ボクは可哀想な鏡音レン。
キモオタペドベアーな前マスターからショタコンの友人に質入れされた。
ペド野郎に連れられて訪れたのはキッタネェぼろアパートであり、
確かに犯罪予備軍ショタコン隊に配属されるだけはあるなと納得してしまうような住まいだった。
まぁ、ここまで来たらしょうがない。
いかなキモオタが現れようと、世捨て人の自慰で搾り枯らした性欲ぐらい、いくらでも受け止めてやろう。
そう決意し、ボロアパートのそこだけはやけに頑丈な監獄を思わせる玄関の鉄扉をギギギと鳴らして室内にはいった。
「始めまして、質入れされてきました。鏡音レンです」
「あ、いらっしゃい……うまく歌わせてあげられないかもしれないけど、よろしくね」
ボクはなんだか拍子抜けしてしまった。
よもや、ショタコンの友人とやらが、アッシュシルバーの艶やかな髪をした巨乳のお姉さんだなんて、想像する余地がなかったからだ。
ピザでワキガ臭のする廃人がボクの尻に血が滲むまでピストンと放精を繰り返し、
粘液と糞に塗れた肉棒をフェラさせられる生活が始まるのではなかったのだろうか。
今言ったとおりの事を質問に転じてお姉さんに問うてみた。
「ほ、放精?フェ……? しないよそんなこと、ていうか出来ないでしょ。私、女だよ」
確かにそうなのだが……ボクにはどうも信じられない。
本棚にコミックLOと使い捨てTENGAのパッケージくらいしか詰まっていない貧乳フェチの変態クソ野郎にこんな綺麗な異性の友人がいるはずがない。
いっそ異星の客に太陽系外までキャトられるべき人類の汚点である変態に、
多少捩じれた嗜癖の持ち主であったとしても美人巨乳の女性が友好関係にあろうとは信じられない。
きっとなにか裏があるに違いない。
「わかった。お姉さん、過去は男だったんでしょう」
「……なんでそんな話になるの」
否定した。
怪しい。
怪しすぎる。
ボクはお姉さんの手を掴んだ。
冷え性なのだろうか、やけにひんやりした手をしている。
「ひゃ、な、何をするの」
「ボク、前の家では姉妹がたくさんいたんだ。だからお姉さんの身体を触れば、わかる」
元男性ならば、工事後であったとしてもナチュラルな女性の下腹と全く同じであるはずがない。
ミクリンユキネルの四人に虐げられ性奴隷として口で奉仕させられ続けた日々が思わぬ形で役に立つわけだ。
あの家の貧乳どもはシャワーもせずに舐めさせるものだから、オリモノや尿や汗が特有の女臭さと綯い交ぜになって鼻をつき、
酸味としょっぱさが舌に絡み付いて、毎回口でやらされる度に吐き気を催した。
もし興奮している状態ならばそれも楽しめたかもしれないが、ご丁寧に無い乳悪魔どもは、
ボクにクンニをやらせる前に三回の自慰を強要した。