カイトの唇に自分のそれを寄せ、食むように口づけた。軽く吸って私の唾液で潤う唇を舌でつつき「開けて」と乞う。  
応じて開くそこに、生温い口内にそっと舌を伸ばした。  
滑らかなエナメルの感触。歯列をなぞり深く差し込んだ舌を、カイトの舌が迎えて絡み合う。温かな粘膜を交わし合いくちゅりと漏れる微かな音が、鼓膜をちょっぴり刺激した。  
「ん……」  
カイトは殆ど舌を動かさず、私にされるがまま。膝に乗り上げる私の背中を優しい手付きで撫でている。求める気持ちそのままにカイトへ重心を少し預けると、腰を降ろしているソファーがより沈み、ぎし、と音を立てた。  
深く、深く。舌の付け根の柔らかい部分を丹念に舐め、舌を歯で甘噛みし、カイトを味わうと同時に私も味わってもらう。  
背中を撫でていた手が下り、今度は剥き出しのお尻を両手で撫で回した。私は殆ど服を着ていない格好で、ソファーに座るカイトの膝を跨ぎ座り込んでキスをしている状態。尾骨の辺りを溝に沿って動く手に反応してしまう。だって、その指の下る先は……。  
ふ、とカイトが声を出さずに笑う気配がする。唇を強く吸い立てながらお尻にあった手を腰と背中に回して、ぎゅっと抱き締められた。  
「ん、んぅー!」  
あっと言う間に形勢逆転され、そのまま口の中をいいように蹂躙されてしまう。ぱ、と顔が離れ、唇同士が銀糸の糸を引いて直ぐに切れた。  
激しいキスの割に涼しい顔でカイトが微笑んで背中をあやす様ぽんぽん叩き、私といえばくったりとカイトに凭れ、荒く息を弾ませるしかできなかった。  
「大分キスが上手くなったね、メイコ」  
「……ホント?」  
「キスの最中、ちゃんと鼻で息をするようになったし」  
からかうように言われちょっと顔が熱くなる。カイトの胸を押して、身体を離した。  
「しょうがないじゃない。あの時は初めてだったんだもん」  
「あは、あれはあれで可愛かったよ? 一所懸命なところがさ」  
「もう……」  
「拗ねないで。キス好きでしょ。ね、もう一回」  
今度はカイトから唇を寄せ、私は応えて舌を使う。カイトの言う通り、私はキスが大好き。この家に来てまだ数日だけど、カイトに色々な事を教わって、キスはその中の一つだった。……勿論、教えてもらったことはキスだけじゃない。  
カイトはとてもキスが上手い人だ。思考を根こそぎ持っていって、私を夢中にさせてしまう。濃厚でくらくらするような口づけの最中、知らぬ間に伸びてきた手が私の乳房を握り、押し潰すよう揉みしだき始めた。  
「んっ……」  
「これも好きだもんね」  
ほんの少し唇を離した隙にそんなことを言い、また塞がれる。薄く透ける素材で出来たキャミソール越しに捕えた乳房を手中で玩び、くりくりと乳首を摘まれれば、身体が跳ねてアソコが一気に蕩けてくるのを感じた。  
「カ、カイ、ト……」  
堪らなくて口を離し、肩口に額を乗せた。背中に置かれていた手がどんどん下がって、とうとうお尻を通り越して秘めた挟間へ辿り着く。  
「……ぐっしょりだよ?」  
後ろから忍び込んだ指が入り口を前後になぞり、溜息が洩れる。  
「ココを弄られるのも好きになった?」  
分かってるくせに、カイトはそんなことを言う。私の身体に快楽を教えたのはカイトなのに。コクコク頷くと、いい子だねってあのテノールが囁き、くぷりとソコに指が埋まった。器用な両手は乳房とアソコで私を苛めた。  
「あ、ああ……」  
「可愛い声……いいね。ぞくぞくするよ――――ぐはぁっ!」  
今まで聞いたことないカイトの呻き声と、どすん! と重量感のある鈍い音が私の顔の横でした。正確にはカイトの頭上に重そうな旅行カバンが私を避けるよう乗って、カイトの首は直角に近い角度で曲がっていた。  
カバンの上から、地を這うような男性の声がする。  
「昼間っからイイコトしてて羨ましいな、カイト」  
さっきまでの淫靡な空気はすっかり霧散して、私はカイトの服を掴んだ。誰? なにが起こったの?  
「い、いつ帰ってきたんですかって、おも! つか首折れますって、マスターーっ!」  
「たった今だよエロイト。鍵の開く音にも気付かないくらいメイコに集中してたんだな。ボーカロイドのクセに」  
マスター? 本当に?  
カイトの頭に乗ったカバンの上に、更にその人物の上半身が圧し掛かり顔が見えた。カイトより少し年上ぐらいの、若い成人男性だ。焦げ茶の短髪。シャープな印象を与える目元が少し緩んで私と目を合わせる。  
 
