「うーんうまくいかないな」
ちょっと疲れてきたのでいったん手を休める。
「あえて適当にやったらどうだろう」
思い付きで色々カチャカチャやっているといきなり画面が強く光った。
「目が!目がぁあぁ!!」
目を押さえて転げ回る。
「大丈夫ですか?」
なんか声が聞こえてきた。
「あぁ、大丈夫だ……」
マスターが声のする方を見るとそこにはふくらはぎあたりまでとどくくらい長いツインテール、髪の色はシアン、中学3年くらいの女の子がいた。
「よかった」
無事とわかりニコッと可愛く微笑む。
「ミク?」
「はい?」
「もしかしてミクなのか?」
「はい!そうです私がVOCALOID2初音ミクです!」
マスターの問いに元気良く答える。
「あ、ありのままに(ry」
「落ち着いて下さい、とりあえずこれあげます」
ネギの形をしたチョコを渡された。
「あ、ありがとう」
「本当はお兄ちゃんのだけどいつもお世話になってるマスターにプレゼントです♪」
チョコを渡すとパソコンの中へ帰っていった。
「チョコはある夢じゃない」
チョコはネギの味しかしなかった。
「どうやったらこんな味になるんだ?」