注意書き
・マス×リン→リン×レン
・陵辱→近親相姦(多少暴力表現あり)
・鏡音レン目線
・マスターがクズ
・リンちゃん崩壊
・レンきゅんも崩壊
・文章が稚拙
僕はわくわくしていた。今日は僕らがマスターに届けられる日。マスターはどんな人かな、どんな歌を歌わせてくれるのかな。小さな箱の中で、大きな期待を胸いっぱい抱えて、リンと早く歌えることを望んでいた。
「「こんにちはマスター!!」」
「鏡音リンです!」
「レンです!」
箱が開いた瞬間、元気よく挨拶する。しかし、返ってきたのは優しい笑顔でもなく、温かな出迎えでもなく、舌打ちと「うるっせえな…」という呟きだけだった。
僕らのマスターとなるその男は、煙草を咥えたまま気怠そうに、乱雑に僕らをダンボールから引っ張り出した。値踏みするようにジロジロと見た後、吐くように言った。
「本当にお前らで金が稼げるのか?オラ、ちょっと歌ってみろよ」
顎でリンを差すも、リンは突然の乱暴に萎縮して何も言えないようだ。あ、う、と言葉にならない言葉を発するリンに、苛立ちを見せながらマスターが近寄る。慌てて僕がリンの前に立ち、マスターに言う。
「僕らは、歌を与えられないと歌えないんです。マスター、曲を作ってくれませんか?」
できるだけ笑顔で、丁寧に。物腰柔らかな態度で接すれば、誰だって落ち着いて話しができるはず……
直後、鈍い音と共に鋭い痛みが脇腹をえぐる。横倒れになり、上手く呼吸のできない僕を見て、リンが甲高い悲鳴を上げる。
「ふざっけんな!俺に曲作れだぁ?!何様だてめーはよぉ!」
マスターはそう言うと、続け様に僕に蹴りを入れる。やめて、と声上げても止まらない暴力。リンが「もうやめてぇ!!」と、泣きながらマスターに近寄り腕をとる。
「うるっせえんだよ!どいつもこいつも、バカにしやがって!!」
マスターが腕を振り払うだけで、リンは簡単に床に叩きつけられる。
「マス…ター、お願い、リンには、手を出さないで……」
振り絞るように出したその声はマスターに伝わったようで、僕への暴力が止まる。
「なんだお前?自分より女の心配か?……なら、こっちの方が、お前には苦痛だなぁ?」
卑下た笑みを浮かべたと思うと、横たわるリンを無理矢理抱きかかえる。そして、僕の前で一気にセーラー服を引き裂いた。
「い、やぁぁぁぁあああああ!!!」
「でけぇ声出すんじゃねえよ。てめーもこんな格好、人に見られたくないだろ?」
マスターがリンの口を抑える。リンの両手を後ろ手に纏めると、先ほどまでリンの胸元にあったリボンできつく縛った。決して大きくはないけれど、綺麗な膨らみが強調される。リンは顔を真っ赤にして、俯きながら泣いている。
「やめて、やめてよ…!」
痛みで上手く起き上がれない僕は、懇願するしかなかった。そんな僕を見て、マスターは薄ら笑う。
「別に取って食やしねぇよ。てめーだって女の体見られるんだからいいだろ?」
マスターがリンの体を弄り始める。未熟でも、柔らかそうなその胸は手の動きに合わせて形を変える。そして、小さな乳首を摘まんでは小刻みに振動させると、リンの反応が変わった。
「んぅ、ぅあっ、あ…!」
リンの様子がおかしい。最初は痛みに顔を歪めてたのに、頬を紅潮させて、甘い声出して。これじゃあまるで……
「感じてるみたいだなぁ?」
マスターが言う。リンの乳首に口付けて、ちゅばちゅばといやらしい音を響かせて吸う。
「ひゃ、あぁ…!や、めぇ、んんっ」
リンは抵抗してるつもりかも知れないけど、完全に煽ってるようにしか見えない。こんなこと、嫌なのに。こんな状況、リンも望んでいないのに。意思とは関係なく、股間が熱くなるのを感じた。
「そろそろいい具合か?」
胸を弄っていたマスターの手が止まり、下腹部へ移動する。カチャカチャとベルトを緩めると下着ごとズボンを引き下ろし、リンの秘所が露わになった。
「ははっ、すげえな。ケツの穴までびしょ濡れじゃねえか。なぁ?」
「や、やだぁあ!お願い見ないで!お願い…!」
無理矢理脚を開かさせられたリンの秘所が僕の目の前に。ヒクヒクと震える充血した女性器、鼻にまとわりつく雌特有の匂い。光る液体が、リンが感じている証拠だと、僕にもわかった。
マスターの指がリンの秘所の上を動く。ぷっくりと勃ったクリトリスにあたるたび、嬌声とともにリンがビクビクと跳ねる。ゆっくりと指を沈めていくと、リンの表情が歪む。
「いっ、痛いよぉ…!」
「ちっ、うるせえなぁ…。そうだ、お前ちょっと舐めてやれよ」
マスターはそう言うと、僕の首を掴みリンの下腹部へと放る。僕の口元に、リンの大事なトコロ。思わず生唾を呑む。
「ほら、愛しい女が痛みに苦しまねえよう、さっさとやれや」
