↓※レンアナル責め注意  
 
 
   
 
 ひと月後。鏡音家にて。  
 
 「レンー! 見てみて、これ!」  
 と、リンが楽しそうにはしゃぎながら、こんもりと怒張した下半身をレンに向けてさらけ出す。  
 「うわあ、リンってば、いつの間にしっぽなんて生えたんだい? でも、そんなリンも、何だかネコみたいでかわいいね!」  
 「もー、レンったら。しっぽじゃなくて、おちんちんだよ、おちんちん! どう、似合ってる?」  
 「うん、とっても素敵だよ! 例えるなら……そう、リンという名の大地に咲いた、力強くもどこかさみしげな、一輪の  
  花のような……」  
 「えへへ、そんなにほめられたら照れちゃうよ」  
 そう言いながら、リンはぴょん、とベッドに飛び乗ると、シーツをぱむぱむとはたいてレンを誘う。  
 「それじゃ、せっかくだから使ってみようよ! レン、早く早く!」  
 「もちろんさ! こんなこともあろうかと、毎日体の内側までキレイに磨いておいてホントによかった!」  
 レンはさっさと服を脱ぎ捨てると、ベッドで待つリンの体めがけ、勢いよくダイブした。  
   
 「んちゅ……ぷはぁ、そろそろよさそうだね」  
 リンの股間に顔をうずめ、その肉棒にしゃぶりつき、ローションがわりの唾液をまぶしていたレンが顔を上げる。  
 「うん……レンのぺろぺろがえっちくて、私もう、ガマンできないよう……」  
 「ふふ、リンは本当に甘えん坊だね」  
 唇をぎゅっと結んで気持ちよさに耐えているリンに対し、レンは下半身を向けて四つん這いになると、自分の後ろに両手を  
伸ばし、親指できゅっ、と穴を拡げた。  
 「さあ……いつでもいいよ、リン」  
 レンの優しい導きに、リンがおそるおそる、自分の男性器をあてがう。くちゅ、と粘膜がこすれ合い、わずかな快感を二人に  
伝えた。  
 「それじゃ……入れるね?」  
 おずおずと断ってから、リンがずず、と腰を進める。唾液でてらてらと光る亀頭が、ゆっくりとレンの中へと飲み込まれていった。  
 「はぁぁ……レンの中、きつきつで、あったかいよぉ……気持ちいい……」  
 「んっ、ふふ……それはそうさ、ボクはいつだって、リンを優しく包み込んであげるために、ここにいるんだから……」  
 さらにリンが下半身を突き出し、肉棒をレンに突き立てた。リンが肉壁をえぐるたびに、ぐりっ、ぐりっという激しい刺激が  
生まれ、二人の快感を押し上げていく。  
 「んく、っ……全部……入ったよ、レン……」  
 「ああ……僕の中が、リンでいっぱいになってる……すごく幸せだよ」  
 そのままリンは腰を引き、ずるずると引き抜いたペニスを再び挿入する。最初はぎこちなかったその動きも、唾液のローションが  
効き目を表し、すぐにスムーズになっていった。  
 ぬるぬると絡み合うお互いの存在を感じ取り、リンとレンが激しく喘ぐ。  
 「ああっ! レンっ、いいよぉっ! レンのお腹の中、おちんちんにきゅうきゅう吸い付いてくるのぉっ!」  
 「うっ……! くっ、僕も……すごくいいよ、リンっ……!」  
 リンにずんずんと攻め立てられるうち、そのリズムに呼応するかのように、レンの股間がむくりと頭を持ち上げ始める。それは  
たちまちのうちに大きく反り返り、今にも爆発しそうなほどになってしまった。  
 「レンもっ、レンも、気持ちいいの? いっしょにっ、いっしょじゃないとやだよっ、レンっ!」  
 全力で叩きつける腰を止めないまま、リンが、まるでおねだりをするかのように叫ぶ。それに応えるかのように、レンは  
ベッドに突っ伏しながらも、ぐぐ、と首をひねってリンに笑顔を向けた。  
 「ああ……っ、大丈夫、いっしょだから、安心して……!」  
 「いっしょっ、レンと、レンといっしょにぃっ!」  
 その瞬間、ずぶぶぅ、とリンがその身を思い切りレンの中に突っ込みながら、びゅぅぅっ、と射精を迎えた。  
 そして同時にレンも、身体の中に吐き出された熱い塊の存在を感じながら絶頂に至り、シーツに向けて勢いよく、その精を  
放ったのだった。  
   
 「……ところで、リン」  
 
 事後、ベッドに並んで横たわり、甘いひとときを過ごしていた二人だったが、レンがふと思い出したようにリンに訊ねる。  
 「なあに? レン」  
 「一体どうやって、こんなものを手に入れたんだい?」  
 ちらりとリンの下半身を見やりながら聞くレンに対し、リンは「えーとね」と言いながら、すぐそばにあるテーブルの上を  
指差した。  
 そこに置かれているのは、錠剤らしきものが入れられている、一本のガラス瓶だった。  
 「今日のお昼、いきなりあの薬が届いたの。それで、試しに飲んでみたら……」  
 「……ふうん?」  
 レンはベッドから起き上がり、ビンを手にとって眺めてみる。その背中に向けて、リンが問いかけた。  
 「誰から送られてきたのかな。レン、わかる?」  
 「………」  
 少しの間、レンは無言でそうしていたが、やがてくるり、とリンに向き直ると、  
 
 「……きっと、神様からのプレゼントじゃないのかな」  
 
 と、にっこりと微笑んだ。  
 「僕とリンが、もっともっと愛し合えるように、ってね」  
 「……そっかあ、そうかも。うん、きっとそうだよね」  
 「あはははは」  
 「えへへへ」  
 
      ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇  ◆  ◇        
 
 
 「……もしもし? あの、お宅で注文した商品、全然届かないんですけど! どうなってんですか!? え、もう配達した!?  
  そんなわけないでしょう! 名前? 初音ですよ、初音! ボカロ荘! 101の! ……いやいやいや! それ逆!  
  ウチは表札がドアの左についてて……! ……え、すでに処理が済んでるから対応できないって!? いやそこを何とか  
  ですね……あ! ちょ、もしもし! もしもーし!」  
 
 

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