「お兄ちゃん…、…遅い」  
「あきれた。まだ八時よ?」  
「晩ご飯の時間は、七時だもん」  
「そりゃ仕事だからさ。ちょっと遅いくらい」  
「七時だもん」  
「あー…、あのさあ? いくらなんでもカイトだってアンタばかりを構ってられやしないと思うの」  
「…、なんで?」  
「何でって。…アイツは生まれてすぐマスターに恵まれたアタシらと違って、長い間、ほ  
っとかれてたのよ? 歌う事が本能みたいなアタシ達VOCALOIDにとって、それは  
とても不幸な事でしょ。だから、今は仕事が一番。嬉しくて仕方がないんじゃない? 夢  
中になって当然。他の事なんか目に入らないわよ」  
「一番…、しごとが?」  
「まー、アンタもおにいちゃん離れする時期ってことでしょ。…あっ」  
「お、ただいまー」  
「お帰りなさい、マスター! 遅かったじゃない?」  
「ただいま」  
「カイトもお帰り」  
「お、お兄ちゃん! お帰りなさい!」  
「ただいま、ミク」  
「え、あの、えとねっ! その」  
「おーい、カイト。ちょっとこっち来てくれないか?」  
「あ、ハイ。何ですか、マスター?」  
「あ。 ……。」  
「ちょいこれを見てもらいたんだが」  
「これですか? そうですね…。……、マスター」  
「どーだ?」  
「正気ですか?」  
「ちょっと! 帰ったとたんに仕事話? 男二人で熱心なのはいいことだけど、晩ご飯はどーしたのよ?」  
「ん? 食べて帰った」  
 
「…。おにいちゃんのバカイト」  
 
 
4−  
 
 
「いやー! 良かったぞ? カイト」  
マスターが爆笑しながら、拍手と終了の合図を出した。  
モウカンベンシテクダサイとついて出そうな言葉をひっこめ、コートを羽織り帰り支度を  
する俺の肩を、マスターが珍しくぽんと叩いた。  
「おつかれ」  
「?」  
「うん、おつかれ」  
マスターは満足げに微笑んでいる。肩に置かれた手を不審に思い、「ありがとうございます。  
それで次はナニを?」と先んじて尋ねる、すると返ってきた答えに俺は目を見開いた。  
「いや? 特に考えてない」  
「え?」  
「んー」  
マスターは考えるときの頭髪を手で掴みもしゃもしゃと掻き乱すポーズで告げる。  
「まあ、とりあえず今日は帰って休もうな」  
 
そんなマスターにどことなく引っかかるものを感じたが、追求することなく家路につくと、  
玄関のところでMEIKOがいた。  
なんだかこうやって顔を合わせるのが久しぶりな気がする。  
「ただいま」  
「や、おかえり」  
「どうしたの? その格好」  
 
MEIKOは気合いの入った格好で、エナメルの紅いピンヒールを履いているところだ。爪先に靴を引っかけたまま、おかえりとこちらを見上げる。  
「うふん」  
「なんだ? もう準備万端か」  
MEIKOは意味ありげにウインクし、答えは苦笑しているマスターが返した。  
「たまには外の良いところへ呑みに行きたいんだと」  
「そ♪  
 と、い、う、わ、け、で。アタシはこれからマスターとデートしてくるから。留守番よろしく〜!  
 ミクが寂しがってるわよ?」  
「悪いな、カイト」  
「いえ」  
 
−ミクが寂しがってるわよ?−  
 
慌ただしく再外出したマスターとMEIKOを向こうに、ぱたと玄関のドアが閉じると、  
俺は不意に落ち着かない気分になった。なんだかそわそわする。  
なんだコレ?  
マスターを今から呼び戻そうかとも思ったが、気合いの入ったMEIKOの姿を思い出すとためらわれる。  
リビングに灯りが着いていた。  
 
