「ときにKAITOさんや」
「はいなんでございやしょ」
「私ってそんなにヤンデレのイメージ強いですか?」
「あー…ルカさんなんか多いですねぇ、ヤンデレソング」
「でしょう。そこでですね、発想を転換してみようと思いまして」
「はあ」
「ヤンデレに追いつめられる立場を味わってみようかと」
「お前は何を言っているんだ」
「ちょっとKAITOさん私にヤンデレってみてください」
「軽いなー!なんか!ヤンデレ軽いなー!」
「いいからKAITOさんのアドリブでいいんで、ロールプレイングしてみましょう」
「はあ…これどういうシチュエーションでやればいいの?
「じゃあ最近彼女の浮気を疑ってる彼氏って設定でお願いします」
「うーん、まあやってみるけど…」
「…」
「…」
「も、もっと俺だけを愛してよ…俺ルカが居れば誰もいないんだから…ぜ、絶対離れないでYO」
「何言ってるんですか 私がKAITOさんから離れるわけないじゃないですかというか寧ろ最近KAITOさんの方が私から離れてる気がしますよ
昨日だってTVのアイドル39秒ぐらい見てましたよね 私と一緒にいた時間はせいぜい13時間29分49秒ぐらいだったのにおかしいですよ
ああ分かりましたアイスですねアイス最近あんまり買ってあげてないからちょっと拗ねてるんですよね分かります
だってKAITOさんが私以外の女に魅かれるとか天地がひっくりかえっても有り得ないって言うかもうあっちゃいけないことですもん
あ もしかして最近ちょっと御無沙汰気味だったからですか いつものゴミ箱チェックでKAITOさんの…自慰のスケジュールは完璧に把握してる
筈でそんな変化は無かったはずなんですけど あーおあずけしすぎちゃったかーすいません反省しますこれからは朝昼晩出来るだけ相手しますから
そんなに拗ねないでください でもそうやって気を引くところがところがまたそそりますよね私もKAITOさんのマフラーとコート嗅ぐの自重してこれからは
もっとKAITOさん自身に向き合うように努めますから だから私から離れないで離れないで離れないでお願いお願いお願いお願いお願」
「なんで体育座りしてるんですかKAITOさん?早く続けてくださいよ」