「よう。初めましてメイコ。俺がお前たちのマスターだ」  
 
携帯電話で聞いた、あの声に良く似た音。  
今にも息が絶えてしまいそうなカイトを押さえつけ、ちょっと意地悪な笑顔を浮かべながらその人は私の頬を撫でた。  
……この人がマスター。  
 
「帰ってくるなら連絡ぐらい下さいよ。迎えに行ったのに」  
カバンを片づけ、片手にアイスコーヒーの入ったグラスを持ってカイトはリビングに戻ってきた。それをローテーブルに置きながら、自分も対面のソファーに座る。  
「大体、帰りの予定日まであと二日もあるじゃないですか。まさか仕事放り出して帰ってきたんじゃないでしょうね?」  
「きっちり片してきたって。あんなエロ写メをな、毎日何回も送ってこられて仕事なんかやってられっかよ。なんの焦らしプレイだっつの。高速で仕上げて、とっとと帰って来たわ……あー柔らかい。癒される」  
呆れ声のカイトは「あやしいなあ」と懐疑的な意見だ。  
さっきまでカイトの膝の上にいた私は、今は同じ姿勢でマスターの膝の上にいた。カイトとマスターが入れ替わっただけだ。  
そして当のマスターはソファーで私を正面から抱き締めて、寄って盛り上がった乳房に顔を埋め、嬉しそうに頬ずりしている。キャミソールは「邪魔!」と脱がされ素肌にすりすりされてくすぐったい。  
そんなマスターの髪をそっと梳いた。気がついたマスターが視線を上げ、目が合うと私は微笑んだ。  
「お帰りなさいマスター。私、ずっと貴方に会いたかったです」  
「おう。俺も会いたかった。悪かったな、初日に家に居てやれなくて」  
にやっと笑い返してくれるマスター。私に会うために、仕事を早く終わらせ帰ってきてくれたことが素直に嬉しい。  
「そんな。カイトがいてくれて、色々教えてくれたから大丈夫でした」  
「カイトが、ねぇ」  
マスターが意味ありげにカイトに視線を向けた。私もマスターに倣って首を回してカイトを見る。  
「僕はマスターの言いつけを完遂したまでですよ。出かける前に『帰ってくるまでにメイコをエロエロにしておけ』って言ったの誰でしたっけ?」  
まあ一番乗りできたし、良い思いさせてもらいましたけどねーとカイトは笑う。  
「俺だし。まあ、そんなワケでメイコ。これからよろしくな!」  
引き寄せられ、唇に小さなキスを送られた。それから私の脇に手を入れて、少し身体を離しながら上半身を軽く持ち上げられる。  
「早速、エロいメイコを見せてもらうかな……つか、さっきから思ってたんだけど、これ、カイトのチョイス?」  
「そうですよ。メイコの服、そんなんしか用意してなかったじゃないですか。まったく実用的ですよね」  
私の身体を上から下まで眺めてマスターが言う。私はガーターベルトとそれと対の薄手のストッキングしか身に付けていない。お揃いのキャミソールは既に脱がされている。  
ショーツは無かったから穿いてないし、大事な部分は本来なら陰毛に覆われているだけなんだけど、それも今は……。  
「ふーん。アソコがつるっつるだな。本当に言いつけ通りにしたんだなカイト」  
「命令したのは貴方でしょ。何を他人事のように」  
そう、ここに来た翌日、「マスターがあっても無くても変わらないくらい薄いから剃っておけって」と言い、下をカイトに処理されてしまい、私の股間は無毛だった。じっとソコを見つめるマスターの視線が、流石に恥ずかしい……。  
「いいじゃん。身体は大人の女なのに、ココだけ少女って感じで! 縦筋エロいよ」  
「似たようなセリフ、カイトも言ってました……っきゃ!」  
いきなり身体を揺さぶられ、びっくりして声を上げた。  
「おっぱい大きいな。すごいぞメイコ! こんなに揺れるおっぱい見たのは初めてだ。カイトー、すげえよ。ぷるぷるだ。腰も細いなー」  
揺れる私の乳房を凝視してマスターは嬉しそうだ。  
「ナカを突きあげながら揺れるおっぱいもなかなかですよー。マスター、ちょっと場所替わって下さい。いいもの見せますから」  
マスターはカイトに私を預けるとソファーから退き、カイトがその位置に座る。今度は私を後ろから抱っこして髪を撫でた。なあに? マスターに正面に来るようカイトが指示している  
 