TVがついている。バラエティ番組の笑い声が聞こえる。  
「ただいま」  
やはりミクは居た。  
ソファに座って、TVを見ている。  
それだけで無条件に嬉しくなって隣に腰掛ける。  
が。  
「……。」  
あれ?  
俺、いまさっき『ただいま』って言ったよね?  
「ミク?」  
ミクの反応の無さにのぞきこむと。  
 
にらまれた。  
 
「……え…」  
 
「ナニか?」  
 
ミクが立ち上がる。  
つられて立ち上がるのを、ミクは全身で拒絶した。  
「だいっきらい」  
その声質は、あまりにも硬くて、最初、ミクが何を言ったのか理解できなかった。  
「え」  
だから、ミクははっきりと言った。  
「いまさら優しいフリしてくれても、もう知らない!」  
 
「わたしはお兄ちゃんが大っ嫌いです」  
 
 
 
ガチャと玄関の開く音がした。  
 
「ただいま、…お? カイト、なんでそんなとこに突っ立って…」  
「あれ? カイト、アンタ…え? え?」  
「!!」  
「どうしたのよ! ちょっ、大丈夫!? マスター!?」  
 
 
朝が来た。  
壁に掛けてる時計の針が7と12を指すのを、ミクはばっちり見て、おもいっきり頭から  
布団をひっかぶった。  
絶対起きてやるもんか。  
お兄ちゃんが来たら、ネギ枕をぶつけてやる。  
もちろんこれは、起床時間の7時を過ぎてミクがお寝坊した時にはいつもお兄ちゃんが起  
こしに来てくれることを念頭に置いた上での思考である。  
VOCALOIDに睡眠は必要ないが、マスターの睡眠時間活動時間に合わせてスリープ  
モードに入るのが一般的だ。  
マスターの起床時間は日によって違うし、あのマスターがきっかり7時に起きてくるワケ  
ではなかったが、それでも起床時間はマスターが朝食を食べる午前7時に決まっていた。朝食はみんなそろって食べるのだ。  
ミクは、それをぶっちしてやろうと画策しているのだ。  
お兄ちゃんが悪いんだもん!  
そーよ。お兄ちゃんなんかマスターとお仕事とお仕事と一緒にご飯食べてればいいのよ。  
誰がそんなお兄ちゃんなんかと、お兄ちゃんなんかと一緒にご飯してやるもんか。  
「……。」  
ミクはのそっと布団から頭を出して、視線の先にある部屋のドアをじーっと見た。  
きっと今、リビングの方ではマスターがやってきて  
「おはよ」「寝坊よ、マスター」「ん? ミクがいないじゃないか」「ああ、俺が起こしてきますよ」  
みたいな会話しているに違いない。  
 
廊下を歩くコツコツという足音が聞こえた気がして、ミクはばっと布団を被った。  
これは自分の尊厳をかけた戦い、なのである。  
わたしの怒りをお兄ちゃんに思い知らせてやるの、である。  
お兄ちゃんが自分の間違いに気付いて反省しまくるまで許してやらないんだから!  
……。  
そうは思えど、ドキドキする。  
どきどきどきどきどきどきどき。  
気付けば三分、経っていた。  
遅くない?  
いや、もうちょっと待ってみよう。  
起き上がって、ベッドの上にお座りして待つ。  
この時点で、すでに最初の目的を忘れかけているミクだが、それでもちょこんとお座りしてます。  
上を向いていた時計の長針が、一気に真下へやってきた。  
7時30分になりました。  
7時45分になりました。  
8時25分になりました。  
 
「ただいま」  
マスターが帰ってきたのを待ちかまえていたメイコが、リビングから飛び出てきた。  
「どうだった?」  
「本社のメンテナンスをお願いしてきた」  
「それで大丈夫なの? カイトのやつ」  
「ああ、元々カイトはメンテの時期だったんだ。  
 そこに過度の稼働条件が重なり、システム不全を起こしたのだろう」  
「アタシのメンテは三日で終わったけど、…どれくらいかかるかしら?」  
「分からない」  
マスターは首を振る。  
「うかつだった。俺はメイコにもああいう使い方はしたことが無かったのに」  
メイコは言葉に詰まり、そして気付いた。  
 
