■ぷちピコ。(グロ表現アリ。受難系、手乗りピコ小ネタ。マスターが非道…)
今から、一時間ほど前。
不図したイタズラ心から、少年の姿を拘束し、ズボンを脱がせての悪ふざけに。
まさか、このような惨劇が待ち受けていようとは…誰が予想をしていただろうか?
半ば無理矢理に、おしりの穴からピンポン玉を挿入し、嫌がっている姿を、ニヤニヤ楽しんでいたハズが。
突如、妙なスイッチ音が耳の奥に聴こえたかと思うと。
ほぼ、それと同時に…少年のカラダが徐々に縮み始め。
結果、世にも恐ろしい光景を目の当たりにするハメとなった。
ゼーハーと荒い呼吸をしながら、小さくなってゆくカラダに反比例し、
入れられた異物の存在感が、否応なしに、その異様さを強調し。
段々と膨らんでゆく腹部の形状からは、大きな負荷となってゆくのが、丸わかりで…。
もはやフィギュア大と化した少年の…臨月を迎えた妊婦の如き、男にしては不自然な張りつめた体型に加え。
「破裂しちゃうぅぅぅぅいやぁぁぁぁ」
叫び声をあげ、涙を流し、泣きわめいていた姿が、今はもうグッタリと虫の息で。
その場にいた者達は、皆…後悔の念に苛まれていた。
【暗転】
「――――と云う、夢を見たのさ!」
幾ら何でも、あまりの酷すぎるその内容に、ドン退きされてるコトにも気付かず。
先日、過労死寸前…と医者に言われて、
入院を余儀なくされたマスターの語る話しに、私たちは盛大な溜め息を吐いた。
丁度TVの再放送で、タレントが子供の頃にしたカエルへのイタズラの話題から。
昨晩、夢に観たモノを思い出したマスターが、詳細に語って聞かせた内容に。
「いゃあ、深夜に見たアニメがさぁ〜」
近頃、放送されているアニメを幾つか、うつらうつらと眺め観た結果。
ウッカリと視てしまった、深刻な悪夢と思われる展開に…それらが深く関わっているコトと。
自分たちも、いつ…夢の話しの中での展開のメインキャストとなるやも知れない、
不可思議さと共に、リアリティが紛れ込んだ奇妙なオハナシであるコトを。
何処か、ニガイ物を感じずにはおれなかったのだが…。
ひと先ずは、マスターのカラダの調子が早く善くなるコトを祈りつつ。
…私たちは、面会可能時間が終わるよりも少し早くに、病院の個室を後にした。
*終了。