「カイト?」  
「マスターにメイコのこと、全部見てもらおうね」  
あの声で耳元で呟き、私の膝裏をぐっと持ち上げた。重心が後ろに傾き、完全にカイトに寄りかかる。  
「あ……っ!」  
「御開帳ー」  
脚が大きく左右に開かされ、まるで子供に放尿させる格好で、私のアソコがマスターの前に差し出される。カイトにはもう何度も見られているけど、今日顔を合わせたばかりのマスターに見られるのは勝手が違った。  
羞恥が勝って、つい脚を閉じようと力を入れてしまうが、カイトの腕はびくともせずそれを許してはくれなかった。  
恥ずかしさで涙が出そうだったけど、一回強く目を閉じそれを振り払う。私は手を股間に伸ばし、指でV字を作って襞の重なりをくいっと開いた。  
カイトによくさせられて、言わされたことをマスターにする。  
「マスター……私の、お、おまんこを、見て……」  
さっきまでカイトに弄られていたからもう濡れてるのに、マスターの視線に晒されたそこは新たな雫を零し始める。なんてはしたない私のアソコ。  
マスターはしばらくソコを見入って、口元を緩めた。  
「きれーなピンクだな。何にもしてないのに濡れてんのは俺に見られてるから? メイコは見られてるだけで感じちゃうヘンタイなの?」  
「っ! ……ちがっ」  
「何が違うんだよ? ココ、ヨダレ垂らしまくりじゃん」  
何の前触れ無しに、指が二本突っ込まれた。前後に出し入れするその仕草は乱暴で、今まで受けていたカイトの優しくも意地悪な愛撫とは全然違う。それなのに私の身体は感じてしまい、身体の奥が早急に疼きだす。  
「あうっ! あ、やぁ……」  
「自分でハズカシイ部分見みせつけて濡らしてりゃ、十分ヘンタイだろ。尻が動いてるぜ」  
指の腹で膣壁を強く引掻きながら抜かれ、その感触にお尻が一層、戦慄いた。  
「ひぃ……っ」  
「そーいうの、嫌いじゃないけど。むしろ好き?」  
「公言しちゃうあたりマスターも十分ヘンタイですよ?」  
「オマエモナー。カイト君」  
カイトと会話しながら、私の粘膜で濡れた指を口の中に押し込め「舐めろよ」とマスターが言う。骨ばった指についたぬるぬるしたそれを舐め取ると、舌の上になんともいえない味が乗った。  
「自分の味はどうよ?」  
「……っ」  
「ま、ココはメインということで。先にこっち……」  
「ああっ!」  
マスターが両方の乳房を鷲掴み、むしゃぶりついた。遠慮も何も無く絞るよう乳房を揉み込んで、先端を音を立てながら吸う。腰がじんじんして脚をばたつかせてもどうにもできない。吸われる程そこは硬く芯を持った。  
「あ、あ、うぁ……」  
「あーやっぱイイわ、コレ。おっぱいデカいのに、乳輪と乳首はあんまおっきくないんだなぁ」  
力強く揉み込んでは、れろり、と舌全体で乳首を舐め上げ、歯で甘噛みされる。指で摘んで引っ張ったり、かと思えば乳房にぐりぐり押し込んだり。  
身体はどうしようもないぐらい反応してしまい、噛み殺せない悩ましい声が後から後から零れていく。白い膨らみはマスターの唾液と吸われた紅い痕が幾つも出来た。  
揉まれる胸の谷間をマスターの舌が這い、上へと伸びる。強い光を宿した目が刺激に潤む私のそれと合って、マスターは不敵に笑った。そして私の唇に噛みつく。  
「……っ、く、ん、ん」  
カイトが教えてくれたように、マスターに舌を絡めた。カイトとは違い、捕食されるような性急なキス。唾液も呼吸も、意識すら奪われてしまいそう。その間もやわやわと乳房を揉んだり揺らしたり、マスターは感触を楽しんでいる。  
解放された時には、カイトにぐったりした身体を預けていた。人によって、キスや愛撫でこんなにも違いがあるのね。  
今までカイトしか知らなかったから、経験したことは全てカイトが基準になっていた。マスターの愛し方って、どうなんだろう? それを知るのは怖いようでもあり、また期待に胸を馳せている自分もいた。  
「さて、おっぱいは堪能したし……次は、ここだな」  
肉食獣のような顔で、マスターは私の中心を見つめる。  
無毛の恥丘を撫で、次いで唇の柔らかな感触。滑らかな触り心地を確かめるみたいに、恥毛のあった場所を何度も辿った。  
ぴくぴくする脚はカイトに押さえつけられなくとも力なく大きく開き、背後から回された手がマスターが弄ってた胸に伸て乳房を掬い上げる。上も下も、肝心な部分に触れてくれなくて焦燥だけが身の内を燻った。  
 
