから代用したらしい。  
リン機応変、とかね。  
「わたしを使ってって一体どういう…はっもやし、違う、もしや!」  
リンはツルペタひんぬーキャラである。  
そう、それはもう[洗濯板]とあだなされるほどに。  
「ふふふ、気付いたようねカイト兄。あるのよここに、立派(?)な洗濯板が!」  
リンが誇示するように胸を反らすとたわわ…いや、チワワもびっくりの小ささの貧相な胸、というよりアバラが浮き出て正に洗濯板があらわになった。  
「なるほど、それで洗濯出来る!リン、協力してくれるんだな?」  
「もちろん!嗅ぎ合うプレイもお付き合いしましょう」  
「ヒャッホー!」  
 
というわけで洗濯。  
まずは昨日出演したスーツ萌えフェスティバルで着たYシャツを洗う。  
ゴシゴシわしゃわしゃ。  
「うふふ、ふひ、はは、あひゃあ」  
くすぐったいらしい。  
「ちょ、くすぐった…?あれ、なんか、へんな感じ」  
なんか感じ始めたぞ。  
遠慮してあまり触れないようにしていた乳首のあたりにも布を擦る。  
「わわ、へ、へんなトコ…触んないで…よぉ」  
声が艶っぽくなってきた。  
「リン、風呂入ってたんだろ?ちゃんと全身洗わなきゃだめだぞ」  
「でも…今、は洗濯…あっ…ん」  
乳首、腋、臍辺りが感じるらしい。  
リンの乳首が立ってきた。  
「あるぇ?洗濯板にボタンが…どこのボタンが取れたのかなぁ」  
「ちが…!あ、ふぅん…!」  
Yシャツの袖のボタン穴を乳首に当て、ボタンを止めるように突起をいじくる。  
「う〜ん?ちょっとボタンが小さいなぁ。ここじゃないのかなぁ」  
あえてひっかかるように横に引き、突起から布を外す。  
「ひゃあっ…!あっ!あっ…ああ!」  
あっ、イった。  
「おいおい、洗濯中に余計汚してどうすんだよ」  
「うっ…あはぁ…ごめんね、カイト兄…代わりに…カイト兄のそれ…ほぐしてあげう」  
ああ、洗濯プレイいいなぁ。ソープって匂いプレイと洗濯プレイ兼ねてるよねぇ。  
…だが、変だな。リンはこんなに淫乱な淫リンオブジョイトイじゃなかったはず。  
何かへんだな…  
何か…  
………  
「カイト!カイト…!良かった…目、覚ました。ごめんね、カイト…思わず一升瓶投げちゃって」  
ああ、メイコ、今度は起こしてくれたのか。  
俺の時を止めたその声で。  
白い天井白い壁。どうみても病院です本当にどうも(ry。  
リンの豊乳大作戦のときに一升瓶を投げられ、昏倒して入院、そして今の夢を見ていたらしい。  
夢の主演女優がリンだったのもそのせいだろう。  
「もう少し寝てたかったなぁ」  
「どうして?」  
「教えない」  
言ったらまた撲殺される。  
 

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