突然職人の脳内世界に引きずり込まれた。そして、職人がバグった。  
「うおおぉぉおおい!ファックオーーーーフっっっ!書けねぇぇぇぇえ!」  
「うわ!…ちょっと職人さん、びっくりするから急に発狂しないでください」  
「これが発狂せずにイルァれっきゃああああ!リンレン!リンレンネタがぁぁ!まとまんねぇんですよぉぉおお!!!エロパロのおぉお」  
うわぁ…きもちわる。こんなのが書いてんだ。  
「あの、職人さん、別に悩むことないじゃないですか」  
「え、何?ミクちゃん、もしかしてなんかアイデアあるの?ねぇ?ねぇ?教えてよ、教えてよ!」  
ウゼェこいつ…。でもま、言ったほうがはやいか。  
「だって職人さんのSSは」  
「うんうんなになに」  
「どうせエロシーンは自作微エロかエロゲ改変か一般文芸改変でしょ」  
「…」  
「んで、ハイテンション保つために有名なネタとか盛る」  
「‥」  
「笑いどころのために一回天丼」  
「・」  
「実質考える必要あるの、シチュと締めのオチだけですよ」  
「(#・_・)r鹵~<巛巛」  
「ぶはぁ!ちょっ、何かけてるんですか!やめ…やめろゴルァ職人!さむ、寒い!何これ!」  
「MGS2の冷却スプレー」  
「す、スプレー?」  
「屈強な兵士ですらぶはぁ寒いってなって一歩も動けなくなる超兵器」  
「ひ、ひきょうな!」  
「へっ、生意気な口叩きやがって。ここは俺、つまり職人の脳内世界。俺が使いたいと思えば無限冷却スプレーだって生み出せるんだよ」  
くそ、チートじゃん!こいつ絶対プロアクションリプレイとか使って俺ツエーでほくそ笑むタイプだよ!  
職人は私の服の横、肌の露出している部分から胸に向かってスプレーを吹き掛けた。というか吹き込んだ。  
「んっ…!」  
さ、寒い!  
「どうだ、思い知ったか?ぬふふふふ、めっちゃ乳首立つやろ〜?」  
「くっ、職人、あんた今回もおっぱいネタか!引きだしすくないんじゃないの!」  
「うぐはぁ!それを言うな…」  
おっ、メンタル弱い。  
「つーかあれでしょう?あんたもうすぐテストなんでしょ?!勉強しとけ!」  
「ああああ!その現実から逃げようと書いてるのにぃぃ!引き戻すなぁぁぁ」  
その瞬間、視界がぐにゃりと歪み、私はさっきまでいた部屋に戻っていた。  
マスターを椅子に縛り苛め続けていた部屋に。  
「さて、マスター。亀頭責め続けましょうか」  
「ひ、ひぃ…もうゆるしてぇ!」  
「残念ながら職人がリンレン書き終えるまで続きますよ」  
リンレンSS延期のお知らせでした。  
 

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