そういうコトをするに及ぶ、となると、気恥ずかしいと言うか。  
それはGUMIも同じ様で、私の腹の上でモゾモゾしている。  
 
「無理だと思ったら、言ってね。ちゃんと止めるから」  
「……うん」  
多分。出来るだけ。がんばれ、自制心。  
 
ついさっき、ほぼ全裸、局部モロを見たばっかりだというのに。  
恥じらいヤバイ。これ、堪らんですよ。  
あと、完全に性的対象になった、っていうのも。  
あぁもう可愛いなぁ、と思うのは同じでも、ベクトルが完全に違う。  
 
眺めているだけで満足できるわけ無いじゃないですか。  
 
その手を引き、そのまま抱きしめる。  
私が下のままの方がいいかな、なんて随分先のシミュレーションまでしてみたり。  
肩、細いなぁ。……随分緊張してるみたい、すっかりガッチガチです。  
少しでも恐怖心を軽減してあげなきゃなりません。  
その柔らかい髪を撫でると、良い香りが鼻孔をくすぐる。  
子供や動物と同じように、頭を撫でいたら安心してくれるのかな。  
 
年相応の共通知識としてわかってるし、嫁ぎ先によってはどんな扱い片されるか……とか  
そんな色々なケースも踏まえたうえで、人格諸々構成されてると聞いているけれど。  
普通に振舞えばイメージを崩すようなことも無い様になっているはずだけど。  
如何せん起動後の実体験が無いというのがまた。  
……なんというんですかーーーこの、素人童貞か!みたいなカンジ。  
確かここに来たばかりのとき、「はじめから大人というのは何かと面倒だぞ」と  
酒を飲み交わしたとき、がくぽがボソッと言っていたのを思い出しました。  
確かになるほど。とか言って納得している場合じゃありません。  
 
そして、抱きしめてわかったのだけれど、壊してしまいそうな、  
そんな不安感がつきまとうのです。  
 
ずっと頭を撫でていた成果で少しはリラックスできたのでしょうか?  
力が抜けた分、密着度が上がっているような気がするのですが。  
 
「すごい……ドキドキいってるよ?」  
……そりゃそうだ。私も緊張してるんだから。  
「心臓もおっきいから、音もおっきいんだね。よくわかる」  
「あーー!もー、あんまりそーゆー事言わないの!」  
年上の男としての面目は守らなければ!  
 
顔を上げさせ、今度は私から唇を重ねる。  
重ねるというより被せるというほうが正しいかもしれない。  
当然それだけで済むわけもなく、舌を咥内に進入させ、蹂躙する。  
何だかすごく甘い匂いがする。……駄菓子系のイチゴ味だな、これ。  
 
生意気にも、積極的に舌を絡めてこようとするGUMIであったが、  
そこはあえて無視し歯茎や上顎の内側に舌を這わせる続けた。  
「うぐ……うんっ……」  
ちょっと様子を見てみたかったので、名残惜しいが一旦唇を離し顔を覗き込む。  
……やっぱり、口の中が気持ちいいとか、知らなかったんだろうなぁ。  
放心状態でとろんとした目をしてる。  
「あ、ALさ……」  
嫌なら嫌って言って、と自分で言っておきながら、なんというか。  
これ以上何も言わせたくない、という気持ちの方が優ってしまったみたいで。  
頭を押さえ込み再びその口を塞ぐと、今度は空いた右手を胸に這わせる。  
 
あ…思ったより大きいんじゃない?  
密着してるから正確にはわからないけれども。  
少なくともアンダー20歳では一番あるかなと。まぁ他のボカロ女子が(ry  
柔らかいなぁ、いいなぁ、これ。  
その先端を指で摘むと、GUMIはビクッと大きく身を震わせた。  
揉んで摘んで捏ねて、を繰り返すうちに、さっき着せた自分の上着が邪魔になってきた。  
「GUMI、ちょっと体起こして?」  
「……無理ィ…」  
「あのさ、私のお腹の所、GUMIのでグチャグチャに濡れてるんだけど、気づいてた?」  
「!」  
「あと、腰、擦り付けてるよね?」  
「ちっ、違う……!」  
うわ、図星だったみたい。身をよじってるだけかなとも思ったけど。  
 
「あーもう、チェンジチェンジ!」  
GUMIを抱え起こし、床に横たえる。  
上着敷いておけば、冷たくもないだろう。  
ジッパーに手を掛けると、わずかに抵抗を示すGUMI。  
まぁ、確かに、この下は全裸なのでわからないでもないけれど、  
今更って言ったら今更な反応が面白い。  
「んー、多分脱いだ方が気持ちいいんじゃない?  
着衣でも一向に構わないけど。もう見ちゃってるし」  
「ばかぁ……じゃ、ALさんも脱いでよ……」  
ほら、とシャツの染みを見せつけると、真っ赤になって目を逸らす。  
「やーらしーなー」  
「ばかばかばかーーーー!」  
からかう材料はさっさと脱いで適当にその辺に放り投げる。  
 
ん?なんか今度はえらいジロジロ見られてるんですけど。  
「……やっぱ白いんだねー」  
「なっ!男の裸の感想なんて要らないから!」  
気にしてないけど気にしてるのに!  
狼狽してる様をまた笑われてるし!  
 
