「あれ?なんか今日は調子悪いな」  
 
マスターはMEIKOで新曲を作っていたのだが何故かうまくいかなかった。  
 
「時間もアレだし今日はこれぐらいにしとくか」  
 
〜PCの中〜  
 
「ハァ……」  
 
MEIKOは今朝から調子が悪かった。  
 
「MEIKOどうしたんだい?ちょっと顔が赤いけど」  
 
「わかんない今朝からなの、なんかダルいし……」  
 
「昨日お酒飲みすぎたんじゃないの?」  
 
「昨日は飲んでないわよ……」  
 
フラフラと自分の部屋へ戻ろうとしたとき倒れそうになる。それをKAITOが受け止めた。  
 
「大丈夫!?」  
 
「ハァハァ……」  
 
体が熱くて苦しそうだったのでとりあえずおんぶして部屋へ向かった。  
 
途中KAITOが立ち止まったのでどうしたのか聞くと  
 
「背中に胸が当たってですね俺のジュニアが(ry」  
 
「バカ!」  
 
ついやってしまい殴られたバカイトだった。  
 
KAITOはMEIKOをベットに降ろしCP内の異常チェックシステムを起動しMEIKOを検査した。  
 
「どうやら風邪みたいだよ」  
 
「VOCALOIDにも風邪なんかあるの?」  
 
「多分エラーとかそうゆうのが風邪として出るんじゃないかな?」  
 
「どうしたら良いの?」  
 
検査結果をよく読むと治し方が書いてあった。  
 
「安静にしていれば治るみたいだよ、だから寝て俺が責任を持って看病するから!」  
 
MEIKOを横にさせて布団をかける。  
 
「変な事したら殴るわよ」  
心の中では(ありがとう案外頼りになるわね///)とか考えてるけど言えないMEIKOだった。  
 
「わ、わかってるさアハハ」  
 
KAITOはKAITOで寝てる間にちょっとだけ胸とかつついたりしても大丈夫だよな?とか考えていた。  
 
「なら良いけど……じゃあおやすみ」  
 
「はい、おやすみなさい」  
 
MEIKOが寝た後、定期的に濡らしたタオルを交換する。  
「いつもは殴るしすぐ怒るからちょっと恐いけどこうして見ると可愛いなー」  
 
MEIKOの寝顔を眺めていたら、だんだん眠くなりそのまま寝てしまった。  
 
朝になりMEIKOが起きると体の調子が戻っていた。  
 
「これでいつも通り歌えるわね」  
 
ふと横を見るとKAITOがベットに突っ伏して寝ていた。  
「ありがと///」  
 
そう言って寝ているKAITOの頬にキスをし部屋を出ていった。MEIKOの顔は着ている服ぐらいに赤くなっていた。  
 

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