「あ、ふぅっ……」  
「陰毛ないだけで興奮すんなあ……襞がひくひくして、濡れ方ハンパねぇ」  
ふぅっとかかる息だけで漏れる鼻にかかった甘え声。溜まっていく性感を逃がすよう首を振れば二人が苦笑する。  
「こっからの眺めサイコー」  
股と乳房の間から覗くマスターは、口元を歪めて嫌らしく笑って私を見ていた。  
「あれ、僕込みですかそれ?」  
「お前の面も、3Pだと思えば許容範囲。添え物程度だけどな」  
「ひど! こっちの台詞でもありますよソレ!」  
不意に、熱を持つ肉の尖りをちょんと軽く触れられた。焦らされまくった身体は些細な刺激にも劇的に反応する。  
「ひっ!」  
「ココ、可哀そうなくらいぷっくり腫れちゃってるぞ。どうして欲しい? 言ってみな」  
どうして欲しいなんて、そんなの決まってる。マスターだって、熱く潤んだソコを見て分かっているくせに……。  
「……って」  
お臍の周りを悪戯に擽る舌に震えながら口を開いた。もう、ガマンできない。  
「触って……もっと、弄って、お願、あっ、ああ!」  
言い終わる前にぬかるむ窪みに無骨な指が突っ込まれた。待ちわびた刺激と、前後する動きに合わせぐちょぐちょ響く粘膜の音に堪らず悲鳴が上がる。  
「あっ、んぁ! はっ……ひっ!」  
同時に乳房で遊んでいたカイトも乳首を捻ったり摘んで転がし始め、耳朶を唇で嬲った。とてもじっとなんてしてられなくて、身体が勝手に震えて跳ねる。焦らされた分、感じる刺激が増幅された錯覚に囚われた。  
「あ、やぁっ、いきなり……!」  
「んー? 弄ってっておねだりしたのはメイコだろ? ほら、こっちも」  
根元まで埋まった指を曲げて中のあちこちを擦りあげながら、尖って粘膜まみれの肉芽をこりこり押し潰す。  
「ダ、メっ、ひぃっ……ううっ」  
「ねえ、メイコ。僕に抱っこされてマスターにイヤらしいことされるのって、どんなカンジ……?」  
流れ出した涙を舐め取りながら、カイトの熱い吐息が耳を擽った。嫌というほど性感を煽られ、言葉にならない。  
「んっ、イ、イ……すごい、ああん!」  
乳首は痛いぐらい硬くなって、ぴんと自己主張しカイトの指を押し返す。乱暴に指を突き立てたアソコに反してクリトリスやその周りを繊細に愛撫する舌先は、襞の隙間まで行き届く。  
カイト一人に愛されるのだって自分を見失いそうになるのに……!  
「下のお口が物欲しそうだぞー。もうイキそう?」  
カクカク首をぎこちなく縦に振った。奥の方の膣壁を引っ掻くように刺激され堪らない。クリトリスをしゃぶられ唇で食まれた。  
「ひ、あっあっ、あ」  
迫る絶頂が私から思考を掻き消す。乳首とアソコに強烈な快感を感じ、頭の中が白く弾けた。  
 
「や、あっ ダメ、イク! あ、あー……!」  
 
ビクビクッと身体全体が震え、意志とは関係なしにただ本能が、二人を欲しがってマスターの指をきつく締めてしまう。  
抜かれる指に吸いつきながら、私のアソコは喪失感で切なくヒクついた。  
「スゲー締まる。指に絡みつくカンジ? ははっ」  
息を弾ませカイトに抱き締められている私を見やって、マスターは満足そうに笑った。  
 
