「……マスター、何ですかコレ…」
ぬこ耳を頭の上で揺らしながらKAITOは自分の身体を見おろした。
DIVA2ndで新たに追加されたモジュール「ネコサイバー」
近未来的な衣装に猫耳、尻尾が付いている、成人男性が着るにはかなり無理のある服だ。
そこまではいい。KAITOは今までも裸マフラー等、ネタとして扱われてきた事で
アブノーマルな事に耐性が出来てしまいそんな自分を若干、諦めていたりもした。
しかし、しかしだ。
「…どうして…どうしてKAIKO化してるんですか!」
今のKAITO…否、KAIKOはかなりきわどい事になっていた。
この衣装が元々KAITO用に作られているため、胸がキツく締め付けられ、
形が浮き出てエロティックな雰囲気を醸し出している。
腹から腰にかけてのラインも他の女性型VOCALOIDと同じか、
それ以上に綺麗な曲線をえがいており、今のKAIKOを一言で表すと、
「猫耳をつけて恥じらう美少女」
元が男とは考えられないくらい可愛いのである