これは、リンの為。そう、リンが痛くならないように。きっとこの後、リンはこの男に犯される。無力な僕にそれを止めることができないなら、少しでもリンの苦痛を和らげてあげたい。
……なんて、言い訳。リンが制止の声を上げてるのも聞かず、夢中で貪った。
可愛らしく主張するクリトリスを舐めて、吸って、甘噛みして。溢れてくる愛液を零さないよう啜る。
リンの声に色が付いてきた。マスターに弄られていたときとは微かに、でも明らかに違ってる。それは、僕がしてるから、って思ってもいいのかな…。
割れ目に舌を入れ込み、リンを堪能する。リンもいつしか僕の名前を呼んで喘いでいる。
甘いリンの声、香り、味。甘い夢を見ているようだ。
「よし、もういいな。オラ、どけよ」
その低い声に、すぐさま現実へと呼び戻される。
僕の頭を掴んで放り、代わりにリンの頭を掴んで自分のペニスを無理矢理、リンの小さな口に差し込む。
「歯ぁ立てんじゃねーぞ」
んぐ、ぐぅ、とリンが苦しそうに声を漏らす。
マスターが一方的なイマラチオでペニスを勃起させると、窮屈そうなリンの秘所へとそれを当てがう。そして一気に貫くと、悲鳴のようなリンの声が部屋中に響き渡る。
「いたっ、あっ、ら…め、あぅ…っ」
「っは、やっぱキツイなー。すぐ出そうだわ」
破瓜の痛みにぐったりとするリンを、マスターがお構いなしに激しく貫く。
パンパンと肉と肉がぶつかり合う音に、響く水音。マスターがリンの肩を持ち、ぐるりと体勢を変える。
上になったリンが、自ら腰を振り出す。
「あん、気持ちいい…っ!」
突然のリンの言葉に、驚愕する。この状況で気持ちいいだなんて。
「気持ちいいよぉ、レンっ、レェンっ!!」
「あー、頭がイッちまったか。まぁ締まりも良くなったから別にいいけど」
リンが壊れてゆく。この辛い現実を受け入れる為に、リン自身を守る為に。
何時の間にか両手の拘束が解けたリンが、マスターの胸元に手をあてる。いやらしく腰を揺らすリンは官能的で、僕の知ってるリンはそこにはいなかった。
リンが上下運動するのに合わせて、マスターが下からリンを突き上げる。次第に激しくなるその動きに、二人の息も上がっていく。
「く、もう出る…っ!」
マスターがそう言った瞬間、リンの腰を掴んで数回大きく突き上げた。にゅるり、とリンの秘所からペニスが抜かれると、薄い白濁色の精液が溢れてきた。
「っあー、すげぇ気持ち良かったー。…ん?なんだお前、勃起してんのか?」
マスターが僕の方を見て言った。ふと指摘されて、急いで前屈みになる。双子の姉が強姦されたのを見て勃つなんて、僕は変態だ。それを、こんな男に見られるなんて、屈辱以外の何者でもない。
「ははっ、てめーも思春期だもんなあ?…いいぜ、大好きな女とやらせてやるよ」
横たわるリンを起き上がらせて、僕に押し付ける。大好きなリンが、僕の腕の中に、裸でいる。
「ん、あ…?レン、だぁ…。レン、好き、大好き……」
おもむろにリンが僕に口付ける。引き剥がそうにも、甘い痺れが脳を刺激して体が上手く動かない。
「あはっ、レン、まだ元気なんだね!リンで感じてくれるなんて、嬉しいな……」
リンの小さな手が、僕の股間をさする。リンは器用に僕のズボンをずらすと、先程より膨張したペニスを口いっぱいに頬張る。
「リン、お願い…、やめて…」
リン柔らかな唇が、舌が、とろけそうな程気持ちいい。僕の脳みそまで溶かしてしまうんじゃないんだろうか。だって、すでに、理性なんか捨ててリンとひとつになりたくて仕方がない。
「レン、レン…。もう我慢できないの。リンのココに、レンのを入れて?」
リンが膝立ちになり、自ら秘所を拡げる。リンの腹に、胸に、首に、そして唇にキスをしてゆっくりと結合する。生まれて始めての快感と幸福感。
温かなリンの中は、狭いのに驚く程、僕にピッタリとはまっていて。抱き合いながら刻まれるリズムに酔いしれ、鼓動を早めてゆく。
リンの潤んだ瞳も、濡れた唇も、しなる肢体も、全てが僕を興奮させる。不規則な律動は激しさを増し、限界へと導いていく。
「リンッ、リンッ!イクよ!」
「レンッ、きて、リンの中に、いっぱいちょーだい…!!」
リンの最奥を突いた瞬間、リンの中が、きゅううっ、とキツくなる。それに合わせて僕もリンの中へ精を吐き出した。
気づくとマスターはいなかった。コンビニにでも行ったのだろう。
リンが僕の手を握りながら言う。
「レン。リンね、レンと一緒にいられるのが一番幸せ。だから…ずっとそばにいて…」
「僕もだよ、リン。僕にはリンが、リンだけがいればそれでいい……。」
リンの手を握り返して言う。
「だから……此処を出よう。ずっと、二人きりでいられる所へ行こう……」
行く宛てはない。道標だってない。繋いだ手からは、お互いの体温しか感じられない。
けれど今は、それだけあればいい。
沈む夕陽と共に、僕らは闇に向かって走って行った。