カイトに汚した脚を綺麗にしてもらってから、次はマスターがソファーに座り脚の間に私は膝立ちになる。  
ベルトを外し、唇でチャックを開き前をくつろげた。下着に手を差し入れ引き出すと、ソレはぷるんと跳ねるように飛び出て来た。もうカチカチになって天を向いている。  
カイトよりほんの少し長さは短いけど、太くって十分立派で色も濃い感じだ。上下に扱きながらキスをしていると、マスターが呻く声を上げた。  
「キモチイイですか?」  
「ん、イイよ。メイコのエロい姿見た後だから、結構キてるしな……う……」  
良かった。そのまま頬張って、刺激を与えると口の中でソレがぴくぴく動く。可愛い。  
「いいなあマスター」  
マスターの隣に座るカイトが心底羨ましそうに呟く。  
「僕だってさっきからずっと我慢しているのに」  
「お前俺のいない間ずっとイイ思いしてたんだろーが! 後で代わるから待ってろ!」  
口を離し先端の割れた部分を乳首に擦りつける。唾液と先走りでつるつる滑る感覚がこそばゆい。それから硬い肉棒を揉み込むよう乳房の間に挟んであげる。  
「お……うっ」  
はみ出た部分をぺろぺろ舐めマスターを見上げた。眉を寄せ耐えるような表情を浮かべて浅く息を吐く姿は、さっきまで見せていた強気な態度の影はなかった。感じてくれているようだ。  
乳房の間で存在感を増す肉棒が愛しい。柔らかな肉でそれを擦りあげ、先端に吸いついてちゅぱちゅぱしゃぶる。私の胸でどうか気持ち良くなって。  
白い肉と赤黒いソレの対比が私の視覚も興奮させる。割れ目にれろれろ舌を這わせ、吸ってはしゃぶることを繰り返して……また、私の身体に小さな火が灯り、アソコがじんわり濡れてくるのを自覚した。  
「ん、もういいぞ」  
え? 疑問符を浮かべて、口を離した私の額にマスターがキスをしてくれた。  
「……気持ち良くなかったですか?」  
「そうじゃねぇよ。折角だから、イクならコッチがいいからさ」  
股間に手を突っ込まれ、確かめるように指が動く。  
「あん……」  
「ずっと我慢してたから、覚悟しとけ」  
胸をタオルで拭われてから、四つん這いにされた。手のひらと膝に毛足の長いラグの感触。差し出したお尻にマスターの手が触れ、曲線に沿って撫でられる。  
期待で震える脚の間は、あれから何もされていないのに熱い体液が腿を伝うのが分かるぐらいだ。  
挿れてもらえる……。待ちわびたマスターのアレが入ってくると思ってたのに、手はお尻を撫で回すだけ。早く……。  
「カイトぉ……。ココって手つかず?」  
「え? ああ、ソコはまだなにも。そっちは考えてなかったというか」  
「……コレできたら、順番待ちしなくてよくね?」  
「………………ちょっと待ってて下さい」  
私の上でそんな会話が交わされる。何を言ってるんだろ? カイトが場を離れ、直ぐに戻って来て、マスターに何か渡したようだ。  
ごそごそ聞こえるが、全て私の背後で行われていて知ることが出来ない。なんだろう?  
「メイコ、今から後ろの孔イジるから!」  
「へっ……?」  
カイトが私の腰を支え、尻たぶがぐっと開かれた。イマイチ状況を把握出来ていない私はされるがままだ。そして、後孔に何かが吸いついた。  
「ひゃっ!」  
ちゅばっちゅばっと粘着質な音を立てては離れ、舌がアソコと後孔の間をぬめぬめ動き回る。なんともいえない感触は、しっかり性感を伴って短い距離を上下した。  
「う、あっ……はぁっ……そこ、汚い……」  
「そんなことないよ。くすんだ桜色でキレイ。ねぇマスター」  
返事の替わりか、執拗に吸われた。ああん……。  
「気持ち良いの? お尻揺れてるね」  
「っ……うん……」  
こんな所も感じるなんて、私、本当にえっちだ。舌先をすぼまりに捻じ込もうする感覚がまた私を喘がせる。  
後孔から口を離されると刺激が名残惜しくて、胸が締め付けられた。  
「こんなモンかな……」  
膣の入り口を探られてから、指が後孔に添えられた。え、ちょっと……。  
 