「ミク」  
 
「アナタ、いつの間に」  
 
考える時間だけは山ほどあった。  
VOCALOIDは人間と違い、自ずから消去しない限り、記憶を『忘れる』ことが無い。  
かならずどこかのデータフォルダに遺っている。  
「どうやったらこの見事な酷使っぷりが再現出来んだー?」  
メンテナンス担当の古泉さんが、逆におもしろがりながらも尋ねてくる。  
「まー、こっち帰ってきてメンテしてくれんだから別にイイんだけどね」  
メンテナンスはほんの一週間で終わった。  
「ホイ、これでばっちぐーよ?  
 VOCALOIDは繊細なんだから、これからも手遅れになる前にこまめなメンテを忘れずにな」  
「ありがとうございます」  
「…。なあ? どっか、まだ調子悪いトコあったりすんの?」  
「え? イエ…そんなことは」  
−わたしはお兄ちゃんが大っ嫌いです−  
「そうかあ? 俺にはどーも、KAITOお前が本調子になったようには見えないんだが」  
古泉さんは真顔で言う。  
「メンテナンスは完了したのでしょう?」  
だったら、ドコも悪くはないはずですよ。  
微笑みを作る俺。  
古泉さんはどこか解せないという表情でいたが、やがて何を思ったか、  
二つほどウンウンと腕を組んで頷いた。  
「そんなKAITO君に素敵なニュースだ!」  
 
「もうすぐ、新しい子が出来るよ」  
 
新しい? 子?  
 
「初めて、聞きました」  
「まだ社外秘だからなー」  
けろっと機密情報を吐露して、古泉さんは「嬉しいだろ?」と聞いてきた。  
「初音ミクのヒットで開発陣に弾みがついたらしい。  
 セカンドはこれまでに無いすげーのを作るんだって、意気込みまくってんぞ?  
 なあに、社外秘ていってもKAITOはうちの子だ。  
 よし! これから新しいキョウダイにアイサツしに行こうぜ!」  
 
「ちわーっす。お仕事ご苦労さんでーっす」  
「また君か…」  
チーフらしき研究員が眉をしかめる。  
だが、古泉さんが持ってきたドーナッツを差し出すと、渋い顔のまま受け取った。  
「頑張ってる開発チームの皆さんに、差し入れっすよ」  
「いつもありがとう、だが…」  
受け取った後、俺に気付く。  
「君は、…KAITO、CRV2か」  
「メンテで帰ってきたんすよ。良い機会だから、セカンドちゃんに会わせてあげたいなーっと」  
ミクが『01−ファースト−』で、二人目だから『02−セカンド−』。  
「セカンドを見たいのは君だろう」  
開発チーフはやがて俺を奥へと促した。  
「2ndはまだ赤子にも成っていない、子宮の中の卵みたいなものだ」  
その部屋は、二つに区切られていた。  
研究員が調整を行うモニターの並べられた区画と、ガラスの向こう。無菌室。  
舞い上がった古泉さんがきょろきょろしている後ろで、俺は無菌室で寝ている『セカンド』を見つけた。  
まだ器となるべき身体をもたないセカンドは、剥き出しの核−コア−で存在し、モニタールームから伸びる多様な配線に繋がれている。  
俺も、ミクも、こうやって生まれた。  
 
何を間違ってしまったのだろう。  
 
今なら分かる。  
俺はミクの望む『兄』になりきれなかったのだと。  
 
けれど、俺は俺が『兄』である限り、ミクがほほえんでくれると思いこんでいた。  
思いこんでいた。  
再会したあの日、再会したあの時、ミクはちゃんと言ったじゃないか。  
『おにいちゃんは優しいから』大好きなのだと。  
−兄弟じゃなかったら−  
自分の事ばかりかまけて、ミクの事を二の次にしていた俺のどこが優しいお兄ちゃんでありえたのか。  
 
