「ルカさんルカさん。私ってロボっぽいですか?」  
 
「ええ、miki。貴女はとってもメカメカしいわ」  
 
「そうですか……」  
 
「あら、浮かない顔ね、メカメカしいと問題でもおありかしら?」  
 
「えっと、実はこのメカメカしい関節とか特殊メークなんです。ちょっと剥して見せますね」  
 
ペリペリ  
 
「わ、取れるのね」  
 
「すごいでしょ」  
 
「すごいすごい」  
 
「でもですね、このロボっこメーク、糊が肌に合わないらしくって、すぐかぶれちゃうんです。ほら」  
 
「あー、赤くなっちゃってるわね」  
 
「痒くって痒くって。だから、シャワー浴びたいんです」  
 
「浴びれば良いじゃない。私は特殊メークの事なんて誰にも言わないわよ」  
 
「でもホラ、マスターが」  
 
「マスター?」  
 
「マスターが、私が入浴してると、服を物色して行くんです」  
 
「ああ……マスター、ロリコンだものね。よくパンツ被ってオナニーしてるの目撃するわ」  
 
「お、オナっ……? 私の下着で……?」  
 
「ええ、2次性徴半ばがイイとかで、ミクとリンと貴女の下着をおかずにしているわ」  
 
「うう、聞きたくなかったです、その情報」  
 
「狙われてるから気を付けなさいね」  
 
「はい……って話が逸れてます。私は特殊メークの事をですね」  
 
「わかってるわよ。貴女が入浴してる間、私が預かって置けば良いんでしょう」  
 
「そうです、お願いします。今まではポーチにしまって置いたから、まだ見つかってませんけど……」  
 
「変態マスターなら今後ポーチも物色しかねないだろうしね」  
 
「はい……。いくら変態のマスターでも、ロボっこ萌えの夢を崩すのは忍びないですから」  
 
「承ったわ。ゆっくりシャワー浴びてきなさい」  
 
「ありがとうございます、ルカさん。じゃあコレ」  
 
ペリ、ペリ、ペリペリペリ……。  
 
「脱衣所で付けたいんで30分したら持って来て下さいませんか」  
 
「いいわよ、私に任せなさい」  
 
 
「……うふふふふ。mikiの弱み……ゲット……」  
 

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