「力抜けよ」  
「マ、マスター、待っ……」  
うそ。指が中に入ってこようと、圧力をかけてくる。流石に怖くてお尻を振って抵抗しようとしたが、カイトが腰をしっかり掴んで阻まれる。  
「イヤ! ムリ! それはできないわ」  
「暴れないでメイコ。痛くなっちゃうから……」  
つぷり。小さな衝撃があって、中にマスターの指が入ってきたのが分かった。  
「う、あ……くっ……は」  
侵入をを拒むように後孔は道を狭めるけど、指は抜かれる気配を見せず徐々に歩を進める。  
「きついな。一応メイコのぬるぬるで指濡らしてんだけど、第一関節までしか入らねぇ」  
「んー最初ですからねえ。こんなもんじゃないですか? 後はゆっくり慣らしていくしかないかと」  
「まあな」  
ソコを拡張するよう指が動く。声にならない。加減されているから痛い訳ではなく不快までは思わないけど、きつくて傷つきやすい後孔をイジられるのは、快感より恐怖が勝って身体が硬直してしまう。  
抜かれ、舐められ、弄られてまた入れられる。時間をかけ、重点的に何度もソコを愛撫されると、私の後孔は少しづづ緊張を解き深く指を受け入れ始めた。  
「……ふっ……うぅん……」  
刺さったまま後孔の周りを生温い舌先が円を描くように辿る。前後していた指を孔に深く収め、入り口を拡張するように動かされた。強張っていたそこも、優しく無理のないよう拡げられると次第に解れてきた。  
どのくらいそうしていたのか。喉から喘ぎに似たものが漏れ始めた頃、指が抜かれる。同時に緊張していた身体が弛緩した。  
「とりあえず、こんなモンか」  
不安な気持ちがそのまま表情に出ていたらしく、カイトが私の顔を上げさせ笑顔を向けた。  
「大丈夫。段階を踏めば、後ろでもメイコは気持ち良くなれるよ」  
「……本当? でも、怖かったわ」  
「一応、指サックしてたんだけどな。あ、カイト。後ろは俺が一番だから」  
「はいはい。分かってますよ。それより、頑張ったメイコにご褒美あげないと」  
「……そうだったな。ほら、ご褒美だぞ」  
硬く熱いソレを太腿に感じて身体を竦めた。熟れたソコにずぶずぶと侵入してくる。待ちわびたモノが膣を満たし、身振いしてしまう。  
「ああ!」  
「うわ、こっちもきっつ……」  
お尻を掴まれ、前後に揺すられた。あっあっと喘いでいると、お尻を軽く叩かれる。  
「そんなにイイか?」  
「は、い。あっ、ああ……ん!」  
快感を全身で感じていると、私の正面に膝立ちしたカイトに顎を持ち上げられ、曝け出したモノで唇をなぞる。  
「こっちもして。えっちなメイコを見てたら、こんなになっちゃったよ」  
髪と同じく、青い陰毛からそそり立つソレは既に硬く勃起していた。口を開き誘うと、手を使えない私の頭を持ってこちらも腰を揺すってきた。  
「む、くぅ……」  
「前も後も美味しそうに咥えて離さないな。好きか、コレ」  
ぱんぱん肌を打ちつけられ、膣がこぷりと体液を零した。  
「メイコはおちんちん大好きだもんね。ふふ、エロい顔」  
「く……む、んっ」  
口内のカイトと膣のマスターが身体の中を縦横無尽に犯す。呼吸をするのも苦しいのに、鳥肌が立つほどの快感が四肢をがくがく震えさせて中が意図せず締まってしまう。カイトの肉棒が上顎に当たって、呻く声が聞こえた。  
「せっかくだから、ココもな」  
楽しそうな声と共に、さっき弄っていた後孔に指が触れ、びくりと反応した。小さな窪みに指の腹を当て、引っ掻くよう刺激される。散々弄られ遊ばれたソコは確かな快感を感じるようになっていた。  
「んん、んーー!」  
口はカイトで塞がっているから呻くことしかできない。程なく指はソコに埋め込まれ、くにくにナカを動き回る。でも、さっきみたいな不安はなく、今度は安心して委ねることができた。  
……ヘンだわ。こんなところ、どうして……気持ちイイって思うんだろう。  
最初触れられた時は痛くて傷がつくんじゃないかと、恐ろしくて仕方がなかったのに。丁寧に扱われ、恐怖を越えてしまうと悦楽になってしまうのかしら。  
膣と後孔の快感を全身に感じ、口腔の肉棒に舌を絡めてそんなことを考えていたら、カイトの腰の動きが緩やかなものから一転した。  
 