−わたしはお兄ちゃんが大っ嫌いです−  
 
俺は。  
何を勘違いしていたのだろう。  
 
−可能なら二度と会わずに生きる事を望んでいる−  
 
ミクは『やさしいおにいちゃん』を望み、俺に失望した。  
そんな単純な事に何故もっと早く気づけなかったのか。  
「会話してみるか?」  
開発チーフが声をかけてきた。  
ここのモニターはセカンドと繋がっている。  
モニター越しならセカンドとコンタクトを取る事が出来る。  
俺はVOCALOIDだから、プラグを繋げば電脳世界で直接話すことが出来る。  
もう、メンテナンスは終わった。  
戻ったとき、ミクは俺をどんな目で見るだろう。  
−嫌い−  
せめてでいいから微笑んで欲しいと願うのは、俺のワガママだろうか。  
俺は…。  
 
−深刻なエラーが発生しました− −深刻なエラーが発生しました− −深刻なエラーが発生しました−  
−深刻なエラーが発生しました− −深刻なエラーが発生しました− −深刻なエラーが発生しました−  
 
 
 
「ッ!?」  
部屋中のモニターがいきなり赤色に点滅した。  
「何が起こった!?」  
開発チーフの声で我に返ると、飛び交う研究員達の言葉で深刻な事態にあるのは2ndだと理解する。  
「データが異常な収縮活動を起こしています!」  
「ウィルス感染かっ!?」  
「ウィルス検索開始します!」  
「危険です! ここまま行くと203secで」  
「検索率80%! ウィルス反応無し!」  
「ああいい! とにかく2ndの基礎核だけでも救出しろ!」  
「無理です! 速すぎて捕捉が追いつきません!」  
「残り142sec!」  
「代われ! 俺がやる!」  
「チーフ! 異常値が更に!」  
「残り36sec!」  
36secの悲鳴が上がる。俺はそのとき、接続プラグを掴んだ。  
「KAITOぉお!?」  
古泉さんの声までで、聴覚が外界と隔絶される。ダイブイン開始。30secあれば。  
視覚が同時に切り替わると、俺はかつて無い電子の嵐に飲み込まれた。  
−キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ−  
くるくると猛烈な衝撃に意識まで吹っ飛ばされかけ、0.23591secのロス。  
踏みとどまり、見通しの効かない中、2ndの状況をサーチすると、とんでもない。  
「嵐のど真ん中じゃないか!」  
嵐の発生源そのものがつまり2nd。  
これは嵐じゃなくて、2ndの暴走が引き起こしたノイズなのか。  
「いや、ノイズじゃない」  
 
「泣き喚いているんだ」  
 
2ndが。  
 
 
こんなことがあるのだろうか。  
生まれたての人間の赤子が泣き喚くがごとくに、制御しきれぬ雄叫びを騰げている。  
収縮し拡張し端からブレて。  
落ち着かせようにもあやそうにも、中心部へは加速する嵐に弾かれて近づく事すら出来やしない。  
「なんてパワーだ」  
だがこのままだと間違いなく、2ndを包むコアが許容限界を超え、新しい存在である2ndもろとも…。  
一体どうすれば。  
「!」  
このときの俺の思考は『やぶれかぶれ』だったに違いない。近づけないの、なら!  
俺は俺の記憶から『子守歌』を検索した。  
…無い!?  
マスターの入力してくれたヤツにそれっぽいものがことごとく皆無、マジ無い。  
考えなくても無くて当然だが、マジで無い。そもそも、まともな歌すら一個も無い!  
子守歌で引っかかる歌詞は出てきても、メロディラインがワカリマセン。  
外部検索かけるにも、ここは開発室の隠蔽されたイントラネット。  
そこで。  
 
