『い・け・な・い恐竜プレイ』  
 
 
 
「「ジャ○ジ○カジャンケン、スタート!」」  
 
テレビ局のひかえ室の中。  
いつものかけ声で、私とガチャ君がうでをぐるぐる回し始める。  
最後に二人が手を出し合うと、私がパー。ガチャ君がチョキ。  
 
「えー!? その手でチョキ出せるの!?」  
 
「ふふふーっ、ボクにかかればこれくらいチョチョイのチョイさ!」  
 
きょうりゅうの子供だというガチャ君の、緑色した手はとても大きくて、  
ぜったいに出しやすいのしか出してこないと思ったのに。  
とにかく、私はジャンケンでガチャ君に負けてしまった。  
 
「さて、じゃあ今日はユキちゃんが『食べられる』番だからね」  
 
「うん……」  
 
ガチャ君がそう言ったのを合図に、私はスカートをおろし始めた。  
ブラウスもぬぐ。パンツも、全部。  
あっという間に、私はガチャ君の前ではだかになってしまった。  
 
「ガチャ君、あそぶ前に……チューしようよ」  
 
「え、あ……うん……」  
 
私はざぶとんにすわってるガチャ君の顔に近づいて、ほっぺじゃなく、くちびるにキスをした。  
これで、私は心のじゅんびをするんだ。  
これからガチャ君とする「遊び」は、こうやってじゅんびをしないとガマンできない。  
 
「じゃあ、ユキちゃん。よかったらいつもみたいにおしり出して」  
 
「……うん」  
 
私がおしりをつき出すと、ひんやりとした感じがおしりの穴にした。  
ひかえ室の冷ぞう庫に置いてあるバターは、いつもこうやって使ってる。  
ガチャ君が、魚肉ソーセージみたいな太い指で、私のおしりの穴にバターを塗ってくる。  
体温で溶けて、バターのにおいが部屋に広がって、なんだかおいしそうな感じもしてきた。  
ぬちゃぬちゃに柔らかくなったバターと、ぱっくり広がっちゃったおしりの穴。  
ああ、私食べられちゃうんだなぁ……えっちな意味で。  
 
「くぁ……くすぐったいよぉ……」  
 
つい声が出ちゃう。  
歌う時だって、いつもだって、こんな変な声出さないのに。  
こうやってガチャ君にいじられる時だけ、こうなっちゃう。  
 
「ちょっとガマンしてね? こうやってよおーくぬりこんどかないと……」  
 
うううっ、ガチャ君ちょっと念入りすぎるよ……  
もう何だかおしりがふやけちゃいそう。  
力が入らなくて、ずーっと穴が開いたままみたいな、そんな感じ。  
 
「どう? こんな感じで」  
 
「うん……もう、いいかも……」  
 
もうはずかしくて、早く終わらせたくて、私はざぶとんに顔をうめて小さく答えた。  
ガチャ君の顔が私のおしりからはなれたような感じがする。  
と思ったら、おしりの穴に何か入ってくる感じがした。  
 
「う、はぁぁああああっ!?」  
 
ぬるるるるっ、とおしりの穴に入ってきた。  
ふせたままのカッコだから見えないけど、これがガチャ君のおちんちん。  
ぞわぞわぞわっと背中に変な感じがして、変な声が出る。  
 
「ユキちゃん!? だ、大丈夫?」  
 
「うん、平気だよ……ああっ」  
 
びくびくとおちんちんが動いてる。  
私のおしりの中で、まるで別の生き物のように。  
ちょっと動くだけで、変な声を出してしまう。  
 
「早く、うごいてぇ……」  
 
顔がお風呂に入ったあとみたいに熱くなって、何も動いていないのに汗がどんどん出てくる。  
顔がなんだかゆるんでくる。こんな変な顔、ガチャ君に見られたくない。  
だから、早く終わってほしい……  
 