「……はっ、メイ、コ」  
「なんだよカイト、早や!」  
「っ、しょうがないでしょ、さっきから、見てるだけ、だったんだから!」  
頭を固定され、カイトが腰を振ってくる。息苦しくて目を閉じたとき、艶を含んだある甘いテノールと吐息を私の耳は拾った。  
「あ……っ、くっ!」  
カイトが快感をより感じられるよう肉棒を強く吸うと、口の中で喉の奥に届く程勢いよく精液が迸った。  
段々勢いを無くすソレが口から引き抜かれ、残った精液を零さないよう飲み込もうとしたが、含み切れなかった分が口の端から顎へと伝わる。  
大きく息をしていたカイトが親指で残滓を拭ってくれた。  
「メイコ……飲んでくれてありがと」  
目を細めるカイトは、顔を上気させていて色っぽい。イった後のこんな表情がとても好き。  
「カイトー、打ち込むからちょっと離れてろや」  
途端にずん、と下腹部に響くように強くマスターの肉棒が突っ込んできた。  
「ひゃぁっ?」  
口を使っていた時とは比べ物にならない位の激しさで、がんがん攻め立てられる。繋がった場所はぐじゅぐじゅと音が鳴りやまず、私はあんあん啼くことしかできない。  
「あっ、あぁん、んーーっ! やぁんっ」  
「あー……イイ。イイよ、メイコ……」  
「あ、あ、マス、ター……! もっと、もっと……っ!」」  
弱い部分を擦られ、奥を叩く先端に身体の隅々まで快楽で痺れていく。脳をかき乱す刺激が私を絶頂へ押し上げて行った。  
「や、ああっ、イク、もうイク! ひぃ……っ!」  
「うっ……あっ!」  
最奥に感じる程の射精をされ、大きく崩れる私の身体を力強い腕が抱きとめた。青い瞳が覗きこんで、カイトだということが分かった。  
「かわいかったよ。お尻を高く上げてネコみたい」  
全身で息をしている私の頬にちゅっ、とキスをして言う。ソファーの側面に寄りかかってぜいぜいと荒い息を繰り返すマスターも、私を見て口の端に笑みを浮かべていた。  
身体の火照りも収まらないまま、私はラグに仰向けに寝そべるカイトの上に跨がされた。  
「カ、カイト?」  
大きく脚を広げさせるから、カイトの下腹部にナカに溜まってた精液がぽたぽた落ちる。  
「アソコが精液まみれだ」  
くすりと笑ったカイトはまた勃起した肉棒を、角度を調節しながら入り口に擦りつけた。  
「や、カイト、まだ……」  
「だってメイコ、やらしいんだもん。マスターに揺すぶられて、おっぱいぶるぶる揺れてたよ? 勃っちゃうって」  
腰を掴む手に誘われ、腰を落とすとなんの抵抗も無く、ぐちゅんと私の中に収まった。  
「っ! あっ……」  
互いの指を組ませ、カイトは馴染ませるよう腰を使う。くちょくちょと音がして私とマスターの交じり合った体液がカイトの脚を汚し青い陰毛に絡みついた。  
乳房を揺らしてあっあっと声を漏らしカイトを感じた。マスターとはまた違う感覚。ああ、イイ……。  
「なんか他人のセックス見てると、3DのリアルAVってカンジだなぁ」  
マスターの手がお尻に触れ、溝を指が這ってまた……。  
「あんっ」  
「わ! 締めすぎメイコ」  
「マスター、そこ、ダメぇ……」  
「ダメじゃないだろ? イイんだろ」  
も……マスターはそこばかり。  
「っは、後ろ、好きなんですか?」  
「好きっつーか、今日ココ使いたいんだよ。慣らしておこうと思ってさ」  
ぐりぐり押し込まれて背中が反った。え……?  
「メイコ、おいで」  
カイトが手を広げ私を呼ぶ。折り重なるように上半身をカイトの胸板に預けると、下半身を繋げたままぎゅっと抱きしめてくれた。体温を感じ溜息をつくと、カイトがマスターに目配せしているのに気がつく。  
尾骨のちょっとした辺りに冷たい感触にびっくりして身体が跳ねた。  
「きゃっ?!」  
それはお尻の挟間を伝い、結合部までゆっくり垂れて行く。指が離れ、直ぐに熱くて硬いモノが宛がわれた。  
 
「! マ、マスター!」  
指どころじゃない。そんな大きいの、ムリ……!  
「ローション使ったから大丈夫だって。二輪刺しって、やってみたかったんだよな〜」  
「持ってきておいて正解でしたね」  
後孔にローションを塗り込むよう擦りつけ、指なんか比べ物にならない程の圧迫感が押し寄せてきた。  
「く、は……っ!」  
「がんばって」  
私を抱き締めるカイトの腕に力が籠もった。苦しくてじんわり涙が浮かんでくる。狭い肉の道を押し広げ、少し引いてはそれ以上に侵入してくる。  
「……きっつ」  
マスターの息も荒い。それでも進む肉棒に合わせ、孔はギチギチと広がっていく。強張る身体を叱咤し、なんとか力を抜こうと努力する。  
「あ、あ、あっ……うぅ……」  
どれだけの時間を要したのか、私の孔はマスターを全て受け入れた。孔が限界まで開いているのが自分でも分かる。震える背中をマスターの手のひらが労わるように撫でてくれた。  
「……全部、入ったぞ」  
またお尻にローションを垂らされ、ゆっくり前後に抜差しして滑りを良くする。しばらくそうされると、孔がマスターの大きさに慣れていき、ぞわりとした感覚にきゅんとアソコを締めてしまった。  
「あぅ……」  
「うん? 感じちゃった? メイコ」  
それに気がついたカイトが耳元でからかうよう囁く。覆い被さるマスターの舌が背中から肩へ辿り、項に鼻先を埋めキスをくれた。  
「すっげぇ締まるなー。ちょっとカンドーした」  
ずるりと引いては打ち込まれ、その度身体に力が入って結果的に前も後ろも締まる。初めて体感する快感に、私はカイトの首に縋って打ち震えていた。  
「マスター。このままだと僕が動けないんで横になりましょうよ。流石に二人分の体重はキツいです」  
「だな」  
ラグの上に横倒しになって、前はカイトに、後ろはマスターがそれぞれ違う動きで私を貫く。横臥になって変則的な姿勢になったけど、それも気にならないぐらい感じていた。  
「は、あん、んぁっ!」  
カイトは私と額を合わせながら腰を引き寄せ、そのカイトと私の間にマスターの手が入り、乳房を握り込まれながら項を愛撫する。二人の吐息が耳と項をくすぐるのも私を煽った。  
身体はすっかり汗ばんで、リビング中に喘ぎと息づかいが響く。  
「……なにコレ、もしかしてカイト?」  
マスターは小さく腰を突いて、何かを確認している。  
「うわ。中でぶつかるんだ」  
「や、ちょっとぉ……!」  
私の中で互いの存在を確認し合うために細かく振動され、縋りつく手に力が籠もった。  
「前も後ろも咥え込んで離さないジャン。マジ、こっちが食われてるみてぇ……」  
「奥が、すごく動いてるよ」  
事実、私の身体は潜り込む肉棒を悦んで、穿たれると強烈な刺激に我を失う。神経回路が快楽で埋め尽くされ、もう理性は弾け飛んでいた。  
マスターとカイトに挟まれて次第に激しくなる腰使いが、どんどん私を追い詰めて行った。  
「ひん! ダメ、そんなに、したら、壊れちゃうからぁ! はぁんっ」  
「っ……どこが、壊れんの? 言ってみろ」  
低く問う意地悪な声は動きを止め、後の孔の縁を指でなぞった。それだけで震える私に追い打ちをかけるよう囁いた。  
「言わないと前も後ろも抜いて、お終いだぞ」  
そんな……。高められて、今更止められたらどうしたらいいの。  
「……う、おまん、こ、と、ア、ヌスがぁっ、あぅっ」  
「そんなコト言っちゃうんだ。ヤらしいね」  
「だって、言えってっ、く、ああん……っ!」  
ぐちぐちっと前を攻め立てられ、後ろは押し付けるよう奥を探られ、快感に身体が蝕まれる。熱い息と汗が雫になって流れ落ちて行く。  
迫る最期を感じて、一層カイトにしがみ付いた。容赦のない刺激が私を貫く。  
 
