急かすように扉を閉めた瞬間、腰に回した腕をぐっと引き寄せて噛み付くようなキスをした。
ルカも待ってましたと言わんばかりに腰をくねらせ、絡ませた脚に陰部を擦りつけてくる。
そのまま壁に押さえ付けて、胸元でシャツを掴んでいた手を首に回させて夢中で唇を貪る。
ねっとりとした舌の感触。
時折小さく漏れる喘ぎ声。
鼻孔をくすぐる甘い香り。
すべてに狂わされそうになる。
唇を離して掌で頬を包み込む。
ちっせえ顔、と思わず声が漏れた。
「…ここで?」
まさか。
「ねえ早く、我慢できないよ」
どうしたの、泣きそうじゃん。
「会いたかったの」
俺もだよ。
そう耳元で囁いて、キスを交わしながらベッドへと移動し腰掛ける。