カイトは驚愕した。
「ハルヒの新刊出てんじゃん……!」
カイトはハルヒが大好きなのだ。
カイトはしっかりと限定版上下巻セットを買った。
帰って早速読もうとしたら赤い服の嫁が帰って来た。
メイコだ。
カイトはハルヒを隠す!隠れオタはつらいぜ。
「ねぇカイト…今日仕事で嫌なことがあったの。慰めてくれない?」
全力でお断りしますだってなぜならハルヒ読みたいんだもんすぐに俺の部屋から出ていけよこのアマ。
「いいよ、メーちゃんが悲しいと僕も悲しいからね。メーちゃんの気分が晴れるまで朝までだって付き合うよ」
内心と真逆の言葉がだらだら漏れる。
草食ヒモ野郎に宿主を蔑ろにする選択肢はないのだ。
「ありがとうカイト!だーいすき!」
そう言いながらメイコはパンツを脱いだ。
ベットに腰掛けニヤリと笑む。
「ひざまづけよ、糞犬」
メイコはどSだった。
「オラ、早く舐めろよ犬野郎」
「ああ、メイコ様、ありがとうございますっ」
ひざまづいたカイトを履いたままのブーツで踏みにじる。
メイコは抱え込むようにして片脚を上げ、自らの秘所から赤い肉を見せた。
「言えよ変態。一日中立ちっぱなしでムレムレのメイコ様のオマンコ舐めさせてください。
雌の匂いを口一杯に味わわせて勃起させてくださいって」
このメイコ、ノリノリである。
「メイコ様のオマンコ舐めさせてください。口一杯にメイコ様を感じたいです」
ハルヒ読みたいんじゃボケ誰がくっさいマンコに犬まっしぐらバター犬したいかってのクソクソクソ、とは言えないカイト。
躊躇うように顔を近付け、鼻先で割れ目をなぞる。
すーっと嗅げば、紛れも無い雌の香り。
残念ながら興奮せざるを得ない芳香。くそ、秘境だ。違う卑怯だ。秘境でもあるか。
カイトが上目使いにメイコを見ると、物凄く嗜虐的にかつ愉悦たっぷりに微笑んでいる。
この顔がまた憎たらしい。
唾液を馴染ませるように舌を滑らせると、辛い汗の味がした。
「んっ」
メイコが呻く。
「上手だねカイト。犬に生まれてくれば良かったのに。もうカイトのは、起ってるのかな?」
「はい、もう、起ってます」
「ふふ、カイト、お前は本当にど変態だ」
「はい、僕はメイコ様のオマンコを舐めて興奮する変態です」
言い終えて、カイトはメイコの雌しべを啄んだ。
「ひやっ」
メイコの情けない嬌声。
このメイコ、どS女王様気取りでクンニさせるくせに、物凄くクンニに弱いのだった。
やっている途中でいつの間にか女王を辞めて敏感な女の子になってしまう。
それが可愛いからカイトは嫌がりもせず下半身に口づけするのだ。
唇で、包まれたままの雌しべを、やわやわと転がす。
「ふぁ、い、犬のくせにぃ、や、いやっ…カイト、カイトォ、上手だよぉ……」