「分かった、行くよっ」  
 
ガチャ君が私のこしをつかんでいる手に、力を入れた。  
すると、後ろからズンっ、ズンっと動いてきた。  
 
「あっ、あっあっあっああぁあっ、ああっぁあうぅうっ!」  
 
ガチャ君の動きに合わせた声が止まらない。  
口なんかもうとっくに開きっぱなしで、よだれがざぶとんにたれてる。  
おしりの穴は、ガチャ君のおちんちんが出たり入ったり。  
ぬるるるるっと抜けて、じゅぶぶぶぶっと入ってくる。  
 
「ひはっ、はあぁっ、ああぁああっ!!」  
 
ちょっと例えがヘンだけど、ぬけるときはうんちしてるときのあの感じ。  
逆に入ってくる時は、何かが引っかかって、  
それがおしりの穴の中をこりこりっとこすっていく。  
 
「ユキちゃん……すごい……すごいよ……!」  
 
ガチャ君の息がハァハァと大きくなっていくのが聞こえる。  
聞こえるけど、私の息ももうハァハァ言っててそれでかき消されちゃう。  
気づくと、おでこからものすごい汗が出ていて、そういえばもう服もべったべただ。  
まるでかけっこでもしたみたい。  
 
「あはあぁああああっ!? ふやあぁああっ!! ああうぁああっ!!」  
 
うっ、くあぁぁあっ、うああぁああぅうぅっ、ううぅっ!  
あ、あたまが……あたまが……なにかんがえてたんだっけ。  
おきてるはずなのに、まっしろになって……  
 
「が、ちゃ君、っっあぁあっ、わたし、わたし……っ!!」  
 
 
 
―――――はっ、あれ? 私何してたっけ。  
ああそうだ。さっき頭の中が真っ白になったから、  
そっか……イッちゃったんだ。  
 
「大丈夫かい……!?」  
 
「うん、平気……もっと、いいよ」  
 
私はイッても、ガチャ君はイッてない。  
ふたりともイかないと、今日の遊びは終わらない。  
 
「わかった、よぉーし……!!」  
 
私はさっきからうつぶせのまま。  
ガチャ君は、また私のおしりの穴の中のおちんちんを動かし始めた。  
うっ、また、おなかが引っぱり出されそう……  
それくらいはげしい動きで、ガチャ君が気持ちよくなろうとしてる。  
 
「うっ、ゆきちゃん……ボクもう……!!」  
 
最後のひとつき。パチンとおしりが当たると、おしりの中があたたかい。  
それと同じくらい、なんだかヌルヌルするような気がする。  
そう。ガチャ君もやっとイッてくれたんだ。  
ガチャ君のおちんちんが抜けて、ぽっかりと開いた私のおしりの穴から、  
ガチャ君が出した白い液がとろっと出てきた。  
 
 
 
 
「あれ、ユキちゃん牛乳飲めるようになったのかい?」  
 
朝ご飯の後、コップの牛乳を飲んでいると、  
キヨテル先生が私にお話してきた。  
 
「へー、こないだまで牛乳飲めなかったのにねぇー」  
 
ミキお姉ちゃんも、そうやって私をほめてくれる。  
頭にポンと手をのせて、私の頭をなでてくれた。  
 
「えらいえらい。もっと大きくならなきゃね」  
 
そう。ミキお姉ちゃんの言うとおり、私はもっと大きくならなきゃダメなんだ。  
じゃないと、「せっくす」ができないから。  
おしりの穴でするのは、「せっくす」じゃないから。  
 
―――――私、この前見たの。  
キヨテル先生と、ミキお姉ちゃんがお家のベッドで「せっくす」してるのを。  
あれはどう見てもおしりの穴じゃなくて、おしっこする方の穴に入ってた。  
 
「や、あぁあああっ!! センセ、もっと、もっとおまんこ突いてえぇえっ!!」  
 
と大きな声をあげて、先生にぎゅううっとしがみついていたミキお姉ちゃんの、  
気持よさそうな顔がわすれられない。私も、そっちで気持ちよくなりたい。  
だから、もっと大きくならないといけないんだ。  
じゃないと、ガチャ君のおちんちんが入らないから。  
 
 
おわり  
 

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