「んっ……あ、ひっ、あああっんっ!」  
 
絶頂にびくびくっと震え、全身が断続的に痙攣した。私に誘われるよう激しく抜差ししていた二人が、低く呻きながら欲望を吐き出してぐったりと私に絡みつく。  
ラグの上で寄り添い、私に抱きつく二人の弾む息と鼓動を肌で感じてそっと瞳を閉じた。  
 
「……ん、ちょっと赤くなっているけど大丈夫。すぐに治るよ」  
カイトが覗きこんでいた私のお尻から顔を上げ、笑顔を私に向ける。ホッとして綺麗に洗ったソコにそっと手を当てた。  
「気になる?」  
「うん……まだじんじんするの」  
ココを、あんな風に使うなんて知らなかった。膣とはまた違う気持ち良さはあったけど、異物感は残る。  
「今度は僕にも使わせてね」  
ちゅ、と孔にキスされて、ちょっとだけ感じてしまった。  
「え、う、うん……ところで、マスターの方は大丈夫なの?」  
ソファーの上で姿勢を正しながら問う。  
あの後、私とカイトが身体を起こすと、マスターは私の身体に腕を回したまま落ちていた。というか、爆睡していた。  
揺すぶっても起きないマスターに涙目になる私に、カイトは大丈夫とマスターを俵担ぎして寝室へと運び、腰の立たない私をお風呂へ連れて行って洗ってくれた。  
死んだように目を閉じたマスターを脳裏に思い出し、少し不安になる。なんだか二度と目が覚めない感じで怖い。  
「ああ、平気だよ。寝てるだけだから。さっき仕事先に電話したらさ、仕事を片づけて早く帰るために二日ぐらい寝てなかったらしくて。調子に乗ってえっちな写メ送りつけちゃったのがマズかったみたいだ」  
くす、とカイトが笑う。  
「マスターは、メイコに会いたくてちょっとムリしちゃったんだね」  
私に、会いたくて……。胸が暖かくなる。意地悪な物言いだけど、丁寧に私を扱ってくれた指先を思い出した。  
「マスターの所に行ってくる」  
立ち上がって身を翻す私の背中に、カイトの声が届いた。  
「うん。マスターが起きたらご飯にしようね」  
廊下を走り、寝室のドアをそっと開ける。薄暗い部屋の中ベッドの上に盛り上がる布団を、カーテンから漏れる一筋の陽光が差していた。  
そっとベッドに乗り上げて、屈みこみ深く眠るマスターを覗き込んだ。鋭利で精悍な顔に疲労の影が残るも表情は安らかだ。えっちなコトをしてる時は夢中で気付けなかったけど、良く見れば疲れた顔をしている。  
私に会うため、仕事を前倒しにして帰って来てくれたマスター。電話で早く帰って来てって言ったことはあったけど、無理はして欲しくなかったですよ?  
そおっと髪を撫でると、硬い感触が指に残る。うーんと唸ったマスターは、手を伸ばして私の乳房を握った。子供みたい。  
「お休みなさいマスター」  
大好きです。そんな気持ちを込めてマスターの頬にキスをして、添い寝をするよう布団に潜り込んだ。  
 
たくさん私を愛してね。私はそれに応えるから。  
 
おしまい  
 
 
 

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