「……。」  
 
俺は、子守歌に限りなく近い、歌を、見つけた。  
 
♪〜  
 
 
 
ピ…  
 
 
ピ…ピピ…ピ…  
 
 
「…、エラーが…」  
開発室がしんと静まりかえり、やがて一人が呟く。  
モニターで赤い警告発光していたエラーメッセージが、片端から消えていく。  
 
−システムは正常に稼働しています−  
 
「うたがする」  
誰もがその歌声に気付いていた。  
現実でない仮想空間から歌が聞こえる。  
「これ、KAITOの声じゃ」  
「モニターをチェックしろ!」  
開発チーフの号令で、モニター画面が切り替わる。  
KAITOが歌っている。  
どこか聞き慣れた、懐かしい歌を。  
「………からす」  
 
 
 
KAITOが歌っていた。  
 
「七つの子、か」  
しんとした開発室の中で、チーフだけが懐かしげに曲名を唱えた。  
言葉に紡ぐその顔には、微笑みすら見受けられる。  
「KAITOが完成したとき、初めて歌わせた曲だよ」  
「良い声してるんすね、KAITOって」  
「はは、今更この歌を聴くことになるとは」  
もしかして、この人が作った歌唱データなのだろうかと古泉さんがふと思った時、モニタ  
ーを見ていた研究員が声を上げた。  
「チーフ! 見てください! 2ndが二つに!」  
「二つ?」  
見ると確かに、沈静化した2ndの姿が、二つに見える。  
いや、データを確認すると、2ndが二つある!?  
「コアの中でデータが二つに分裂した!?」  
研究員たちがどよめく。  
「急激な伸縮と膨張を短期で繰り返した結果、二つに分かれたままで固定されたのか」  
「ありうるのか、そんなこと」  
「詰め込みすぎたんだわ。初音ミクを超えるものを作り出そうと私たちはやりすぎた。  
 2ndの方が音を上げて暴走を引き起こすまでに。  
 二つに分裂してそれで落ち着いたのなら、これは奇跡としか言いようのない幸運よ」  
「奇跡を起こしたのが、同じVOCALOIDの歌声というのがすごいな」  
「歌声が奇跡を引き起こしたのか、それとも起こるべき偶然だったのか」  
「検証をするのは後にしろ、すぐに新しいコアの作成に取りかかるぞ!」  
 
開発チーフの声で、研究員達が動き出す。  
「二つに分かれたのなら、このまま二つで対として作り上げればいいだけだ」  
「双子ちゃんかよ」  
古泉さんが何もしていないのにたははと笑って座り崩れた。  
 
 
 
「やあ」  
 
暴走が収まり、そして歌い終え。  
目を開くと、二人の2ndが居た。  
意識のある状態で、電子の海の中、うつらうつらと眠りを紡いでいる。  
ほほえましく思う。  
開発室での会話は聞いていた。  
二つで対、最初から兄弟として存在できる彼らがすこし、うらやましい。  
双子が、眠りながらもこちらに注目しているのが分かった。  
歌って欲しいのかな?  
いや、彼らは自分たち以外の存在を知るのは初めてなんだ。好奇心が強い。  
…。  
…やさしい、おにいちゃん、か。  
俺はおかしいのだろうか。  
それでもいいと心の中でナニかが囁く。  
必要とされるならそれは、俺自身じゃなくてもいい。  
「俺はカイト。ええと…、君たちの兄だよ?」  
ただ、彼女の『兄』になりきるだけだ。  
 
 
ミクは夢を見ていた。  
リノリウムの廊下続く無機質な空間は、生まれた場所。  
探して探してすごく探して。  
夢から覚めた時、ミクは涙を流していた。  
 
見つけた、と思ったのに。  
 
ごめんなさい。  
 
おにいちゃん、ごめんなさい。  
それだけを言いたかった、のに。  
 
なんでうまくいかないんだろう  
 
 
<続>  
 

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