「レ〜ンレンリ〜ンリンこたつむり〜♪」
リンとレンがコタツに寄生しながらそんな歌を口ずさんでいる。
「お〜前のあ〜たまはど〜こにある〜♪」
「頭ならここにあるんじゃない?」
歌を止め、リンが反対側のレンの股間を、足をつかって軽く揉み解す。
「ちょ、ちょっリン!」
「カメさんのあたま〜♪」
「カメさんて…どんどんオッサン化しつつあるぞリン」
原因は演歌ばかり歌わせてるマスターのせいだとレンは確信している。
「ねぇ、レン」
「なんだよ。てかいつまで触ってんだよ」
手とは違う感触が性感を刺激されて、どんどん血流が偏ってくる。
「どうせならこのまま出しちゃえば?」
「え? マジで?」
「コタツの中で足コキされるなんて興奮しない?」
「そんなマニアックな性癖……悪くないかも」
というか、リンの足コキが気持ちよすぎる。
「自分だけ感じてないで私にも、ね?」
「う、うん」
レンもリンの股間に足先を這わせる。気のせいか、何か靴下に染みこんできた気がする。
「やん、レンじょうずぅ」
「俺も、すっげえいいやこれ」
単純に上手なのか、あるいは異常なシチュエーションに興奮しているのか、
とにかくいつもより気持ちよさが段違いな2人。
このままだとすぐに果てそう。そう思い始めた時。
「あれ? リンもレンも顔真っ赤だよ?」
「「!?!?」」
いつの間にかリビングにやってきていたミク。
「もうちょっとしたら収録やるから準備しろってマスターが言ってたよ」
「え? うん、分かった。もうちょっとしたらイク」
「あたしも、もうすぐイク」
「そう? じゃあ先に待ってるね」
まさかコタツの中で足コキ足マンが繰り広げられてるとは露程にも思わないミク。
後でやってきた2人が何故かズボンを履き替えてたけど、理由は知る由も無かった。
「めーちゃん、またコタツでお酒飲んでたでしょ」
「今日はまだ飲んでないわよ」
「おかしいなあ。なんかコタツからスルメの臭いしたのに」