それはつまり…  
YOUWIN!  
「しゃあ!俺最強!」  
カイトがガッツポーズをとる。  
「くしゅん!…あ〜ん、兄ちゃん卑怯〜」  
アイスでビッチャビチャのミクはぶるぶる震えていた。風邪引いてるのに無茶するから…。  
「馬鹿め。敵の弱点を突くのは常套手段だ」  
「私より、風邪引いても休めないストリートファイトをボーカロイドにやらすマスターが馬鹿だよ…」  
「ま、ノースリーブを恨むことだな」  
ノースリーブとヒンヌーが相俟って、胸元に何個もアイスが滑り込んだ事が敗因なのは誰の目にも明らかだった。いや、風邪のせいか。  
「とにかく、私負けたし帰る…あ〜頭痛いし寒い〜…」  
が、帰ろうとするミクの肩を、カイトはがっちり掴む。  
「まてミク。アイスをどうするつもりだ」  
「はぃ?アイスって…もう融けて無くなっちゃったよ」  
「ばかもん。融けてもアイスはアイスだ、ちゃんと食え」  
「う〜、私もう兄ちゃんの冗談付き合える余裕ない…頭痛いんだから早く帰らせてよ…」  
「む、そうか…ならしょうがない。俺が全部舐めよう」  
「ふぇ?」  
大丈夫、すぐ終わるから。呟きながら、首元に付いた元ソフトクリームの汁を舐める。  
「きゃ!ちょっ、」  
楽器でならした滑らかな指遣いで、タイを緩め服を脱がせる。あれ、ノーブラじゃん。  
「いや!寒っ!やめてってば…あ…」  
首から伝ったアイスは鎖骨に沿って肩の方へ向かっていた。  
蟻さんになった心地で、アイスの軌跡を舌で辿る。  
「や、やめてよぉ…」  
「ん、もうちっと我慢しろな」  
首にマフラーを巻いてやる。  
服を更にはだけさせると、アイスの棒が数本、ぽたぽたと地面に落ちた。あたりはなかった。  
乳首がツンと立っている。寒いのか、それとも感じてるのか。  
「なんでブラしてないんだ?」  
「…この服、すぐ、横から紐とかはみ出すから」  
付けないでもし乳首でも見えたらよけい困るんじゃね?ま、いいか。おかげでよりエロい。  
肩口から入り込んだアイスは、少し下、布のゆとりが少ないウエストのあたりに溜まって、そこでとけたらしい。  
ミクのほっそりしたウエストに舌を這わせる。  
「あ…やだぁ…」  
ミクの腕が、俺の頭を抱き締めるように回される。言ってる事とやってることが逆だぜぇ。  
ミクが、甘い。  
スカートを脱がせると、縞パンの前が染みパンになっていて。  
「…あの、ミクちゃん、一つ質問が」  
「え…何」  
「この染みはアイス?それとも」  
「アイスですぅ!」  
ぬっふっふっ。熱で浮かされてるのかな?ノッテきたじゃない。  
ちなみに今更だが、先ほどのストリートファイトは河原での試合だったため、俺がミクをペロペロしてるのも河原。  
よってリンレンの車高の高いロードローラーで酒を買い出しに行ったメイコが川沿いの道でも通ろうもんなら一発で見つかります。  
ガッシャーーン  
脳天で酒瓶らしきものがガga01010001  
「リン、轢いちゃって」  
「あいあい」  
ごーんごーんごーんめりめりばきばきぶちゅぐちゃ  
「…けほけほ。あれー、風邪悪化したっぽいナー。私帰るね」  
「待ちなさいミク。レン、カイトの尻に挿さってる葱抜いてよこしな」  
「がってん」  
「ひっ…ちょっ、使い回しとか…あっアッー!」  
みたいな感じですか?  
 

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