いつも見てるけど改めて思った。  
「やっぱGUMI、笑ってるのが一番かわいい」  
さっきまで泣くわ怒るわだったんだから。  
ホントにコロコロ表情変わるなぁ。  
少しでも、恐怖心が和らいだのならそれはそれでよし。  
……本当に泣かせたくないんだけどなぁ……。  
なんて心の中で言い訳をくりかえし。  
 
スーハースーハースーハー  
GUMIは繰り返していた深呼吸をピタリと止めると、目を見開いて私を見上げた。  
「……いいよ、バッと脱がせちゃって」  
「もうちょっとムードのある言い方をしなさい」  
苦笑いをしながらその額に軽く唇を落とし、  
最後の障壁となっている上着の撤去にとりかかりました。  
 
ジッパーを下ろすと、今まで隠れていた素肌が晒された。  
一糸纏わず横たわる肢体。  
思わずそのお腹に触れてみる。色合いが違うだけで十分白いじゃないですか。  
しっとりすべすべ、いい手触り、思わずお臍周りからわき腹を撫で回してみました。  
「やだぁ!くすぐったいってばーーー!!」  
ジタバタと抵抗するGUMIを押さえつけて、耳元で囁く。  
「じゃ、もっと別のところがいい?」  
一瞬硬直したのに気づいたけれど、そんなのはお構いなしだ。  
「あ……」  
そのまま首筋を舐め上げ、胸の膨らみに手を載せる。  
流石に手に余るほどのボリュームは無いけれど、心地良い柔らかさ。  
生おっぱい万歳。  
しばらくその感触を掌で満喫していた。  
 
ん?これだけでもう呼吸乱れてる?  
肩越しの息遣いに、思わず身を起こしすと、  
奥歯を噛み締め、涙目になっているGUMIの姿。  
「そっか、胸弱いんだ」  
ヤバい。楽しい。これは重点的に攻めなくては。  
掌の中ですっかり硬くなっていた先端を、出来るだけ優しくつまんでみる。  
親指で根元から先に向かって擦ってみたり、爪を微かにひっかけたり。  
少し引っ張ってみたり、逆に押し込んでみたり。  
もがいてるもがいてる。  
「声、我慢しなくてもいいのに」  
「ちょ!痛っ!」  
谷間に顔を埋めて、皮膚を強く吸った。おぉ、しっかり内出血。  
「ほら、キスマーク」  
「……え?こんなんなの?ってか!見えちゃう」  
「え。ギリギリ大丈夫!」  
あー、ギリギリ見えそうな気もする。胸元のヒラヒラの具合によっては。  
……まぁいいか。  
そんな割とどうでもいい心配をかき消すように、乳首を口に含む。  
「やぁっ……」  
これですこれ。こーゆーのが聞きたかったんですよ。  
「どう?気持ちいい?」  
「や、やだ……やらしい……」  
「ん?何言ってんの?今更」  
そう言いながら、軽くその先を噛む。  
「ひあっ!」  
寄せる手に力を加え、更に揉みしだく。  
鷲掴みにされ、張り詰めた乳房の頂を、こね回したり、舌で転がしたり。  
 
GUMIの漏らす声がすっかりこっちの動きと連動してきたところで。  
頃合的にもうOKかな、と下のほうに手を進めていきました。  
ガッチリと膝を閉じていたので、隙間に指を這わせていったのですが、  
ソコに到達するまでも無く、内腿とか周辺は既に滑ってベタベタになっていたり。  
あーーーこの匂い、いいわーーー。  
 
本能的なものなんですかねぇ、やっぱ。  
いや、本能なんてあって無きが如し、むしろある方がおかしくない?  
自分の在り方に疑問を抱いてしまうんですが。  
やっぱり人の形を模してるって、なんか変なものだなぁ。  
 
「ちょ、ちょっと待っ……」  
「ほら、足開いて」  
いくら足を閉じていたって、簡単に指は届いてしまうわけで。  
滴る愛液を絡めながら、見なくてもわかるぐらいに自己主張しているクリトリスに触れた。  
「あぁんっ!」  
ぬるぬると刺激を与え続けていると、足に力が入らなくなってきていたらしく、  
その左右の足の間に自分の脚をねじ込み、もう足を閉じていられなくする。  
「これでちょっとは手、使いやすくなった」  
「ば、ばかぁ……」  
包皮を剥いて、更に刺激を与え続けた。  
「や…ダメ、ダメ、それ以上……あ…あーーっ!」  
叫びながら大きく身を反らせるGUMI。  
 
「……え?これだけでもうイっちゃったの?」  
私の下で、すっかり肩で息をして、ぐったりしているGUMIにキスをした。  
「もっと、色んなことしちゃうけど、それでもいいの?」  
「ん……いいよ……もっと……」  
 
そうこなくっちゃ。  
 
 

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